12月1日に募集が行われたCOOLの北極星案件が大苦戦しました。
ガチガチに堅い案件だったのに、わずか2千万円を集めるのに10日がかり。
なぜ北極星案件は苦戦したのか、その原因を考えました。
謎の怪奇現象でした!
タップできる目次
北極星案件が大苦戦
まず、北極星案件苦戦の経緯を紹介します。
COOLとは?
COOLは金融系メディア会社が運営するソーシャルレンディングです。
サービス名 | COOL |
---|---|
運営会社 | 株式会社COOL |
運営開始 | 2019年7月 |
最低投資額 | 1万円 |
利回り | 4~8% |
運用期間 | 3~12カ月 |
実質的な運営会社であるZUUはマザーズ上場企業です。
同じグループ内には株式型クラファンのUnicornがあります。
上場企業系なら安心ね。
●公式サイト:COOL
北極星案件の概要
北極星案件は次のような案件でした。
- 案件名:北極星コーポレーション 不動産開発事業ファンド#1
- 利回り:4.5%
- 運用期間:4カ月
- 募集総額:2,000万円
- 最低投資額:1万円
- 投資単位:1万円
- 投資上限:なし
- 分配:満期一括
- 募集方式:先着方式
- 募集開始:2021年12月1日19時
借り手の北極星コーポレーションは都内の不動産業者です。
資金使途はマンション開発用地の取得でした。
COOLで集めたお金でマンション用地を買うわけか。
ガチガチに堅い鉄壁案件だった
この北極星案件、僕が見る限りガチガチに堅い鉄壁案件でした。
日本製鉄が絡んでいる
今回のマンション開発は北極星コーポレーションと日鉄興和不動産との共同事業です。
日鉄興和不動産は非上場ながら売上高1,777億円、純資産2,214億円の大手不動産会社です。
そして、その名が示す通り旧新日鉄系列で筆頭株主は日本製鉄(45%)です。
つまり今回の案件は日本製鉄絡みです。
売上高5兆円キター!
みずほ銀行も絡んでいる
さらに、新日鉄都市開発と経営統合して日鉄興和になる前の興和不動産は、その名が示す通り旧日本興業銀行系列でした。
興銀すなわち現在のみずほ銀行です。
日鉄興和のメインバンクはみずほ銀行で、現在の社長はみずほ銀行の元副頭取。
今回の案件はみずほ銀行絡みでもあるのです。
メガバンクキター!
トラブルの常連だけど。
広告目的案件だった
さらに今回の案件はマンション開発用地取得が目的となっていますが。
実は用地取得どころか2021年2月に完成済みで、募集時点ではすでにほぼ完売状態でした。
借り入れの必然性はゼロ、4カ月の短期案件、必要な分配金はわずか30万円。
どう考えても日鉄興和の自社ブランドマンション「LIVIO(リビオ)シリーズ」の知名度向上が目的です。
つまり今回の案件はFunds型の広告目的案件だったのです。
まず間違いないです!
ガチガチに堅い鉄壁案件
日本製鉄とみずほ銀行が絡んでいる案件でデフォルトなど起こせるわけがありません。
ってか、たかだか2千万円のために日鉄とみずほの看板に傷をつけるわけがない。
そもそも、広告目的で借りる必要のないお金を借りているのですから、デフォルトになりようがありません。
今回の案件、勝利確定のガチガチに堅い鉄壁案件だったのです。
損をする余地がない案件。
まさかの大苦戦!
募集が開始された12月1日19時。
僕はジャストタイム参戦で30万円を投資しました。
ところが、ともに参戦した同士はごくわずか。
1週間が経った12月7日時点で募集2千万円に対して応募は65%の1,315万円。
12月10日に大口の応募が入り満了したものの、まさかまさかの大苦戦となったのです。
ビックリしました!
北極星案件が大苦戦した原因
今回の北極星案件、なぜ苦戦したのでしょうか?
旧COOLのイマイチイメージは原因ではない
旧COOLはイマイチな業者だった
COOLは2019年7月に運営を開始しましたが、当時は中国資本の業者でした。
第1号案件からパッとせず、一発限りで休眠状態に入り、2019年10月にCOOLに買収されました。
その後もなかなか案件が出ず。
なので、旧COOLにイマイチなイメージを持つ投資家は少なくないと思います。
イマイチイメージは原因ではない
ただ、2020年以降にソシャレンに参入した投資家の多くは、そういった経緯は知らないはずです。
ですので、イマイチイメージが今回の北極星案件に影響したとは考えにくいです。
では何が原因?
マーケティングが原因では?
専門外なので推測ですが、マーケティングが原因ではないでしょうか?
FundsやRimple、クラバンとかと比べて、COOLは打ち出し方が上手じゃないような。
ネット系も含めてメディアへの露出がないし、ブログなどで取り上げられることも少ないし。
はっきり言って、まったく地味で目立たない。
なので今回の案件どうこう以前に、COOL自体が多くの投資家の選択肢に入っていないのだと思います。
確かに存在感がないような。
偉そうに言っている僕自身、つい最近までパーフェクトにアウトオブ眼中でした。
気にもしていませんでした!
COOLはこれから人気業者になる
恐らくですが、これからCOOLは人気業者になるはずです。
今は目立たぬ優良業者
実はここしばらく、COOLはけっこう良い案件を連発しています。
僕は今回でCOOLの案件に3連続で投資です。
時期 | 案件 | 利回り | 運用期間 | 投資額 |
---|---|---|---|---|
2021年11月 | ROBOT HOUSE 3 | 4.2% | 4カ月 | 20万円 |
2021年11月 | THE CITY 3 | 4.7% | 4カ月 | 20万円 |
2021年12月 | 北極星1 | 4.5% | 4カ月 | 30万円 |
COOLがまったく話題に上がらないので、堅い案件なのに多くの投資家に気付かれていないだけ。
現時点でCOOLは目立たぬ優良業者です。
知る人ぞ知るってやつか。
COOLの人気はいずれ上がる
まさに知る人ぞ知る状態です。
そして、良いものはいずれ知られるようになります。
2018年頃のPocket Fundingは軍用地案件でも満了まで何日もかかっていました。
J.LENDINGも2020年の春くらいまでは、クリック合戦?何それ美味しいの?状態でした。
COOLも今の調子で良い案件を続ければ、いずれ人気が上がることは間違いないでしょう。
今は美味しい無競争フェーズ
かつてのポケファン、J.LENDINGがそうだったように、今のCOOLは他の投資家に気付かれていない美味しい無競争フェーズです。
クリック合戦化していない今のうちに、ちゃっかり投資させてもらいましょう。
COOLさん、今後も優良案件お願いします。
待ってます!
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