【2023年11月6日更新】

TSON FUNDINGって良いの?
新しい業者で投資して大丈夫か不安ですよね?
そこで、クラウドファンディングで1億8千万円以上を投資してきて損失ゼロの僕が分かりやすく解説します。
結論を先に言うと以下の通りです。
- 結論:抽選弱者の救世主
- 利回りが高水準
- 競争率が低く投資しやすい
- 運営会社の経営状態に懸念
- 案件はしっかり選ぶべき
TSON FUNDINGの悪いところも解説しますので、ぜひ参考にしてください。
みなさんの不安が少しでも解消されたらうれしいです!

ホンネでガッツリ解説です!
TSON FUNDINGへの影響は不明ですが、当面は投資判断を慎重に行うことをおすすめします。
見落としている業者がきっとある!

タップできる目次
TSON FUNDINGの概要
まず、TSON FUNDINGの概要です。
基本情報
基本情報は以下の通りです。(2023年11月6日現在、利回りと運用期間は直近1年間の傾向)
サービス名 | TSON FUNDING |
---|---|
運営会社 | TSON |
運営開始 | 2020年10月 |
累計調達額 | 72億3,524万円 |
利回り | 5.5~6.0% |
運用期間 | 5~36カ月 |
最低投資額 | 10万円 |
TSON FUNDINGは名古屋の不動産会社が運営する不動産クラファンです。
これまでに元本の毀損や利払いの遅れは起きていません。

投資家の損は出ていないよ。
●公式サイト:TSON FUNDING
投資の仕組み
TSON FUNDINGは不動産投資型クラウドファンディングというタイプの投資です。
どんな投資なのか、仕組みを簡単に解説します。

知っている方は次へGO!
→ 次へGO!
不動産投資型クラウドファンディングとは?
不動産投資型クラウドファンディング(以下、不動産クラファン)は次のような仕組みの投資です。
- クラファン業者を経由して
- 投資家が少額ずつ出資し
- 集まったお金で不動産を取得し
- 毎月の家賃と
- 最後に不動産を売却して得た利益を
- みんなで分け合う

みんなで大家さんになる感じか。
手軽で手間いらずな不動産投資
普通の不動産投資では大きな資金が必要です。
これに対し、不動産クラファンは数万円から投資できます。
また、不動産投資では次のような作業が発生しますが、
- 物件探し
- 不動産登記
- 入居者探し
- 家賃徴収
- クレーム対応
- 物件の売却
- etc
不動産クラファンではこれらの作業はクラファン業者が代行します。
数万円からできて作業は業者におまかせ。
不動産クラファンは手軽で手間いらずな不動産投資です。

TSON FUNDINGはクラファン業者です!

運営会社
次にTSON FUNDINGの運営会社です。
運営会社はTSON
運営会社はTSONです。
名古屋が本社の不動産会社で、創業から10年以上経っています。
会社名 | 株式会社TSON |
---|---|
代表者 | 金子 勇樹 |
所在地 | 名古屋市中村区名駅三丁目22-8 |
設立 | 2008年8月 |
資本金 | 1億円 |
TSONの経営状況
TSONの経営状況は以下の通りです。(単位100万円)
売上高が大きな成長を見せています。
決算期 | 売上高 | 経常利益 | 純資産 | 自己資本比率 |
---|---|---|---|---|
2019年 | 1,547 | 71 | 462 | 45.3% |
2020年 | 1,697 | 34 | 485 | 39.7% |
2021年 | 2,344 | 137 | 575 | 28.1% |
2022年 | 3,565 | 19 | 591 | 17.8% |
2023年 | 4,862 | 28 | 591 | 13.6% |
ただ、分配金支払いの増加で営業外費用が大幅に増えたため、依然として経常利益率は低い水準です。
自己資本比率も過去最低を更新し続けています。
また、営業キャッシュフローは5期連続のマイナスで、前期比で14倍のマイナスに拡大しました。
規模拡大のために無理をしているのではないか注意が必要でしょう。
IR情報は公開されていますので、決算短信などを読んでみることを強くおすすめします。
TSONの事業内容
TSONの主力事業は戸建住宅や投資用不動産の開発、販売です。
古い体質が残る不動産業界にあって、AIやITを駆使した経営を行っている点が特長です。
自社で開発した不動産物件の販売予測システム「勝率一番」は多くの不動産業者で導入されています。

ハイテクな不動産会社。
不動産小口化商品の実績が豊富
不動産小口化商品とは不動産を小口に分けて出資しやすくした投資商品です。
- 3千万円のマンションに投資する場合
- 普通の不動産投資:1人で3千万円を出す
- 不動産小口化商品:10人が300万円ずつ出す
上の例ですと家賃などの収益を10等分で受け取ります。
TSONは2020年1月に第一弾となる森林再生1号を販売して以来、不動産小口化商品の実績が豊富です。
しかし、当初は1口100万円単位で手続きも書類ベースと、使い勝手が悪いものでした。
これを2020年12月に1口5万円単位、完全オンライン手続きとし、より投資しやすくしたのがTSON FUNDINGです。
AIを活用
TSON FUNDINGにはAIの技術が活かされています。
上述した販売予測システム「勝率一番」には、1億件を超える不動産情報が蓄積されています。
TSONはこのビッグデータとAIを駆使し、投資に適した物件を開発しています。
こうして開発された物件がTSON FUNDINGの投資対象なのです。
TSON FUNDINGで我々が投資するのは、人の勘頼みではなく、データとAIに裏打ちされた物件です。

ビッグデータとAIで投資対象を選ぶ。
TOKYO PRO Market上場
TSONはTOKYO PRO Marketに上場しています。
TOKYO PRO Marketは東京証券取引所の市場の一つで、機関投資家やベンチャーキャピタルなど、プロ投資家だけが参加できます。
上場に際し流通株式数などの形式基準がないなど、市場の格はプライムやスタンダードなどより下です。
ですが、事業遂行の公正さやガバナンス体制などの審査は受けています。
また、決算情報が公開されるので、非上場の業者に比べて安全性をチェックしやすいのが利点です。

経営数値が見られるのは安心。
特長
TSON FUNDINGには他社とは異なる特長があります。
案件は3種類
TSON FUNDINGには3種類の案件があります。
- 匿名組合型案件
- SMART FUNDシリーズ
- 森林再生シリーズ
- 任意組合型案件
- SONAEシリーズ
それぞれについて説明します。
匿名組合型案件
匿名組合型案件は他社と同じ普通の不動産クラファンです。
物件種などによって2種類に分かれ、それぞれの特徴は以下の通りです。
種類 | SMART FUND | 森林再生 |
---|---|---|
物件種 | アパート | 戸建住宅 |
利回り | 5.5~6.0% | 5.5~6.0% |
運用期間 | 12カ月 | 5~12カ月 |
家賃保証 | 有 | なし |
「SMART FUNDはインカム(賃料収入)型、森林再生はキャピタル(売却益)型」と解説しているサイトがありますが。
契約書ではどちらも賃料収入、売却益の両方を分配金に充てられることになっています。
ですので、インカム、キャピタルの違いは気にする必要はないというのが僕の考えです。

大差ないよと。
SMART FUNDは家賃保証(いわゆるマスターリース)があるので、入居者が見つからず空室になった場合も家賃が入ってきます。
ただ、家賃保証は完成後の期間のみに適用され、運用期間すべてが対象なのではない点に注意が必要です。
本音で言うと、匿名組合型の2種類はインカム/キャピタルや家賃保証は気にせず、運用期間や立地(=売却しやすさ)で選ぶのが良いと思います。

本音トークね。
任意組合型案件
任意組合型案件は相続税対策の意味合いが強い商品です。
現金1千万円を相続すると1千万円がまるまる課税対象になります。
これに対して1千万円で不動産を買って相続すると、相続税法上の評価額が数割下がり相続税を減らせるのです。
TSON FUNDINGの任意組合型案件の特徴は以下の通りです。
種類 | SONAE |
---|---|
物件種 | アパート・戸建住宅 |
利回り | 5.5~6.0% |
運用期間 | 18~36カ月 |
家賃保証 | 有 |
任意組合型案件は相続税対策になる一方、デメリットもあります。
- 運用期間が長い
- 優先劣後の仕組みがない
- 出資額を超えて損失が発生する場合がある
ですので、任意組合型は相続税対策をしたいのならばメリットがありますが。
そうでないならば、以下のように匿名組合型の方が有利です。
項目 | 任意組合型 | 匿名組合型 |
---|---|---|
運用期間 | 長い | 短い |
優先劣後 | なし | あり |
損失負担 | 無限責任 | 出資額の範囲内 |
利回り | 5~6%台 | 5~6%台 |
相続税対策が目的でないならば、あえて任意組合型を選ぶメリットはありません。

またまた本音トーク。
募集状況
TSON FUNDINGの募集状況を紹介します。
募集実績
これまでの募集実績です。(2023年下期は10月募集分まで)
期間 | 案件数 | 募集額 |
---|---|---|
2021年上期 | 5件 | 1億8,190万円 |
2021年下期 | 8件 | 4億8,460万円 |
2022年上期 | 15件 | 13億7,355万円 |
2022年下期 | 26件 | 20億2,609万円 |
2023年上期 | 25件 | 18億710万円 |
2023年下期 | 15件 | 13億2,300万円 |
2021年下期から募集額を大幅に増やしています。
2022年下期以降は半期で20億円前後の募集額です。

投資しやすさはどうなの?
募集頻度と1回あたり募集額
1カ月の募集回数と1回あたりの募集額を見てみましょう。(2023年下期は10月募集分まで)
時期 | 月平均募集回数 | 1回あたり募集額 |
---|---|---|
2021年上期 | 0.8件 | 3,638万円 |
2021年下期 | 1.3件 | 6,058万円 |
2022年上期 | 2.5件 | 9,157万円 |
2022年下期 | 4.3件 | 7,793万円 |
2023年上期 | 4.2件 | 7,228万円 |
2023年下期 | 3.8件 | 8,820万円 |
1回あたりの平均募集額は7千万円台を推移しています。
募集回数が月に4回前後と他社に比べて多いです。

投資のチャンスが多いです!
償還実績
投資したお金がちゃんと戻ってきているか、償還実績を見てみます。(2023年11月6日現在)
区分 | 金額 | 構成比 |
---|---|---|
累計調達額 | 72億3,524万円 | 100% |
内、償還済み | 29億597万円 | 40.2% |
内、運用中 | 43億2,927万円 | 59.8% |
2022年4月から募集が急激に増えており、多くの案件がまだ償還期を迎えていません。
このため、償還された案件は4割にとどまっています。
応募を集めるためにキャンペーンなどを頻発しており、正直なところ危うさを感じます。
ただ、これまでに元本割れや償還の遅れは起きていません。

戻ってくるべきものは戻ってきている。
利回りと運用期間
直近1年間(2022年11月~2023年10月)に募集された案件の利回りと運用期間を解説します。
利回り
利回りは最低5.3%、最高6.5%、平均5.7%です。
利回り | 案件数 | 構成比 |
---|---|---|
5%台 | 34件 | 73.9% |
6%台 | 12件 | 26.1% |
以前は6%台、7%台の案件もよく出ていました。
2023年1月以降はすべて5%台でしたが、同年10月から6%に戻っています。
上場系の業者としては高めの利回りと言って良いでしょう。

利回りが高いです!
平均利回りの推移
次に平均利回りの推移です。(2023年下期は10月募集分まで)
期間 | 平均利回り |
---|---|
2021年上期 | 6.7% |
2021年下期 | 6.4% |
2022年上期 | 5.7% |
2022年下期 | 6.5% |
2023年上期 | 5.6% |
2023年下期 | 5.7% |
応募状況が良いと利回りが下がり、応募が減ると利回りが上がるを繰り返しています。
最近は6%が続いており、しばらくはこの水準が続くはずです。

キープしてほしいね。
運用期間
運用期間は最短5カ月、最長36カ月、平均12.3カ月でした。
運用期間 | 案件数 | 構成比 |
---|---|---|
1~6カ月 | 10件 | 21.7% |
7~12カ月 | 31件 | 67.4% |
13~24カ月 | 1件 | 2.2% |
25~36カ月 | 4件 | 8.7% |
任意組合型の案件が18~36カ月のため平均が長くなっています。
匿名組合型だけだと平均9.9カ月です。
運用期間が短めなのは安全面で有利です。

将来、何が起こるか分からないから。
手数料
手数料は以下の通りです。
項目 | 金額 | ||
---|---|---|---|
会員登録 | 無料 | ||
口座維持 | 無料 | ||
投資申込 | 無料 | ||
退会 | 無料 | ||
入金時の振込手数料 | 投資家負担 | ||
出金時の振込手数料 | 無料 |
入金時の振込手数料以外、投資家の負担はありません。
なお、TSON FUNDINGの振込先口座はGMOあおぞらネット銀行です。
GMO銀行から振り込めば入金時の手数料も無料にできます。
●公式サイト:TSON FUNDING
TSON FUNDINGのデメリットとリスク
TSON FUNDINGのデメリットです。
元本と利益の保証がない
不動産クラファンは家賃や売却益で利益を出し、売却代金で元本を回収します。
しかし、空室で利益が出ないことや、物件が売れず元本が戻ってこないこともありえます。
元本と利益の保証がないことは理解しておきましょう。

他の業者も同じだよ。
開発案件が多い
TSON FUNDINGの案件は物件種から次の2つに分かれます。
- ゼロから物件を作る案件(開発案件)
- 完成済みの物件を投資対象とする案件
直近1年間(2022年11月~2023年10月)では半分弱が開発案件です。
案件種 | 件数 | 構成比 |
---|---|---|
開発案件 | 22件 | 47.8% |
完成済み案件 | 24件 | 52.2% |
開発案件は工事が止まり物件が完成しないリスクがあります。
可能性は低いですが知っておきましょう。

完成済みの方が安全ってことか。
物件の所在地が地方の郊外中心
TSON FUNDINGの物件の多くは名古屋の郊外に立地しています。
地方都市の郊外なので23区内に比べるとニーズが低い=売れにくいです。
ただし、TSON FUNDINGで投資することで投資対象が都内に偏ることを防げる点はメリットです。

立地の分散は大切だよ。
劣後出資比率が低い
劣後出資比率が高いほど安全
不動産クラファンでは投資家と業者が共同で出資します。
その際の、出資総額に占める業者分の出資額の比率を劣後出資比率といいます。
下の例の場合、劣後出資比率は20%です。
出資者 | 出資額 | 出資比率 |
---|---|---|
投資家分 | 2,400万円 | 80% |
業者分 | 600万円 | 20% |
出資総額 | 3,000万円 |
ここでは説明を省きますが、劣後出資比率が高いほど安全性が高いです。

数字が大きいほど安全。

TSON FUNDINGは劣後出資比率10%
TSON FUNDINGは2021年3月以降、すべての案件で劣後出資比率が10%です。
業者 | 劣後出資比率 |
---|---|
ちょこっと不動産 | 30~45% |
ジョイントアルファ | 20~30% |
Rimple | 30% |
えんfunding | 20% |
FANTAS funding | 20% |
ASSECLI | 10% |
大家どっとこむ | 10% |
TSON FUNDING | 10% |
CREAL | 5% |
property+ | 4% |
最下位ではないですが、他社に比べて低いです。
投資判断が難しい
TSON FUNDINGの投資対象物件は、
- 立地が地方
- 新築
- 一戸建て、1棟アパート
- 定期借地権付き
など、不動産クラファンで一般的ではない特徴があります。
このため、都内の区分マンションに比べて投資判断が難しいです。

しっかり調べて検討しようね。
継続投資できるとは限らない
TSON FUNDINGは
- 同業者のネットワークを駆使して
- 安定的に案件を供給できるので
- 投資した案件の運用が終わっても
- すぐに次の案件に投資でき
- 途切れずに継続投資ができる
としています。
でも、抽選で外れたら途切れますよね?笑
継続投資は必ずできるとは限りません。

これは他の業者も同じだけどね。
最低出資額が多い
TSON FUNDINGは最低出資額が多いです。(最低出資額以上は1万円単位)
種類 | 最低出資額 |
---|---|
匿名組合型案件 | 5万円 |
任意組合型案件 | 10万円 |
ただ、10万円以上で投資する人が多いので大きなデメリットではないです。

僕も10万円単位です!
分配が満期一括
TSON FUNDINGは利益の分配が運用終了後の満期一括です。
毎月お金が入ってくるわけではないので、儲かってる感が得にくいかもしれません。

トータルの受取額は毎月でも一括でも同じだよ。
●公式サイト:TSON FUNDING
TSON FUNDINGのメリットと特長
次にメリットです。
セイムボート出資方式を採用
投資家だけでの出資はリスキー
不動産クラファンでは物件の売却代金で投資家に元本を返します。
仮に投資家のお金3,000万円で物件を取得し、2,500万円でしか売れなければ投資家は損をします。
でも、業者は困らないですよね?
適当な値段で売っぱらうかもしれません。

買い手と組んで不正もあり得る…
業者も一緒に出資
そこで不動産クラファンでは業者も一緒に出資します。
売値が安いと業者も損をするので、頑張って高く売ろうとしますよね?
TSON FUNDINGはセイムボート出資方式
このように業者が投資家と一緒に出資するのをセイムボート出資方式といいます。
TSON FUNDINGはセイムボート出資方式なので安全性が高まります。

同じ舟に乗るのでsame boat!

優先劣後出資方式を採用
投資家への返済を優先
でも、業者が頑張っても2,500万円でしか売れないこともありえます。
この場合、売却代金はまず投資家のお金の返済にあてられます。
業者が受け取るのは残った100万円だけです。
出資者 | 出資額 | 返済額 |
---|---|---|
投資家 | 2,400万円 | 2,400万円 |
業者 | 600万円 | 100万円 |
合計 | 3,000万円 | 2,500万円 |

500万円の損失は業者がかぶるのね。
TSON FUNDINGは優先劣後出資方式
このように、
- 投資家分の返済が優先され
- 業者分の返済が後回し(劣後)にされる
出資の仕方を優先劣後出資方式といいます。
TSON FUNDINGは優先劣後出資方式なので安全性が高まります。

運営会社が上場企業
運営会社のTSONはTOKYO PRO Marketに上場しています。
TOKYO PRO Marketは東証プライムなどに比べると格は落ちます。
しかし、ガバナンス体制などの審査を受けていますし、財務状況も公開されます。
非上場の業者に比べると安全性が高いです。

バランスシートも公開です!
物件選びにAIとビッグデータを活用
TSON FUNDINGは投資対象物件の選定にAIとビッグデータを活用しています。
人の経験や勘に頼っていないので安全性の向上が期待できます。
空室保証がある
匿名組合型案件のSMART FUNDと任意組合型案件には家賃保証があります。
空室中は提携業者が代わりに家賃を払うので、入居者の有無に関係なく家賃収入を得られます。
ただし、家賃保証の対象は物件が完成したあとの期間だけです。

その前提で利回りが計算されているよ。
運用期間が短め
TSON FUNDINGは多くの案件が運用期間1年以内です。
運用期間が短めなので安全性が向上します
定期借地権付きの案件がある
TSON FUNDINGには定期借地権付きの案件があります。
普通の不動産投資が土地+建物を取得するのに対し、定期借地権付きは建物だけを取得します。(土地は地代を払って借りる)
安価で物件を取得でき、売却時も土地付きの物件より安いので売りやすいことがメリットです。

「売りやすい=元本を回収しやすい」だよ。
地域の分散でリスクを下げられる
TSON FUNDINGの投資対象の多くは首都圏ではなく愛知など東海地方の物件です。
TSON FUNDINGで投資すると地域の分散でリスクを低減できます。

分散投資は大切だよ。
以下の業者でも地域分散が可能です。
利回りが高水準で安定
TSON FUNDINGの利回りは5~6%台と高水準です。
上場系業者の中では利回りが安定して高いです。

最近は2%台の業者も出てきたからね。
運用終了後も分配金が支払われる
普通は分配対象は運用期間だけ
不動産クラファンは以下の流れですが、
- 募集開始
- 入金締め切り
- 運用開始
- 運用終了
- 償還(払い戻し)
ほとんどの業者で分配対象は運用期間だけです。
前後の期間は分配金が付きません。

ムダに資金拘束される…
TSONは償還日まで分配対象
これに対し、TSON FUNDINGは運用終了から償還までの期間も分配金が支払われます。
運用終了後も分配金が支払われるのはTSON FUNDINGだけです。

ムダな資金拘束が少ないのね。
競争率が低い
TSON FUNDINGは抽選方式が多いですが、他の業者に比べて競争率が低いです。(2023年下期は10月募集分まで)
期間 | 平均競争率 |
---|---|
2021年上期 | 1.6倍 |
2021年下期 | 2.5倍 |
2022年上期 | 1.9倍 |
2022年下期 | 1.8倍 |
2023年上期 | 1.3倍 |
2023年下期 | 1.3倍 |
これまでに募集された案件の多くが競争率2倍以下、つまり、2分の1以上の確率で当選でした。
TSON FUNDINGはバツグンに当選しやすいです。

募集回数も多いです!
手軽で手間いらず
TSON FUNDINGはスマホで簡単に応募できます。
しかも、投資家がする作業は3つだけです。
- 案件を選ぶ
- 投資を申し込む
- お金を振り込む
振り込んだあとはお金が戻ってくるのを待つだけ。
手軽で手間いらずな投資です。

忙しい人でも大丈夫。
振り込みは投資できると決まってから
事前入金が必要な業者の場合、次のような問題が起こります。
- 事前に入金した
- 抽選で外れた
- 業者の口座で資金が寝る
- 引き出すには手数料がかかる

むなしい…
TSON FUNDINGでは当選してから振り込みます。
資金が寝る心配は不要です。
手数料をゼロにできる
TSON FUNDINGで投資家が負担する手数料は入金時の振込手数料だけです。
項目 | 金額 | ||
---|---|---|---|
会員登録 | 無料 | ||
口座維持 | 無料 | ||
投資申込 | 無料 | ||
退会 | 無料 | ||
入金時の振込手数料 | 投資家負担 | ||
出金時の振込手数料 | 無料 |
振込先はGMOあおぞらネット銀行なので、同行から振り込めば手数料は無料です。

ここまでメリットでした!
●公式サイト:TSON FUNDING
TSON FUNDINGの評判と口コミ
TSON FUNDINGの評判と口コミを紹介します。
悪い評判と口コミ
当選できない
TSON FUNDINGは競争率が低く当選しやすいです。
とは言え、どうしても落選は出ます。
競争率が高いときもある
これは過去の話です。
最近はほぼすべての案件が1.5倍を切っています。
任意組合型は避けたい
やめておいて正解です。
匿名組合型はおすすめしません。

メリットないよね。
良い評判と口コミ
けっこう当選する
TSON FUNDINGは抽選の競争率が低いので当選しやすいです。
繰り上げ当選もある
当選後にキャンセルが出た場合、繰り上げ当選があります。
しっかり儲かる
TSONは利回りが高めなので、10万円半年でもそこそこの儲けになります。
5%あるのは強いですよね。
運用終了後も分配金が付く
償還日まで分配金が付くのはTSON FUNDINGだけです。

他社との大きな違いです!
●公式サイト:TSON FUNDING
TSON FUNDINGの注意点と対策
TSON FUNDINGで投資する際の注意点です。
東海地方の物件限定で
TSON FUNDINGでは関東の物件が募集されることがあります。
しかし、TSONの地盤は東海地方です。
関東は専門外なので、東海地方の物件に限定して投資するのが良いと思います。

餅は餅屋ってことで。
任意組合型は避ける
上述の通り任意組合型の案件には特有のリスクがあります。
- 運用期間が長い
- 優先劣後の仕組みがない
- 出資額を超えて損失が発生する場合がある
その一方で利回りは匿名組合型と変わりません。
特に運用期間の長さは初心者にとって大きなリスクです。
任意組合型の案件は避けることを強くオススメします。
解約できないつもりで案件を選ぶ
いざという時は、解約、譲渡で逃げれば良いと思うかもしれません。
しかし、それはかなり甘い考えです。
解約のハードルが高い
TSON FUNDINGのFAQページには「解約が可能である」と書かれてはいます。
ただし、解約の条件はかなり高く「やむを得ない事由が存在する場合」に限られます。
特に任意組合型の案件では「本人の死亡、破産手続きの開始、相続」の場合を除き解約は認められないようです。

実際に認められなかった人がいます!
譲渡できるかはTSON次第
また、FAQには「第三者への譲渡が可能」と書かれてはいます。
しかしながら譲渡手数料がかかる上に、譲渡申請を認めるかの決定権はTSONにあります。
つまり、譲渡を認めてもらえない可能性があるということです。

逃げられないってことか…
以上より、基本的に解約・譲渡できない前提で投資することをオススメします。
少額での投資を徹底
被害を小さくすることも大切なリスク対策です。
1案件あたりの投資額を少なくし、万が一の場合の被害を小さくしましょう。

投資の基本です!
投資額を増やしにくい
TSON FUNDINGだけでは難しい
TSON FUNDINGは他社に比べて当選しやすいですが、そうは言っても落選もあるでしょう。
また、東海地方の物件限定、任意組合型は避ける、その中で堅い案件を選ぶとなると、投資対象も限られます。
ですので、TSON FUNDINGだけで投資額を増やすのは難しいでしょう。
他の業者もあわせて使おう
この解決策としては他の業者もあわせて使うのが良いです。
利用する業者を増やすのには以下のメリットがあります。
- 投資の機会が増える
- 投資の選択肢が増える
- リスキーな案件に手を出さずに済む
- 分散投資で安全性が上がる
僕はこれまでに100社以上で会員登録済みで、常に20社以上で投資しています。
こちらの記事でおすすめの業者を紹介しているので参考にしてください。


こちらの記事ではソシャレン、クラファン、すべての業者をリストアップしています。


知らない業者がきっとあります!
●公式サイト:TSON FUNDING
TSON FUNDINGでの僕の投資実績
TSON FUNDINGでの僕の投資実績です。
僕の投資実績
実は僕はTSON FUNDINGでは投資していません。
筋金入りの小心者です
このブログの読者の方はご存知の通り、僕は超小心者です。
リスクを徹底的に避けることをモットーとしています。
僕がTSON FUNDINGで投資していないのは次の2つが理由です。
- 開発案件が多い(完成しないリスク)
- 名古屋の郊外立地(都内より需要が少ない)
これをリスクと見て5%台の高利回りを捨てるのはビビり過ぎというのは分かっています。
でも、実際ビビりですからしょうがないです。笑

さすがチキン。
案件次第で投資する
ただ、投資するかはあくまでも案件次第です。
もし次のような案件が出たら、
- 名古屋市内
- 区分マンション
- 運用期間6カ月以内
利回り3%でも喜んで投資します。

TSONさん、ご検討を!
●公式サイト:TSON FUNDING
TSON FUNDINGの会員登録の注意点
会員登録の注意点を箇条書きで。
会員登録のポイント
条件
- 20歳以上85歳以下
- 法人登録は不可
手続きの流れ
- 他の業者と同じ
- スマホで本人確認をするeKYCには非対応
- 本人確認IDが書かれたハガキ(転送不可簡易書留)が届く
- 初回ログイン時に本人確認IDを入力で会員登録完了
本人確認資料
- マイナンバーカード
- 運転免許証
- パスポート
- 在留カード
- 特別永住者証明書
- 健康保険証
- 国民年金手帳
提携銀行
- GMOあおぞらネット銀行
- 同行から振り込めば振込手数料は無料
- 出金手数料はTSON負担
所要日数
- 登録申請からハガキ到着まで5~10日
会員登録の注意点
メールアドレス
- 以下のキャリアメールは使用不可
- @ezweb.ne.jp
- @i.softbank.jp
- @docomo.ne.jp
- @au.com
入金時の注意
- 会員登録時に登録した銀行口座以外からの入金は不可
- 口座名義が同じであっても不可
- 登録後の口座変更は可能

会員登録の注意点でした!
●公式サイト:TSON FUNDING
TSON FUNDINGのまとめ
それでは最後に要点をまとめます。
TSON FUNDINGの要点
要点は以下の通りです。
- 主なデメリット
- 開発案件が多い
- 劣後出資比率が低め
- 主なメリット
- 利回りが高水準
- 競争率が低い
- 注意点と対策
- 東海地方の匿名組合型限定で
- 投資額を増やしにくい
- 他の業者もあわせて使う
TSON FUNDINGで資産を増やそう
TSON FUNDINGは以下の点で、
- 上場企業系
- 高利回り
- 抽選倍率が低く投資しやすい
仕事でクリック合戦に参加できない投資家、クリック合戦に疲れた投資家の救世主的な存在です。
その一方で、直近の経営状態に懸念点があることは事実です。
また開発案件が多い、劣後出資比率が低い、投資額を増やしにくいといった弱点もあります。
しかし、これらについては、
- 東海の案件に絞る
- 任意組合型は避ける
- 堅い案件を厳選する
- 少額投資を徹底する
- 他の業者も使う
ことで対策できます。
他社で3%台の案件が増える中、利回り5%台は魅力です。
TSON FUNDINGを上手に活用して資産を増やしましょう!

以上です!
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