ソシャレン、不動産クラファンの確定申告を初めてする投資家のための確定申告入門。
第4回は「確定申告の準備」です。
前回の記事で確定申告で何をするのか、分かったと思います。
それを踏まえた上で、確定申告のためにすべき準備の紹介です。
すべては準備次第です!
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タップできる目次
確定申告の4つの準備
分配があった業者のリストアップ
申告対象は2024年に分配を受けた業者
まず最初にやるのが、どの業者から分配金を受け取ったかのリストアップです。
確定申告は1社ももれなく申告しなければなりません。
エクセルなどでリストを作り、支払調書集め、確定申告書への入力などの、チェックシートとして使いましょう。
業者 | 支払調書 | 入力 |
---|---|---|
バンカーズ | 済 | 済 |
Funds | 済 | |
ヤマワケ | ||
Rimple | 済 |
申告するのは2024年に分配金を受け取った業者です。
1月1日から12月31日までに受け取った業者をリストアップしてください。
ただし注意点が!
1月分配業者に注意
注意してほしいのは次のパターンです。
- 2024年に分配金の額が確定し
- 2025年に自分の銀行口座に振り込まれた
例えば、2024年12月20日に分配金が確定したものの、自分の口座に振り込まれたのは2025年1月10日だった場合です。
これは、2024年の所得になります。
2025年度分ではなく2024年度分として確定申告が必要です。
理由はこちらの記事を参照してください。
1月に分配金が振り込まれた業者で支払調書が発行されていないか、必ず確認しましょう。
超重要ポイントだよ。
支払調書を集める
集めるのは1月から
支払調書が発行されるのは主に1月からです。
発行したらメールで連絡が来る業者と来ない業者があります。
連絡して欲しいなぁ~
マイページでダウンロード
支払調書は一部の業者を除き、各業者のマイページでダウンロードします。
全業者のダウンロード方法は、こちらの記事を参照してください。
漏れがないようにエクセルなどで必要な業者のリストを作りチェックしましょう。
まだの業者には問い合わせる
確定申告が近づいても支払調書が発行されない業者が毎年あります。
その場合は必ず業者に問い合わせましょう。
自分が見落としている場合や、業者の方で漏れが出ている可能性があるからです。
掲示板やXに「あの業者はまだだ、遅い!」とグダグダ文句を書き込んでも問題は解決しません。
書き込む暇があったら、サッサと問い合わせましょう。
アマギフをリストアップ
業者からもらったアマゾンギフト券なども確定申告の対象です。
ですが、ほとんどの業者でアマギフなどは支払調書に記載されません。
ですので、どの業者でいくらもらったか、自分で調べる必要があります。
記憶の限りリストアップしてください。
脱税にならないために。
経費をリストアップ
経費で節税できる
所得税や住民税が課税される対象は、収入から経費を引いた所得です。
- 所得=収入ー経費
経費を計上することで所得が減り、それによって納める税金が減ります。
確定申告での経費計上の仕方は、前回の記事で説明した通りです。
何が経費になるの?
経費計上できるもの
ソシャレン、不動産クラファンで経費として計上できる主なものは以下の通りです。
- 振込手数料(入金、出金とも)
- 勉強のための書籍代
- セミナーへの参加費、交通費
- インターネット代
ネット代やスマホの通信費などは、ソシャレン、クラファン用に使った時間で按分します。
振込手数料の領収書は必要ありません。
税務調査が入った際に、ネットバンキングの画面などで説明できればOKです。
ちなみに僕はパソコンの購入費の一部を時間按分で経費とし、減価償却4年として4回の確定申告で計上しました。
なお、経費がどこまで認められるかは、最終的には税務署の判断次第です。
ネット上は不正確な情報だらけですので、面倒がらずに所轄の税務署に問い合わせましょう。
第4回のまとめ
- 分配を受けた業者のリストアップ
- エクセルでチェックシート化
- 1月分配業者に注意
- 支払調書を集める
- マイページでダウンロード
- アマギフをリストアップ
- 経費をリストアップ
- 振込手数料(入金、出金とも)
- 勉強のための書籍代
- セミナーへの参加費、交通費
- インターネット代
次回は確定申告の注意点です!
シリーズ「ゼロからの確定申告入門」
- 第1回:確定申告とは?
- 第2回:確定申告が必要な人
- 第3回:確定申告のやり方
- 第4回:確定申告の準備
- 第5回:確定申告の注意点
- 第6回:確定申告のQ&A
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