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CRE Fundingの評判・リスク・特長など徹底調査!5000万円投資してきた現役投資家が解説

左野くん
左野くん

CRE Fundingって聞いたことないけど、投資して大丈夫?

右田さん
右田さん

変な業者じゃないか心配だな…

と、迷っている方へ。

ソシャレン、クラファンで5,000万円以上を投資してきた現役投資家の僕の結論は、

  1. 投資して大丈夫です
  2. 安全に投資したい方におすすめです
  3. 注意点が3つあります

です。

左野くん
左野くん

なんで大丈夫と言えるの?

この記事では以下の点を中心に、

  • CRE Fundingの概要
  • 運営会社と経営者
  • メリットとデメリット

投資して大丈夫と僕が判断する理由を、詳しく分かりやすく解説します。

CRE Fundingを正しく理解して投資し、あなたのお金を増やしましょう。

タロウさん
タロウさん

それではさっそく始めます!

なお、この記事は長いです。見出しを見て知っている部分は飛ばしながら読んでください。
この記事の著者
投資家・ブロガー
タロウ

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファディング専門の投資家です。
2018年にソシャレン・クラファン投資を始め、これまで400件を超える案件に2億円以上を投資し損失ゼロ。
安全性を最重視した投資情報を発信しています。

CRE Fundingの概要

まず最初に、CRE Fundingがどのような投資なのか紹介します。

 

CRE Fundingはソーシャルレンディング

CRE Fundingはソーシャルレンディングです。

ソーシャルレンディングをご存じない方のために簡単に説明します。

タロウさん
タロウさん

知っている人は次へGO!

ソーシャルレンディングとは?

ソーシャルレンディングとは、

  1. 僕たち投資家が
  2. 企業にお金を貸して
  3. 利息で儲ける投資

です。

右田さん
右田さん

はにゃ?

よく分からないですよね。笑

ソーシャルレンディングの流れを見て理解しましょう。

ソーシャルレンディングの流れ

ソーシャルレンディングは次のような流れで行われます。

  1. 投資家がお金を出す
  2. 集まったお金をソシャレン業者が企業に貸す
  3. 企業が利息を付けてソシャレン業者にお金を返す
  4. ソシャレン業者が利息を付けて投資家にお金を返す

要するに、

  1. 投資家が
  2. ソシャレン業者経由で企業にお金を貸して
  3. 利息で儲ける

つまり、ソーシャルレンディングは貸金業です。

左野くん
左野くん

僕たちが企業にお金を貸してあげるってことか。

ソーシャルレンディングは銀行と同じ

ソーシャルレンディングの仕組みは基本的に銀行と同じです。

預金者のお金が銀行経由で企業に貸し出され、預金者が利息を得る。

それと同じように、投資家のお金がソシャレン業者経由で企業に貸し出され、投資家が利息を得る。

銀行の代わりになるのがソシャレン業者です。

そして、CRE Fundingはこのソシャレン業者です。

右田さん
右田さん

CRE Funding経由で企業にお金を貸して利息で儲けるってことね。

 

ソーシャルレンディングは手間がかかる

しかし、ソーシャルレンディングを運営するのは手間がかかります。

特に次の2点です。

  1. システムの開発と運営
    • ソーシャルレンディングシステムの開発
    • システムの運営と保守
    • ソーシャルレンディングサイトの制作と運営
  2. マーケティングと顧客管理
    • サービスの宣伝
    • メディア対策
    • 会員の募集
    • 契約の締結
    • etc

専門の部署を作ったり、人を雇ったり。

企業にとってソーシャルレンディングを運営するのはハードルが高いのです。

左野くん
左野くん

コストをかけて始めても、失敗したら赤字が残るだけだもんな…

 

FUELがソシャレン業務を代行

そこで登場するのがFUEL株式会社です。

FUELはソーシャルレンディングシステムを開発しているベンチャー企業です。

CRE Fundingでは運営会社とFUELが次のように役割分担をして運営されます。

  1. CRE Fundingの運営会社
    • 案件作り
    • 集まったお金の貸付
    • 案件の運用管理
    • 貸したお金の回収など
  2. FUEL
    • システム開発と管理
    • マーケティング全般
    • 会員募集
    • 契約締結
    • 会員管理など

さきほどのソーシャルレンディングの説明図を見てください。

この図の右半分をCRE Fundingの運営会社が担当し、左半分をFUELが担当するということです。

タロウさん
タロウさん

手間ひまかかって超面倒な部分をFUELが代行します!

 

FUELオンラインファンドの仕組み

さて、僕たちが投資を行うCRE Fundingのサイトですが、FUELオンラインファンドというサイトの中に設置されます。

右田さん
右田さん

はにゃ?

はい、ごめんなさい!笑

  1. FUELオンラインファンドという大きなサイトの中に
  2. FUELが開発したシステムを使った
  3. CRE Fundingのソシャレンサイトがある

というイメージです。

 

FUELオンラインファンドはソーシャルレンディングの楽天市場

楽天市場と同じような仕組みだと考えてください。

  1. 楽天市場という大きなサイトの中に
  2. 楽天のシステムを使ったネットショップがいくつもあって
  3. お客さんがいろんなショップで買物をする
  4. 宣伝や手続き、管理は楽天が代行する

これと同じように、

  1. FUELオンラインファンドという大きなサイトの中に
  2. FUELのシステムを使ったソシャレン業者のサイトがいくつもあって
  3. 投資家がいろんなソシャレン業者で投資する
  4. 宣伝や手続き、管理はFUELが代行する

そして、いろんなソシャレン業者の中の1つがCRE Fundingということです。

左野くん
左野くん

やっと分かった!

 

CRE Fundingの概要のまとめ

ここまでを簡単にまとめます。

  1. CRE Fundingはソーシャルレンディング
    1. CRE Funding経由で
    2. 企業にお金を貸して
    3. 利息で儲ける
  2. FUELがソシャレンの面倒な部分を代行
    • システム開発
    • 会員募集と登録など
  3. CRE FundingがFUELオンラインファンドに出店
    • FUELオンラインファンドの中に多数のソシャレン業者
    • 投資家がそれらのソシャレン業者で投資
    • CRE Fundingはその中の1社
タロウさん
タロウさん

ここまでCRE Fundingの概要でした!

CRE Fundingの運営会社と経営者

次に、CRE Fundingの運営会社と経営者について見ていきます。

 

実質的な運営会社はCRE

正式な意味でのCRE Fundingの運営会社はCREアライアンスです。

ですが、CRE FundingではFUELオンラインファンドで投資したお金は、最終的にはCREのグループ会社に貸し付けられます。

そして、そのお金がCREグループの事業に使われます。

ですので、CRE Fundingの実質的な運営会社はCREです。

そこで、ここからはCREとその経営者を見ていきます。

 

CREの概要

CREは物流施設に特化した不動産の開発管理会社です。

2009年に設立された東証一部上場企業です。

基本情報

CREの基本情報は以下の通りです。

社名 株式会社シーアールイー
所在地 東京都港区虎ノ門2-10-1
設立 2009年12月22日
資本金 21億9,571万円(2019年7月)
代表者 代表取締役会長 山下修平
代表取締役社長 亀山忠秀
従業員数 218名(2019年7月、連結)
上場市場 東証一部
事業内容 物流施設の開発、管理、賃貸事業など
右田さん
右田さん

東証一部上場だったら信頼性は高いね。

経営状況

CREの経営状況ですが、直近の2期は連続して減収減益です。

2020年7月期は増収増益に転じる見込みです。

直近5期の経営数値(連結)は以下の通りです。(単位:百万円)

決算期 売上高 営業利益 経常利益 自己資本比率
2015年7月 25,224 2,373 2,185 33.0%
2016年7月 33,842 4,386 4,123 30.4%
2017年7月 40,475 5,188 4,956 42.7%
2018年7月 33,584 3,186 3,103 39.9%
2019年7月 23,941 1,651 1,382 31.9%
2020年7月
見込み
43,600 2,500 2,100

 

CREの事業内容

CREは物流施設を中心に、不動産の開発、テナント誘致、管理、資産運用などを行っています。

主な事業は以下の3つです。

1.不動産管理事業

一言で言うと大家さん代行業です。

物流施設の所有者などに代わって、次のような業務を行います。

  • テナント探し
  • 賃貸借契約
  • トラブル対応
  • 建物などの点検
  • 修繕計画の策定
  • 修繕工事などの請負

物流施設を所有しているけれど、テナント探しとかやりたくないしノウハウもない。

そこで、CREに手数料を払って代わりにやってもらうというイメージです。

タロウさん
タロウさん

面倒な作業を代わりにやりまっせ事業です!

2.物流投資事業

CREが物流倉庫などを自社で開発し売却する事業です。

  1. 物流施設を開発し
  2. テナントを付け
  3. テナント付きで売却し
  4. 売却益を得る

1の不動産管理事業を通して、CREは物流施設の所有者やテナントのニーズを熟知しています。

また、テナント誘致などのノウハウも持っています。

これらを活用して使用者のニーズに合った物流施設を開発するということです。

3.アセットマネジメント事業

上記2つのノウハウをフル活用した事業です。

簡単に言うと不動産投資案件を作って投資を募集、運用する事業です。

  1. 不動産投資案件を作り
  2. 投資や出資を募り
    • 投資家の出資
    • 金融機関からの融資など
  3. 物件を購入し
  4. 運用、管理し
    • 運用益を得る(テナント料など)
  5. 最後に売却し
    • 売却益を得る
  6. 収益を分配する

CREが投資案件を作り、投資家などが出資して利益を得る。

そして、CREが運用などをすべて代行して手数料をもらうというビジネスです。

左野くん
左野くん

投資事業の胴元みたいな感じだね。

 

CRE Fundingの役割

このアセットマネジメント事業ですが、投資できるのは主に機関投資家や金融機関だけでした。

投資単位が100万円から数億円に及び、REITでも最低10万円は必要だからです。

このため、僕たち庶民が投資するのは簡単ではありませんでした。

右田さん
右田さん

貧乏人はお呼びじゃないってことね。

そこで登場したのがCRE Fundingです。

CRE Fundingを使って小さなお金を大きくまとめる。

こうすることで、個人投資家が少額で投資できるようになったのです。

今までハードルが高かった大規模な投資案件に個人投資家が参加できるようにする。

これがCRE Fundingの役割です。

タロウさん
タロウさん

良い時代になったものです!

 

CREの経営者

CREの経営者について見ておきます。

山下 修平

山下修平氏はCREの創業者であり代表取締役会長です。

慶應大学卒業後、日本興業銀行を経て父親が経営する不動産管理会社「公共建物」に入社しました。

アメリカ留学中に物流不動産が今後日本でも発展すると考え、物流不動産に特化した不動産管理会社としてCREを設立しました。

その後、わずか6年半で東証一部上場を達成しています。

祖父はアラビア石油創設者の山下太郎氏で、3代続く資産家です。

 

CRE Fundingの運営会社と経営者のまとめ

ここまでを簡単にまとめます。

  1. 実質的な運営会社はCRE
    • 物流不動産に特化した不動産開発管理会社
    • 東証一部上場
  2. 事業内容
    • 不動産管理事業(大家さん代行業)
    • 物流投資事業(物流施設を開発して売却)
    • アセットマネジメント事業(投資案件作り)
      • 金融機関や機関投資家が対象
      • CRE Fundingで個人も投資可能に
  3. 経営者は山下修平氏
    • 3代続く資産家
    • 米国留学中に物流不動産に着目
    • 創業から6年半で東証一部上場
タロウさん
タロウさん

ここまで、CRE Fundingの運営会社と経営者についてでした!

CRE Fundingのメリット

ここからはCRE Fundingのメリットを見ていきます。

 

1.東証一部上場なので安全性が高まる

実質的な運営会社のCREは東証一部上場企業です。

内部監視体制などが整っており、不正が起こる可能性が低いです。

実際、これまでに上場系のソシャレン業者では、不正や不祥事は起こっていません。

左野くん
左野くん

非上場の業者に比べて安全性が高いのは間違いないね。

 

2.物流不動産のプロなので安全性が高まる

CREは物流不動産の専門業者で、国内ではトップ3に入る実績を持っています。

そして、CRE Fundingで募集されるのは、倉庫など物流不動産への投資案件です。

物流不動産のプロが物流不動産の投資案件を組成、募集、運営する。

プロが自分の得意分野で運営することでCRE Fundingの安全性が高まります。

 

3.実績があるので安全性が高まる

CREは2014年からアセットマネジメント事業を行っており、2019年7月期の受託資産残高は1,201億円です。

これまでに多くの機関投資家や金融機関が投資しており、一定の安全性が実証されています。

CRE Fundingで募集されるのは、そんなCREのアセットマネジメント事業で作られる投資案件です。

実績がある企業が作る投資案件ですので、安全性が高まります。

右田さん
右田さん

プロの投資家が投資するレベルの案件に、私たちも投資できるってことね。

 

4.投資対象が物流不動産なので安全性が高まる

他のソシャレン業者でも不動産を担保にした案件が募集されています。

しかし、そのほとんどは住宅地やマンション、オフィスビルなどです。

CRE Fundingで投資すると、僕たち投資家の投資対象に物流不動産が加わります。

投資対象の種類が分散するため、投資の安全性が高まります。

タロウさん
タロウさん

分散投資は投資の基本です!

 

5.FUELが外部から監視するので安全性が高まる

FUELが事前審査

上述した通り、CRE FundingはFUELオンラインファンドに参加して運営されます。

このFUELオンラインファンドには誰でも自由に参加できるわけではありません。

参加できるのはFUELが行う5段階100項目以上の審査をクリアした企業だけです。

最終審査には社外取締役も加わり、1人でも反対者が出れば参加不可となります。

左野くん
左野くん

上場企業相手でも容赦ないんだね。

運用期間中はモニタリング

そして、FUELオンラインファンドで募集される案件も5段階の審査を受けます。

最終審査で1人でも反対者が出たら募集できません。

さらに、運用期間中は事前の説明通りに運用されているか、3ヶ月ごとにモニタリングが入ります。

右田さん
右田さん

でもさ、審査やモニタリングがいい加減だったり甘くなったりとかは大丈夫なの?

FUELが外部から審査

確かに、みんなのクレジットやラッキーバンクなどでは、過去に不適切な貸付が行われました。

しかし、そういった業者では、

  • 投資家からお金を集める係
  • 集めたお金を貸す係

が実質的に同一企業であり、牽制作用が働いていませんでした。

これに対して、FUELオンラインファンドでは2つの係が完全に別の企業です。

FUELは外部の立場からCREを監視するため安全性が高まります。

 

6.情報が公開されるので安全性が高まる

CRE Fundingでは投資対象となる物件の細かい情報が公開されます。

例えば第1号案件では次のような情報が公開されました。

  • 借り手企業の名称
  • 物件名
  • 所在地
  • 敷地面積
  • 用途地域
  • 建ぺい率・容積率
  • 延床面積
  • 構造
  • 設計者・施工者
  • 共同出資者と出資額
  • 賃借人
  • 賃貸借期間
  • etc

不動産系のソーシャルレンディングでは、間違いなくトップクラスの情報量です。

十分な情報をもとに案件を調べられるので、投資の安全性が高まります。

タロウさん
タロウさん

ソーシャルレンディングで情報公開が進むのは大歓迎です!

 

7.連帯保証が付くので安全性が高まる

CRE Fundingの案件にはCREの連帯保証が付きます。

つまり、借り手が返済できなくなったら、CREが代わりにお金を返してくれるということです。

東証一部上場企業が連帯保証を実行しないなどまずありえないので、安全性は最強レベルです。

タロウさん
タロウさん

僕たちのお金は高い確率で戻ってきます!

 

8.FUELでまとめるので資金効率が向上する

CRE Fundingはデポジット口座方式です。

デポジット口座方式とは?

デポジット口座方式とは次のような仕組みです。

  1. 業者内にある自分用の口座(デポジット口座)に
  2. 事前にお金を振り込んでおき
  3. そのお金を使って
  4. 案件に投資する
  5. 運用期間が終わると
  6. お金がデポジット口座に戻ってくる

デポジット口座方式の問題点

デポジット口座方式には大きな問題点があります。

  1. 投資するためにデポジット口座に10万円振り込んだ
  2. 募集が先着順(早い者勝ち)で投資できなかった
  3. デポジット口座で10万円が寝てしまう
左野くん
左野くん

クリック合戦に負けるとこうなるんだよね…

FUELでは他の業者の投資にも使える

ですが、FUELオンラインファンドにはCRE Funding以外にもソシャレン業者が参加します。

そして、デポジット口座のお金はFUELオンラインファンド内のすべての業者への投資に使えます

ですので、CRE Fundingでクリック合戦に負けても、その10万円で他の業者の案件に投資することができるのです。

戻ってきたお金も自由に使える

さらに、デポジット口座に戻ってきたお金も自由に使えます。

ですので、

  1. CRE Fundingで投資して
  2. 運用期間が終わって戻ってきたお金で
  3. 別の業者に投資

ということもできます。

デポジット口座でお金が寝る可能性が下がるので、資金効率が向上します。

タロウさん
タロウさん

いちいち別の業者の口座に入金しなくて済むので、銀行の振込手数料も節約できます!

 

9.運用期間中に分配があるのでうれしい

第1号案件では分配は3ヶ月ごとでした。

満期一括で最後にまとめて分配ではなく、運用期間中にも分配があります。

儲かってる感を味わいたいという人にはうれしいのではないでしょうか。

右田さん
右田さん

お金がチャリンチャリンと入ってくるのはうれしいよ。

 

10.募集案件が増える可能性がある

これは僕の予想です。

CREは中期経営計画で「アセットマネジメント事業の受託資産残高を5,000億円にまで引き上げる」としています。

2019年7月期の実績が1,201億円ですので4倍以上です。

これを実現させるには、募集する投資案件や金額を大幅に増やす必要があります。

ですので、CRE Fundingでの募集案件、募集額も大幅に増える可能性があります。

タロウさん
タロウさん

投資機会が増えるので、ムッチャうれしいです!

 

11.大型案件が募集される可能性がある

これも僕の予想です。

第1号案件は小規模な物流倉庫だったため、募集額は1千万円と少額でした。

ですが、CREは自社で大規模な物流施設を開発しており、開発には数十億円の資金が必要です。

もし、その資金の調達にCRE Fundingが利用されるようになれば、億円単位の大型案件がCRE Fundingで募集される可能性があります。

左野くん
左野くん

数億円だとクリック合戦なしで投資できるのでありがたい!

 

CRE Fundingのメリットのまとめ

CRE Fundingのメリットをまとめます。

  1. 運営会社が東証一部 → 安全性アップ
  2. 物流不動産のプロ → 安全性アップ
    • プロが自分の得意分野でCRE Fundingを運営
  3. 実績がある → 安全性アップ
    • 2014年よりアセットマネジメント事業
    • 2019年7月期は1,201億円
  4. 投資対象が物流不動産 → 安全性アップ
    • 分散投資につながる
  5. FUELが外部から監視 → 安全性アップ
    • 参加企業と案件を事前審査
    • 社外取締役も含めて全会一致が条件
    • 運用期間中はモニタリング
  6. 情報公開 → 安全性アップ
    • トップクラスの情報量
  7. 東証一部の連帯保証 → 安全性アップ
  8. FUELでまとめる → 資金効率アップ
    • デポジット口座でお金が寝にくい
    • 振込手数料も節約できる
  9. 運用期間中に分配がある
  10. 投資案件が増えるかも?
    • 中期経営計画で1,201億円→5,000億円
  11. 大型案件が出るかも?
    • 億円単位ならクリック合戦なし
タロウさん
タロウさん

以上、CRE Fundingのメリットについてでした!

CRE Fundingのデメリットとリスク

次はCRE Fundingのデメリットとリスクです。

 

1.元利保証ではないのでリスクがある

これはCRE Fundingに限らずソーシャルレンディングに共通のリスクです。

利益は保証されない

利回り3%と決められていても、それはあくまでも予定利回りです。

借り手企業の経営状況によっては、分配金が減ったり支払われない場合もあります。

つまり、利益は保証されません

元本は保証されない

借り手企業が返済できなくなった場合、投資したお金の一部、場合によってはすべてが戻ってこない可能性があります。

そうなった場合、CRE Funding、FUELともに代わりに返済してはくれません

CREが連帯保証する場合でも、CREが経営危機で保証できない可能性もあります。

したがって、元本も保証されません

右田さん
右田さん

ノーリスクで確実に儲かる美味しい投資話ではないってことね。

タロウさん
タロウさん

そもそもノーリスクの投資なんてないわけで…

ソーシャルレンディングは貸金業

そもそも、ソーシャルレンディングは貸金業です。

貸金業では一定の割合で貸し倒れが起こります。

ソーシャルレンディングで投資する際には、投資をしているのではなく金貸しをしているという意識を強く持ちましょう。

タロウさん
タロウさん

ソシャレンの最重点は儲けることではなく、貸したお金を回収することです!

 

2.利回りが高くないので儲けにくい

CRE Fundingでは2020年7月までに6つの案件が募集されました。

利回りはすべて3%前後です。

募集時期 案件 利回り
2020年2月 1号 厚木愛川 3.0%
2020年3月 2号 厚木愛川 2.5%
2020年4月 3号 厚木愛川 3.0%
2020年5月 4号 厚木愛川 3.0%
2020年6月 5号 羽生 3.0%
2020年7月 6号 羽生 2.8%

CRE Fundingは手堅い利回りでコツコツ稼ぐタイプの投資です。

高利回りに慣れている人は物足りなく感じるかもしれません。

タロウさん
タロウさん

僕は3%以上あればOKです!

 

3.クリック合戦で投資しにくい

CRE Fundingの応募は先着方式です。

募集開始と同時に早い者勝ちで投資できる人が決まります。

東証一部の信頼感から非常に人気が高く、毎回クリック合戦になっています。

募集開始と同時に応募しないと投資できないので、その時間に仕事がある人は投資しにくいです。

タロウさん
タロウさん

最近では1回あたりの募集額を多くするなど、対策が打たれつつあります!

 

4.デポジット口座方式なので資金効率が下がる

メリットのところで説明した通り、CRE Fundingはデポジット口座方式です。

投資できない状態が長く続くと、デポジット口座でお金が寝て資金効率が下がります。

右田さん
右田さん

デポジット口座からお金を引き出せば良いんじゃない?

 

5.出金手数料は投資家負担なのでコストが増える

CRE Fundingではデポジット口座から自分の銀行口座に引き出す際の出金手数料(振込手数料)は投資家負担です。

振込手数料はたかだか数百円ではありますが、投資額が少ない場合、

  • 利回り:3%
  • 運用期間:1年
  • 投資額:3万円
  • 分配金 → 3万円×3%=900円

受け取る利益も少ないので、数百円でも率で考えると大きいのです。

左野くん
左野くん

振込手数料が300円だったら利益の3分の1が飛んでいくわけか。

出金手数料が無料なのはクラウドバンクなど一部の業者だけで、CRE Fundingの条件が取り立てて悪いわけではありません。

ですが、投資額が少ない場合は影響が大きいことは覚えておきましょう。

 

6.分別管理が信託保全ではないのでリスクがある

投資したお金はCREやFUEL自身とは別の銀行口座で管理(分別管理)されます。

ただし、CRE Fundingでは分別管理の口座は信託銀行ではなく普通銀行の口座です。

信託保全されていないため、

  1. 僕たちのお金が
  2. 分別管理口座にあるタイミングで
  3. CREやFUELが破産すると
  4. 僕たちのお金は破産管財人の管理下に入り
  5. 多くの場合戻ってこない

ということになります。

普通銀行の口座である場合は「分別管理=安全」ではないので注意しましょう。

タロウさん
タロウさん

ソシャレン、クラファンで信託保全をしているのはCREALだけです!

 

7.途中解約できないのでリスクを避けにくい

CRE Fundingでは投資を申し込んでも、募集中ならばキャンセルできます。

しかし、応募満額になり募集を終了したあとは途中解約はできません。

募集後にCREの経営状態が悪化しても満期が来るまでお金を引き出せないので、リスクを避けにくいです。

右田さん
右田さん

これはすべてのソシャレン業者について共通だよ。

 

CRE Fundingのデメリットとリスクのまとめ

CRE Fundingのデメリットとリスクをまとめます。

  1. 元利保証ではない → リスクあり
    • 利益は保証されない
    • 元本も保証されない
  2. 利回りが高くない → 儲けにくい
    • 2~5%
  3. 毎回クリック合戦 → 投資しにくい
    • 対策は打ちつつある
  4. デポジット口座方式 → 資金効率低下
  5. 出金手数料は投資家負担 → コストアップ
    • 少額で投資する場合は注意
  6. 分別管理口座は普通銀行 → リスクあり
    • 破産の場合に保全されない
  7. 途中解約できない → リスクあり
タロウさん
タロウさん

以上、CRE Fundingのデメリットとリスクでした!

CRE Fundingの評判と口コミ

CRE Fundingは運営を始めたばかりなので、まだ評判や口コミは出ていません。

ある程度出揃ってきたら、こちらで紹介します。

タロウさん
タロウさん

それまでお待ちを!

 

CRE Fundingで投資して大丈夫かの判断

それでは以上を踏まえて、CRE Fundingで投資して大丈夫かを判断します。

 

事業者リスクについての判断

まず、CRE Fundingの運営会社であるCREの事業者リスクについての判断です。

  1. 信頼性が高い
    • 東証一部上場企業
    • 物流不動産の大手
  2. 経営者リスクは低い
    • 創業者が過半数の株を保有(オーナー企業)
    • 創業家は3代続く資産家
    • あえて不正をするメリットがない
  3. ソシャレン業者としての適性がある
    • アセットマネジメント事業での実績
    • 多くの機関投資家や金融機関が投資
    • 実績があるCREがソシャレン案件作り

CREは物流不動産の大手で東証一部上場企業です。

事業者としての信頼性は同業他社に比べて極めて高いと言えます。

CREの株式の過半数を保有する山下家は3代続く資産家です。

社会的地位もあり、CREのメイン事業ではないCRE Fundingでわざわざ不正をするメリットがありません。

CREはアセットマネジメント事業で年間1千億円を超える実績があり、多くの機関投資家や金融機関がCREの案件に投資しています。

CRE Fundingではその実績に基づいて作られた案件に、投資することができます。

以上より、CRE Fundingの事業者リスクについて以下のように判断します。

  1. 事業者リスクは極めて低い
  2. 運営会社がCREであることは、CRE Fundingを投資先として選ぶ積極的な理由となる

 

CRE Funding自体についての判断

次に、CRE Funding自体についての判断です。

  1. 安全性を高める要素がある
    • 運営会社が東証一部
    • 物流不動産のプロが運営
    • アセットマネジメント事業での実績
  2. FUELオンラインファンドとしての優位性がある
    • FUELが外部から審査+モニタリング
    • 複数の業者をまとめることで資金効率アップ
  3. 今後の発展性が期待できる
    • CREはアセットマネジメント事業を拡大方針
    • 大型案件が募集される可能性
  4. デメリットは大きくない
    • 元利保証ではない
    • 利回りが高くない
    • 出金手数料が有料
    • 他の業者の多くが同じ条件

CRE Fundingは物流不動産のプロが運営する、物流不動産に特化したソーシャルレンディングです。

案件作りにはCREのアセットマネジメント事業での経験が活かされており、高い安全性が期待できます。

FUELオンラインファンドに参加という形を取っているため、FUELの外部監視が働く点もプラス評価です。

CREはアセットマネジメント事業を大幅に拡大する方針を打ち出しています。

これが実現すればCRE Fundingでの募集件数、募集額の増加が期待できます。

デメリットもありますが、他の業者も同様であり、CRE Funding固有のデメリットとは認められません。

以上より、CRE Funding自体について以下のように判断します。

  1. 特に安全面において投資先として優位である
  2. 今後の発展も期待でき投資先として選択する価値が十分にある

 

投資して大丈夫と判断

運営会社は東証一部上場企業で高い信頼性を有します。

アセットマネジメント事業で豊富な実績があり、ソーシャルレンディング業者としての適性も十二分です。

FUELが外部から監視するなど、安全性を担保する仕組みも用意されています。

今後の発展も期待でき、投資先として選択しない理由が見当たりません。

以上より、CRE Fundingで投資して大丈夫であると判断します。

CRE Fundingの注意点と対策

CRE Fundingで投資する際の注意点を3つ挙げます。

 

1.案件をしっかり選ぶ

「CRE Fundingは良い=CRE Fundingの案件はすべて良い」ではありません。

上述した通り、ソーシャルレンディングには貸し倒れのリスクが常にあります。

投資はすべて自己責任です。

「CRE Fundingだから大丈夫」ではなく、一つ一つの案件をしっかり調べ、安全だと自分で確信が持てる案件に絞って投資しましょう。

タロウさん
タロウさん

調べる手間を面倒がると、いつか必ず痛い目にあいます!

 

2.CREの業績に注意

僕がCRE Fundingを良いと評価する最大のポイントは安全性です。

そして、その安全性を担保しているのは、

  1. 親会社のCREが東証一部上場企業で
  2. 経営危機といった状態ではない

ことです。

経営状態に問題がない上場企業が、決算発表資料で3行しか言及されていないソーシャルレンディング事業で不正をするなどあり得ません。

逆に言うと、CREの経営に問題が起きたら要注意です。

ですので、CREの経営状況や株価などに常に関心を払いましょう。

左野くん
左野くん

定期的にチェックした方が良さそうだね。

 

3.FUELにも注意

もう一つの注意点はFUELオンラインファンドを運営するFUELです。

有望な企業ですし期待もしていますが、そうは言ってもベンチャー企業です。

FUELオンラインファンドを始めたばかりで実績もゼロです。

現時点ではまだ「FUELだから大丈夫」と言える状態ではありません

FUELの動向やニュースも常にチェックしましょう。

タロウさん
タロウさん

自分のお金を守れるのは自分だけです!

CRE Fundingでの投資のまとめ

最後にまとめます。

  1. CRE Fundingの事業者リスクは極めて低い
    • 東証一部上場
    • 経営者リスクも低い
    • ソシャレン業者としての適性も十分
  2. CRE Funding自体の優位性も高い
    • 不動産のプロが運営など安全性を高める要素
    • FUELオンラインファンドとしての優位性
    • アセットマネジメント事業拡大など今後の発展性
  3. CRE Fundingの注意点
    • CREとFUELを常にチェック

東証一部上場企業が実績豊富なアセットマネジメント事業をもとに運営。

ソーシャルレンディングに安全性を求める投資家にオススメです。

右田さん
右田さん

お給料以外の収入源があると安心だよ。

●公式サイト:CRE Funding(FUELオンラインファンド)

退会もスマホで簡単にできるので安心です。

タロウさん
タロウさん

以上、CRE Fundingについてでした!

コメント

キャンペーン

ソーシャルレンディングと不動産クラウドファンディングでは、投資額などに応じてプレゼントなどがもらえるキャンペーンを業者が開催することがあります。

例えば次のようなものです。

  • 会員登録でアマゾンギフト券1,000円分プレゼント
  • 10万円以上の投資で投資額の1%分のアマゾンギフト券を贈呈
  • 投資した人の中から抽選で50名に高級焼肉セットをプレゼント

最新のキャンペーン情報は下記記事にまとめています。

最新のキャンペーン情報

途中解約

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングでは投資を行う期間、言い換えると、業者にお金を渡して戻ってくるまでの期間が事前に決まっています。

その期間の途中で契約を破棄し、お金を返してもらうのが途中解約です。

ソシャレン、クラファンともにほとんどの業者で途中解約は認められていません。

途中解約ができるのは大家どっとこむなどごく一部です。

基本的に運用期間が終わるまでお金は戻ってこないと考えてください。

キャンペーン

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デビュー案件

業者が運営を開始後、初めて募集する第1号案件のことを、このブログではデビュー案件と呼んでいます。

このブログが独自に使っている用語であり、一般用語ではありません。

デビュー案件は一般に安全性、利回りともに高いことが多いです。

また、運営開始直後で会員がまだ少ないため、競争率が低く投資しやすいです。

デビュー案件はおすすめだと僕は思っています。

軍用地案件

軍用地案件はソーシャルレンディングのPocket Fundingが扱っている案件です。

担保が投資用不動産として人気が高い軍用地であるため、元本をほぼ確実に回収できることから、安全性が非常に高い人気の案件です。

なぜ、軍用地案件で元本をほぼ確実に回収できるのかは、この狭いスペースでは説明できません。

3分で読めますので、こちらの記事を参照してください。

軍用地案件の安全性が高い理由

1棟アパート、1棟マンション

不動産クラウドファンディングで「1棟アパート、1棟マンション」という表現を使う場合、アパートやマンション丸々1棟が投資対象であることを表します。

逆に投資対象が部屋単位である場合は「区分マンション」という表現を使います。

(区分アパートというのは聞いたことがありません)

海外案件

ソーシャルレンディングでは投資家のお金を借りるのが海外の企業であったり、借り手が日本企業であっても資金使途が海外企業への出資であるなど、投資家のお金の最終的な行先が海外である案件を海外案件といいます。

不動産クラファンでは投資家のお金で取得するのが海外の不動産である案件を海外案件といいます。

一般に海外案件は利回りが高い一方、海外ゆえにリスクが高くなることが多いです。

投資においてリターンとリスクはワンセットであり、ハイリターン・ローリスクはありえません。

初心者は海外案件には手を出さないことを強くおすすめします。

分散投資

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで分散投資とは、利用する業者や投資する案件、案件のタイプなどを集中させず、複数に分ける投資手法のことです。

例えば、ソシャレンで1つの業者だけを使っている場合、その業者が倒産するとすべての資産を失うことになります。

また、不動産クラファンで東京の物件だけに投資していると、東京の地価の下落が全投資額に影響を及ぼしますよね?

分散投資をすることで大きな被害を防ぎ、万が一の場合でも被害を小さく済ませることができます。

事故

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで分配金の支払いや元本の償還が遅れたり、元本が戻ってこなくなるなどのトラブルを、このブログでは「事故」と表現しています。

業者

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングの運営会社のことを、このブログでは「業者」と呼んでいます。

FundsやCREAL、バンカーズ、いずれも業者です。

Fundsのサイトの画像

「事業者」という表現を使っているメディアもあります。

満了

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで募集額満額の応募が集まることを、このブログでは「満了」と表現しています。

募集額1億2千万円の案件で、応募が1億2千万円集まった状態が満了です。

満了のイメージ画像

「完売」という表現を使っているメディアもあります。

担保順位

1つの担保に複数の貸し手がいる場合の、貸したお金を回収する優先順位のことです。

例えば、評価額1億円の土地を担保に3者が下のように融資したとします。

担保順位 貸し手 融資額
第一順位 悪徳銀行 6千万円
第二順位 腹黒信金 2千万円
第三順位 山田さん 1千万円

借り手が返済できなくなり担保を処分するも、8千万円でしか売れなかった。

この場合、まず悪徳銀行が6千万円を回収、次に腹黒信金が2千万円を回収します。

第三順位の山田さんは1円も回収できません。

ソシャレン業者の担保順位が低い場合は注意が必要です。

源泉徴収税

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングでは、業者が20.42%の所得税を引いてから投資家に分配金を支払います。

この20.42%の所得税のことを源泉徴収税といいます。

引かれた源泉徴収税は業者が税務署に納めます。

壁芯面積

マンションの部屋の面積を測る際に、壁の中心線を基準に出した面積を壁芯面積といいます。

一方、我々が普通に使う壁の内側の線を基準に出した面積は内法面積です。

壁芯面積と内法面積の説明図

1口単位と最低口数

1口単位とは投資できる金額の単位です。

例えば1口=10万円の案件では、20万円、70万円と10万円単位で投資できます。

ですが、13万円や99万円では投資できません。

最低口数とは投資する際に最低限必要な口数です。

例えば以下の案件の場合、

  • 1口単位:1万円
  • 最低口数:2口

最低2万円から1万円単位で投資できます。

右田さん
右田さん

2万円の次は3万円だよ。

こんな感じに別ウィンドウが開き、ここで用語の解説などをします。

右下の「close」か別ウィンドウの外の部分をタップすると、別ウィンドウが閉まり記事に戻ります。

不成立

不成立とは案件の募集を行ったが、事情により案件を実行できなくなることです。

例えば、応募が最低成立金額に達しない場合、案件を実行できず不成立となります。

また、不動産クラファンで応募は順調に集まっていたものの、取得予定だった不動産に不備が見つかったため取得が中止になり、案件が不成立となることもありえます。

逆に成立は応募が集まり案件を実行できるようになることです。

最低成立金額

例えば、ソーシャルレンディングで「投資家から5千万円集めて企業に貸す」という案件があるとします。

この案件を募集して10万円しか集まらなかったら、ぜんぜん足りないので貸せませんよね?

でも、不足が数百万円ならば、その分は業者が自社で資金を出して合計5千万円とし、企業への融資を実行できるかもしれません。

そこで、業者が募集の際に「4千万円以上集まれば、満額集まらなくても不足分は自社で負担して融資を実行します」と約束します。

この場合の4千万円が最低成立金額です。

つまり、最低これだけ集まれば案件を実行しますよというラインのことです。

貸付金利

ソーシャルレンディングでは投資家から集めたお金を企業などに貸し、得られた利益を投資家に分配します。

例えば、企業に7%で貸し、ソシャレン業者が利益を2%取り、5%を投資家に分配します。

ソーシャルレンディングの貸付金利の説明図

企業に貸す際の金利(上図の7%)が貸付金利です。

上場企業系

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディングで「上場企業系の業者」とは、業者自身やその親会社などが上場企業である業者を指します。

上場企業は信用力が高いことから、上場企業系の業者が運営するソシャレン、不動産クラファンは信頼性、安全性が高いと多くの投資家に認識されています。

ただし、「上場企業系=100%安全」とは限らないので注意が必要です。

運用と運用期間

不動産クラウドファンディングにおいて運用とは、投資家から集めた資金で取得した不動産を、賃貸したり売却したりすることで利益を生み出すことをいいます。

運用を行う期間は案件ごとにあらかじめ決められており、これを運用期間といいます。

マスターリース契約

不動産クラウドファンディングでは投資家の資金で不動産クラファン業者が物件を取得し、入居者から家賃を得ます。

しかし、入居者が見つからなければ家賃が入らず、投資家が分配金を得られなくなります。

そこで、不動産クラファン業者が不動産業者と次のような契約を結びます。

  1. 不動産クラファン業者が不動産業者に部屋を貸す
  2. 不動産業者が入居者に部屋を貸す
  3. 入居者が見つからなくても不動産業者は毎月の家賃を不動産クラファン業者に払う

マスターリース

これがマスターリース契約です。

マスターリース契約により投資家は入居者が見つからないリスクから隔離され、投資の安全性が向上します。

部分当選

ソーシャルレンディングと不動産クラウドファンディングの募集には、早い者勝ちの先着方式の他に、応募した人の中から投資できる人を抽選で決める抽選方式があります。

抽選方式では、50万円で応募して当選したら50万円投資できるのが基本です。

しかし、50万円の内、30万円分だけ当選する(=30万円だけ投資できる)こともあります。

これが部分当選です。

当選者の最後の1人が残額を割り当てられて部分当選になる場合の他、多くの人を当選にするために業者が全員を部分当選にする場合などがあります。

借り手企業

ソーシャルレンディングでは投資家から集めたお金を、ソシャレン業者が企業に貸します。

投資家のお金を借りるのが借り手企業です。

ソーシャルレンディングの仕組み

そして、借り手企業が支払う利息が、投資家が受け取る分配金となります。

一方で、借り手企業が倒産したり返済不能になると、投資家のお金が戻ってこないことも。

ソーシャルレンディングのリスク

ですので、ちゃんと返済できるのか?ソーシャルレンディングでは借り手企業の見極めが非常に重要です。

満室賃料

満室賃料とは、その物件が満室の場合に得られる想定賃料のことです。

全4室の1棟アパートで、各部屋の賃料が以下の場合、

  • 101号室:4.5万円
  • 102号室:4.5万円
  • 201号室:5.5万円
  • 202号室:5.5万円

満室賃料は月間20万円、年間240万円です。

空室リスク

空室リスクとは投資対象物件に入居者がつかず、空室で家賃収入を得られなくなるリスクです。

匿名組合型と任意組合型

不動産クラウドファンディングを含む不動産特定共同事業は、主に匿名組合型と任意組合型に分かれます。

主な違いは一般に下表の通りです。

匿名組合型 タイプ 任意組合型
匿名組合契約 契約 任意組合契約
なし 物件の所有権 あり
少なめ 最低出資額 多め
短め 運用期間 長め
有限責任 責任 無限責任
雑所得 所得区分 不動産所得

物件が倒壊して隣接する建物に被害が及んだ場合、任意組合型では出資額を超えて賠償責任が発生します。

匿名組合型の場合は責任範囲は出資額が上限であり、最悪でも全損で済みます。

任意組合型は所得区分が不動産所得で有利なため、相続など節税対策に使われることが多いです。

不動産クラファンではほとんどの案件が匿名組合型です。

不動産特定共同事業

不動産特定共同事業は次のような事業です。

  1. 複数の投資家から出資を受け
  2. 集まった資金で不動産を取得、運用し
  3. 得られた利益を投資家に分配する

多くの場合、1億円の1棟マンションを100口の持ち分に分割し、1口100万円で販売するといった、不動産小口化商品の形を取ります。

不動産特定共同事業のうち、募集などをインターネットを使って行うのが不動産クラウドファンディングです。

不動産小口化商品

不動産小口化商品は不動産を小口の持分に分割して販売する不動産投資商品です。

例えば、1億円の1棟マンションを1口100万円の持分100口に分割し、1口単位で販売します。

仮にこのマンションで1,000万円の利益が出た場合、1口投資した人は10万円、5口投資した人は50万円を得るイメージです。

不動産クラファンの場合、持分には利益の分配を受ける権利が含まれますが、物件の所有権は含まれません。

 

デポジット口座

デポジット口座とは業者内で投資家ごとに設置されるお財布のようなものです。

デポジット口座方式の業者では、投資家は事前に銀行から業者にお金を振り込み、そのお金は業者内のデポジット口座で保管されます。

デポジット口座

そして、デポジット口座のお金で案件に投資します。

また、分配金や償還された元本はデポジット口座で保管され、投資家が必要なときに出金申請し、自分の銀行口座に引き出します。

デポジット口座

 

売却リスク

不動産において、物件が予定通りの価格で売却できない、もしくは、売却そのものができない可能性を売却リスクといいます。

売却リスクが現実化すると、投資家には次のような不利益が生じる場合があります。

  • 分配金が予定額を下回る
  • 分配を受けられない
  • 元本の一部が戻ってこない
  • 元本のすべてが戻ってこない

流動性

不動産において、売買のしやすさや、現金化のしやすさを流動性といいます。

都心の一等地など需要が高く売りやすい物件は「流動性が高い」、逆に農村の空き家など需要が低く売りにくい物件は「流動性が低い」です。

譲渡

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディングで自分の出資持分(利益の分配や元本の償還を受ける権利)を、第三者に譲り渡すことを譲渡といいます。

例えば、〇〇FUNDINGで10万円投資し、それを第三者(〇〇FUNDINGを含む)に10万円(もしくはそれ以外の金額)で買い取ってもらうイメージです。

入金と出金

投資するお金をソシャレン、クラファン業者の銀行口座に振り込むことを入金といいます。

運用が終わったお金が業者から投資家の銀行口座に振り込まれることを出金といいます。

元本

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで、投資家が出資(投資)したお金のことを元本といいます。

リフォームとリノベーション

リフォーム、リノベーションともに、住宅の改修や改築を指します。

両者の違いはリフォームは「元の状態に戻す」ことであり、例えば壁の張替えや外壁の塗替えはリフォームです。

対して、リノベーションはリフォームよりも大がかりな改修、改築を行うことで「住宅の機能や価値を高める」ことを指します。

例えば、床暖房の新設や、壁を撤去して広々としたLDKへの間取りの変更はリノベーションです。

リフォームが老朽化で800万円に下がった物件の価値を元の1,000万円に戻すのに対し、リノベーションでは機能を付加して1,200万円に高めるイメージです。

分配と分配金

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで、運用で得られた利益を投資家に支払うことを分配といいます。

また、支払われる利益を分配金と呼びます。

案件

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで、募集される1つ1つの投資商品のことを案件と呼びます。

この用語は次のように使われます。

  • 〇〇業者から新しい案件が出た
  • 今度の案件は利回りが高い
  • 先週は△△案件に10万円投資した
  • □□業者は先月は3案件募集があった
  • ◇◇案件に応募したが抽選で落選した

すいません、上手く説明できなくて。

区分マンション

マンションを部屋単位で購入し投資する場合、「区分マンションに投資する」といった表現をします。

対して、1棟単位で購入、投資する場合は「1棟マンションに投資する」といいます。

独立した部屋1つ1つが区分マンションであり、面積や間取りを問いません。

ワンルームでも4LDKでも区分マンションです。

大島てる

大島てるは全国の事故物件情報を掲載するウェブサイト、及び、そのサイトを運営する会社の名称です。

先着方式と抽選方式

ソーシャルレンディングと不動産クラウドファンディングの募集方式は2つあります。

一つは募集開始と同時によ~いどんで早い者勝ちで投資できる人が決まる先着方式です。

もう一つは募集期間中に応募した人の中から抽選で投資できる人を決める抽選方式です。

成立前書面

成立前書面(契約成立前書面、契約締結前交付書面)は、ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで案件に応募する前に確認する書類です。

確認することで応募できるようになります。

成立前書面の確認画面

案件の詳細情報や契約内容などが書かれており、契約書に相当するものだと考えてください。

多くの業者で募集開始前から確認が可能です。

サイトに書かれていない情報も多いので、事前に必ず確認することを強くおすすめします。

モニタリング

ソーシャルレンディングにおいてモニタリングとは、借り手が融資契約を守れるか、ソシャレン業者が監視することをいいます。

業者によって異なりますが具体的な作業としては、定期的な借り手企業の訪問、経営者などへのヒアリング、財務書類のチェックなどがあります。

定期的にモニタリングを行うことで借り手の異常などを早期に察知し、貸し倒れを防ぐことができます。

このため、業者のモニタリングの実施とその精度は投資家にとって重要です。

あと入金と事前入金

投資するお金を業者に入金する方法は2つあります。

一つは先着や抽選の結果、投資できることが決まってから業者の口座に振り込むあと入金方式です。

もう一つは募集開始前に業者のデポジット口座への入金が必要な事前入金方式です。

デポジット口座

デポジット口座のお金は応募した案件への出資に充当されます。

ただし、抽選に落選などで投資できなくなると、入金したお金がデポジット口座で寝ることになります。

さらに、このお金を自分の口座に出金する際の振込手数料が投資家負担の業者もあります。

投資家にとってはあと入金の方が有利です。

 

早期償還

ソーシャルレンディングで借り手が予定より早く返済したり、不動産クラウドファンディングで物件が予定より早く売れることがあります。

そういった理由で案件の運用が予定より短い期間で終わり、業者が元本を予定より早く投資家に返すことを早期償還といいます。

例えば、運用期間12カ月の予定が6カ月で早期償還になると、受け取る分配金は基本的に半分になります。

ネガティブに捉えられがちですが、業者が確実に返済できる借り手、売れる物件を選んで案件を組成した証でもあります。

分配原資

分配原資とは分配金の出どころのことです。

例えば、入居者から得る家賃から投資家に分配金を払う場合、分配原資は家賃です。

家賃はインカムゲインですので、分配原資はインカムゲインとも表現できます。

組成

案件を作ることを組成といいます。

  • 投資対象は緑町ハイツ102号室で
  • 利回りは4.5%で
  • 運用期間1年
  • 募集総額2,300万円の案件を作る

こうやって案件が出来上がります。

組成 → 募集 → 運用開始 → 運用終了 → 償還

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディングの案件はこのような流れで運営され、その最初の段階が案件の組成です。

元本毀損

元本毀損(元本割れ)とは投資したお金の一部、または、すべてが戻ってこなくなることです。

例えば、不動産クラウドファンディングで2,000万円で取得した物件が1,500万円でしか売れなかった場合、元本の一部が戻ってこないことがあります。

また、取得した物件が地震で倒壊し売れなくなった、ソーシャルレンディングで借り手企業が倒産したなどで、元本の全額が戻ってこないこともありえます。

クラファン案件の管理手数料

不動産クラファンで区分マンションなどが投資対象になる場合、物件の入居者募集や家賃徴収といった管理業務が行われます。

これらの業務は業者または外部の不動産業者が代行し、そこでは管理手数料が発生します。

案件の利回りはこういった手数料や経費も差し引いた上で計算されたものです。

ですので、投資家が管理手数料を別途支払う必要はありません。

優先出資と劣後出資

不動産クラファンでは一般に投資家と業者が共同で出資し、物件を取得します。

例えば、投資家が2,400万円、業者が600万円出資し、3,000万円の物件を取得するといった感じです。

出資者 出資額
投資家(優先出資) 2,400万円
業者(劣後出資) 600万円
出資総額 3,000万円

この時、投資家分の出資を優先出資業者分の出資を劣後出資といいます。

なぜ、そのような言い方をするのかなど、詳しくは下記記事を参照してください。

優先劣後出資方式と劣後出資比率

キャピタルゲイン型

不動産クラファンの案件は大きくキャピタルゲイン型とインカムゲイン型に分かれます。

投資対象物件を売却した際の売却益を分配原資(分配金の出どころ)とする案件がキャピタルゲイン型です。

一方のインカムゲイン型は運用期間中の家賃収益を分配原資とします。

なお、売却益と家賃収益の両方を分配原資とする併用型の案件もあります。

自社買取

不動産クラファンでは運用期間の最後に物件を不動産投資家など第三者に売却するのが一般的です。

しかし、何らかの事情で売却できなかった場合、自社で物件を買い取ることがあります。

売却できずに元本が戻ってこないところが、業者が買い取ることで元本が戻ってくることになるので、自社買取は投資家にとってメリットです。

インカムゲイン型の案件では、最初から自社買取の予定で案件を組成することもあります。

劣後出資比率

不動産クラファンでは一般に投資家と業者が共同で出資し、物件を取得します。

例えば、投資家が2,400万円、業者が600万円出資し、3,000万円のマンションを取得するといった感じです。

このとき、出資総額に対する業者分の出資額の比率を劣後出資比率といいます。

さきほどの例では20%です。

出資者 出資額 出資比率
投資家 2,400万円 80%
業者 600万円 20%
合計 3,000万円

そして、劣後出資比率が高いほど安全性が高まります。

右田さん
右田さん

数字が大きいほど安全だよ。

なぜ高いほど安全なのか?

詳しくは下記記事を参照してください。

優先劣後出資方式と劣後出資比率

償還

案件の運用が終わり、業者が元本を投資家に返すこと、業者から投資家に元本が戻ってくることを償還といいます。

クリック合戦

募集が先着方式の案件では、投資できる人が決まるのは早い者勝ちです。

このため、人気の案件では募集開始と同時に応募が殺到します。

この状態をクリック合戦といいます。

信託受益権

信託受益権とは信託財産から発生する利益を受け取る権利のことです。

詳しくは↓こちらの記事を参照してください。

信託受益権とは?(別タブで開く)

信託受益権とは?(今開いているタブで開く)

抵当権と根抵当権と極度額

抵当権とは借り手が返済できなくなった時に担保を売却し、その代金から他の債権者に優先して返済を受ける権利です。

抵当権は1つの借り入れに対して設定されるため、返済時点で消滅します。

これに対し根抵当権ではあらかじめ融資の上限額を設定し、その範囲内であれば何度でも融資と返済が可能です。

その都度、抵当権の設定登記を行う必要がないため、企業への融資などでよく利用されます。

極度額は根抵当権の融資上限額のことです。

債務履行

まず、「債務」とは他人に対し何らかの行動を行う義務のことです。

そして、債務を実際に行うことを債務履行といいます。

ソーシャルレンディングの場合、借り手(債務者)が利払いや元本の返済をすることや、連帯保証人が借り手に代わってそれらを行うことが債務履行にあたります。

逆に、借り手が経営悪化などに至り、利払いや元本返済をしない(できなくなる)ことが債務不履行です。

LTV

ソーシャルレンディングで使われる用語で、担保評価額に対する融資額の割合をいいます。

例えば、1億円の土地を担保に8千万円を融資する場合、LTVは80%です。

担保が評価額通りに売れるとは限らないため、LTVの数字が小さいほど安全性が高いとされます。

資金使途

ソーシャルレンディングで業者から借りたお金を借り手が何に使うかを資金使途といいます。

延滞

ソーシャルレンディングで借り手が期限内に返済できなくなることを延滞といいます。

また、ソシャレン、不動産クラファンで分配金の支払いや元本の償還が予定より遅れている状態を延滞と呼ぶことがあります。

業者や投資家によっては「遅延」という表現が使われることもありますが、意味は同じです。