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みんなの年金の再組成案件のリスクと対策|売れ残りパックも

みんなの年金の再組成案件のリスクと対策|売れ残りパックものタイトル画像

みんなの年金8%の高利回りで人気の不動産クラウドファンディング業者です。

そんなみんなの年金に一部ですがリスキーな再組成案件があることが分かりました。

再組成案件があるのはみんなの年金だけではありません。

今回はみんなの年金を例に、再組成案件のリスクと対策を考えます。

タロウさん
タロウさん

クラファン投資家は必読です!

本稿では再組成の実施を物件名だけで判断しているため、同じ物件の別の部屋を投資対象とした案件で実際には再組成ではない可能性があります。
記事内容が不正確な可能性があるので、あらかじめご了承ください。

 

Xやってます!
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プチ解説 をタップすると、小ウィンドウで簡単な解説が表示されます。(「close」をタップすると小ウィンドウは閉まります)

 

この記事の著者
投資家・ブロガー
タロウ

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファディング専門の投資家です。
2018年にソシャレン・クラファン投資を始め、これまで400件を超える案件に2億円以上を投資し損失ゼロ。
安全性を最重視した投資情報を発信しています。

インカム型の再組成案件は問題ない

インカム型の再組成案件は問題ないのタイトル画像

今回取り上げる再組成案件には2つの種類があります。

このうち、インカムゲイン型の再組成案件は特に問題はないです。

 

みんなの年金とは?

みんなの年金

みんなの年金はネクサスエージェントが運営する不動産クラウドファンディングです。

2021年2月の運営開始以来、すべての案件で8%の高利回りをキープしています。

これまでに約15億円を集めており、高利回り狙いの投資家から強く支持されている業者です。

 

再組成案件とは?

基本は物件を最後に売却

不動産クラウドファンディングの基本は運用期間の最後に物件を売却です。

キャピタル型の仕組み1

しかし当然、売却に至らない物件も出てきますよね?

左野くん
左野くん

すべてが売れるとは限らない。

 

延長せずに別の案件に再組成

その場合、本来であれば運用期間を延長します。

しかし、延長せずに償還して運用を終了し、その後同じ物件を投資対象とする別の案件を組成し募集する。

  1. 売却できなかった
  2. 延長せずに償還で終了
  3. 同じ物件で新たに案件を組成
  4. 再組成した案件を募集

言い方は悪いですが、売れ残った商品をパッケージだけ新しくして再び売り場に並べるイメージです。

右田さん
右田さん

むかし、赤福であったよね。

本稿ではそのような案件を再組成案件と定義します。

今回の調査でみんなの年金では11件の再組成案件が確認されました。

左野くん
左野くん

ヤバイんじゃない?

タロウさん
タロウさん

ケースバイケースです!

プチ解説 組成とは?

 

インカムゲイン型は問題ない

売却を前提としない案件もある

再組成案件のすべてがヤバイわけではありません。

例えば、ジョイントアルファKORYO Fundingの案件は売却を前提としない案件です。

どちらも安全性が高く僕は愛用しています。

ジョイントアルファのサイトの画像

業者が所有する物件に投資家が出資し、一時的に投資家が所有するような形にする。

運用期間中は投資家が賃料を得て、運用期間が終わったら業者の所有に戻す。

そして、同じ物件で新たに案件を組成し募集する。

  1. 案件を組成し募集
    • 業者が所有する物件で
  2. 投資家が出資
    • 投資家が物件を所有
    • 運用中は投資家が賃料ゲット
  3. 運用終了
  4. 業者の所有に戻す
    • 元本を投資家に償還
  5. 同じ物件で案件を組成
    • 1に戻る→以下繰り返し
右田さん
右田さん

元本が戻ってくる。

業者の勘定から匿名組合の勘定に移るだけで、実際に所有権が移動するわけではありません。

プチ解説 償還とは?

 

業者が同じ物件で案件を繰り返し募集する。

そして、投資家が入れ替わりで期間限定の大家さんになるイメージです。

  1. 緑町ハイツ203号室 1期
    • 2021年1月~12月
    • 横田さん、並木さん他が投資
  2. 緑町ハイツ203号室 2期
    • 2022年1月~12月
    • 田上さん、木村さん他が投資
  3. 緑町ハイツ203号室 3期
    • 2023年1月~12月
    • 上原さん、村山さん他が投資
  4. 続く…

 

ほぼ確実に元本が戻ってくるので安全性が高い

インカムゲイン型の再組成案件は問題があるどころかむしろ安心です。

タロウさん
タロウさん

安全重視派にオススメです!

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・条件:会員登録だけ
・金額:1,000円
・期限:2024年6月30日まで

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インカムゲイン型再組成案件の事例

みんなの年金ではインカムゲイン型の再組成案件は5件確認されています。

 

14号

みんなの年金14号案件のイメージ画像

元の案件は1号でした。

案件 物件 運用期間
1号 プレール新板橋 21/4/1 ~ 22/3/31

2022年3月末に運用が終わったあと、同じ物件を投資対象とする14号に再組成されました。

案件 物件 運用期間
14号 プレール新板橋 22/4/1 ~ 23/3/31

14号は無事に運用が終了し、元本は償還されています。

左野くん
左野くん

無事に終わった。

他の4案件は以下の通りです。

 

18号

みんなの年金18号案件のイメージ画像

元の案件

案件 物件 運用期間
3号 ロマネスク東公園 21/6/1 ~ 22/5/31

再組成後の案件

案件 物件 運用期間
18号 ロマネスク東公園 22/6/1 ~ 23/5/31

 

26号

みんなの年金26号案件のイメージ画像

元の案件

案件 物件 運用期間
6号 エステートモア大橋Ⅱ 21/10/1 ~ 22/9/30

再組成後の案件

案件 物件 運用期間
26号 エステートモア大橋Ⅱ 22/9/1 ~ 23/8/31

26号は2つの物件で組成した案件です。

もう1つの物件の都合で6号を早期償還させたのだと思います。

プチ解説 早期償還とは?

 

53号

みんなの年金53号案件のイメージ画像

元の案件

案件 物件 運用期間
13号 グランディール根本 22/4/1 ~ 23/3/31

再組成後の案件

案件 物件 運用期間
53号 グランディール根本 23/5/1 ~ 24/4/30

 

59号

みんなの年金59号案件のイメージ画像

元の案件

案件 物件 運用期間
22号 ステイタス別府アクシス 22/8/1 ~ 23/7/31
23号 ナビシティ上社 22/8/1 ~ 23/7/31

再組成後の案件

案件 物件 運用期間
59号 上記2物件 23/8/1 ~ 24/7/31
22号と23号の2物件をまとめて59号に再組成しています。
タロウさん
タロウさん

ここまで、問題ない再組成でした!

キャピタル型の再組成案件はリスクあり

キャピタル型の再組成案件はリスクありのタイトル画像

僕がリスキーだと思うのはキャピタルゲイン型の再組成案件です。

 

事実上の運用期間延長

まず、例として58号案件を見てみましょう。

 

58号

みんなの年金58号案件のイメージ画像

元の案件

案件 物件 運用期間 イン キャ
33号 マンハイム竹の塚 22/12/1 ~ 23/5/31 4% 4%

再組成後の案件

案件 物件 運用期間 イン キャ
58号 マンハイム竹の塚 23/7/1 ~ 24/6/30 5% 3%
右田さん
右田さん

右端のインキャは何?

 

売れずに再組成

みんなの年金は募集時に分配原資の内訳を示しています。

みんなの年金33号の分配原資の内訳

33号で言うと、利回り8%の内、インカムゲイン(賃料収益)で4%、キャピタルゲイン(売却益)で4%を賄うということです。

インカム分 キャピタル分
4% 4%
左野くん
左野くん

家賃から4%、売却から4%と。

33号はキャピタルを見込んでいる=売却する予定だった

ところが売れなかったので58号に再組成した。

つまり、事実上の運用期間延長です。

タロウさん
タロウさん

売れ残りです!

プチ解説 分配原資とは?

 

同様のキャピタル型再組成案件の事例を先に2つ示します。

45号

みんなの年金45号案件のイメージ画像

元の案件

案件 物件 運用期間 イン キャ
36号 ダイソーメゾン御影Ⅵ 22/12/1 ~ 23/11/30 4% 4%

再組成後の案件

案件 物件 運用期間 イン キャ
45号 ダイソーメゾン御影Ⅵ 23/1/1 ~ 23/12/31 5% 3%

 

50号

みんなの年金50号案件のイメージ画像

元の案件

案件 物件 運用期間 イン キャ
24号 グランデ立川 22/10/1 ~ 23/9/30 6% 2%

再組成後の案件

案件 物件 運用期間 イン キャ
50号 グランデ立川 23/6/1 ~ 24/5/31 6% 2%
45号と50号は元の案件と運用期間が上手くつながっていません。
同じマンションの別の部屋が別の案件で出ただけで、再組成案件ではない可能性があります。

 

募集額の水増しか?

気になるのが分配原資です。

 

キャピタル分はどこから出した?

さきほどの58号をもう一度見てみます。

みんなの年金58号案件のイメージ画像

元の案件

案件 物件 運用期間 イン キャ
33号 マンハイム竹の塚 22/12/1 ~ 23/5/31 4% 4%

再組成後の案件

案件 物件 運用期間 イン キャ
58号 マンハイム竹の塚 23/7/1 ~ 24/6/30 5% 3%

いったん33号を償還していますが、その際には分配も行っています。

しかし売却していないのですから、売却益は得られていません。

キャピタル分の4%はどこから出したのでしょうか?

右田さん
右田さん

たしかに!

 

償還益配当とは?

ここで注目したいのは、みんなの年金の案件詳細ページにある以下の記載です。

33号案件の利回り内訳の説明図

賃料収益配当4%はインカム分4%のこと。

よって、償還益配当4%はキャピタル分4%のことになります。

償還益配当って他の業者では聞きませんよね?

左野くん
左野くん

初めて聞いた。

償還益、文字の通りだと「償還によって得られる利益」です。

元本を償還することで利益が生まれる?

タロウさん
タロウさん

イミフです!

 

募集額に分配原資を含めて水増し?

考えられるのは募集額に分配原資を含めて水増し募集することくらいでしょうか。

例えば、次のような案件をいったん償還して再組成する際に、

  • 利回り:5%
  • 運用期間:1年
  • 募集総額:1,000万円
  • → 分配金:50万円

再組成後の案件の募集総額を1,050万円にして、投資家から集めたお金で分配原資を賄うということです。

右田さん
右田さん

いや、それは…

 

募集額の水増しは確認できない

33号は元の案件が2物件の混合、再組成の58号は1物件単独のため、募集額での比較ができません。

比較可能なもので見ると、53号で再組成案件の募集額が元の案件の募集額を上回っています。

みんなの年金53号案件のイメージ画像

元の案件

案件 物件 運用期間 募集額
13号 グランディール根本 22/4/1 ~ 23/3/31 4,000万円

再組成後の案件

案件 物件 運用期間 募集額
53号 グランディール根本 23/5/1 ~ 24/4/30 4,500万円
左野くん
左野くん

やはり水増し!

しかし、59号では逆に減っています。

みんなの年金59号案件のイメージ画像

元の案件

案件 物件 運用期間 募集額
22号 ステイタス別府アクシス 22/8/1 ~ 23/7/31 380万円
23号 ナビシティ上社 22/8/1 ~ 23/7/31 460万円

再組成後の案件

案件 物件 運用期間 募集額
59号 2物件 23/8/1 ~ 24/7/31 660万円

合わせて840万円の2物件で再組成したのに、募集額は660万円に減っているのです。

よって、募集額の水増しでキャピタル分を補っているとは断定できないでしょう。

タロウさん
タロウさん

なぜ減ったのかが疑問ですが…

 

キャピタル分は自社で負担か?

となると、キャピタル分は自社で負担しているとしか考えられません。

みんなの年金は1案件の募集額が少ないので大きな負担ではないでしょうが。

これが何度も続くようになると問題かもしれません。

右田さん
右田さん

コストアップになるよね。

 

売れ残りパック案件になっている

もう一つ気になるのは、売れ残りパックとでも言うべき案件の存在です。

2023年10月から12月にかけて募集された62~64号案件がこれにあたります。

 

62号

みんなの年金62号案件のイメージ画像

元の案件

案件 物件 運用期間 イン キャ
28号 ライオンズマンション日本橋 22/11/1 ~ 23/10/31 4% 4%
30号 ライオンズマンション御堂本町 22/11/1 ~ 23/10/31 4% 4%
31号 アクシス門真 22/11/1 ~ 23/10/31 5% 3%
34号 ネオハイツ第3新大阪 22/11/1 ~ 23/10/31 6% 2%

再組成後の案件

案件 物件 運用期間 イン キャ
62号 4物件 23/11/1 ~ 24/10/31 4% 4%

元の案件はいずれもキャピタルゲインを見込んでいるので、最後に売却する予定だった。

ところが、売却できなかった。

そこで、売れなかったマンション4室をまとめて再組成したのが62号です。

左野くん
左野くん

まさに売れ残りパック…

63号、64号も同様です。

 

63号

みんなの年金63号案件のイメージ画像

元の案件

案件 物件 運用期間 イン キャ
32号 サンハイツ泉町 22/11/1 ~ 23/10/31 5% 3%
32号 サン・ライズ砂川 22/11/1 ~ 23/10/31 5% 3%
34号 ライオンズマンション久末 22/11/1 ~ 23/10/31 4% 4%
35号 パークハイツ東中野 22/11/1 ~ 23/10/31 4% 4%
36号 曙町ロイヤルハイツ 22/12/1 ~ 23/11/30 4% 4%
37号 グリーンパーク第7綾瀬 22/12/1 ~ 23/11/30 4% 4%

再組成後の案件

案件 物件 運用期間 イン キャ
63号 6物件 24/1/1 ~ 24/12/31 4% 4%
右田さん
右田さん

こっちは売れ残り6部屋…

 

64号

みんなの年金64号案件のイメージ画像

元の案件

案件 物件 運用期間 イン キャ
25号 ライオンズマンション隅田公園 22/11/1 ~ 23/10/31 6% 2%
27号 ハイリーハイツ赤羽 22/11/1 ~ 23/10/31 5% 3%
28号 コーポ多摩センター 22/11/1 ~ 23/10/31 4% 4%
30号 エステート立川一番町15号棟 22/11/1 ~ 23/10/31 4% 4%

再組成後の案件

案件 物件 運用期間 イン キャ
64号 4物件 24/1/1 ~ 24/12/31 4% 4%

 

売れ残りパックで特別感を演出

63号と64号は「年末大型ファンド」と特別感を演出した案件でした。

みんなの年金63号案件のイメージ画像

売れ残りパックでキラキラ感を出されてもですね…

 

売却できるのか?

危惧するのは売却できるかです。

再組成後の案件はいずれもキャピタルゲイン=売却を見込んでいます。

売れなかった物件を4つも6つもパックにして、本当に売却できるのか?

結局また再組成になって問題の先延ばしになる恐れがあります。

左野くん
左野くん

売れない物件を抱えたまま…

 

一時的な動きの可能性も

なお、今年に入ってから募集された案件(65~73号)では再組成は確認されていません。

また、キャピタルゲイン型の再組成であることが確実なのは、58号と62~64号の4案件だけです。

これまでに募集された全案件の5%にすぎませんので、再組成がイレギュラーなケースである点には留意が必要でしょう。

タロウさん
タロウさん

ごく一部の案件です!

再組成案件に投資家が取るべき対策

再組成案件に投資家が取るべき対策のタイトル画像

みんなの年金でリスクがあるのはキャピタルゲイン型の再組成案件です。

そして、このような案件が存在するのはみんなの年金だけではありません。

我々投資家はどのような対策を打つべきでしょうか?

 

再組成案件はリスクがある

必ず危険とは限らない

さきに一つ言っておきたいのは、再組成だから必ず危険とは限らないことです。

再組成後に売却される可能性はもちろんあります。

右田さん
右田さん

売れれば問題なしだもんね。

 

次も売却できない可能性

とはいえ、再組成案件の投資対象は前回売れなかった物件です。

前回売れなかったものが、今回は売れるのか?

売れない商品をパッケージをとっかえひっかえして売り場に並べているだけ。

再組成は単なる問題の先送りであり、無理が続かなくなると元本毀損になりかねません。

左野くん
左野くん

お金が戻ってこない…

プチ解説 元本毀損とは?

 

売れ残り物件が含まれているか要確認

再組成かは明示されない

再組成案件にリスクがあることは間違いありませんが、案件募集の際に再組成であるかは明示されません

法的に明示の義務はないので、しょうがないです。

右田さん
右田さん

明示すべきでしょ!

それは投資家の甘えです。

明示しないのが気に入らないなら、その業者を使わなければ良いだけ。

明示しないと分かった上で使う以上、リスク対策を自分でするのは当然こと。

自分のゼニは自分で守れ、甘えなさんなって話です。

タロウさん
タロウさん

辛口ですがホンネです!

 

自分で調べよう

今後、再組成の対象になる可能性があるのは、現在運用中の案件に含まれる物件です。

なので、次の方法で再組成案件か否かをチェックできます。

  1. 運用中の案件の物件をリストアップ
    • エクセルでまとめておく
  2. 新しい案件が出たらチェック
    • 新案件の物件とエクセルを突き合わせ
    • エクセルに含まれる物件ならばビンゴ
左野くん
左野くん

面倒くさそう…

 

15分で調べられる

みんなの年金は情報を隠すようなことは一切していません。

過去に募集した案件も含めて、物件名または住所がログイン前の状態ですべて案件詳細ページで確認できます

みんなの年金の物件名の表示

現在運用中の案件は16件、含まれる物件は全部で34件です。

1件のリストアップに20秒かかるとして、3件で1分、34件で11分。

その他諸々あわせて15分もあればできるでしょう。

それくらいやりましょうよ。

右田さん
右田さん

15分でリスクダウンだよ。

 

リスクテイクと安全対策はセットで

8%にリスクがないわけがない

みんなの年金は利回りが8%と高いです。

みんなの年金の利回り

リターンが高い以上、リスクがないわけないですよね?

8%に手を出す以上、安全対策はやって当然です。

 

対策して安全性を高めよう

安全対策といっても、物件をリストアップして照合するだけ。

15分で済むのですからタイパは悪くない。

再組成案件対策をして投資の安全性を高めましょう。

タロウさん
タロウさん

やりましょう!

 

コメント

キャンペーン

ソーシャルレンディングと不動産クラウドファンディングでは、投資額などに応じてプレゼントなどがもらえるキャンペーンを業者が開催することがあります。

例えば次のようなものです。

  • 会員登録でアマゾンギフト券1,000円分プレゼント
  • 10万円以上の投資で投資額の1%分のアマゾンギフト券を贈呈
  • 投資した人の中から抽選で50名に高級焼肉セットをプレゼント

最新のキャンペーン情報は下記記事にまとめています。

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途中解約

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングでは投資を行う期間、言い換えると、業者にお金を渡して戻ってくるまでの期間が事前に決まっています。

その期間の途中で契約を破棄し、お金を返してもらうのが途中解約です。

ソシャレン、クラファンともにほとんどの業者で途中解約は認められていません。

途中解約ができるのは大家どっとこむなどごく一部です。

基本的に運用期間が終わるまでお金は戻ってこないと考えてください。

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デビュー案件

業者が運営を開始後、初めて募集する第1号案件のことを、このブログではデビュー案件と呼んでいます。

このブログが独自に使っている用語であり、一般用語ではありません。

デビュー案件は一般に安全性、利回りともに高いことが多いです。

また、運営開始直後で会員がまだ少ないため、競争率が低く投資しやすいです。

デビュー案件はおすすめだと僕は思っています。

軍用地案件

軍用地案件はソーシャルレンディングのPocket Fundingが扱っている案件です。

担保が投資用不動産として人気が高い軍用地であるため、元本をほぼ確実に回収できることから、安全性が非常に高い人気の案件です。

なぜ、軍用地案件で元本をほぼ確実に回収できるのかは、この狭いスペースでは説明できません。

3分で読めますので、こちらの記事を参照してください。

軍用地案件の安全性が高い理由

1棟アパート、1棟マンション

不動産クラウドファンディングで「1棟アパート、1棟マンション」という表現を使う場合、アパートやマンション丸々1棟が投資対象であることを表します。

逆に投資対象が部屋単位である場合は「区分マンション」という表現を使います。

(区分アパートというのは聞いたことがありません)

海外案件

ソーシャルレンディングでは投資家のお金を借りるのが海外の企業であったり、借り手が日本企業であっても資金使途が海外企業への出資であるなど、投資家のお金の最終的な行先が海外である案件を海外案件といいます。

不動産クラファンでは投資家のお金で取得するのが海外の不動産である案件を海外案件といいます。

一般に海外案件は利回りが高い一方、海外ゆえにリスクが高くなることが多いです。

投資においてリターンとリスクはワンセットであり、ハイリターン・ローリスクはありえません。

初心者は海外案件には手を出さないことを強くおすすめします。

分散投資

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで分散投資とは、利用する業者や投資する案件、案件のタイプなどを集中させず、複数に分ける投資手法のことです。

例えば、ソシャレンで1つの業者だけを使っている場合、その業者が倒産するとすべての資産を失うことになります。

また、不動産クラファンで東京の物件だけに投資していると、東京の地価の下落が全投資額に影響を及ぼしますよね?

分散投資をすることで大きな被害を防ぎ、万が一の場合でも被害を小さく済ませることができます。

事故

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで分配金の支払いや元本の償還が遅れたり、元本が戻ってこなくなるなどのトラブルを、このブログでは「事故」と表現しています。

業者

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングの運営会社のことを、このブログでは「業者」と呼んでいます。

FundsやCREAL、バンカーズ、いずれも業者です。

Fundsのサイトの画像

「事業者」という表現を使っているメディアもあります。

満了

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで募集額満額の応募が集まることを、このブログでは「満了」と表現しています。

募集額1億2千万円の案件で、応募が1億2千万円集まった状態が満了です。

満了のイメージ画像

「完売」という表現を使っているメディアもあります。

担保順位

1つの担保に複数の貸し手がいる場合の、貸したお金を回収する優先順位のことです。

例えば、評価額1億円の土地を担保に3者が下のように融資したとします。

担保順位 貸し手 融資額
第一順位 悪徳銀行 6千万円
第二順位 腹黒信金 2千万円
第三順位 山田さん 1千万円

借り手が返済できなくなり担保を処分するも、8千万円でしか売れなかった。

この場合、まず悪徳銀行が6千万円を回収、次に腹黒信金が2千万円を回収します。

第三順位の山田さんは1円も回収できません。

ソシャレン業者の担保順位が低い場合は注意が必要です。

源泉徴収税

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングでは、業者が20.42%の所得税を引いてから投資家に分配金を支払います。

この20.42%の所得税のことを源泉徴収税といいます。

引かれた源泉徴収税は業者が税務署に納めます。

壁芯面積

マンションの部屋の面積を測る際に、壁の中心線を基準に出した面積を壁芯面積といいます。

一方、我々が普通に使う壁の内側の線を基準に出した面積は内法面積です。

壁芯面積と内法面積の説明図

1口単位と最低口数

1口単位とは投資できる金額の単位です。

例えば1口=10万円の案件では、20万円、70万円と10万円単位で投資できます。

ですが、13万円や99万円では投資できません。

最低口数とは投資する際に最低限必要な口数です。

例えば以下の案件の場合、

  • 1口単位:1万円
  • 最低口数:2口

最低2万円から1万円単位で投資できます。

右田さん
右田さん

2万円の次は3万円だよ。

こんな感じに別ウィンドウが開き、ここで用語の解説などをします。

右下の「close」か別ウィンドウの外の部分をタップすると、別ウィンドウが閉まり記事に戻ります。

不成立

不成立とは案件の募集を行ったが、事情により案件を実行できなくなることです。

例えば、応募が最低成立金額に達しない場合、案件を実行できず不成立となります。

また、不動産クラファンで応募は順調に集まっていたものの、取得予定だった不動産に不備が見つかったため取得が中止になり、案件が不成立となることもありえます。

逆に成立は応募が集まり案件を実行できるようになることです。

最低成立金額

例えば、ソーシャルレンディングで「投資家から5千万円集めて企業に貸す」という案件があるとします。

この案件を募集して10万円しか集まらなかったら、ぜんぜん足りないので貸せませんよね?

でも、不足が数百万円ならば、その分は業者が自社で資金を出して合計5千万円とし、企業への融資を実行できるかもしれません。

そこで、業者が募集の際に「4千万円以上集まれば、満額集まらなくても不足分は自社で負担して融資を実行します」と約束します。

この場合の4千万円が最低成立金額です。

つまり、最低これだけ集まれば案件を実行しますよというラインのことです。

貸付金利

ソーシャルレンディングでは投資家から集めたお金を企業などに貸し、得られた利益を投資家に分配します。

例えば、企業に7%で貸し、ソシャレン業者が利益を2%取り、5%を投資家に分配します。

ソーシャルレンディングの貸付金利の説明図

企業に貸す際の金利(上図の7%)が貸付金利です。

上場企業系

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディングで「上場企業系の業者」とは、業者自身やその親会社などが上場企業である業者を指します。

上場企業は信用力が高いことから、上場企業系の業者が運営するソシャレン、不動産クラファンは信頼性、安全性が高いと多くの投資家に認識されています。

ただし、「上場企業系=100%安全」とは限らないので注意が必要です。

運用と運用期間

不動産クラウドファンディングにおいて運用とは、投資家から集めた資金で取得した不動産を、賃貸したり売却したりすることで利益を生み出すことをいいます。

運用を行う期間は案件ごとにあらかじめ決められており、これを運用期間といいます。

マスターリース契約

不動産クラウドファンディングでは投資家の資金で不動産クラファン業者が物件を取得し、入居者から家賃を得ます。

しかし、入居者が見つからなければ家賃が入らず、投資家が分配金を得られなくなります。

そこで、不動産クラファン業者が不動産業者と次のような契約を結びます。

  1. 不動産クラファン業者が不動産業者に部屋を貸す
  2. 不動産業者が入居者に部屋を貸す
  3. 入居者が見つからなくても不動産業者は毎月の家賃を不動産クラファン業者に払う

マスターリース

これがマスターリース契約です。

マスターリース契約により投資家は入居者が見つからないリスクから隔離され、投資の安全性が向上します。

部分当選

ソーシャルレンディングと不動産クラウドファンディングの募集には、早い者勝ちの先着方式の他に、応募した人の中から投資できる人を抽選で決める抽選方式があります。

抽選方式では、50万円で応募して当選したら50万円投資できるのが基本です。

しかし、50万円の内、30万円分だけ当選する(=30万円だけ投資できる)こともあります。

これが部分当選です。

当選者の最後の1人が残額を割り当てられて部分当選になる場合の他、多くの人を当選にするために業者が全員を部分当選にする場合などがあります。

借り手企業

ソーシャルレンディングでは投資家から集めたお金を、ソシャレン業者が企業に貸します。

投資家のお金を借りるのが借り手企業です。

ソーシャルレンディングの仕組み

そして、借り手企業が支払う利息が、投資家が受け取る分配金となります。

一方で、借り手企業が倒産したり返済不能になると、投資家のお金が戻ってこないことも。

ソーシャルレンディングのリスク

ですので、ちゃんと返済できるのか?ソーシャルレンディングでは借り手企業の見極めが非常に重要です。

満室賃料

満室賃料とは、その物件が満室の場合に得られる想定賃料のことです。

全4室の1棟アパートで、各部屋の賃料が以下の場合、

  • 101号室:4.5万円
  • 102号室:4.5万円
  • 201号室:5.5万円
  • 202号室:5.5万円

満室賃料は月間20万円、年間240万円です。

空室リスク

空室リスクとは投資対象物件に入居者がつかず、空室で家賃収入を得られなくなるリスクです。

匿名組合型と任意組合型

不動産クラウドファンディングを含む不動産特定共同事業は、主に匿名組合型と任意組合型に分かれます。

主な違いは一般に下表の通りです。

匿名組合型 タイプ 任意組合型
匿名組合契約 契約 任意組合契約
なし 物件の所有権 あり
少なめ 最低出資額 多め
短め 運用期間 長め
有限責任 責任 無限責任
雑所得 所得区分 不動産所得

物件が倒壊して隣接する建物に被害が及んだ場合、任意組合型では出資額を超えて賠償責任が発生します。

匿名組合型の場合は責任範囲は出資額が上限であり、最悪でも全損で済みます。

任意組合型は所得区分が不動産所得で有利なため、相続など節税対策に使われることが多いです。

不動産クラファンではほとんどの案件が匿名組合型です。

不動産特定共同事業

不動産特定共同事業は次のような事業です。

  1. 複数の投資家から出資を受け
  2. 集まった資金で不動産を取得、運用し
  3. 得られた利益を投資家に分配する

多くの場合、1億円の1棟マンションを100口の持ち分に分割し、1口100万円で販売するといった、不動産小口化商品の形を取ります。

不動産特定共同事業のうち、募集などをインターネットを使って行うのが不動産クラウドファンディングです。

不動産小口化商品

不動産小口化商品は不動産を小口の持分に分割して販売する不動産投資商品です。

例えば、1億円の1棟マンションを1口100万円の持分100口に分割し、1口単位で販売します。

仮にこのマンションで1,000万円の利益が出た場合、1口投資した人は10万円、5口投資した人は50万円を得るイメージです。

不動産クラファンの場合、持分には利益の分配を受ける権利が含まれますが、物件の所有権は含まれません。

 

デポジット口座

デポジット口座とは業者内で投資家ごとに設置されるお財布のようなものです。

デポジット口座方式の業者では、投資家は事前に銀行から業者にお金を振り込み、そのお金は業者内のデポジット口座で保管されます。

デポジット口座

そして、デポジット口座のお金で案件に投資します。

また、分配金や償還された元本はデポジット口座で保管され、投資家が必要なときに出金申請し、自分の銀行口座に引き出します。

デポジット口座

 

売却リスク

不動産において、物件が予定通りの価格で売却できない、もしくは、売却そのものができない可能性を売却リスクといいます。

売却リスクが現実化すると、投資家には次のような不利益が生じる場合があります。

  • 分配金が予定額を下回る
  • 分配を受けられない
  • 元本の一部が戻ってこない
  • 元本のすべてが戻ってこない

流動性

不動産において、売買のしやすさや、現金化のしやすさを流動性といいます。

都心の一等地など需要が高く売りやすい物件は「流動性が高い」、逆に農村の空き家など需要が低く売りにくい物件は「流動性が低い」です。

譲渡

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディングで自分の出資持分(利益の分配や元本の償還を受ける権利)を、第三者に譲り渡すことを譲渡といいます。

例えば、〇〇FUNDINGで10万円投資し、それを第三者(〇〇FUNDINGを含む)に10万円(もしくはそれ以外の金額)で買い取ってもらうイメージです。

入金と出金

投資するお金をソシャレン、クラファン業者の銀行口座に振り込むことを入金といいます。

運用が終わったお金が業者から投資家の銀行口座に振り込まれることを出金といいます。

元本

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで、投資家が出資(投資)したお金のことを元本といいます。

リフォームとリノベーション

リフォーム、リノベーションともに、住宅の改修や改築を指します。

両者の違いはリフォームは「元の状態に戻す」ことであり、例えば壁の張替えや外壁の塗替えはリフォームです。

対して、リノベーションはリフォームよりも大がかりな改修、改築を行うことで「住宅の機能や価値を高める」ことを指します。

例えば、床暖房の新設や、壁を撤去して広々としたLDKへの間取りの変更はリノベーションです。

リフォームが老朽化で800万円に下がった物件の価値を元の1,000万円に戻すのに対し、リノベーションでは機能を付加して1,200万円に高めるイメージです。

分配と分配金

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで、運用で得られた利益を投資家に支払うことを分配といいます。

また、支払われる利益を分配金と呼びます。

案件

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで、募集される1つ1つの投資商品のことを案件と呼びます。

この用語は次のように使われます。

  • 〇〇業者から新しい案件が出た
  • 今度の案件は利回りが高い
  • 先週は△△案件に10万円投資した
  • □□業者は先月は3案件募集があった
  • ◇◇案件に応募したが抽選で落選した

すいません、上手く説明できなくて。

区分マンション

マンションを部屋単位で購入し投資する場合、「区分マンションに投資する」といった表現をします。

対して、1棟単位で購入、投資する場合は「1棟マンションに投資する」といいます。

独立した部屋1つ1つが区分マンションであり、面積や間取りを問いません。

ワンルームでも4LDKでも区分マンションです。

大島てる

大島てるは全国の事故物件情報を掲載するウェブサイト、及び、そのサイトを運営する会社の名称です。

先着方式と抽選方式

ソーシャルレンディングと不動産クラウドファンディングの募集方式は2つあります。

一つは募集開始と同時によ~いどんで早い者勝ちで投資できる人が決まる先着方式です。

もう一つは募集期間中に応募した人の中から抽選で投資できる人を決める抽選方式です。

成立前書面

成立前書面(契約成立前書面、契約締結前交付書面)は、ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで案件に応募する前に確認する書類です。

確認することで応募できるようになります。

成立前書面の確認画面

案件の詳細情報や契約内容などが書かれており、契約書に相当するものだと考えてください。

多くの業者で募集開始前から確認が可能です。

サイトに書かれていない情報も多いので、事前に必ず確認することを強くおすすめします。

モニタリング

ソーシャルレンディングにおいてモニタリングとは、借り手が融資契約を守れるか、ソシャレン業者が監視することをいいます。

業者によって異なりますが具体的な作業としては、定期的な借り手企業の訪問、経営者などへのヒアリング、財務書類のチェックなどがあります。

定期的にモニタリングを行うことで借り手の異常などを早期に察知し、貸し倒れを防ぐことができます。

このため、業者のモニタリングの実施とその精度は投資家にとって重要です。

あと入金と事前入金

投資するお金を業者に入金する方法は2つあります。

一つは先着や抽選の結果、投資できることが決まってから業者の口座に振り込むあと入金方式です。

もう一つは募集開始前に業者のデポジット口座への入金が必要な事前入金方式です。

デポジット口座

デポジット口座のお金は応募した案件への出資に充当されます。

ただし、抽選に落選などで投資できなくなると、入金したお金がデポジット口座で寝ることになります。

さらに、このお金を自分の口座に出金する際の振込手数料が投資家負担の業者もあります。

投資家にとってはあと入金の方が有利です。

 

早期償還

ソーシャルレンディングで借り手が予定より早く返済したり、不動産クラウドファンディングで物件が予定より早く売れることがあります。

そういった理由で案件の運用が予定より短い期間で終わり、業者が元本を予定より早く投資家に返すことを早期償還といいます。

例えば、運用期間12カ月の予定が6カ月で早期償還になると、受け取る分配金は基本的に半分になります。

ネガティブに捉えられがちですが、業者が確実に返済できる借り手、売れる物件を選んで案件を組成した証でもあります。

分配原資

分配原資とは分配金の出どころのことです。

例えば、入居者から得る家賃から投資家に分配金を払う場合、分配原資は家賃です。

家賃はインカムゲインですので、分配原資はインカムゲインとも表現できます。

組成

案件を作ることを組成といいます。

  • 投資対象は緑町ハイツ102号室で
  • 利回りは4.5%で
  • 運用期間1年
  • 募集総額2,300万円の案件を作る

こうやって案件が出来上がります。

組成 → 募集 → 運用開始 → 運用終了 → 償還

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディングの案件はこのような流れで運営され、その最初の段階が案件の組成です。

元本毀損

元本毀損(元本割れ)とは投資したお金の一部、または、すべてが戻ってこなくなることです。

例えば、不動産クラウドファンディングで2,000万円で取得した物件が1,500万円でしか売れなかった場合、元本の一部が戻ってこないことがあります。

また、取得した物件が地震で倒壊し売れなくなった、ソーシャルレンディングで借り手企業が倒産したなどで、元本の全額が戻ってこないこともありえます。

クラファン案件の管理手数料

不動産クラファンで区分マンションなどが投資対象になる場合、物件の入居者募集や家賃徴収といった管理業務が行われます。

これらの業務は業者または外部の不動産業者が代行し、そこでは管理手数料が発生します。

案件の利回りはこういった手数料や経費も差し引いた上で計算されたものです。

ですので、投資家が管理手数料を別途支払う必要はありません。

優先出資と劣後出資

不動産クラファンでは一般に投資家と業者が共同で出資し、物件を取得します。

例えば、投資家が2,400万円、業者が600万円出資し、3,000万円の物件を取得するといった感じです。

出資者 出資額
投資家(優先出資) 2,400万円
業者(劣後出資) 600万円
出資総額 3,000万円

この時、投資家分の出資を優先出資業者分の出資を劣後出資といいます。

なぜ、そのような言い方をするのかなど、詳しくは下記記事を参照してください。

優先劣後出資方式と劣後出資比率

キャピタルゲイン型

不動産クラファンの案件は大きくキャピタルゲイン型とインカムゲイン型に分かれます。

投資対象物件を売却した際の売却益を分配原資(分配金の出どころ)とする案件がキャピタルゲイン型です。

一方のインカムゲイン型は運用期間中の家賃収益を分配原資とします。

なお、売却益と家賃収益の両方を分配原資とする併用型の案件もあります。

自社買取

不動産クラファンでは運用期間の最後に物件を不動産投資家など第三者に売却するのが一般的です。

しかし、何らかの事情で売却できなかった場合、自社で物件を買い取ることがあります。

売却できずに元本が戻ってこないところが、業者が買い取ることで元本が戻ってくることになるので、自社買取は投資家にとってメリットです。

インカムゲイン型の案件では、最初から自社買取の予定で案件を組成することもあります。

劣後出資比率

不動産クラファンでは一般に投資家と業者が共同で出資し、物件を取得します。

例えば、投資家が2,400万円、業者が600万円出資し、3,000万円のマンションを取得するといった感じです。

このとき、出資総額に対する業者分の出資額の比率を劣後出資比率といいます。

さきほどの例では20%です。

出資者 出資額 出資比率
投資家 2,400万円 80%
業者 600万円 20%
合計 3,000万円

そして、劣後出資比率が高いほど安全性が高まります。

右田さん
右田さん

数字が大きいほど安全だよ。

なぜ高いほど安全なのか?

詳しくは下記記事を参照してください。

優先劣後出資方式と劣後出資比率

償還

案件の運用が終わり、業者が元本を投資家に返すこと、業者から投資家に元本が戻ってくることを償還といいます。

クリック合戦

募集が先着方式の案件では、投資できる人が決まるのは早い者勝ちです。

このため、人気の案件では募集開始と同時に応募が殺到します。

この状態をクリック合戦といいます。

信託受益権

信託受益権とは信託財産から発生する利益を受け取る権利のことです。

詳しくは↓こちらの記事を参照してください。

信託受益権とは?(別タブで開く)

信託受益権とは?(今開いているタブで開く)

抵当権と根抵当権と極度額

抵当権とは借り手が返済できなくなった時に担保を売却し、その代金から他の債権者に優先して返済を受ける権利です。

抵当権は1つの借り入れに対して設定されるため、返済時点で消滅します。

これに対し根抵当権ではあらかじめ融資の上限額を設定し、その範囲内であれば何度でも融資と返済が可能です。

その都度、抵当権の設定登記を行う必要がないため、企業への融資などでよく利用されます。

極度額は根抵当権の融資上限額のことです。

債務履行

まず、「債務」とは他人に対し何らかの行動を行う義務のことです。

そして、債務を実際に行うことを債務履行といいます。

ソーシャルレンディングの場合、借り手(債務者)が利払いや元本の返済をすることや、連帯保証人が借り手に代わってそれらを行うことが債務履行にあたります。

逆に、借り手が経営悪化などに至り、利払いや元本返済をしない(できなくなる)ことが債務不履行です。

LTV

ソーシャルレンディングで使われる用語で、担保評価額に対する融資額の割合をいいます。

例えば、1億円の土地を担保に8千万円を融資する場合、LTVは80%です。

担保が評価額通りに売れるとは限らないため、LTVの数字が小さいほど安全性が高いとされます。

資金使途

ソーシャルレンディングで業者から借りたお金を借り手が何に使うかを資金使途といいます。

延滞

ソーシャルレンディングで借り手が期限内に返済できなくなることを延滞といいます。

また、ソシャレン、不動産クラファンで分配金の支払いや元本の償還が予定より遅れている状態を延滞と呼ぶことがあります。

業者や投資家によっては「遅延」という表現が使われることもありますが、意味は同じです。

組成

案件を作ることを組成といいます。

  • 投資対象は緑町ハイツ102号室で
  • 利回りは4.5%で
  • 運用期間1年
  • 募集総額2,300万円の案件を作る

こうやって案件が出来上がります。

組成 → 募集 → 運用開始 → 運用終了 → 償還

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディングの案件はこのような流れで運営され、その最初の段階が案件の組成です。

償還

案件の運用が終わり、業者が元本を投資家に返すこと、業者から投資家に元本が戻ってくることを償還といいます。

早期償還

ソーシャルレンディングで借り手が予定より早く返済したり、不動産クラウドファンディングで物件が予定より早く売れることがあります。

そういった理由で案件の運用が予定より短い期間で終わり、業者が元本を予定より早く投資家に返すことを早期償還といいます。

例えば、運用期間12カ月の予定が6カ月で早期償還になると、受け取る分配金は基本的に半分になります。

ネガティブに捉えられがちですが、業者が確実に返済できる借り手、売れる物件を選んで案件を組成した証でもあります。

分配原資

分配原資とは分配金の出どころのことです。

例えば、入居者から得る家賃から投資家に分配金を払う場合、分配原資は家賃です。

家賃はインカムゲインですので、分配原資はインカムゲインとも表現できます。

元本毀損

元本毀損(元本割れ)とは投資したお金の一部、または、すべてが戻ってこなくなることです。

例えば、不動産クラウドファンディングで2,000万円で取得した物件が1,500万円でしか売れなかった場合、元本の一部が戻ってこないことがあります。

また、取得した物件が地震で倒壊し売れなくなった、ソーシャルレンディングで借り手企業が倒産したなどで、元本の全額が戻ってこないこともありえます。