大人気でクリック合戦が続いているソーシャルレンディング「Funds」。
従来の先着方式での募集に加えて、抽選方式での募集を始めることになりました!
今までと何が違うのか?徹底解説します!
後者についてはあくまでも問い合わせに対する回答にすぎず、Fundsを運営するファンズ社の公式な見解ではありません。
本記事の文責はすべて私、小心タロウに属します。
それでは始めます!
タップできる目次
Fundsの抽選方式の概要
まず、今回の抽選方式の概要と導入に至った背景をザックリ説明します。
(Fundsサイトの発表をすでに読んだ方は飛ばしてOKです。)
何が問題だったのか、どう解決するのか説明するよ!
従来は先着方式だけ
今までFundsの募集は早い者勝ちの先着方式だけでした。
先着方式は時間を自由に使える僕のような自営業者には都合が良い方式です。
しかし、世間一般の会社員諸氏にとっては、
- 仕事があるのに募集開始時刻にスタンバイとか無理ゲー
- 募集を夕方以降にされても残業あるから参戦不能
- 会社のPCで応募ってわけにいかないからスマホでやると、光回線の自宅PC組に勝てない
- 募集のたびにトイレの個室にこもっていると社内で不審者扱いされる
などなど、Fundsでの投資は極めてハードルが高い状況でした。
会社のトイレでコッソリ応募ってツイート、たまに見るよね。
クリック合戦への他社の対応
さらに、仮に募集に参加できても競争率が高すぎて投資できない。
いわゆる「クリック合戦」はFundsだけの問題ではなく、ほとんどの人気業者が同じ状況です。
当然、投資家からの不満の声は多く、ツイッターで見ていると、
- 投資できる気がしない
- OwnersBookのデポジット口座に入れてる金、ムダだから引き出す
- Funds無理、あきらめた、クラバンとクラクレに移す
といった投資家の悲鳴が、特にこの数ヶ月で増えています。
こういった中、不動産投資型クラウドファンディングのCREALは、1億円を超える大型案件を出すという対策を打っています。
また、同じく不動産クラファンのFANTAS fundingは、一度に複数の案件を同時募集することで、1案件あたりの競争率を下げるという対策を採りました。
FANTAS fundingは募集開始と同時に応募すれば、少なくとも1案件は取れるよね。
抽選方式とは?
そして、今回Fundsが打ち出した対策が抽選方式です。
抽選方式は過去にRenosyとLANDNET Fundingで採用例がある方式です。
その名の通り、
- 募集期間内に応募を募り
- 募集期間終了後に
- すべての応募者の中から
- 抽選で
- 投資できる人を選ぶ
というものです。
Fundsは抽選方式と先着方式の併用
Fundsの募集案件は、今後は次の2つのタイプに分かれます。
- 先着方式だけで募集する案件
- 抽選方式と先着方式で募集する案件
後者については、例えば募集総額が1億円の場合、
- 抽選方式:募集額4千万円
- 先着方式:募集額6千万円
のように募集を行います。
今までクリック合戦に参加すらできなかった会社員投資家に、抽選方式でFundsでの投資のチャンスを提供するということです。
もう、スマホを持ってトイレにこもらなくても大丈夫だね。
Fundsの抽選方式の流れ
それでは、Fundsの抽選方式はどのような流れで行われるのかを説明します。
募集開始から終了までのスケジュールだよ!
抽選方式の後に先着方式
前述の通り、抽選方式は必ず先着方式とセットで行われます。
現在のところ、抽選方式のみでの募集は予定されていません。
そして、セットの場合の募集の順番は、
- まず、抽選方式で募集を行う
- 抽選方式が終了してから先着方式での募集を行う
です。
そして、抽選方式で当選した人、落選した人ともに、先着方式でも応募できます。
ダブルチャンスになったってことね。
抽選方式の募集の流れ
募集の流れ、スケジュールは以下の通りです。
- 抽選方式の応募受付開始
- 応募期間は原則として5~7日間
- 抽選方式の応募締め切り
- 抽選実施→当選者発表
- 締め切り当日中の発表を予定
- デポジット入金済みの人はこの時点で投資確定
- 未入金の人は投資金をFunds口座に振り込む
- 抽選方式当選者の入金締め切り
- 当選発表の3営業日後
- 月曜日発表ならば木曜日締め切り
- 先着方式の募集開始
- 先着方式の募集終了(いつも通り瞬殺w)
抽選方式が完全に終了してから先着方式での募集を行うってことだね。
なお、応募期間は原則として5~7日間ですが、借り手企業などとの協議次第で前後する場合もあります。
Fundsの抽選方式の詳細と注意点
抽選方式の詳細や注意点などについて、Fundsサイトに書かれていない内容も含めて説明します。
独自情報もあるよ!
抽選方式の目安は1億円
抽選方式で募集が行われるのは、原則として募集総額が1億円を超える案件です。
ただし、借り手企業などとの協議次第では必ずしもこの限りではありません。
1億円以上でも先着方式だけの可能性もありますし、1億円未満でも抽選方式になる可能性もあります。
あくまでも一つの目安ってことね。
応募額の上限は100万円で1回だけ
抽選方式で応募できる投資額の上限は、投資家1人あたり100万円です。100万円を超えて投資することはできません。
そして、1人の投資家が応募できるのは1回だけです。
100万円×3回で300万円といったことはできません。
また、最初に10万円で応募したけれど、やっぱりもうちょっとと思って20万円追加といったこともできません。
個人的には上限を50万円くらいまで下げて、投資のチャンスをより多くの投資家に提供すべきだと思います。
応募後の変更、取り消しは不可
応募した後で投資額を変更したり、応募を取り消すことはできません。
募集期間は5~7日間
上述した通り、抽選方式の募集期間は原則として5~7日間です。
日数的にかなり余裕があるので、忙しい人でも安心です。
最終日に応募したからって抽選で不利になるわけじゃないから、余裕を持って投資できるね。
応募総額の表示はなし
RenosyやLANDNET Fundingでは、応募期間中にどれくらい応募が集まっているかが表示されます。
これを見て僕はいつも、あちゃ~、倍率3倍越えたから今回は無理だな、とか思っていました。(で、すべて予想通りになっていました。笑)
Fundsでは現在のところ、こういった表示を行う予定はありません。
ただ、今後の投資家からの要望次第では検討する可能性もあるとのことです。
ドキドキ感とワクワク感の盛り上がりにはつながるね。
クジ運が天文学的に悪い僕にはガッカリ感にしかつながりません。涙
当選者はシステムで自動抽選
抽選はシステムで自動的に行われ、人為的な操作は入らないとのことです。
抽選結果はメールで投資家に連絡されます。
仮にやってバレた時のダメージが大きすぎるから、Fundsもさすがにそういうことはやらないでしょ。
キャンセルはペナルティの可能性あり
抽選方式で当選したのに期限までに入金しない、つまりキャンセルした場合、今後の利用制限などのペナルティを課される可能性があります。
やっぱや~めた!というアンポンタンにはお仕置きが課される。
素晴らしいことです!
未入金分は先着方式分に上積み
仮に20万円で当選したアンポンタンがキャンセルしたとします。
この20万円は、抽選方式のあとで行われる先着方式の募集額に上積みされます。
つまり、こういうことです。
- 元々の募集額
- 抽選方式:4,000万円
- 先着方式:6,000万円
- アンポンタンが20万円キャンセル
- 実際の募集額
- 抽選方式:3,980万円
- 先着方式:6,020万円
先着組にはありがたいことですが、会社員など抽選組にはとんだ迷惑ですよね。
アンポンタンは市中引き回しの上、打ち首獄門でお願いします!
そっか。アンポンタン対策が必要だから、抽選方式の入金締切が終わってからじゃないと、先着方式の募集を行えないってことね。
当選者、落選者ともに先着方式に参加可能
先着方式には抽選方式で当選した人、落選した人ともに参加できます。
また、抽選方式には応募額の上限(100万円)がありますが、先着方式には上限はありません。
100億円でも1兆円でも投資できます!
個人的には当選者は先着方式参加不可にして、ソシャレンでの投資経験者を1人でも増やすべきだと思います。
Fundsの抽選方式を支持します
今回のFundsの抽選方式の導入を僕は支持します。
その理由を説明します。
個人的には中指立てまくりです!
ぶっちゃけ、個人的には抽選方式ファックユー!です。
僕は引きこもり系自営業者で24時間家にいるので、先着方式でノープロブレムです。
しかも、今までクリック合戦で負けたのは2回だけ。そこそこ強いです。
逆にクジ運は本当に最悪で、抽選方式は過去に2回しか当選したことがありません。
なので、抽選方式の導入は僕にとっては思いっきりアゲインストです。
抽選方式はタロウさんにメリットなしと言うか、はっきり言ってデメリットだけだね。
ソシャレン市場成長のため
ただ、今のクリック合戦状態を放置すると、ソシャレン=投資できないというネガティブなイメージが定着してしまいます。
それはソシャレン市場の成長に悪影響を及ぼし、僕たち投資家の不利益に必ずつながります。
逆に抽選方式を取り入れることで、ソシャレン投資の経験者を増やすことは、ソシャレン市場の成長に必ずプラスに働きます。
僕と同様に先着方式の方が有利って人もいるとは思いますが、中長期的な視点で今回のFundsの決定を支持しましょう。
支持するから短期で終わらないでね!笑
Fundsの狭き門は変わらない
ただ、抽選方式を導入したからと言って、Fundsでの投資が狭き門である状況は変わらないと予想します。
競争率は10倍を超える?
抽選方式の先駆者であるRenosyは、募集総額が1,500~2,000万円くらいの案件が大半でしたが、それらの競争率は8~11倍前後でした。
Fundsでは原則1億円オーバーで抽選方式ですので、仮に先着方式と半々として、1案件の募集額はRenosyよりも大きい5千万円程度になるでしょう。
しかし、Renosyが募集を行っていた当時、不動産クラファンの知名度、信頼度はそこまで高くなく、Renosyもそこまでメジャーではありませんでした。
今のFundsの人気とは雲泥の差です。
恐らくFundsの抽選方式の競争率は軽く10倍を超えると予想します。
タロウさん終わったね。
Fundsは極端に募集額を増やせない
では、高い競争率をカバーできるくらい、案件を増やすことがFundsにできるか?恐らく無理です。
Fundsは今年1月のサービス開始から今日までの半年で、7社、4億3千万円の募集を行ってきました。
Fundsは今年中に借り手を20社まで増やすと言っていますので、1社あたりの募集額が激的に増えない限り、残り半年で募集できるのは10億円前後ということになります。
これまでの半年の2倍です。この程度で狭き門状態を解消するのは不可能です。
したがって、抽選方式が導入されることで、今まで投資できなかった人たちが楽勝で投資できるといった、過度な期待を持つべきではありません。
あくまでも「抽選」だから、応募すれば必ず投資できるってことではないもんね。
一歩前進と評価しよう
ただ、今まで多くの会社員は、クリック合戦に参加することすらできなかった。
それが、当選確率は10分の1かもしれないけれど、投資できるチャンスが生まれた。
チャンスすら与えられない状況が解消されたのですから、とりあえず一歩前進とポジティブに捉えて良いのではないでしょうか。
ソーシャルレンディングは成長過程のマーケットです。長い目で一緒に育てていきましょう。
千里の道も一歩からだよ!
Fundsの前向きな取り組みに期待!
最後に要点をまとめます。
- Funds抽選方式導入の背景
- クリック合戦の激化
- Funds=投資できないとの非難
- Fundsの案件は2タイプに
- 先着方式のみタイプ
- 抽選方式+先着方式の併用タイプ
- Funds抽選方式の流れ
- 抽選方式の募集開始(5~7日間)
- 応募締め切り
- 当日中に当選者発表
- 当選者の入金締め切り(3営業日後)
- 先着方式の募集開始
- Funds抽選方式の詳細と注意点
- 抽選方式実施の目安は1億円
- 抽選方式の応募上限は100万円
- 追加、変更、取り消し不可
- 抽選は自動システム
- キャンセルはペナルティ
- 未入金分は先着方式に上澄み
- 当落選者ともに先着方式に参加可
- Fundsに投資しにくい状況は続く
- 競争率は10倍超と予想
- 募集額の大幅増は期待薄
- 一歩前進と評価
今までより良くなったことは間違いないよね!
Fundsは旧来の常識にとらわれず、新しいものに積極的に取り組んでいます。
今回の抽選方式の導入もその一つです。
すぐには問題解決しないかもしれませんが、一歩づつ確実にFundsは良くなっています。
問題解決のために新しいものに取り組むFundsの姿勢に期待しましょう!
早く抽選方式の案件が出てほしいね。
会員以外は投資できないので、先に会員登録だけしておくことをオススメします。
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