グリーンインフラレンディングの一件でmaneoマーケットが行政処分を受けることになった問題。
Twitter上でもそこそこ話題になっています。
ところが、誤解してらっしゃる方がけっこうというか非常に多いです。
悪意のない誤解ではありますが、ソーシャルレンディングが誤解されるのはよろしくないので、一つ一つ誤解を指摘させていただきます!
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ツイートされた方ごめんなさい
なお、以下のツイートをされた方を晒してディスる意図はまったくございません。
NHKと日経が(悪意を持って)ミスリードする記事を書いていますから、ソシャレンをよくご存じない方が誤解するのは当然のことです。
同じようにマスコミ報道を真に受けてらっしゃる方の誤解を解ければと思っております。
それは誤解です!
ではさっそく。
maneo、監視委が処分勧告 流用額10億円以上:日本経済新聞 https://t.co/qZw1WsUSku
— 齊藤朗純yosizumi saitou (@yosizumis) 2018年7月6日
これ、日経のミスリードです。基本的なことをまず指摘します。
お金の流れは「投資家→maneoマーケット→グリフラ→JCサービス」です。
maneoマーケットはグリフラとJCサービスの資金集めを代行しただけで、集まった資金を流用したのはJCサービスです。
流用したのはmaneoでも親会社のmaneoマーケットでもなくJCサービスです。
この方が日経にだまされないことを祈ります。
これはひどいなー
「maneo」、集めた融資資金を流用 100億円規模か (日本経済新聞) - https://t.co/HDnA28CwLK— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) 2018年7月6日
これ、ホリエモン御本人?ホリエモン好きなのでちょっとショック。
何をひどいとおっしゃってるのか存じ上げませんが、maneoが流用していると思ってらっしゃるならば、 貴殿のリテラシーがひどいです。
上述の通り、日経のミスリードです。
maneoが何かに流用したのか、それともmaneoは騙されていたのか、そのへんはわからないのかな。
— Medeai14 (@medeai14) 2018年7月6日
こちらの方は「あれ?」と思ってらっしゃいます。ホリエモンより優秀です。
グリフラとJCサービスは「発電所建設に使う」などとmaneoマーケットに説明し、マネマーはそれをそのまま投資家に説明し、資金を集めました。
ところがJCサービスは集まった資金の一部を発電所など以外に使っていました。
もしJCサービス側が最初から他で使う意図があったのであれば、マネマーと子会社のmaneoは騙されたことになります。
ただし、だませるようなシステム、管理体制であったことについて、maneoマーケットには重大な責任があり、それが今回の行政処分の理由の一つであると、証券取引等監視委員会は指摘しています。
詳しくはこちらの記事をご参照ください。
次に行きます。
最大手でこれだからね。言った通りになってきた、ソーシャルレンティングと仮想通貨は全滅もありうる。RT「maneo」、集めた融資資金を流用 100億円規模か:日本経済新聞 https://t.co/267sacGfa2
— cub (@cub_nomad) 2018年7月5日
あり得ません。キッパリ!
今回問題となっているのは、一言で言うとmaneoマーケットの管理体制です。
例えて言うと、楽天市場の出店業者が変な商売をしていた。それで楽天に対して「お前どんな管理しとるんや、店子をしっかり管理せんかい!」とお叱りが入っただけです。
決して、ソーシャルレンディングという仕組み事態が否定されたわけではありません。
また、OwnersBook、SBIソーシャルレンディング、LCレンディングなどの上場系業者は、こういった問題は起こさず堅実に事業を行っています。
要は、上場系ほどきっちりした体制が整っていないmaneoが大家業に手を出してミスったことが問題になっているだけで、ソシャレン自体が問題になっているわけではありません。
maneoほどネームバリューのある会社でも、資金流用とかのインチキ社債詐欺と同レベルの事やってるとしたら、日本でソーシャルレンディングのビジネスモデルそのものが成り立たない事の証でもあるな。
— ボヴ (@cornwallcapital) 2018年7月5日
上に書いた通りです。maneoが資金流用したのではありません。やったのはJCサービスです。
繰り返しますが、今朝の日経の記事は悪質です。誤解させられた方、こちらの記事をご覧ください。
誤解させられた人たちを集めて、日経に損害賠償請求しようかな?笑
ソーシャルレンディング界隈に再び激震。maneoが金商法違反で行政処分をうけるとの報道です。集めた資金を目的外流用したようですが「なくなった」とは書いていないので続報を待ちたいところ。
資金を預ける時は、金融商品の良し悪しに加えて「相手の会社が大丈夫か」という観点でも確認したいですね
— あおさ/お金は飲み物 (@rabbitcoin_aosa) 2018年7月5日
こちらにも日経報道被害者が。目的外流用したのはmaneoではありません。
なお「相手の会社が大丈夫か」はソーシャルレンディングの基本中の基本です。
ソシャレンはまず最初に業者選びです。信頼できる業者を選んでから、その業者の案件の中で選ぶ。これがセオリーです。
利回りを見る前に業者を見ろ、運用期間を見る前に経営者を見ろ。
ソーシャルレンディングの鉄則です。
おっとー?maneo大丈夫かな。100万くらい運用してます。早くファンドが透明化されるといいのですが。。 https://t.co/aeOGlThhqF
— イケハヤ@ブロガーズギルド (@IHayato) 2018年7月5日
イケハヤ氏も日経にだまされてますね。一緒に被害者の会やりましょう!
なお、今回の件はファンドの透明化とはまったく関係ありません。 仮に透明化されてもこのような問題が再発する可能性は残ります。
なぜならば、今回はJCサービスが虚偽の申請をしたからです。
発電所建設に使うと言っておきながら、それ以外の用途で資金を使った。要はウソを付いたわけです。
業者がウソを付くのならば、ウソの情報が公開されて透明化されても無意味ですよね?
ですので、「透明化されるといいのですが」というイケハヤ氏の指摘はちょっとずれてます。
まぁ、イケハヤ氏の専門はソシャレンではなく仮想通貨ですから。そこは大目に。
maneoレベルでも資金流用してるとか、ソーシャルレンティング業界自体信用性もはや皆無でしょ。こんなの全然投資適格じゃないよ。
— クエルボゴールドくん (@realestatedays) 2018年7月5日
重ね重ね申し上げますが、maneoは資金流用していません。
ただ、このような不祥事がみんクレやラキバンではなく最大手のmaneoで起こったことで、ソーシャルレンディングに不信感を抱くのは致し方ありません。
その意味で今回の事件の主犯はJCサービスですが、maneoの責任は極めて重いです。
この方はNHKにだまされたのかな?NHK報道もあからさまなミスリードです。受信料拒否の理由になりえますね。うん。
怪しいと思っていたがひどいな・・・でも今回の黒幕は金融庁。貸付型クラウドファンディングは貸付先を匿名化しなければならないというルールが怪しさを野放しにしていた。逆だろ普通。
「maneo」、集めた融資資金を流用 100億円規模か:日本経済新聞 https://t.co/UzE6gdSJrR
— 地銀くん (@regionalbank) 2018年7月5日
ひどいなは誤解ですが、そのあとは100%おっしゃる通りです。
ソーシャルレンディングに貸金業法を無理やり適用しようとした金融庁のミスです。
ただ、それ以外に適当な法律がありませんし、行政府に立法権はありませんので、頭ごなしに金融庁を責めるのも気の毒と個人的には思います。
その金融庁が借り手情報の開示の方針を打ち出し、ソシャレン業界が良い方向に進もうとしていたのに、店子に変なことをさせてmaneoは何をやってるのだ!と。
僕もちょっと怒り心頭です。
ソーシャルレンディング投資の近況
みんなのクレジット…自社グループ貸付・業務改善命令
ラッキーバンク…貸付先利益水増し
maneo…融資資金不正流用仮想通貨取引所並にボロボロである。#ソーシャルレンディング
— はせがわ (@junji2hasegawa) 2018年7月5日
そこに書くべきはmaneoではなくグリーンインフラレンディングです。
maneoやっちまったな〜。業務改善命令。コインチェックと一緒やん!しっかりしてほしいわ。https://t.co/djt2XD35LD
— 身近な経済経営学@相互フォロー (@tazaki543) 2018年7月6日
コインチェックと一緒ではありません。
CCは不正アクセスされるリスクを承知していながら、その対策をしませんでした。
maneoは虚偽の説明をされるリスクを想定すらしていませんでした。
CCと一緒ではありません。maneoの方が間が抜けています。涙
サービス一覧は完全に子会社だと思ってた
maneoに行政処分、記事を誤解してる人が多いので詳しく説明 https://t.co/uIzoqdhTkQ— きらの (@kirano0206) 2018年7月6日
僕の記事を引用していただき、ありがとうございます。
そうなんです、子会社ではないんです。
maneoは業界に先駆けて、ネット上で案件を募集して投資家から資金を集めるシステムを構築しました。
そして、親会社のmaneoマーケットが他のソシャレン業者にシステムを利用させ、手数料を取っていました。
なので、maneoマーケットが楽天市場で、そこにLCレンディングとかクラウドリースのような他のソシャレン業者が出店している、みたいなイメージで捉えてください。
なるほど、maneoとグリフラからしたら、貸してあげたお金を関係ないことに使われちゃったって構図か。監督責任があるとはいえ、被害者やん。 https://t.co/pKtdqZqMhU
— ぎぼん (@GibonCrypto) 2018年7月6日
同じく、記事を引用していただき、ありがとうございます。半分合ってますが、半分間違ってます。
グリフラはJCサービスの子会社で、社長はJCサービスの社長でもある中久保正己氏です。つまり、グリフラとJCサービスは一心同体です。
ですので、maneoは被害者ですが、グリフラは被害者ではなく加害者です。
これmaneoだっけ? https://t.co/0ic7Th6mbc
— Mate@米国株投資家🇺🇸 (@Stock_Road) 2018年7月6日
違います。「投資家→maneoマーケット→グリフラ→JCサービス」と資金が流れた先のJCサービスです。
姑息なmaneo許さない。
投資会社が虚偽説明疑い ネットで仲介、監視委調査:日本経済新聞 https://t.co/S8E6jjaJN8
— Tatwi (@Tatwi14) 2018年7月6日
姑息なのはmaneoではなくグリフラとJCサービスです。
上でも書いた通り、グリフラとJCサービスがmaneoに虚偽の説明を行い、それをmaneoがそのまま投資家に説明したため、結果的にmaneoの説明も虚偽になっただけです。
グリフラとJCサービスのウソに気付かなかった。つまり、maneoは姑息なのではなく間が抜けていた。
マスコミ報道を真に受けるな
ということで、多くのみなさんが日経新聞とNHKのミスリード記事に誤解させられています。
このような誤解を与える報道をした両社には、非常に憤りを覚えます。
ただ、みんながみんなではありませんが、記事の中身を読まずタイトルだけで判断している、と感じさせられる方も正直いらっしゃいます。
間違った判断は投資に悪影響を及ぼします。そして、情報を受けるのは自己責任です。
マスコミ報道を真に受けるのではなく、中身をしっかり読んで正しい判断をしていただければと思います。
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