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CRE Fundingの運営会社と経営者の詳細情報を徹底調査!

CRE Fundingで投資して大丈夫か?

それを判断するには、CRE Fundingの運営会社と経営者についての理解が大切です。

左野くん
左野くん

変な会社や経営者だったら、だまされたり損したりするからね。

そこでこの記事では、CRE Fundingの

  • 実質的な運営会社であるCRE
  • 経営者の山下修平氏

について詳しく紹介します。

CRE Fundingで投資して大丈夫か、みなさんの判断材料にしてください。

タロウさん
タロウさん

それではスタートです!

この記事の著者
投資家・ブロガー
タロウ

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファディング専門の投資家です。
2018年にソシャレン・クラファン投資を始め、これまで400件を超える案件に2億円以上を投資し損失ゼロ。
安全性を最重視した投資情報を発信しています。

CRE Fundingの運営会社

まず、CRE Fundingの運営会社についてです。

運営会社はCREアライアンス

CRE Fundingの運営会社はCREアライアンスです。

基本情報

CREアライアンスの基本情報は以下の通りです。

社名 株式会社CREアライアンス
所在地 東京都港区虎ノ門2-10-1
設立 2015年8月31日
資本金 4,500万円
代表者 代表取締役 斎藤伸也
親会社 株式会社シーアールイー(100%)
上場市場 非上場
事業内容 貸金業

CRE Fundingでの役割り

CREアライアンスはCREグループ内で貸金業務を担当する会社です。

そして、CRE Fundingではお金が次のように流れます。

  1. FUELが投資家からお金を集める
  2. 集まったお金をCREアライアンスに渡す
  3. CREアライアンスがCREのグループ会社に貸す

グループ会社は実質的にはCREで、借りたお金を同社の事業に使います。

つまり、CREアライアンスはCRE Fundingでソーシャルレンディングの窓口的な役割を担当しているだけで、実質的な運営会社はCREです。

そこで、ここからはCREについて見ていきます。

タロウさん
タロウさん

ここからが本題です!

CREの基本情報

シーアールイー(以下、CRE)は物流施設に特化した不動産の開発管理会社です。

関東を中心に全国で物流施設の開発、管理、賃貸事業などを行っています。

基本情報は以下の通りです。

社名 株式会社シーアールイー
所在地 東京都港区虎ノ門2-10-1
設立 2009年12月22日
資本金 21億9,571万円(2019年7月)
代表者 代表取締役会長 山下修平
代表取締役社長 亀山忠秀
従業員数 218名(2019年7月、連結)
上場市場 東証一部
事業内容 物流施設の開発、管理、賃貸事業など
右田さん
右田さん

東証一部ってことは、それなりに信頼できるってことか。

CREの沿革

CREは現会長の山下修平氏が2009年に設立しました。

当初から物流不動産に特化しており、コマーシャル・アールイーが千葉県流山市で行っていた倉庫のマスターリース事業を2010年に買収。

さらに翌年、神奈川県の相模原、厚木地区で倉庫のマスターリース事業を行っていた天幸総建を合併し、事業基盤を築きました。

2011年からは物流施設の開発事業を始め、2014年からは不動産ファンド事業も行っています。

  • 2009年12月:公共ロジスティックスとして設立
  • 2010年7月:公共シィー・アール・イーに商号変更
  • 2010年8月:コマーシャル・アールイーより事業譲渡
    • マスターリース事業
    • 賃貸管理事業
  • 2011年7月:天幸総建(コマーシャル・アールイーの元子会社)を吸収合併
    • 物流不動産のマスターリース事業
    • 同、賃貸管理事業
  • 2014年2月:住友商事他3社と提携
    • 物流施設の開発、運営
  • 2014年6月:シーアールイーに商号変更
  • 2014年8月:ストラテジック・パートナーズを完全子会社化
    • アセットマネジメント(投資用不動産の資産管理)事業
  • 2015年4月:東証二部上場
  • 2015年10月:エンバイオ・ホールディングスと資本業務提携
    • 開発用地仕入能力の強化のため
  • 2016年5月:東証一部に市場変更
  • 2016年9月:NCF不動産投資顧問を完全子会社化
    • アセットマネジメント事業
  • 2017年2月:ケネディクスと資本業務提携
    • アセットマネジメント事業の強化
  • 2017年9月:CBcloudと資本業務提携
    • 物流サービスの品質向上
    • 同、効率化支援
  • 2018年5月:ブレインウェーブを子会社化
    • eコマース向け物流支援事業
  • 2018年7月:CBcloudとの資本業務提携を拡張
    • 車両リース事業を開始
  • 2018年12月:ロジコムを完全子会社化
    • プロパティマネジメント(収益不動産の管理代行)事業
    • 事業用不動産のマスターリース事業
タロウさん
タロウさん

創業から6年半で東証一部です!

CREの経営状況

CREの経営状況は2期続けての減収減益で、今期に巻き返しを図っています。

直近5期の経営数値(連結)は以下の通りです。(単位:百万円)

決算期 売上高 営業利益 経常利益 自己資本比率
2015年7月 25,224 2,373 2,185 33.0%
2016年7月 33,842 4,386 4,123 30.4%
2017年7月 40,475 5,188 4,956 42.7%
2018年7月 33,584 3,186 3,103 39.9%
2019年7月 23,941 1,651 1,382 31.9%
2020年7月
見込み
43,600 2,500 2,100

CREの大株主

CREの主な大株主の保有割合は以下の通りです。(決算年の7月末時点)

決算年 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年
京橋興産 ※1 69.20% 62.64% 48.62% 48.25% 47.81%
ケネディクス 14.86% 15.19% 15.05%
ゴールドマン・サックス 5.12% 7.24% 10.53% 12.18%
ゴールドマン・サックスIN 3.80% 3.77% 3.61% 4.90%
公共建物 ※2 2.45% 2.36% 2.20% 2.25% 2.23%
山下修平 0.53% 0.81% 1.13%
ニューヨークメロン 0.81%
伊藤毅 ※3 0.78%
東京ウエルズ 0.44% 0.82% 0.76% 0.78% 0.77%
近藤正昭 ※4 0.63%

※1 CRE会長の山下修平氏の資産管理会社
※2 山下氏が副社長を務め、山下氏の実父が社長を務める不動産管理会社
※3 CREロジスティクスファンド投資法人代表者(執行役員)
※4 CRE副社長

タロウさん
タロウさん

ここまでCREの概要でした!

CREの事業内容

次に、CREの事業内容を紹介します。

CRE Fundingの運営会社がどのような事業を行っているのか、しっかり理解してください。

CREの事業の概要

CREは物流施設を中心に、不動産に関する以下の業務を一貫して行っています。

  • 不動産の開発
  • 不動産へのテナント誘致
  • 不動産の管理
  • 不動産資産の運用
  • 不動産の売却

そして、CREの事業は大きく3つに分類されます。

  1. 不動産管理事業
  2. 物流投資事業
  3. アセットマネジメント事業

以下、それぞれについて説明していきます。

タロウさん
タロウさん

ここからが超重要です!

1.不動産管理事業

不動産管理事業は以下の4つの事業からなります。

1)マスターリース事業

CREのマスターリースは次のような事業です。

  1. 不動産所有者から
  2. 不動産を一括借上げし
  3. テナントに転貸しし
  4. 賃料を受け取る

借り上げている不動産の総面積の8割が物流施設です。

不動産所有者はテナント探しやトラブル対応をせずに済み、CREは不動産を所有することなく賃貸事業を行うことができます。

現在、1,200棟の物流不動産をマスターリースしており、稼働率は98.9%と非常に高い水準です。(2019年7月)

左野くん
左野くん

物流施設の大家さん代行業って感じだね。

2)プロパティマネジメント事業

投資法人などが保有する物流施設などの管理業務を代行します。

代行するのは主に次のような業務です。

  • テナント誘致
  • 賃貸借契約
  • トラブル対応
  • 建物などの点検
  • 修繕計画の策定
右田さん
右田さん

これも大家さん代行業だね。

3)建設工事事業

上記2事業の不動産所有者、投資法人や、各物件のテナントから、修繕、改造、原状回復などの工事を請け負います。

また、CREから計画的な修繕を提案することで、不動産価値の長期的維持を実現させます。

タロウさん
タロウさん

大家さんやテナントが必要とする工事をやりまっせってことです!

4)リーシング事業

物件へのテナント誘致です。以下の物件が対象です。

  • 1)のマスターリース事業で借り上げた物件
  • 次に紹介する物流投資事業でCREが開発した物件
  • その他、外部の物件
左野くん
左野くん

1~4までどれも大家さんにとって面倒な作業を、CREが代わりにやってあげるって感じだね。

タロウさん
タロウさん

それがCREの不動産管理事業です!

2.物流投資事業

CREが物流倉庫などを自社で開発する事業です。

中小企業のニーズが高い5,000~15,000坪の中規模のものを主に開発しています。

開発にあたっては以下を一貫して行います。

  1. 市場調査
  2. 用地情報の入手
  3. 計画・設計
  4. 用地取得
  5. 建設工事の発注
  6. テナント誘致
  7. 売却

さきほどの不動産管理事業(大家さん代行業)を通して、CREは不動産所有者やテナントの物流施設へのニーズなどを把握しています。

これを活用して使用者のニーズに合った物流施設を開発します。

また、テナント誘致などにも不動産管理事業で培ったノウハウが活かされています。

タロウさん
タロウさん

テナントを付けて売却し、売却益を得るビジネスです!

3.アセットマネジメント事業

聞き慣れない単語で分かりにくいと思いますが、ザックリ説明すると、

  1. 不動産投資案件を作り
  2. 投資や出資を募り
    • 投資家の出資
    • 金融機関からの借り入れなど
  3. 物件を購入し
  4. 運用、管理し
    • 運用益を得る(テナント料など)
  5. 最後に売却し
    • 売却益を得る
  6. 収益を分配する

CREが投資案件を作り、投資家などが出資して利益を得る。

そして、CREが運用などをすべて代行して手数料をもらうというビジネスです。

右田さん
右田さん

儲かるネタをお膳立てして、手間賃をもらうってことね。

CRE Fundingの狙い

ところで、このアセットマネジメント事業ですが、投資できるのは主に機関投資家や銀行などの金融機関だけでした。

個人投資家が出資するにはREITのように百万円単位のお金が必要でした。

そこで登場したのがCRE Fundingです。

CRE Fundingでお金をまとめて単位を大きくすることで、個人投資家が1万円からの少額で投資できるようになりました。

つまり、機関投資家や金融機関だけでなく、個人投資家からも出資を受けられるようにすることが、CREがCRE Fundingを始める狙いです。

タロウさん
タロウさん

それで僕たちも大規模な投資案件に投資できるようになりました!

CRE Funding開始までの経緯

CREは以前からCRE Fundingのようなクラウドファンディング事業への参入を検討していました。

そこで、2019年8月にFUELと以下の2点を主な内容とする資本業務提携を結びました。

  • CRE100%子会社のストラテジック・パートナーズがFUELに出資
  • FUELがCREにクラウドファンディングのシステムを提供

こうして2020年2月に誕生したのがCRE Fundingです。

CREの事業内容のまとめ

ここまで説明したCREの事業内容を簡単にまとめます。

  1. 物流施設の開発から管理、運用など一貫して展開
  2. 不動産管理事業(大家さん代行業)
    • マスターリース
    • プロパティマネジメント
    • 建設工事
    • リーシング
  3. 物流投資事業(物流施設の自社開発→売却)
  4. アセットマネジメント事業(投資案件作り)
  5. CRE Fundingの狙い=個人投資家の取り込み
    • AM事業は機関投資家や金融機関に限定されていた
    • CRE Fundingを使って個人投資家にも開放
タロウさん
タロウさん

ここまで、CREの事業内容についてでした!

CREの経営者

次に、CREの経営者について見ていきます。

山下 修平

山下修平はCREの創業者です。

山下修平氏の略歴

  • 1973年8月4日生まれ
  • 1987年12月:東西建物(現京橋興産)取締役
  • 時期不明:慶應大商学部卒
  • 1997年4月:日本興業銀行
  • 2000年:米国留学
  • 2003年3月:富士総業(公共建物の親会社) 取締役(現任)
  • 2003年6月:公共建物 取締役(現任)
  • 2009年11月:天幸総建 取締役会長
  • 2009年12月:CRE 代表取締役社長
  • 2012年:京橋興産 取締役
  • 2016年5月:京橋興産 代表取締役(現任)
  • 2017年8月:CRE 代表取締役会長(現任)

山下修平氏について

山下氏は慶応大学を卒業後、日本興業銀行(現みずほ銀行)に入行しました。

その後、米国留学を経て父親の山下耕平氏が社長を務める公共建物で取締役を務めていました。

山下氏の祖父は旧アラビア石油創設者の山下太郎氏で、公共建物は山下家の不動産管理会社です。

かつては、旧電電公社の請負工事などを行っていましたが、現在は主にオフィスビルの保有や賃貸管理を行っています。

米国留学時に物流不動産が今後日本でも発展すると考えた山下氏が、物流不動産に特化した不動産会社として設立したのが現在のCREです。

タロウさん
タロウさん

3代続く資産家で幼稚舎からの慶應ボーイです!

亀山 忠秀

亀山忠秀氏はCREの代表取締役社長です。

亀山忠秀氏の略歴

  • 1974年12月26日香川県高松市生まれ
  • 時期不明:大阪大学基礎工学部卒
  • 2002年7月:幸洋コーポレーション(旧コマーシャル・アールイー)
  • 2006年6月:コマーシャル・アールイー 取締役
  • 2007年6月:コマーシャル・アールイー 常務取締役
  • 2010年8月:CRE
  • 2011年7月:CRE 常務取締役
  • 2014年8月:CREリートアドバイザーズ 取締役(現任)
  • 2016年5月:CRE Asia Pte. Ltd. 取締役(現任)
  • 2016年6月:エンバイオ・ホールディングス 取締役(現任)
  • 2016年9月:ストラテジック・パートナーズ 取締役(現任)
  • 2017年8月:CRE 代表取締役社長(現任)
  • 2017年8月:CRE(Thailand)Co. Ltd. 取締役(現任)

近藤 正昭

近藤正昭氏はCREの取締役副社長です。

近藤正昭氏の略歴

  • 1955年10月29日生まれ
  • 1978年4月:天幸総建
  • 2005年1月:天幸総建 取締役
  • 2007年6月:天幸総建 常務取締役
  • 2011年2月:CRE 取締役
  • 2011年7月:CRE 常務取締役
  • 2012年8月:CRE 専務取締役
  • 2016年10月:CRE 取締役副社長(現任)
  • 2018年12月:ロジコム 代表取締役(現任)
タロウさん
タロウさん

ここまで、CREの経営者についてでした!

CRE Fundingの運営会社と経営者のまとめ

最後にCRE Fundingの実質的な運営会社であるCREと、その経営者について要点をまとめます。

  1. 概要
    • 物流不動産に特化した不動産開発管理会社
    • 東証一部上場
    • 創業家が過半数の株を保有
  2. 事業内容
    • 物流施設の開発から管理、運用、売却まで一貫
    • 主要事業は3つ
      • 不動産管理事業(大家さん代行業)
      • 物流投資事業(物流施設を開発して売却)
      • アセットマネジメント事業(投資案件作り)
    • CRE Fundingで個人投資家の取り込み
  3. 経営者は山下修平氏
    • 祖父の代から続く資産家の生まれ
    • 実父が不動産管理会社を経営
    • 米国で物流不動産の可能性に着目
    • 物流不動産専門のCREを創業
    • 6年半で東証一部上場

以上、CREの運営会社と経営者についてでした。

CRE Fundingで投資するか、みなさんの判断材料になればうれしいです。

●公式サイト:CRE Funding(FUELオンラインファンド)

タロウさん
タロウさん

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コメント

途中解約

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングでは投資を行う期間、言い換えると、業者にお金を渡して戻ってくるまでの期間が事前に決まっています。

その期間の途中で契約を破棄し、お金を返してもらうのが途中解約です。

ソシャレン、クラファンともにほとんどの業者で途中解約は認められていません。

途中解約ができるのは大家どっとこむなどごく一部です。

基本的に運用期間が終わるまでお金は戻ってこないと考えてください。

繰り上げ当選

抽選方式の案件で業者が当選者に連絡し、入金をお願いした。

ところが、3人の当選者が気が変わって入金しなかったため、合計400万円が浮いてしまった。

この場合、多くの業者では再抽選を実施し、400万円分の投資家を新たに当選とします。

これが繰り上げ当選です。

なお、繰り上げ当選では応募額の一部だけが当選の部分当選になる場合があります。

当選者 応募額 当選額
山田さん 150万円 150万円
田中さん 200万円 200万円
中山さん 100万円 50万円
合計 400万円

 

途中解約

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングでは投資を行う期間、言い換えると、業者にお金を渡して戻ってくるまでの期間が事前に決まっています。

その期間の途中で契約を破棄し、お金を返してもらうのが途中解約です。

ソシャレン、クラファンともにほとんどの業者で途中解約は認められていません。

途中解約ができるのは大家どっとこむなどごく一部です。

基本的に運用期間が終わるまでお金は戻ってこないと考えてください。

キャンペーン

ソーシャルレンディングと不動産クラウドファンディングでは、投資額などに応じてプレゼントなどがもらえるキャンペーンを業者が開催することがあります。

例えば次のようなものです。

  • 会員登録でアマゾンギフト券1,000円分プレゼント
  • 10万円以上の投資で投資額の1%分のアマゾンギフト券を贈呈
  • 投資した人の中から抽選で50名に高級焼肉セットをプレゼント

最新のキャンペーン情報は下記記事にまとめています。

最新のキャンペーン情報

デビュー案件

業者が運営を開始後、初めて募集する第1号案件のことを、このブログではデビュー案件と呼んでいます。

このブログが独自に使っている用語であり、一般用語ではありません。

デビュー案件は一般に安全性、利回りともに高いことが多いです。

また、運営開始直後で会員がまだ少ないため、競争率が低く投資しやすいです。

デビュー案件はおすすめだと僕は思っています。

軍用地案件

軍用地案件はソーシャルレンディングのPocket Fundingが扱っている案件です。

担保が投資用不動産として人気が高い軍用地であるため、元本をほぼ確実に回収できることから、安全性が非常に高い人気の案件です。

なぜ、軍用地案件で元本をほぼ確実に回収できるのかは、この狭いスペースでは説明できません。

3分で読めますので、こちらの記事を参照してください。

軍用地案件の安全性が高い理由

1棟アパート、1棟マンション

不動産クラウドファンディングで「1棟アパート、1棟マンション」という表現を使う場合、アパートやマンション丸々1棟が投資対象であることを表します。

逆に投資対象が部屋単位である場合は「区分マンション」という表現を使います。

(区分アパートというのは聞いたことがありません)

海外案件

ソーシャルレンディングでは投資家のお金を借りるのが海外の企業であったり、借り手が日本企業であっても資金使途が海外企業への出資であるなど、投資家のお金の最終的な行先が海外である案件を海外案件といいます。

不動産クラファンでは投資家のお金で取得するのが海外の不動産である案件を海外案件といいます。

一般に海外案件は利回りが高い一方、海外ゆえにリスクが高くなることが多いです。

投資においてリターンとリスクはワンセットであり、ハイリターン・ローリスクはありえません。

初心者は海外案件には手を出さないことを強くおすすめします。

分散投資

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで分散投資とは、利用する業者や投資する案件、案件のタイプなどを集中させず、複数に分ける投資手法のことです。

例えば、ソシャレンで1つの業者だけを使っている場合、その業者が倒産するとすべての資産を失うことになります。

また、不動産クラファンで東京の物件だけに投資していると、東京の地価の下落が全投資額に影響を及ぼしますよね?

分散投資をすることで大きな被害を防ぎ、万が一の場合でも被害を小さく済ませることができます。

事故

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで分配金の支払いや元本の償還が遅れたり、元本が戻ってこなくなるなどのトラブルを、このブログでは「事故」と表現しています。

業者

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングの運営会社のことを、このブログでは「業者」と呼んでいます。

FundsやCREAL、バンカーズ、いずれも業者です。

Fundsのサイトの画像

「事業者」という表現を使っているメディアもあります。

満了

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで募集額満額の応募が集まることを、このブログでは「満了」と表現しています。

募集額1億2千万円の案件で、応募が1億2千万円集まった状態が満了です。

満了のイメージ画像

「完売」という表現を使っているメディアもあります。

担保順位

1つの担保に複数の貸し手がいる場合の、貸したお金を回収する優先順位のことです。

例えば、評価額1億円の土地を担保に3者が下のように融資したとします。

担保順位 貸し手 融資額
第一順位 悪徳銀行 6千万円
第二順位 腹黒信金 2千万円
第三順位 山田さん 1千万円

借り手が返済できなくなり担保を処分するも、8千万円でしか売れなかった。

この場合、まず悪徳銀行が6千万円を回収、次に腹黒信金が2千万円を回収します。

第三順位の山田さんは1円も回収できません。

ソシャレン業者の担保順位が低い場合は注意が必要です。

源泉徴収税

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングでは、業者が20.42%の所得税を引いてから投資家に分配金を支払います。

この20.42%の所得税のことを源泉徴収税といいます。

引かれた源泉徴収税は業者が税務署に納めます。

壁芯面積

マンションの部屋の面積を測る際に、壁の中心線を基準に出した面積を壁芯面積といいます。

一方、我々が普通に使う壁の内側の線を基準に出した面積は内法面積です。

壁芯面積と内法面積の説明図

1口単位と最低口数

1口単位とは投資できる金額の単位です。

例えば1口=10万円の案件では、20万円、70万円と10万円単位で投資できます。

ですが、13万円や99万円では投資できません。

最低口数とは投資する際に最低限必要な口数です。

例えば以下の案件の場合、

  • 1口単位:1万円
  • 最低口数:2口

最低2万円から1万円単位で投資できます。

右田さん
右田さん

2万円の次は3万円だよ。

こんな感じに別ウィンドウが開き、ここで用語の解説などをします。

右下の「close」か別ウィンドウの外の部分をタップすると、別ウィンドウが閉まり記事に戻ります。

不成立

不成立とは案件の募集を行ったが、事情により案件を実行できなくなることです。

例えば、応募が最低成立金額に達しない場合、案件を実行できず不成立となります。

また、不動産クラファンで応募は順調に集まっていたものの、取得予定だった不動産に不備が見つかったため取得が中止になり、案件が不成立となることもありえます。

逆に成立は応募が集まり案件を実行できるようになることです。

最低成立金額

例えば、ソーシャルレンディングで「投資家から5千万円集めて企業に貸す」という案件があるとします。

この案件を募集して10万円しか集まらなかったら、ぜんぜん足りないので貸せませんよね?

でも、不足が数百万円ならば、その分は業者が自社で資金を出して合計5千万円とし、企業への融資を実行できるかもしれません。

そこで、業者が募集の際に「4千万円以上集まれば、満額集まらなくても不足分は自社で負担して融資を実行します」と約束します。

この場合の4千万円が最低成立金額です。

つまり、最低これだけ集まれば案件を実行しますよというラインのことです。

貸付金利

ソーシャルレンディングでは投資家から集めたお金を企業などに貸し、得られた利益を投資家に分配します。

例えば、企業に7%で貸し、ソシャレン業者が利益を2%取り、5%を投資家に分配します。

ソーシャルレンディングの貸付金利の説明図

企業に貸す際の金利(上図の7%)が貸付金利です。

上場企業系

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディングで「上場企業系の業者」とは、業者自身やその親会社などが上場企業である業者を指します。

上場企業は信用力が高いことから、上場企業系の業者が運営するソシャレン、不動産クラファンは信頼性、安全性が高いと多くの投資家に認識されています。

ただし、「上場企業系=100%安全」とは限らないので注意が必要です。

運用と運用期間

不動産クラウドファンディングにおいて運用とは、投資家から集めた資金で取得した不動産を、賃貸したり売却したりすることで利益を生み出すことをいいます。

運用を行う期間は案件ごとにあらかじめ決められており、これを運用期間といいます。

マスターリース契約

不動産クラウドファンディングでは投資家の資金で不動産クラファン業者が物件を取得し、入居者から家賃を得ます。

しかし、入居者が見つからなければ家賃が入らず、投資家が分配金を得られなくなります。

そこで、不動産クラファン業者が不動産業者と次のような契約を結びます。

  1. 不動産クラファン業者が不動産業者に部屋を貸す
  2. 不動産業者が入居者に部屋を貸す
  3. 入居者が見つからなくても不動産業者は毎月の家賃を不動産クラファン業者に払う

マスターリース

これがマスターリース契約です。

マスターリース契約により投資家は入居者が見つからないリスクから隔離され、投資の安全性が向上します。

部分当選

ソーシャルレンディングと不動産クラウドファンディングの募集には、早い者勝ちの先着方式の他に、応募した人の中から投資できる人を抽選で決める抽選方式があります。

抽選方式では、50万円で応募して当選したら50万円投資できるのが基本です。

しかし、50万円の内、30万円分だけ当選する(=30万円だけ投資できる)こともあります。

これが部分当選です。

当選者の最後の1人が残額を割り当てられて部分当選になる場合の他、多くの人を当選にするために業者が全員を部分当選にする場合などがあります。

借り手企業

ソーシャルレンディングでは投資家から集めたお金を、ソシャレン業者が企業に貸します。

投資家のお金を借りるのが借り手企業です。

ソーシャルレンディングの仕組み

そして、借り手企業が支払う利息が、投資家が受け取る分配金となります。

一方で、借り手企業が倒産したり返済不能になると、投資家のお金が戻ってこないことも。

ソーシャルレンディングのリスク

ですので、ちゃんと返済できるのか?ソーシャルレンディングでは借り手企業の見極めが非常に重要です。

満室賃料

満室賃料とは、その物件が満室の場合に得られる想定賃料のことです。

全4室の1棟アパートで、各部屋の賃料が以下の場合、

  • 101号室:4.5万円
  • 102号室:4.5万円
  • 201号室:5.5万円
  • 202号室:5.5万円

満室賃料は月間20万円、年間240万円です。

空室リスク

空室リスクとは投資対象物件に入居者がつかず、空室で家賃収入を得られなくなるリスクです。

匿名組合型と任意組合型

不動産クラウドファンディングを含む不動産特定共同事業は、主に匿名組合型と任意組合型に分かれます。

主な違いは一般に下表の通りです。

匿名組合型 タイプ 任意組合型
匿名組合契約 契約 任意組合契約
なし 物件の所有権 あり
少なめ 最低出資額 多め
短め 運用期間 長め
有限責任 責任 無限責任
雑所得 所得区分 不動産所得

物件が倒壊して隣接する建物に被害が及んだ場合、任意組合型では出資額を超えて賠償責任が発生します。

匿名組合型の場合は責任範囲は出資額が上限であり、最悪でも全損で済みます。

任意組合型は所得区分が不動産所得で有利なため、相続など節税対策に使われることが多いです。

不動産クラファンではほとんどの案件が匿名組合型です。

不動産特定共同事業

不動産特定共同事業は次のような事業です。

  1. 複数の投資家から出資を受け
  2. 集まった資金で不動産を取得、運用し
  3. 得られた利益を投資家に分配する

多くの場合、1億円の1棟マンションを100口の持ち分に分割し、1口100万円で販売するといった、不動産小口化商品の形を取ります。

不動産特定共同事業のうち、募集などをインターネットを使って行うのが不動産クラウドファンディングです。

不動産小口化商品

不動産小口化商品は不動産を小口の持分に分割して販売する不動産投資商品です。

例えば、1億円の1棟マンションを1口100万円の持分100口に分割し、1口単位で販売します。

仮にこのマンションで1,000万円の利益が出た場合、1口投資した人は10万円、5口投資した人は50万円を得るイメージです。

不動産クラファンの場合、持分には利益の分配を受ける権利が含まれますが、物件の所有権は含まれません。

 

デポジット口座

デポジット口座とは業者内で投資家ごとに設置されるお財布のようなものです。

デポジット口座方式の業者では、投資家は事前に銀行から業者にお金を振り込み、そのお金は業者内のデポジット口座で保管されます。

デポジット口座

そして、デポジット口座のお金で案件に投資します。

また、分配金や償還された元本はデポジット口座で保管され、投資家が必要なときに出金申請し、自分の銀行口座に引き出します。

デポジット口座

 

売却リスク

不動産において、物件が予定通りの価格で売却できない、もしくは、売却そのものができない可能性を売却リスクといいます。

売却リスクが現実化すると、投資家には次のような不利益が生じる場合があります。

  • 分配金が予定額を下回る
  • 分配を受けられない
  • 元本の一部が戻ってこない
  • 元本のすべてが戻ってこない

流動性

不動産において、売買のしやすさや、現金化のしやすさを流動性といいます。

都心の一等地など需要が高く売りやすい物件は「流動性が高い」、逆に農村の空き家など需要が低く売りにくい物件は「流動性が低い」です。

譲渡

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディングで自分の出資持分(利益の分配や元本の償還を受ける権利)を、第三者に譲り渡すことを譲渡といいます。

例えば、〇〇FUNDINGで10万円投資し、それを第三者(〇〇FUNDINGを含む)に10万円(もしくはそれ以外の金額)で買い取ってもらうイメージです。

入金と出金

投資するお金をソシャレン、クラファン業者の銀行口座に振り込むことを入金といいます。

運用が終わったお金が業者から投資家の銀行口座に振り込まれることを出金といいます。

元本

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで、投資家が出資(投資)したお金のことを元本といいます。

リフォームとリノベーション

リフォーム、リノベーションともに、住宅の改修や改築を指します。

両者の違いはリフォームは「元の状態に戻す」ことであり、例えば壁の張替えや外壁の塗替えはリフォームです。

対して、リノベーションはリフォームよりも大がかりな改修、改築を行うことで「住宅の機能や価値を高める」ことを指します。

例えば、床暖房の新設や、壁を撤去して広々としたLDKへの間取りの変更はリノベーションです。

リフォームが老朽化で800万円に下がった物件の価値を元の1,000万円に戻すのに対し、リノベーションでは機能を付加して1,200万円に高めるイメージです。

分配と分配金

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで、運用で得られた利益を投資家に支払うことを分配といいます。

また、支払われる利益を分配金と呼びます。

案件

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで、募集される1つ1つの投資商品のことを案件と呼びます。

この用語は次のように使われます。

  • 〇〇業者から新しい案件が出た
  • 今度の案件は利回りが高い
  • 先週は△△案件に10万円投資した
  • □□業者は先月は3案件募集があった
  • ◇◇案件に応募したが抽選で落選した

すいません、上手く説明できなくて。

区分マンション

マンションを部屋単位で購入し投資する場合、「区分マンションに投資する」といった表現をします。

対して、1棟単位で購入、投資する場合は「1棟マンションに投資する」といいます。

独立した部屋1つ1つが区分マンションであり、面積や間取りを問いません。

ワンルームでも4LDKでも区分マンションです。

大島てる

大島てるは全国の事故物件情報を掲載するウェブサイト、及び、そのサイトを運営する会社の名称です。

先着方式と抽選方式

ソーシャルレンディングと不動産クラウドファンディングの募集方式は2つあります。

一つは募集開始と同時によ~いどんで早い者勝ちで投資できる人が決まる先着方式です。

もう一つは募集期間中に応募した人の中から抽選で投資できる人を決める抽選方式です。

成立前書面

成立前書面(契約成立前書面、契約締結前交付書面)は、ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで案件に応募する前に確認する書類です。

確認することで応募できるようになります。

成立前書面の確認画面

案件の詳細情報や契約内容などが書かれており、契約書に相当するものだと考えてください。

多くの業者で募集開始前から確認が可能です。

サイトに書かれていない情報も多いので、事前に必ず確認することを強くおすすめします。

モニタリング

ソーシャルレンディングにおいてモニタリングとは、借り手が融資契約を守れるか、ソシャレン業者が監視することをいいます。

業者によって異なりますが具体的な作業としては、定期的な借り手企業の訪問、経営者などへのヒアリング、財務書類のチェックなどがあります。

定期的にモニタリングを行うことで借り手の異常などを早期に察知し、貸し倒れを防ぐことができます。

このため、業者のモニタリングの実施とその精度は投資家にとって重要です。

あと入金と事前入金

投資するお金を業者に入金する方法は2つあります。

一つは先着や抽選の結果、投資できることが決まってから業者の口座に振り込むあと入金方式です。

もう一つは募集開始前に業者のデポジット口座への入金が必要な事前入金方式です。

デポジット口座

デポジット口座のお金は応募した案件への出資に充当されます。

ただし、抽選に落選などで投資できなくなると、入金したお金がデポジット口座で寝ることになります。

さらに、このお金を自分の口座に出金する際の振込手数料が投資家負担の業者もあります。

投資家にとってはあと入金の方が有利です。

 

早期償還

ソーシャルレンディングで借り手が予定より早く返済したり、不動産クラウドファンディングで物件が予定より早く売れることがあります。

そういった理由で案件の運用が予定より短い期間で終わり、業者が元本を予定より早く投資家に返すことを早期償還といいます。

例えば、運用期間12カ月の予定が6カ月で早期償還になると、受け取る分配金は基本的に半分になります。

ネガティブに捉えられがちですが、業者が確実に返済できる借り手、売れる物件を選んで案件を組成した証でもあります。

分配原資

分配原資とは分配金の出どころのことです。

例えば、入居者から得る家賃から投資家に分配金を払う場合、分配原資は家賃です。

家賃はインカムゲインですので、分配原資はインカムゲインとも表現できます。

組成

案件を作ることを組成といいます。

  • 投資対象は緑町ハイツ102号室で
  • 利回りは4.5%で
  • 運用期間1年
  • 募集総額2,300万円の案件を作る

こうやって案件が出来上がります。

組成 → 募集 → 運用開始 → 運用終了 → 償還

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディングの案件はこのような流れで運営され、その最初の段階が案件の組成です。

元本毀損

元本毀損(元本割れ)とは投資したお金の一部、または、すべてが戻ってこなくなることです。

例えば、不動産クラウドファンディングで2,000万円で取得した物件が1,500万円でしか売れなかった場合、元本の一部が戻ってこないことがあります。

また、取得した物件が地震で倒壊し売れなくなった、ソーシャルレンディングで借り手企業が倒産したなどで、元本の全額が戻ってこないこともありえます。

クラファン案件の管理手数料

不動産クラファンで区分マンションなどが投資対象になる場合、物件の入居者募集や家賃徴収といった管理業務が行われます。

これらの業務は業者または外部の不動産業者が代行し、そこでは管理手数料が発生します。

案件の利回りはこういった手数料や経費も差し引いた上で計算されたものです。

ですので、投資家が管理手数料を別途支払う必要はありません。

優先出資と劣後出資

不動産クラファンでは一般に投資家と業者が共同で出資し、物件を取得します。

例えば、投資家が2,400万円、業者が600万円出資し、3,000万円の物件を取得するといった感じです。

出資者 出資額
投資家(優先出資) 2,400万円
業者(劣後出資) 600万円
出資総額 3,000万円

この時、投資家分の出資を優先出資業者分の出資を劣後出資といいます。

なぜ、そのような言い方をするのかなど、詳しくは下記記事を参照してください。

優先劣後出資方式と劣後出資比率

キャピタルゲイン型

不動産クラファンの案件は大きくキャピタルゲイン型とインカムゲイン型に分かれます。

投資対象物件を売却した際の売却益を分配原資(分配金の出どころ)とする案件がキャピタルゲイン型です。

一方のインカムゲイン型は運用期間中の家賃収益を分配原資とします。

なお、売却益と家賃収益の両方を分配原資とする併用型の案件もあります。

自社買取

不動産クラファンでは運用期間の最後に物件を不動産投資家など第三者に売却するのが一般的です。

しかし、何らかの事情で売却できなかった場合、自社で物件を買い取ることがあります。

売却できずに元本が戻ってこないところが、業者が買い取ることで元本が戻ってくることになるので、自社買取は投資家にとってメリットです。

インカムゲイン型の案件では、最初から自社買取の予定で案件を組成することもあります。

劣後出資比率

不動産クラファンでは一般に投資家と業者が共同で出資し、物件を取得します。

例えば、投資家が2,400万円、業者が600万円出資し、3,000万円のマンションを取得するといった感じです。

このとき、出資総額に対する業者分の出資額の比率を劣後出資比率といいます。

さきほどの例では20%です。

出資者 出資額 出資比率
投資家 2,400万円 80%
業者 600万円 20%
合計 3,000万円

そして、劣後出資比率が高いほど安全性が高まります。

右田さん
右田さん

数字が大きいほど安全だよ。

なぜ高いほど安全なのか?

詳しくは下記記事を参照してください。

優先劣後出資方式と劣後出資比率

償還

案件の運用が終わり、業者が元本を投資家に返すこと、業者から投資家に元本が戻ってくることを償還といいます。

クリック合戦

募集が先着方式の案件では、投資できる人が決まるのは早い者勝ちです。

このため、人気の案件では募集開始と同時に応募が殺到します。

この状態をクリック合戦といいます。

信託受益権

信託受益権とは信託財産から発生する利益を受け取る権利のことです。

詳しくは↓こちらの記事を参照してください。

信託受益権とは?(別タブで開く)

信託受益権とは?(今開いているタブで開く)

抵当権と根抵当権と極度額

抵当権とは借り手が返済できなくなった時に担保を売却し、その代金から他の債権者に優先して返済を受ける権利です。

抵当権は1つの借り入れに対して設定されるため、返済時点で消滅します。

これに対し根抵当権ではあらかじめ融資の上限額を設定し、その範囲内であれば何度でも融資と返済が可能です。

その都度、抵当権の設定登記を行う必要がないため、企業への融資などでよく利用されます。

極度額は根抵当権の融資上限額のことです。

債務履行

まず、「債務」とは他人に対し何らかの行動を行う義務のことです。

そして、債務を実際に行うことを債務履行といいます。

ソーシャルレンディングの場合、借り手(債務者)が利払いや元本の返済をすることや、連帯保証人が借り手に代わってそれらを行うことが債務履行にあたります。

逆に、借り手が経営悪化などに至り、利払いや元本返済をしない(できなくなる)ことが債務不履行です。

LTV

ソーシャルレンディングで使われる用語で、担保評価額に対する融資額の割合をいいます。

例えば、1億円の土地を担保に8千万円を融資する場合、LTVは80%です。

担保が評価額通りに売れるとは限らないため、LTVの数字が小さいほど安全性が高いとされます。

資金使途

ソーシャルレンディングで業者から借りたお金を借り手が何に使うかを資金使途といいます。

延滞

ソーシャルレンディングで借り手が期限内に返済できなくなることを延滞といいます。

また、ソシャレン、不動産クラファンで分配金の支払いや元本の償還が予定より遅れている状態を延滞と呼ぶことがあります。

業者や投資家によっては「遅延」という表現が使われることもありますが、意味は同じです。