CRE Fundingって聞いたことないけど、投資して大丈夫?
変な業者じゃないか心配だな…
と、迷っている方へ。
ソシャレン、クラファンで5,000万円以上を投資してきた現役投資家の僕の結論は、
- 投資して大丈夫です
- 安全に投資したい方におすすめです
- 注意点が3つあります
です。
なんで大丈夫と言えるの?
この記事では以下の点を中心に、
- CRE Fundingの概要
- 運営会社と経営者
- メリットとデメリット
投資して大丈夫と僕が判断する理由を、詳しく分かりやすく解説します。
CRE Fundingを正しく理解して投資し、あなたのお金を増やしましょう。
それではさっそく始めます!
タップできる目次
CRE Fundingの概要
まず最初に、CRE Fundingがどのような投資なのか紹介します。
CRE Fundingはソーシャルレンディング
CRE Fundingはソーシャルレンディングです。
ソーシャルレンディングをご存じない方のために簡単に説明します。
知っている人は次へGO!
ソーシャルレンディングとは?
ソーシャルレンディングとは、
- 僕たち投資家が
- 企業にお金を貸して
- 利息で儲ける投資
です。
はにゃ?
よく分からないですよね。笑
ソーシャルレンディングの流れを見て理解しましょう。
ソーシャルレンディングの流れ
ソーシャルレンディングは次のような流れで行われます。
- 投資家がお金を出す
- 集まったお金をソシャレン業者が企業に貸す
- 企業が利息を付けてソシャレン業者にお金を返す
- ソシャレン業者が利息を付けて投資家にお金を返す
要するに、
- 投資家が
- ソシャレン業者経由で企業にお金を貸して
- 利息で儲ける
つまり、ソーシャルレンディングは貸金業です。
僕たちが企業にお金を貸してあげるってことか。
ソーシャルレンディングは銀行と同じ
ソーシャルレンディングの仕組みは基本的に銀行と同じです。
預金者のお金が銀行経由で企業に貸し出され、預金者が利息を得る。
それと同じように、投資家のお金がソシャレン業者経由で企業に貸し出され、投資家が利息を得る。
銀行の代わりになるのがソシャレン業者です。
そして、CRE Fundingはこのソシャレン業者です。
CRE Funding経由で企業にお金を貸して利息で儲けるってことね。
ソーシャルレンディングは手間がかかる
しかし、ソーシャルレンディングを運営するのは手間がかかります。
特に次の2点です。
- システムの開発と運営
- ソーシャルレンディングシステムの開発
- システムの運営と保守
- ソーシャルレンディングサイトの制作と運営
- マーケティングと顧客管理
- サービスの宣伝
- メディア対策
- 会員の募集
- 契約の締結
- etc
専門の部署を作ったり、人を雇ったり。
企業にとってソーシャルレンディングを運営するのはハードルが高いのです。
コストをかけて始めても、失敗したら赤字が残るだけだもんな…
FUELがソシャレン業務を代行
そこで登場するのがFUEL株式会社です。
FUELはソーシャルレンディングシステムを開発しているベンチャー企業です。
CRE Fundingでは運営会社とFUELが次のように役割分担をして運営されます。
- CRE Fundingの運営会社
- 案件作り
- 集まったお金の貸付
- 案件の運用管理
- 貸したお金の回収など
- FUEL
- システム開発と管理
- マーケティング全般
- 会員募集
- 契約締結
- 会員管理など
さきほどのソーシャルレンディングの説明図を見てください。
この図の右半分をCRE Fundingの運営会社が担当し、左半分をFUELが担当するということです。
手間ひまかかって超面倒な部分をFUELが代行します!
FUELオンラインファンドの仕組み
さて、僕たちが投資を行うCRE Fundingのサイトですが、FUELオンラインファンドというサイトの中に設置されます。
はにゃ?
はい、ごめんなさい!笑
- FUELオンラインファンドという大きなサイトの中に
- FUELが開発したシステムを使った
- CRE Fundingのソシャレンサイトがある
というイメージです。
FUELオンラインファンドはソーシャルレンディングの楽天市場
楽天市場と同じような仕組みだと考えてください。
- 楽天市場という大きなサイトの中に
- 楽天のシステムを使ったネットショップがいくつもあって
- お客さんがいろんなショップで買物をする
- 宣伝や手続き、管理は楽天が代行する
これと同じように、
- FUELオンラインファンドという大きなサイトの中に
- FUELのシステムを使ったソシャレン業者のサイトがいくつもあって
- 投資家がいろんなソシャレン業者で投資する
- 宣伝や手続き、管理はFUELが代行する
そして、いろんなソシャレン業者の中の1つがCRE Fundingということです。
やっと分かった!
CRE Fundingの概要のまとめ
ここまでを簡単にまとめます。
- CRE Fundingはソーシャルレンディング
- CRE Funding経由で
- 企業にお金を貸して
- 利息で儲ける
- FUELがソシャレンの面倒な部分を代行
- システム開発
- 会員募集と登録など
- CRE FundingがFUELオンラインファンドに出店
- FUELオンラインファンドの中に多数のソシャレン業者
- 投資家がそれらのソシャレン業者で投資
- CRE Fundingはその中の1社
ここまでCRE Fundingの概要でした!
CRE Fundingの運営会社と経営者
次に、CRE Fundingの運営会社と経営者について見ていきます。
実質的な運営会社はCRE
正式な意味でのCRE Fundingの運営会社はCREアライアンスです。
ですが、CRE FundingではFUELオンラインファンドで投資したお金は、最終的にはCREのグループ会社に貸し付けられます。
そして、そのお金がCREグループの事業に使われます。
ですので、CRE Fundingの実質的な運営会社はCREです。
そこで、ここからはCREとその経営者を見ていきます。
CREの概要
CREは物流施設に特化した不動産の開発管理会社です。
2009年に設立された東証一部上場企業です。
基本情報
CREの基本情報は以下の通りです。
社名 | 株式会社シーアールイー |
---|---|
所在地 | 東京都港区虎ノ門2-10-1 |
設立 | 2009年12月22日 |
資本金 | 21億9,571万円(2019年7月) |
代表者 | 代表取締役会長 山下修平 代表取締役社長 亀山忠秀 |
従業員数 | 218名(2019年7月、連結) |
上場市場 | 東証一部 |
事業内容 | 物流施設の開発、管理、賃貸事業など |
東証一部上場だったら信頼性は高いね。
経営状況
CREの経営状況ですが、直近の2期は連続して減収減益です。
2020年7月期は増収増益に転じる見込みです。
直近5期の経営数値(連結)は以下の通りです。(単位:百万円)
決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 自己資本比率 |
---|---|---|---|---|
2015年7月 | 25,224 | 2,373 | 2,185 | 33.0% |
2016年7月 | 33,842 | 4,386 | 4,123 | 30.4% |
2017年7月 | 40,475 | 5,188 | 4,956 | 42.7% |
2018年7月 | 33,584 | 3,186 | 3,103 | 39.9% |
2019年7月 | 23,941 | 1,651 | 1,382 | 31.9% |
2020年7月 見込み |
43,600 | 2,500 | 2,100 |
CREの事業内容
CREは物流施設を中心に、不動産の開発、テナント誘致、管理、資産運用などを行っています。
主な事業は以下の3つです。
1.不動産管理事業
一言で言うと大家さん代行業です。
物流施設の所有者などに代わって、次のような業務を行います。
- テナント探し
- 賃貸借契約
- トラブル対応
- 建物などの点検
- 修繕計画の策定
- 修繕工事などの請負
物流施設を所有しているけれど、テナント探しとかやりたくないしノウハウもない。
そこで、CREに手数料を払って代わりにやってもらうというイメージです。
面倒な作業を代わりにやりまっせ事業です!
2.物流投資事業
CREが物流倉庫などを自社で開発し売却する事業です。
- 物流施設を開発し
- テナントを付け
- テナント付きで売却し
- 売却益を得る
1の不動産管理事業を通して、CREは物流施設の所有者やテナントのニーズを熟知しています。
また、テナント誘致などのノウハウも持っています。
これらを活用して使用者のニーズに合った物流施設を開発するということです。
3.アセットマネジメント事業
上記2つのノウハウをフル活用した事業です。
簡単に言うと不動産投資案件を作って投資を募集、運用する事業です。
- 不動産投資案件を作り
- 投資や出資を募り
- 投資家の出資
- 金融機関からの融資など
- 物件を購入し
- 運用、管理し
- 運用益を得る(テナント料など)
- 最後に売却し
- 売却益を得る
- 収益を分配する
CREが投資案件を作り、投資家などが出資して利益を得る。
そして、CREが運用などをすべて代行して手数料をもらうというビジネスです。
投資事業の胴元みたいな感じだね。
CRE Fundingの役割
このアセットマネジメント事業ですが、投資できるのは主に機関投資家や金融機関だけでした。
投資単位が100万円から数億円に及び、REITでも最低10万円は必要だからです。
このため、僕たち庶民が投資するのは簡単ではありませんでした。
貧乏人はお呼びじゃないってことね。
そこで登場したのがCRE Fundingです。
CRE Fundingを使って小さなお金を大きくまとめる。
こうすることで、個人投資家が少額で投資できるようになったのです。
今までハードルが高かった大規模な投資案件に個人投資家が参加できるようにする。
これがCRE Fundingの役割です。
良い時代になったものです!
CREの経営者
CREの経営者について見ておきます。
山下 修平
山下修平氏はCREの創業者であり代表取締役会長です。
慶應大学卒業後、日本興業銀行を経て父親が経営する不動産管理会社「公共建物」に入社しました。
アメリカ留学中に物流不動産が今後日本でも発展すると考え、物流不動産に特化した不動産管理会社としてCREを設立しました。
その後、わずか6年半で東証一部上場を達成しています。
祖父はアラビア石油創設者の山下太郎氏で、3代続く資産家です。
CRE Fundingの運営会社と経営者のまとめ
ここまでを簡単にまとめます。
- 実質的な運営会社はCRE
- 物流不動産に特化した不動産開発管理会社
- 東証一部上場
- 事業内容
- 不動産管理事業(大家さん代行業)
- 物流投資事業(物流施設を開発して売却)
- アセットマネジメント事業(投資案件作り)
- 金融機関や機関投資家が対象
- CRE Fundingで個人も投資可能に
- 経営者は山下修平氏
- 3代続く資産家
- 米国留学中に物流不動産に着目
- 創業から6年半で東証一部上場
ここまで、CRE Fundingの運営会社と経営者についてでした!
CRE Fundingのメリット
ここからはCRE Fundingのメリットを見ていきます。
1.東証一部上場なので安全性が高まる
実質的な運営会社のCREは東証一部上場企業です。
内部監視体制などが整っており、不正が起こる可能性が低いです。
実際、これまでに上場系のソシャレン業者では、不正や不祥事は起こっていません。
非上場の業者に比べて安全性が高いのは間違いないね。
2.物流不動産のプロなので安全性が高まる
CREは物流不動産の専門業者で、国内ではトップ3に入る実績を持っています。
そして、CRE Fundingで募集されるのは、倉庫など物流不動産への投資案件です。
物流不動産のプロが物流不動産の投資案件を組成、募集、運営する。
プロが自分の得意分野で運営することでCRE Fundingの安全性が高まります。
3.実績があるので安全性が高まる
CREは2014年からアセットマネジメント事業を行っており、2019年7月期の受託資産残高は1,201億円です。
これまでに多くの機関投資家や金融機関が投資しており、一定の安全性が実証されています。
CRE Fundingで募集されるのは、そんなCREのアセットマネジメント事業で作られる投資案件です。
実績がある企業が作る投資案件ですので、安全性が高まります。
プロの投資家が投資するレベルの案件に、私たちも投資できるってことね。
4.投資対象が物流不動産なので安全性が高まる
他のソシャレン業者でも不動産を担保にした案件が募集されています。
しかし、そのほとんどは住宅地やマンション、オフィスビルなどです。
CRE Fundingで投資すると、僕たち投資家の投資対象に物流不動産が加わります。
投資対象の種類が分散するため、投資の安全性が高まります。
分散投資は投資の基本です!
5.FUELが外部から監視するので安全性が高まる
FUELが事前審査
上述した通り、CRE FundingはFUELオンラインファンドに参加して運営されます。
このFUELオンラインファンドには誰でも自由に参加できるわけではありません。
参加できるのはFUELが行う5段階100項目以上の審査をクリアした企業だけです。
最終審査には社外取締役も加わり、1人でも反対者が出れば参加不可となります。
上場企業相手でも容赦ないんだね。
運用期間中はモニタリング
そして、FUELオンラインファンドで募集される案件も5段階の審査を受けます。
最終審査で1人でも反対者が出たら募集できません。
さらに、運用期間中は事前の説明通りに運用されているか、3ヶ月ごとにモニタリングが入ります。
でもさ、審査やモニタリングがいい加減だったり甘くなったりとかは大丈夫なの?
FUELが外部から審査
確かに、みんなのクレジットやラッキーバンクなどでは、過去に不適切な貸付が行われました。
しかし、そういった業者では、
- 投資家からお金を集める係
- 集めたお金を貸す係
が実質的に同一企業であり、牽制作用が働いていませんでした。
これに対して、FUELオンラインファンドでは2つの係が完全に別の企業です。
FUELは外部の立場からCREを監視するため安全性が高まります。
6.情報が公開されるので安全性が高まる
CRE Fundingでは投資対象となる物件の細かい情報が公開されます。
例えば第1号案件では次のような情報が公開されました。
- 借り手企業の名称
- 物件名
- 所在地
- 敷地面積
- 用途地域
- 建ぺい率・容積率
- 延床面積
- 構造
- 設計者・施工者
- 共同出資者と出資額
- 賃借人
- 賃貸借期間
- etc
不動産系のソーシャルレンディングでは、間違いなくトップクラスの情報量です。
十分な情報をもとに案件を調べられるので、投資の安全性が高まります。
ソーシャルレンディングで情報公開が進むのは大歓迎です!
7.連帯保証が付くので安全性が高まる
CRE Fundingの案件にはCREの連帯保証が付きます。
つまり、借り手が返済できなくなったら、CREが代わりにお金を返してくれるということです。
東証一部上場企業が連帯保証を実行しないなどまずありえないので、安全性は最強レベルです。
僕たちのお金は高い確率で戻ってきます!
8.FUELでまとめるので資金効率が向上する
CRE Fundingはデポジット口座方式です。
デポジット口座方式とは?
デポジット口座方式とは次のような仕組みです。
- 業者内にある自分用の口座(デポジット口座)に
- 事前にお金を振り込んでおき
- そのお金を使って
- 案件に投資する
- 運用期間が終わると
- お金がデポジット口座に戻ってくる
デポジット口座方式の問題点
デポジット口座方式には大きな問題点があります。
- 投資するためにデポジット口座に10万円振り込んだ
- 募集が先着順(早い者勝ち)で投資できなかった
- デポジット口座で10万円が寝てしまう
クリック合戦に負けるとこうなるんだよね…
FUELでは他の業者の投資にも使える
ですが、FUELオンラインファンドにはCRE Funding以外にもソシャレン業者が参加します。
そして、デポジット口座のお金はFUELオンラインファンド内のすべての業者への投資に使えます。
ですので、CRE Fundingでクリック合戦に負けても、その10万円で他の業者の案件に投資することができるのです。
戻ってきたお金も自由に使える
さらに、デポジット口座に戻ってきたお金も自由に使えます。
ですので、
- CRE Fundingで投資して
- 運用期間が終わって戻ってきたお金で
- 別の業者に投資
ということもできます。
デポジット口座でお金が寝る可能性が下がるので、資金効率が向上します。
いちいち別の業者の口座に入金しなくて済むので、銀行の振込手数料も節約できます!
9.運用期間中に分配があるのでうれしい
第1号案件では分配は3ヶ月ごとでした。
満期一括で最後にまとめて分配ではなく、運用期間中にも分配があります。
儲かってる感を味わいたいという人にはうれしいのではないでしょうか。
お金がチャリンチャリンと入ってくるのはうれしいよ。
10.募集案件が増える可能性がある
これは僕の予想です。
CREは中期経営計画で「アセットマネジメント事業の受託資産残高を5,000億円にまで引き上げる」としています。
2019年7月期の実績が1,201億円ですので4倍以上です。
これを実現させるには、募集する投資案件や金額を大幅に増やす必要があります。
ですので、CRE Fundingでの募集案件、募集額も大幅に増える可能性があります。
投資機会が増えるので、ムッチャうれしいです!
11.大型案件が募集される可能性がある
これも僕の予想です。
第1号案件は小規模な物流倉庫だったため、募集額は1千万円と少額でした。
ですが、CREは自社で大規模な物流施設を開発しており、開発には数十億円の資金が必要です。
もし、その資金の調達にCRE Fundingが利用されるようになれば、億円単位の大型案件がCRE Fundingで募集される可能性があります。
数億円だとクリック合戦なしで投資できるのでありがたい!
CRE Fundingのメリットのまとめ
CRE Fundingのメリットをまとめます。
- 運営会社が東証一部 → 安全性アップ
- 物流不動産のプロ → 安全性アップ
- プロが自分の得意分野でCRE Fundingを運営
- 実績がある → 安全性アップ
- 2014年よりアセットマネジメント事業
- 2019年7月期は1,201億円
- 投資対象が物流不動産 → 安全性アップ
- 分散投資につながる
- FUELが外部から監視 → 安全性アップ
- 参加企業と案件を事前審査
- 社外取締役も含めて全会一致が条件
- 運用期間中はモニタリング
- 情報公開 → 安全性アップ
- トップクラスの情報量
- 東証一部の連帯保証 → 安全性アップ
- FUELでまとめる → 資金効率アップ
- デポジット口座でお金が寝にくい
- 振込手数料も節約できる
- 運用期間中に分配がある
- 投資案件が増えるかも?
- 中期経営計画で1,201億円→5,000億円
- 大型案件が出るかも?
- 億円単位ならクリック合戦なし
以上、CRE Fundingのメリットについてでした!
CRE Fundingのデメリットとリスク
次はCRE Fundingのデメリットとリスクです。
1.元利保証ではないのでリスクがある
これはCRE Fundingに限らずソーシャルレンディングに共通のリスクです。
利益は保証されない
利回り3%と決められていても、それはあくまでも予定利回りです。
借り手企業の経営状況によっては、分配金が減ったり支払われない場合もあります。
つまり、利益は保証されません。
元本は保証されない
借り手企業が返済できなくなった場合、投資したお金の一部、場合によってはすべてが戻ってこない可能性があります。
そうなった場合、CRE Funding、FUELともに代わりに返済してはくれません。
CREが連帯保証する場合でも、CREが経営危機で保証できない可能性もあります。
したがって、元本も保証されません。
ノーリスクで確実に儲かる美味しい投資話ではないってことね。
そもそもノーリスクの投資なんてないわけで…
ソーシャルレンディングは貸金業
そもそも、ソーシャルレンディングは貸金業です。
貸金業では一定の割合で貸し倒れが起こります。
ソーシャルレンディングで投資する際には、投資をしているのではなく金貸しをしているという意識を強く持ちましょう。
ソシャレンの最重点は儲けることではなく、貸したお金を回収することです!
2.利回りが高くないので儲けにくい
CRE Fundingでは2020年7月までに6つの案件が募集されました。
利回りはすべて3%前後です。
募集時期 | 案件 | 利回り |
---|---|---|
2020年2月 | 1号 厚木愛川 | 3.0% |
2020年3月 | 2号 厚木愛川 | 2.5% |
2020年4月 | 3号 厚木愛川 | 3.0% |
2020年5月 | 4号 厚木愛川 | 3.0% |
2020年6月 | 5号 羽生 | 3.0% |
2020年7月 | 6号 羽生 | 2.8% |
CRE Fundingは手堅い利回りでコツコツ稼ぐタイプの投資です。
高利回りに慣れている人は物足りなく感じるかもしれません。
僕は3%以上あればOKです!
3.クリック合戦で投資しにくい
CRE Fundingの応募は先着方式です。
募集開始と同時に早い者勝ちで投資できる人が決まります。
東証一部の信頼感から非常に人気が高く、毎回クリック合戦になっています。
募集開始と同時に応募しないと投資できないので、その時間に仕事がある人は投資しにくいです。
最近では1回あたりの募集額を多くするなど、対策が打たれつつあります!
4.デポジット口座方式なので資金効率が下がる
メリットのところで説明した通り、CRE Fundingはデポジット口座方式です。
投資できない状態が長く続くと、デポジット口座でお金が寝て資金効率が下がります。
デポジット口座からお金を引き出せば良いんじゃない?
5.出金手数料は投資家負担なのでコストが増える
CRE Fundingではデポジット口座から自分の銀行口座に引き出す際の出金手数料(振込手数料)は投資家負担です。
振込手数料はたかだか数百円ではありますが、投資額が少ない場合、
- 利回り:3%
- 運用期間:1年
- 投資額:3万円
- 分配金 → 3万円×3%=900円
受け取る利益も少ないので、数百円でも率で考えると大きいのです。
振込手数料が300円だったら利益の3分の1が飛んでいくわけか。
出金手数料が無料なのはクラウドバンクなど一部の業者だけで、CRE Fundingの条件が取り立てて悪いわけではありません。
ですが、投資額が少ない場合は影響が大きいことは覚えておきましょう。
6.分別管理が信託保全ではないのでリスクがある
投資したお金はCREやFUEL自身とは別の銀行口座で管理(分別管理)されます。
ただし、CRE Fundingでは分別管理の口座は信託銀行ではなく普通銀行の口座です。
信託保全されていないため、
- 僕たちのお金が
- 分別管理口座にあるタイミングで
- CREやFUELが破産すると
- 僕たちのお金は破産管財人の管理下に入り
- 多くの場合戻ってこない
ということになります。
普通銀行の口座である場合は「分別管理=安全」ではないので注意しましょう。
ソシャレン、クラファンで信託保全をしているのはCREALだけです!
7.途中解約できないのでリスクを避けにくい
CRE Fundingでは投資を申し込んでも、募集中ならばキャンセルできます。
しかし、応募満額になり募集を終了したあとは途中解約はできません。
募集後にCREの経営状態が悪化しても満期が来るまでお金を引き出せないので、リスクを避けにくいです。
これはすべてのソシャレン業者について共通だよ。
CRE Fundingのデメリットとリスクのまとめ
CRE Fundingのデメリットとリスクをまとめます。
- 元利保証ではない → リスクあり
- 利益は保証されない
- 元本も保証されない
- 利回りが高くない → 儲けにくい
- 2~5%
- 毎回クリック合戦 → 投資しにくい
- 対策は打ちつつある
- デポジット口座方式 → 資金効率低下
- 出金手数料は投資家負担 → コストアップ
- 少額で投資する場合は注意
- 分別管理口座は普通銀行 → リスクあり
- 破産の場合に保全されない
- 途中解約できない → リスクあり
以上、CRE Fundingのデメリットとリスクでした!
CRE Fundingの評判と口コミ
CRE Fundingは運営を始めたばかりなので、まだ評判や口コミは出ていません。
ある程度出揃ってきたら、こちらで紹介します。
それまでお待ちを!
CRE Fundingで投資して大丈夫かの判断
それでは以上を踏まえて、CRE Fundingで投資して大丈夫かを判断します。
事業者リスクについての判断
まず、CRE Fundingの運営会社であるCREの事業者リスクについての判断です。
- 信頼性が高い
- 東証一部上場企業
- 物流不動産の大手
- 経営者リスクは低い
- 創業者が過半数の株を保有(オーナー企業)
- 創業家は3代続く資産家
- あえて不正をするメリットがない
- ソシャレン業者としての適性がある
- アセットマネジメント事業での実績
- 多くの機関投資家や金融機関が投資
- 実績があるCREがソシャレン案件作り
CREは物流不動産の大手で東証一部上場企業です。
事業者としての信頼性は同業他社に比べて極めて高いと言えます。
CREの株式の過半数を保有する山下家は3代続く資産家です。
社会的地位もあり、CREのメイン事業ではないCRE Fundingでわざわざ不正をするメリットがありません。
CREはアセットマネジメント事業で年間1千億円を超える実績があり、多くの機関投資家や金融機関がCREの案件に投資しています。
CRE Fundingではその実績に基づいて作られた案件に、投資することができます。
以上より、CRE Fundingの事業者リスクについて以下のように判断します。
- 事業者リスクは極めて低い
- 運営会社がCREであることは、CRE Fundingを投資先として選ぶ積極的な理由となる
CRE Funding自体についての判断
次に、CRE Funding自体についての判断です。
- 安全性を高める要素がある
- 運営会社が東証一部
- 物流不動産のプロが運営
- アセットマネジメント事業での実績
- FUELオンラインファンドとしての優位性がある
- FUELが外部から審査+モニタリング
- 複数の業者をまとめることで資金効率アップ
- 今後の発展性が期待できる
- CREはアセットマネジメント事業を拡大方針
- 大型案件が募集される可能性
- デメリットは大きくない
- 元利保証ではない
- 利回りが高くない
- 出金手数料が有料
- 他の業者の多くが同じ条件
CRE Fundingは物流不動産のプロが運営する、物流不動産に特化したソーシャルレンディングです。
案件作りにはCREのアセットマネジメント事業での経験が活かされており、高い安全性が期待できます。
FUELオンラインファンドに参加という形を取っているため、FUELの外部監視が働く点もプラス評価です。
CREはアセットマネジメント事業を大幅に拡大する方針を打ち出しています。
これが実現すればCRE Fundingでの募集件数、募集額の増加が期待できます。
デメリットもありますが、他の業者も同様であり、CRE Funding固有のデメリットとは認められません。
以上より、CRE Funding自体について以下のように判断します。
- 特に安全面において投資先として優位である
- 今後の発展も期待でき投資先として選択する価値が十分にある
投資して大丈夫と判断
運営会社は東証一部上場企業で高い信頼性を有します。
アセットマネジメント事業で豊富な実績があり、ソーシャルレンディング業者としての適性も十二分です。
FUELが外部から監視するなど、安全性を担保する仕組みも用意されています。
今後の発展も期待でき、投資先として選択しない理由が見当たりません。
以上より、CRE Fundingで投資して大丈夫であると判断します。
CRE Fundingの注意点と対策
CRE Fundingで投資する際の注意点を3つ挙げます。
1.案件をしっかり選ぶ
「CRE Fundingは良い=CRE Fundingの案件はすべて良い」ではありません。
上述した通り、ソーシャルレンディングには貸し倒れのリスクが常にあります。
投資はすべて自己責任です。
「CRE Fundingだから大丈夫」ではなく、一つ一つの案件をしっかり調べ、安全だと自分で確信が持てる案件に絞って投資しましょう。
調べる手間を面倒がると、いつか必ず痛い目にあいます!
2.CREの業績に注意
僕がCRE Fundingを良いと評価する最大のポイントは安全性です。
そして、その安全性を担保しているのは、
- 親会社のCREが東証一部上場企業で
- 経営危機といった状態ではない
ことです。
経営状態に問題がない上場企業が、決算発表資料で3行しか言及されていないソーシャルレンディング事業で不正をするなどあり得ません。
逆に言うと、CREの経営に問題が起きたら要注意です。
ですので、CREの経営状況や株価などに常に関心を払いましょう。
定期的にチェックした方が良さそうだね。
3.FUELにも注意
もう一つの注意点はFUELオンラインファンドを運営するFUELです。
有望な企業ですし期待もしていますが、そうは言ってもベンチャー企業です。
FUELオンラインファンドを始めたばかりで実績もゼロです。
現時点ではまだ「FUELだから大丈夫」と言える状態ではありません。
FUELの動向やニュースも常にチェックしましょう。
自分のお金を守れるのは自分だけです!
CRE Fundingでの投資のまとめ
最後にまとめます。
- CRE Fundingの事業者リスクは極めて低い
- 東証一部上場
- 経営者リスクも低い
- ソシャレン業者としての適性も十分
- CRE Funding自体の優位性も高い
- 不動産のプロが運営など安全性を高める要素
- FUELオンラインファンドとしての優位性
- アセットマネジメント事業拡大など今後の発展性
- CRE Fundingの注意点
- CREとFUELを常にチェック
東証一部上場企業が実績豊富なアセットマネジメント事業をもとに運営。
ソーシャルレンディングに安全性を求める投資家にオススメです。
お給料以外の収入源があると安心だよ。
●公式サイト:CRE Funding(FUELオンラインファンド)
退会もスマホで簡単にできるので安心です。
以上、CRE Fundingについてでした!
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