上場系、利回り高め、投資しやすい。
三拍子そろった隠れた優良業者であるCOOL。
残念ながら最近、応募がなかなか集まらず苦戦しています。
その背景にあると思われる「借り手の偏り」について考えます。
がんばれ、COOL!
タップできる目次
COOLの借り手の偏り
COOLの偏りの実情を調べました。
COOLは隠れた優良業者
さきに簡単にCOOLの紹介を。
COOLは利回りが4%台中盤、運用期間は短め、さらに焼肉ギフトなどプレゼント案件もたまに出てくるソシャレン業者です。
サービス名 | COOL |
---|---|
運営会社 | 株式会社COOL |
運営開始 | 2019年7月 |
最低投資額 | 1万円 |
利回り | 4~5% |
運用期間 | 3~12カ月 |
実質的な運営会社であるZOOはマザーズ上場企業で、株式型クラファンのUnicornも運営しています。
好条件の案件が多いのに地味で目立たず、クリック合戦になることは皆無。
上場系、利回り高め、しかも投資しやすい隠れた優良業者です。
●公式サイト:COOL
COOLの借り手の偏り状況
なかなかナイスなCOOLですが、最近は案件を出してもなかなか応募が集まらず苦戦中。
その背景にあると思われるのが借り手の偏りです。
借り手の偏り状況
COOLは直近1年で16案件、5億4千万円分を募集しました。
それを借り手別に集計すると以下のようになります。
借り手 | 募集額 | 構成比 |
---|---|---|
過去1年の合計 | 54,000万円 | 100% |
明豊エンタープライズ | 21,000万円 | 38.9% |
シティホームズ | 14,000万円 | 25.9% |
山八商事 | 9,000万円 | 16.7% |
上位3社合計 | 44,000万円 | 81.5% |
トップの明豊エンタープライズで4割、上位3社で8割を占めるのです。
円グラフにすると一目瞭然。
偏りすぎて投資できない
僕はCOOL推しなので投資したいです。
ただ、僕がCOOLで投資中なのは下記2案件で、
募集時期 | 案件名 | 投資額 |
---|---|---|
2022年8月 | 明豊 MIJAS 1 | 25万円 |
2022年10月 | 明豊 EL FARO 1 | 30万円 |
今年に入ってCOOLで募集されたのは借り手が非上場を除くと明豊だけです。
さすがに同じ借り手の3案件に投資は怖い。
僕と同じ理由で投資できずにいる人も多いのではないでしょうか?
分散の逆になるもんね…
ちなみにバンカーズも偏り気味
ちなみに、絶好調爆進中で累計募集額200億円が目前のバンカーズも偏り気味です。
直近1年の募集額で統計を取ると以下の通りです。
借り手 | 募集額 | 構成比 |
---|---|---|
Z社 | 265,000万円 | 26.7% |
JC社 | 165,000万円 | 10.1% |
C社 | 161,050万円 | 9.9% |
OC社 | 131,500万円 | 8.1% |
P社 | 127,716万円 | 7.8% |
上位5社合計 | 970,266万円 | 59.6% |
Z社が4分の1を超えてかなり多いものの上位5社で6割です。
しかも、最盛期は7割くらいのシェアがあったC社が順調に比率を下げています。
なのでそこまで不安は感じませんし、募集が多いので偏りが原因で投資しにくいということもないと思うのです。
募集はメチャ多いよね。
やっぱりCOOLの3社で8割は偏りすぎだなぁと。
COOLの偏り解消に期待
ということで、COOLの借り手の偏り状況を見てきました。
もちろん、リスキーな企業に貸して借り手を増やされても困ります。
あくまでも安全第一です。
ただ、募集が少ない上に上位3社でシェア8割となると投資しにくいのもまた事実です。
僕自身はCOOLでの投資意欲は依然として旺盛です。
堅い借り手が増えて偏りが解消されることに期待します。
投資したいです!
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