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5%と6%どちらを選ぶ?ONIGIRI Fundingの2案件を比較

5%と6%どちらを選ぶ?ONIGIRI Fundingの2案件を比較のタイトル画像

今回も不動産クラウドファンディング初心者向けの記事です。

4月11日からONIGIRI Fundingで2つの案件が同時募集されます。

30号と31号案件で、主な条件は以下の通りです。

30号 案件 31号
6% 利回り 5%
8カ月 運用期間 8カ月
10% 劣後比率 22%
450万円 募集総額 200万円
抽選 募集方式 抽選

さて、あなたならどちらに投資しますか?

右田さん
右田さん

両方!

左野くん
左野くん

それを言っちゃ~、おしまいよ!

実はどちらに投資するのも正解です。

大切なのはリスクを把握した上で自分に合った案件を正しく選べるか

自分ならどういう理由でどちらを選ぶか考えてみてください。

タロウさん
タロウさん

詳しく解説します!

 

Xやってます!
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この記事の著者
投資家・ブロガー
タロウ

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファディング専門の投資家です。
2018年にソシャレン・クラファン投資を始め、これまで400件を超える案件に2億円以上を投資し損失ゼロ。
安全性を最重視した投資情報を発信しています。

ONIGIRI Funding 30号案件

ONIGIRI Funding 30号案件のタイトル画像

それでは30号案件から見ていきましょう。

 

30号案件の概要

ONIGIRI Funding30号案件の概要は以下の通りです。

ONIGIRI Funding30号案件のイメージ画像

  • 案件名:ONIGIRI Funding Project30号
  • 利回り:6%
  • 運用期間:8カ月
  • 劣後比率:10%
  • 募集総額:450万円
  • 募集方式:抽選
  • 募集期間:4月11日18時30分~15日18時

横浜の空室区分マンションを取得し、リフォームした上で売却します。

プチ解説 案件とは?

プチ解説 劣後出資比率とは?

プチ解説 募集方式の「抽選」とは?

 

分配金は得られるか?

まず、分配金は確実に得られるかを考えます。

プチ解説 分配金とは?

 

必要な分配金は18万円

まず、30号案件で必要な分配金は18万円です。

  • 募集総額:450万円
  • 利回り:6%
  • 運用期間:8カ月(244日)
  • → 分配金:450万円×6%÷365日×244日=18.0万円
右田さん
右田さん

これをどこから出すの?

 

分配原資は賃料収益か?

ONIGIRI Fundingの案件詳細ページには以下の内容の記載があります。

入ってくる家賃から管理費などの経費を抜いて、入居期間ごとにいくら儲かるかです。

  • 家賃からの純収益
    • 6カ月の場合:218,172円
    • 5カ月の場合:181,810円
    • 4カ月の場合:145,448円

これを見る限り、分配原資は賃料収益と考えているようですね。

そして、入居者が5カ月以上いれば分配金18万円をゲットできるよと。

左野くん
左野くん

そうなの?

どうかなぁ…

プチ解説 分配原資とは?

 

ONIGIRI Fundingのシュミレーション

さきほどの純収益ですが、

  • 家賃からの純収益
    • 6カ月の場合:218,172円
    • 5カ月の場合:181,810円
    • 4カ月の場合:145,448円

1カ月の純収益を36,362円で計算しています。

  • 218,172円÷6カ月=36,362円
右田さん
右田さん

なんで36,362円なの?

ONIGIRI Fundingのサイトによると、近隣の類似物件Aの賃料から出しているようです。

ONIGIRI Funding30号案件の参考資料1

まず、Aの賃料の坪単価と面積から月額賃料が出ます。

  • Aの賃料の坪単価:10,500円/坪
  • Aの面積:5.02坪
  • → Aの月額賃料:10,500円/坪×5.02坪=52,710円≒5.3万円

そして、Aの月額賃料を5.3万円とした上で、収支を次のようにシュミレーションしています。

  • 年間収入:636,000円
    • 53,000円×12カ月
  • 年間支出:199,551円
    • 火災保険料:3,850円
    • 固定資産税:18,081円
    • 管理費等:177,720円
  • 年間純収益:436,349円
    • ①-②
  • 月間純収益:36,362円
    • ③÷12カ月

賃料から経費を引いて手残りが月々36,362円

それが5カ月分で18万円ちょいなので、分配金18万円はゲットできまっせ!と。

左野くん
左野くん

ゲットできるじゃん!

 

シュミレーションは正しいのか?

疑問なのがONIGIRI Fundingのシュミレーションが、Aの月額賃料5.3万円をベースにしている点です。

  • Aの賃料の坪単価:10,500円/坪
  • Aの面積:5.02坪
  • → Aの月額賃料:10,500円/坪×5.02坪=52,710円≒5.3万円

似た条件の物件の坪単価を参考にするのは分かります。

しかし、今回の物件の面積は4.56坪です。

ONIGIRI Funding30号案件の参考資料2

ならば、Aの面積5.02坪ではなく、4.56坪で賃料を出すべきではないかな?と。

  • Aの賃料の坪単価:10,500円/坪
  • 本物件の面積:4.56坪
  • → 本物件の月額賃料:10,500円/坪×4.56坪=47,880円≒4.8万円
右田さん
右田さん

賃料が5千円安くなっちゃうね。

 

6カ月以上の入居が必要では?

月賃料4.8万円でシュミレーションをやり直してみましょう。

経費は面積に比例とし、5.02分の4.56倍で出します。

  • 年間収入:576,000円
    • 48,000円×12カ月
  • 年間支出:181,355円
    • 火災保険料:3,497円
    • 固定資産税:16,424円
    • 管理費等:161,434円
  • 年間純収益:394,645円
    • ①-②
  • 月間純収益:32,887円
    • ③÷12カ月

月間の純収益は32,887円となります。

左野くん
左野くん

何カ月で分配金をカバーできる?

  • 家賃からの純収益
    • 6カ月の場合:197,322円
    • 5カ月の場合:164,435円
    • 4カ月の場合:131,548円

必要な分配金は18万円なので、6カ月以上の入居で分配金ゲットとなります。

右田さん
右田さん

5カ月では無理か。

もしかしたら、ONIGIRI Fundingが別の根拠で月額賃料を5.3万円としているのかもしれません。
その場合は5カ月入居で分配金ゲットです。

 

入居者は付くのか?

気になるのはONIGIRI Fundingのサイトによると、今回の物件が現時点で空室であることです。

空港アクセス良好な位置に所在する、空室区分マンションが対象となっております。

入居者が見つかって、運用期間8カ月のうち5or6カ月住んでもらえるのか?

そこがいささか心配です。

 

売却益も分配原資にできるはず

ただ、ONIGIRI Fundingの成立前書面では多くの場合、損益を計算する際の収入を以下の6項目としています。

①対象不動産から生じる賃料収入
②対象不動産の売却益
③対象不動産に係る保険金
④本事業に係る金銭の運用から得られる受取利息
⑤匿名組合出資金償還益及び本事業に関連する債務の債務免除益
⑥本事業に係るその他の収益

左野くん
左野くん

売却益が入ってる!

ですので、賃料収益で不足が出ても、その分を売却益でカバーできれば分配金ゲットは可能でしょう。

タロウさん
タロウさん

書面が公開されたらチェックを!

プチ解説 成立前書面とは?

 

元本は回収できるか?

次に最重点の元本回収ですが、30号案件では物件を売却できるか次第です。

プチ解説 元本とは?

 

450万円以上での売却が必要

今回の出資総額は500万円です。

出資者 出資額
投資家(優先出資) 450万円
業者(劣後出資) 50万円

投資家分が優先出資なので、物件が450万円以上で売れれば元本は回収できます。

プチ解説 優先出資と劣後出資とは?

 

還元利回り8%以下で450万円クリア

では売れるかですが。

仮にさきほどのシュミレーション通り、月間の純収益が32,887円、12カ月で年間39万円としましょう。

還元利回りが8%以下ならば、収益還元法による評価額が450万円を超えます。

  • 39万円÷9%=433万円
  • 39万円÷8%=488万円
  • 39万円÷7%=557万円

今回の物件は築42年、面積4.56坪、京急神奈川駅から徒歩10分です。

ONIGIRI Funding30号案件の参考資料3

相場がぜんぜん分かりませんが、8%以下はあり得るような気が。

 

近隣事例からは問題なし

また、ONIGIRI Fundingサイトによると、近隣類似物件の売買事例では坪120~144万円のようです。

ONIGIRI Funding30号案件の参考資料4

今回の物件は4.56坪なので、

  • 120~144万円/坪×4.56坪=547~657万円

450万円は余裕でクリアできそうですね。

右田さん
右田さん

問題なしだね。

 

価値は上がるのか?

とは言え、疑問点もあります。

今回の出資総額は500万円です。

出資者 出資額
投資家(優先出資) 450万円
業者(劣後出資) 50万円

なので、仮に物件を500万円で購入した。

不動産取得税などはすべて無視して、物件価格=500万円としましょう。

すると、面積は4.56坪なので、坪単価は110万円となります。

  • 500万円÷4.56坪=109.6万円/坪

で、近隣類似物件の売買事例から、坪120~144万円で売れるってことですよね。

物件 坪単価
本物件 110万円
物件A 120万円
物件B 144万円

なぜ、坪単価が1~3割もアップするのでしょうか?

左野くん
左野くん

何かするんじゃない?

ONIGIRI Fundingのサイトの説明によると、リフォームをするようですが。

軽微なリフォーム工事を行い売却をしてまいります。

軽微なリフォームで物件価値が1~3割もアップするのでしょうか?

もちろん、売り手の事情で割安で購入できた可能性もありますが。

右田さん
右田さん

急に資金が必要になったとか。

とは言え、500万円で買ったものが、なぜそれ以上で売れるのか?

サイトの説明だけではイマイチ確信が持てないです。

タロウさん
タロウさん

説明が不足かと…

 

投資のしやすさは?

最後に投資のしやすさを予想してみましょう。

今回は利回り6%で募集450万円です。

ONIGIRI Fundingの過去の案件では、利回り6%だと2~4千万円の応募が集まっています。

案件 利回り 応募額
20号 6% 4,307万円
21号 6% 1,832万円
26号 6% 2,741万円

間を取って応募3千万円として抽選倍率6.7倍

  • 3,000万円÷450万円=6.7

なかなかヘビーな戦いになりそうです。

タロウさん
タロウさん

ここまで30号についてでした!

ONIGIRI Funding 31号案件

ONIGIRI Funding 31号案件のタイトル画像

お次は31号です。

 

31号案件の概要

ONIGIRI Funding31号案件の概要は以下の通りです。

ONIGIRI Funding31号案件のイメージ画像

  • 案件名:ONIGIRI Funding Project31号
  • 利回り:5%
  • 運用期間:8カ月
  • 劣後比率:22%
  • 募集総額:200万円
  • 募集方式:抽選
  • 募集期間:4月11日18時30分~15日18時

海老名の賃貸中区分マンションを取得し、運用、売却します。

 

分配金は得られるか?

まず、分配金ゲットは大丈夫か見てみましょう。

 

必要な分配金は66,849

31号案件で支払いが必要な分配金は66,849円です。

  • 募集総額:200万円
  • 利回り:5%
  • 運用期間:8カ月(244日)
  • → 分配金:200万円×5%÷365日×244日=66,849円
左野くん
左野くん

なんとでもなりそうだね。

 

分配原資は売却益+賃料収益

ま、そこはシビアに見ていくとして。

ONIGIRI Fundingサイトの案件詳細には以下の記載があります。

配当金は売却益および賃料収入です。

分配原資は売却益と賃料収益を見込んでいるようです。

ですが、おそらく賃料収益だけでカバーできると思います。

タロウさん
タロウさん

売却益がなくても大丈夫かと!

 

賃料収益だけで大丈夫そう

30号と同じようにONIGIRI Fundingがシュミレーションをしていますので見てみましょう。

月額賃料を34,000円としていますが、現時点で賃貸中なので間違いないはずです。

  • 年間収入:408,000円
    • 34,000円×12カ月
  • 年間支出:113,780円
    • 火災保険料:3,780円
    • 固定資産税:20,000円
    • 管理費等:90,000円
  • 年間純収益:294,220円
    • ①-②
  • 月間純収益:24,518円
    • ③÷12カ月

入ってくる賃料から経費を引いて、1カ月24,518円の純収益です。

必要な分配金は66,849円なので、3カ月分でカバーできます。

  • 24,518円×3カ月=73,554円

いま入居している人が3カ月住んでくれたらOK。

もちろん、急な退去もありえますが、分配金ゲットの可能性は高いと思います。

右田さん
右田さん

売却益なしで大丈夫そう。

 

元本は回収できるか?

次に元本回収です。

 

200万円以上での売却が必要

今回の出資総額は255万円です。

出資者 出資額
投資家(優先出資) 200万円
業者(劣後出資) 55万円

物件が優先出資額と同じ200万円以上で売れれば、投資家の元本は戻ってきます。

左野くん
左野くん

さて、売れるか?

 

相場的には売れる

ONIGIRI Fundingによると、同じ築36年、JR相模線門沢橋駅徒歩3分の物件の売却事例で、坪単価は72~76万円のようです。

物件 所在地 坪単価
A 海老名市門沢橋 76万円
B 海老名市門沢橋 72万円

これに対し、今回の物件は255万円で面積は4.43坪なので、坪単価57.6万円で取得しています。

物件 所在地 坪単価
本物件 海老名市門沢橋 57.6万円

ONIGIRI Fundingの調査に間違いがない限り、売却は問題ないでしょう。

右田さん
右田さん

高く売れそうだね。

 

取得価格で売却でも問題なし

それはどうでしょうか?

同じ築年、同じ所在地なのに、2割以上安く購入できている。

物件 所在地 坪単価
A 海老名市門沢橋 76万円
B 海老名市門沢橋 72万円
本物件 海老名市門沢橋 57.6万円

もちろん、売り手の事情で格安で取得できたのかもしれませんが。

安く買えた=安くでしか売れない可能性も踏まえるべきでしょう。

タロウさん
タロウさん

大島てる物件ではありませんでした!

ただ、31号案件は賃料収益だけで分配金をカバーできる可能性が高く、そうであれば売却益は必要ありません。

よって、取得価格と同じ255万円で売却すれば、投資家の元本は余裕で戻ってきます。

出資者 出資額
投資家(優先出資) 200万円
業者(劣後出資) 55万円

ONIGIRI Fundingがその選択をしてくれるかは分かりませんが。

元本回収の可能性は高いのではないでしょうか?

プチ解説 大島てるとは?

 

投資のしやすさは?

次に投資のしやすさです。

今回と同じ利回り5%で、ONIGIRI Fundingでは過去に500~1,100万円の応募が集まっています。

案件 利回り 応募額
17号 5% 772万円
19号 5% 891万円
23号 5% 506万円
24号 5% 1,107万円
27号 5% 507万円
28号 5% 798万円

平均で800万円弱。

今回の募集は200万円なので、抽選倍率4倍ってとこでしょうか。

左野くん
左野くん

こっちもなかなかハード。

どちらに投資するか?

どちらに投資するか?のタイトル画像

さて、ONIGIRI Fundingの30号と31号、2つの案件を見てきました。

どちらを選ぶのが正解でしょうか?

 

30号と31号のポイントを比較

まず、30号と31号のポイントを比較してみます。

 

案件の条件

30号 案件 31号
6% 利回り 5%
8カ月 運用期間 8カ月
10% 劣後比率 22%

利回りは30号の方が1%高いです。

劣後比率は運用期間が短いのでそこまで違いは影響しない気が。

右田さん
右田さん

利回りなら30号。

 

分配金の確実性

  • 30号
    • 5~6カ月の入居が必要
    • 現在、空室
    • 売却益も充当できる
  • 31号
    • 3カ月の入居でクリア
    • 現在、入居中
    • 売却益も充当できる

30号は8カ月の運用期間中、5~6カ月の入居が必要ですが、現在は空室です。

ただし、売却益も分配金に充当できます。

一方の31号は3カ月の入居でOKで、現在すでに入居中です。

分配金ゲットの確実性は31号の方が高いでしょう。

 

元本回収の確実性

  • 30号
    • 450万円以上での売却が必要
    • 近隣事例からは問題なし
    • リフォームだけで物件価値が上がるか疑問
  • 31号
    • 200万円以上での売却が必要
    • 近隣事例からは問題なし

30号、31号ともに取得価格で売却できれば元本は回収できます。

この点については両方とも問題ないはずです。

ただ、30号は賃料収益次第では売却益が必要なので、取得価格以上で売却する必要があります。

軽微なリフォームだけで売却価格を上げることができるのか、いささか疑問です。

左野くん
左野くん

どちらかと言うと31号の方が堅い。

 

投資のしやすさ

  • 30号
    • 6.7倍と予想
  • 31号
    • 4倍と予想

このレベルになると、どっちも変わらんよね。笑

どちらも高いハードルでしょう。

右田さん
右田さん

さて、どちらにするか?

 

自分の投資スタンスで判断を

安全重視なら31号

安全重視であれば31号でしょう。

ONIGIRI Funding31号案件のイメージ画像

現在入居中で3カ月住んでくれたら分配金ゲット。

売却益をあてにしなくて良いので、取得価格での売却でも元本は回収できる。

安全第一、利益は第百の僕は言うまでもなく31号です。

タロウさん
タロウさん

元本回収、命です!

 

儲け重視なら30号

少しでも高い利回りをということであれば、もちろん30号ですよね。

30号 案件 31号
6% 利回り 5%

分配原資を賃料収益でキープできるかは微妙ですが。

物件が相場で売れれば問題なし

儲け重視で30号を選ぶのもありです。

 

現実的には両方に応募か?

ただ、抽選倍率はどちらも高くなりそう。

  • 30号
    • 6.7倍と予想
  • 31号
    • 4倍と予想

両方当たる可能性は極めて低いので、両方に応募するのが最も現実的かもしれません。

左野くん
左野くん

そうする人が多いだろうね。

 

リスクを把握した上で投資判断

ただし、「ONIGIRI Fundingはこれまで無事故だから、たぶん大丈夫っしょ、とりあえず両方とも入れとけ~」では、投資とは言えませんよね。

大切なのはここまで見てきたように、案件にどのようなリスクがあるかを把握することです。

  1. 案件を分析
  2. リスクを把握
  3. リターンと天秤にかける
  4. 最終判断
右田さん
右田さん

けど、面倒なんだよね。

左野くん
左野くん

よく分からないし。

面倒、分からないを言い訳に手抜きをしている限り、永遠に分かりません。

初心者で知識も経験もないのだから、せめて努力くらいはしましょうよ。

案件詳細をしっかり読み込み、分からないことを調べる。

これを繰り返せば必ず分かるようになります。

 

リスクを把握せずに投資するのは、地図を持たずに山登りをするようなもの。

案件をしっかり見てリスクを把握した上で投資判断をしましょう。

タロウさん
タロウさん

ご安全に!

 

以上、ONIGIRI Funding30号、31号案件の解説でした。

募集は抽選方式で募集期間は4月11~15日

会員登録の申請から完了までは1~3営業日です。

僕は31号に30万円で応募します!

会員登録(無料)

 

ONIGIRI Funding30号案件のイメージ画像

  • 案件名:ONIGIRI Funding Project30号
  • 利回り:6%
  • 運用期間:8カ月
  • 劣後比率:10%
  • 募集総額:450万円
  • 募集方式:抽選
  • 募集期間:4月11日18時30分~15日18時

 

ONIGIRI Funding31号案件のイメージ画像

  • 案件名:ONIGIRI Funding Project31号
  • 利回り:5%
  • 運用期間:8カ月
  • 劣後比率:22%
  • 募集総額:200万円
  • 募集方式:抽選
  • 募集期間:4月11日18時30分~15日18時

コメント

途中解約

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングでは投資を行う期間、言い換えると、業者にお金を渡して戻ってくるまでの期間が事前に決まっています。

その期間の途中で契約を破棄し、お金を返してもらうのが途中解約です。

ソシャレン、クラファンともにほとんどの業者で途中解約は認められていません。

途中解約ができるのは大家どっとこむなどごく一部です。

基本的に運用期間が終わるまでお金は戻ってこないと考えてください。

繰り上げ当選

抽選方式の案件で業者が当選者に連絡し、入金をお願いした。

ところが、3人の当選者が気が変わって入金しなかったため、合計400万円が浮いてしまった。

この場合、多くの業者では再抽選を実施し、400万円分の投資家を新たに当選とします。

これが繰り上げ当選です。

なお、繰り上げ当選では応募額の一部だけが当選の部分当選になる場合があります。

当選者 応募額 当選額
山田さん 150万円 150万円
田中さん 200万円 200万円
中山さん 100万円 50万円
合計 400万円

 

途中解約

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングでは投資を行う期間、言い換えると、業者にお金を渡して戻ってくるまでの期間が事前に決まっています。

その期間の途中で契約を破棄し、お金を返してもらうのが途中解約です。

ソシャレン、クラファンともにほとんどの業者で途中解約は認められていません。

途中解約ができるのは大家どっとこむなどごく一部です。

基本的に運用期間が終わるまでお金は戻ってこないと考えてください。

キャンペーン

ソーシャルレンディングと不動産クラウドファンディングでは、投資額などに応じてプレゼントなどがもらえるキャンペーンを業者が開催することがあります。

例えば次のようなものです。

  • 会員登録でアマゾンギフト券1,000円分プレゼント
  • 10万円以上の投資で投資額の1%分のアマゾンギフト券を贈呈
  • 投資した人の中から抽選で50名に高級焼肉セットをプレゼント

最新のキャンペーン情報は下記記事にまとめています。

最新のキャンペーン情報

デビュー案件

業者が運営を開始後、初めて募集する第1号案件のことを、このブログではデビュー案件と呼んでいます。

このブログが独自に使っている用語であり、一般用語ではありません。

デビュー案件は一般に安全性、利回りともに高いことが多いです。

また、運営開始直後で会員がまだ少ないため、競争率が低く投資しやすいです。

デビュー案件はおすすめだと僕は思っています。

軍用地案件

軍用地案件はソーシャルレンディングのPocket Fundingが扱っている案件です。

担保が投資用不動産として人気が高い軍用地であるため、元本をほぼ確実に回収できることから、安全性が非常に高い人気の案件です。

なぜ、軍用地案件で元本をほぼ確実に回収できるのかは、この狭いスペースでは説明できません。

3分で読めますので、こちらの記事を参照してください。

軍用地案件の安全性が高い理由

1棟アパート、1棟マンション

不動産クラウドファンディングで「1棟アパート、1棟マンション」という表現を使う場合、アパートやマンション丸々1棟が投資対象であることを表します。

逆に投資対象が部屋単位である場合は「区分マンション」という表現を使います。

(区分アパートというのは聞いたことがありません)

海外案件

ソーシャルレンディングでは投資家のお金を借りるのが海外の企業であったり、借り手が日本企業であっても資金使途が海外企業への出資であるなど、投資家のお金の最終的な行先が海外である案件を海外案件といいます。

不動産クラファンでは投資家のお金で取得するのが海外の不動産である案件を海外案件といいます。

一般に海外案件は利回りが高い一方、海外ゆえにリスクが高くなることが多いです。

投資においてリターンとリスクはワンセットであり、ハイリターン・ローリスクはありえません。

初心者は海外案件には手を出さないことを強くおすすめします。

分散投資

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで分散投資とは、利用する業者や投資する案件、案件のタイプなどを集中させず、複数に分ける投資手法のことです。

例えば、ソシャレンで1つの業者だけを使っている場合、その業者が倒産するとすべての資産を失うことになります。

また、不動産クラファンで東京の物件だけに投資していると、東京の地価の下落が全投資額に影響を及ぼしますよね?

分散投資をすることで大きな被害を防ぎ、万が一の場合でも被害を小さく済ませることができます。

事故

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで分配金の支払いや元本の償還が遅れたり、元本が戻ってこなくなるなどのトラブルを、このブログでは「事故」と表現しています。

業者

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングの運営会社のことを、このブログでは「業者」と呼んでいます。

FundsやCREAL、バンカーズ、いずれも業者です。

Fundsのサイトの画像

「事業者」という表現を使っているメディアもあります。

満了

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで募集額満額の応募が集まることを、このブログでは「満了」と表現しています。

募集額1億2千万円の案件で、応募が1億2千万円集まった状態が満了です。

満了のイメージ画像

「完売」という表現を使っているメディアもあります。

担保順位

1つの担保に複数の貸し手がいる場合の、貸したお金を回収する優先順位のことです。

例えば、評価額1億円の土地を担保に3者が下のように融資したとします。

担保順位 貸し手 融資額
第一順位 悪徳銀行 6千万円
第二順位 腹黒信金 2千万円
第三順位 山田さん 1千万円

借り手が返済できなくなり担保を処分するも、8千万円でしか売れなかった。

この場合、まず悪徳銀行が6千万円を回収、次に腹黒信金が2千万円を回収します。

第三順位の山田さんは1円も回収できません。

ソシャレン業者の担保順位が低い場合は注意が必要です。

源泉徴収税

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングでは、業者が20.42%の所得税を引いてから投資家に分配金を支払います。

この20.42%の所得税のことを源泉徴収税といいます。

引かれた源泉徴収税は業者が税務署に納めます。

壁芯面積

マンションの部屋の面積を測る際に、壁の中心線を基準に出した面積を壁芯面積といいます。

一方、我々が普通に使う壁の内側の線を基準に出した面積は内法面積です。

壁芯面積と内法面積の説明図

1口単位と最低口数

1口単位とは投資できる金額の単位です。

例えば1口=10万円の案件では、20万円、70万円と10万円単位で投資できます。

ですが、13万円や99万円では投資できません。

最低口数とは投資する際に最低限必要な口数です。

例えば以下の案件の場合、

  • 1口単位:1万円
  • 最低口数:2口

最低2万円から1万円単位で投資できます。

右田さん
右田さん

2万円の次は3万円だよ。

こんな感じに別ウィンドウが開き、ここで用語の解説などをします。

右下の「close」か別ウィンドウの外の部分をタップすると、別ウィンドウが閉まり記事に戻ります。

不成立

不成立とは案件の募集を行ったが、事情により案件を実行できなくなることです。

例えば、応募が最低成立金額に達しない場合、案件を実行できず不成立となります。

また、不動産クラファンで応募は順調に集まっていたものの、取得予定だった不動産に不備が見つかったため取得が中止になり、案件が不成立となることもありえます。

逆に成立は応募が集まり案件を実行できるようになることです。

最低成立金額

例えば、ソーシャルレンディングで「投資家から5千万円集めて企業に貸す」という案件があるとします。

この案件を募集して10万円しか集まらなかったら、ぜんぜん足りないので貸せませんよね?

でも、不足が数百万円ならば、その分は業者が自社で資金を出して合計5千万円とし、企業への融資を実行できるかもしれません。

そこで、業者が募集の際に「4千万円以上集まれば、満額集まらなくても不足分は自社で負担して融資を実行します」と約束します。

この場合の4千万円が最低成立金額です。

つまり、最低これだけ集まれば案件を実行しますよというラインのことです。

貸付金利

ソーシャルレンディングでは投資家から集めたお金を企業などに貸し、得られた利益を投資家に分配します。

例えば、企業に7%で貸し、ソシャレン業者が利益を2%取り、5%を投資家に分配します。

ソーシャルレンディングの貸付金利の説明図

企業に貸す際の金利(上図の7%)が貸付金利です。

上場企業系

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディングで「上場企業系の業者」とは、業者自身やその親会社などが上場企業である業者を指します。

上場企業は信用力が高いことから、上場企業系の業者が運営するソシャレン、不動産クラファンは信頼性、安全性が高いと多くの投資家に認識されています。

ただし、「上場企業系=100%安全」とは限らないので注意が必要です。

運用と運用期間

不動産クラウドファンディングにおいて運用とは、投資家から集めた資金で取得した不動産を、賃貸したり売却したりすることで利益を生み出すことをいいます。

運用を行う期間は案件ごとにあらかじめ決められており、これを運用期間といいます。

マスターリース契約

不動産クラウドファンディングでは投資家の資金で不動産クラファン業者が物件を取得し、入居者から家賃を得ます。

しかし、入居者が見つからなければ家賃が入らず、投資家が分配金を得られなくなります。

そこで、不動産クラファン業者が不動産業者と次のような契約を結びます。

  1. 不動産クラファン業者が不動産業者に部屋を貸す
  2. 不動産業者が入居者に部屋を貸す
  3. 入居者が見つからなくても不動産業者は毎月の家賃を不動産クラファン業者に払う

マスターリース

これがマスターリース契約です。

マスターリース契約により投資家は入居者が見つからないリスクから隔離され、投資の安全性が向上します。

部分当選

ソーシャルレンディングと不動産クラウドファンディングの募集には、早い者勝ちの先着方式の他に、応募した人の中から投資できる人を抽選で決める抽選方式があります。

抽選方式では、50万円で応募して当選したら50万円投資できるのが基本です。

しかし、50万円の内、30万円分だけ当選する(=30万円だけ投資できる)こともあります。

これが部分当選です。

当選者の最後の1人が残額を割り当てられて部分当選になる場合の他、多くの人を当選にするために業者が全員を部分当選にする場合などがあります。

借り手企業

ソーシャルレンディングでは投資家から集めたお金を、ソシャレン業者が企業に貸します。

投資家のお金を借りるのが借り手企業です。

ソーシャルレンディングの仕組み

そして、借り手企業が支払う利息が、投資家が受け取る分配金となります。

一方で、借り手企業が倒産したり返済不能になると、投資家のお金が戻ってこないことも。

ソーシャルレンディングのリスク

ですので、ちゃんと返済できるのか?ソーシャルレンディングでは借り手企業の見極めが非常に重要です。

満室賃料

満室賃料とは、その物件が満室の場合に得られる想定賃料のことです。

全4室の1棟アパートで、各部屋の賃料が以下の場合、

  • 101号室:4.5万円
  • 102号室:4.5万円
  • 201号室:5.5万円
  • 202号室:5.5万円

満室賃料は月間20万円、年間240万円です。

空室リスク

空室リスクとは投資対象物件に入居者がつかず、空室で家賃収入を得られなくなるリスクです。

匿名組合型と任意組合型

不動産クラウドファンディングを含む不動産特定共同事業は、主に匿名組合型と任意組合型に分かれます。

主な違いは一般に下表の通りです。

匿名組合型 タイプ 任意組合型
匿名組合契約 契約 任意組合契約
なし 物件の所有権 あり
少なめ 最低出資額 多め
短め 運用期間 長め
有限責任 責任 無限責任
雑所得 所得区分 不動産所得

物件が倒壊して隣接する建物に被害が及んだ場合、任意組合型では出資額を超えて賠償責任が発生します。

匿名組合型の場合は責任範囲は出資額が上限であり、最悪でも全損で済みます。

任意組合型は所得区分が不動産所得で有利なため、相続など節税対策に使われることが多いです。

不動産クラファンではほとんどの案件が匿名組合型です。

不動産特定共同事業

不動産特定共同事業は次のような事業です。

  1. 複数の投資家から出資を受け
  2. 集まった資金で不動産を取得、運用し
  3. 得られた利益を投資家に分配する

多くの場合、1億円の1棟マンションを100口の持ち分に分割し、1口100万円で販売するといった、不動産小口化商品の形を取ります。

不動産特定共同事業のうち、募集などをインターネットを使って行うのが不動産クラウドファンディングです。

不動産小口化商品

不動産小口化商品は不動産を小口の持分に分割して販売する不動産投資商品です。

例えば、1億円の1棟マンションを1口100万円の持分100口に分割し、1口単位で販売します。

仮にこのマンションで1,000万円の利益が出た場合、1口投資した人は10万円、5口投資した人は50万円を得るイメージです。

不動産クラファンの場合、持分には利益の分配を受ける権利が含まれますが、物件の所有権は含まれません。

 

デポジット口座

デポジット口座とは業者内で投資家ごとに設置されるお財布のようなものです。

デポジット口座方式の業者では、投資家は事前に銀行から業者にお金を振り込み、そのお金は業者内のデポジット口座で保管されます。

デポジット口座

そして、デポジット口座のお金で案件に投資します。

また、分配金や償還された元本はデポジット口座で保管され、投資家が必要なときに出金申請し、自分の銀行口座に引き出します。

デポジット口座

 

売却リスク

不動産において、物件が予定通りの価格で売却できない、もしくは、売却そのものができない可能性を売却リスクといいます。

売却リスクが現実化すると、投資家には次のような不利益が生じる場合があります。

  • 分配金が予定額を下回る
  • 分配を受けられない
  • 元本の一部が戻ってこない
  • 元本のすべてが戻ってこない

流動性

不動産において、売買のしやすさや、現金化のしやすさを流動性といいます。

都心の一等地など需要が高く売りやすい物件は「流動性が高い」、逆に農村の空き家など需要が低く売りにくい物件は「流動性が低い」です。

譲渡

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディングで自分の出資持分(利益の分配や元本の償還を受ける権利)を、第三者に譲り渡すことを譲渡といいます。

例えば、〇〇FUNDINGで10万円投資し、それを第三者(〇〇FUNDINGを含む)に10万円(もしくはそれ以外の金額)で買い取ってもらうイメージです。

入金と出金

投資するお金をソシャレン、クラファン業者の銀行口座に振り込むことを入金といいます。

運用が終わったお金が業者から投資家の銀行口座に振り込まれることを出金といいます。

元本

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで、投資家が出資(投資)したお金のことを元本といいます。

リフォームとリノベーション

リフォーム、リノベーションともに、住宅の改修や改築を指します。

両者の違いはリフォームは「元の状態に戻す」ことであり、例えば壁の張替えや外壁の塗替えはリフォームです。

対して、リノベーションはリフォームよりも大がかりな改修、改築を行うことで「住宅の機能や価値を高める」ことを指します。

例えば、床暖房の新設や、壁を撤去して広々としたLDKへの間取りの変更はリノベーションです。

リフォームが老朽化で800万円に下がった物件の価値を元の1,000万円に戻すのに対し、リノベーションでは機能を付加して1,200万円に高めるイメージです。

分配と分配金

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで、運用で得られた利益を投資家に支払うことを分配といいます。

また、支払われる利益を分配金と呼びます。

案件

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで、募集される1つ1つの投資商品のことを案件と呼びます。

この用語は次のように使われます。

  • 〇〇業者から新しい案件が出た
  • 今度の案件は利回りが高い
  • 先週は△△案件に10万円投資した
  • □□業者は先月は3案件募集があった
  • ◇◇案件に応募したが抽選で落選した

すいません、上手く説明できなくて。

区分マンション

マンションを部屋単位で購入し投資する場合、「区分マンションに投資する」といった表現をします。

対して、1棟単位で購入、投資する場合は「1棟マンションに投資する」といいます。

独立した部屋1つ1つが区分マンションであり、面積や間取りを問いません。

ワンルームでも4LDKでも区分マンションです。

大島てる

大島てるは全国の事故物件情報を掲載するウェブサイト、及び、そのサイトを運営する会社の名称です。

先着方式と抽選方式

ソーシャルレンディングと不動産クラウドファンディングの募集方式は2つあります。

一つは募集開始と同時によ~いどんで早い者勝ちで投資できる人が決まる先着方式です。

もう一つは募集期間中に応募した人の中から抽選で投資できる人を決める抽選方式です。

成立前書面

成立前書面(契約成立前書面、契約締結前交付書面)は、ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで案件に応募する前に確認する書類です。

確認することで応募できるようになります。

成立前書面の確認画面

案件の詳細情報や契約内容などが書かれており、契約書に相当するものだと考えてください。

多くの業者で募集開始前から確認が可能です。

サイトに書かれていない情報も多いので、事前に必ず確認することを強くおすすめします。

モニタリング

ソーシャルレンディングにおいてモニタリングとは、借り手が融資契約を守れるか、ソシャレン業者が監視することをいいます。

業者によって異なりますが具体的な作業としては、定期的な借り手企業の訪問、経営者などへのヒアリング、財務書類のチェックなどがあります。

定期的にモニタリングを行うことで借り手の異常などを早期に察知し、貸し倒れを防ぐことができます。

このため、業者のモニタリングの実施とその精度は投資家にとって重要です。

あと入金と事前入金

投資するお金を業者に入金する方法は2つあります。

一つは先着や抽選の結果、投資できることが決まってから業者の口座に振り込むあと入金方式です。

もう一つは募集開始前に業者のデポジット口座への入金が必要な事前入金方式です。

デポジット口座

デポジット口座のお金は応募した案件への出資に充当されます。

ただし、抽選に落選などで投資できなくなると、入金したお金がデポジット口座で寝ることになります。

さらに、このお金を自分の口座に出金する際の振込手数料が投資家負担の業者もあります。

投資家にとってはあと入金の方が有利です。

 

早期償還

ソーシャルレンディングで借り手が予定より早く返済したり、不動産クラウドファンディングで物件が予定より早く売れることがあります。

そういった理由で案件の運用が予定より短い期間で終わり、業者が元本を予定より早く投資家に返すことを早期償還といいます。

例えば、運用期間12カ月の予定が6カ月で早期償還になると、受け取る分配金は基本的に半分になります。

ネガティブに捉えられがちですが、業者が確実に返済できる借り手、売れる物件を選んで案件を組成した証でもあります。

分配原資

分配原資とは分配金の出どころのことです。

例えば、入居者から得る家賃から投資家に分配金を払う場合、分配原資は家賃です。

家賃はインカムゲインですので、分配原資はインカムゲインとも表現できます。

組成

案件を作ることを組成といいます。

  • 投資対象は緑町ハイツ102号室で
  • 利回りは4.5%で
  • 運用期間1年
  • 募集総額2,300万円の案件を作る

こうやって案件が出来上がります。

組成 → 募集 → 運用開始 → 運用終了 → 償還

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディングの案件はこのような流れで運営され、その最初の段階が案件の組成です。

元本毀損

元本毀損(元本割れ)とは投資したお金の一部、または、すべてが戻ってこなくなることです。

例えば、不動産クラウドファンディングで2,000万円で取得した物件が1,500万円でしか売れなかった場合、元本の一部が戻ってこないことがあります。

また、取得した物件が地震で倒壊し売れなくなった、ソーシャルレンディングで借り手企業が倒産したなどで、元本の全額が戻ってこないこともありえます。

クラファン案件の管理手数料

不動産クラファンで区分マンションなどが投資対象になる場合、物件の入居者募集や家賃徴収といった管理業務が行われます。

これらの業務は業者または外部の不動産業者が代行し、そこでは管理手数料が発生します。

案件の利回りはこういった手数料や経費も差し引いた上で計算されたものです。

ですので、投資家が管理手数料を別途支払う必要はありません。

優先出資と劣後出資

不動産クラファンでは一般に投資家と業者が共同で出資し、物件を取得します。

例えば、投資家が2,400万円、業者が600万円出資し、3,000万円の物件を取得するといった感じです。

出資者 出資額
投資家(優先出資) 2,400万円
業者(劣後出資) 600万円
出資総額 3,000万円

この時、投資家分の出資を優先出資業者分の出資を劣後出資といいます。

なぜ、そのような言い方をするのかなど、詳しくは下記記事を参照してください。

優先劣後出資方式と劣後出資比率

キャピタルゲイン型

不動産クラファンの案件は大きくキャピタルゲイン型とインカムゲイン型に分かれます。

投資対象物件を売却した際の売却益を分配原資(分配金の出どころ)とする案件がキャピタルゲイン型です。

一方のインカムゲイン型は運用期間中の家賃収益を分配原資とします。

なお、売却益と家賃収益の両方を分配原資とする併用型の案件もあります。

自社買取

不動産クラファンでは運用期間の最後に物件を不動産投資家など第三者に売却するのが一般的です。

しかし、何らかの事情で売却できなかった場合、自社で物件を買い取ることがあります。

売却できずに元本が戻ってこないところが、業者が買い取ることで元本が戻ってくることになるので、自社買取は投資家にとってメリットです。

インカムゲイン型の案件では、最初から自社買取の予定で案件を組成することもあります。

劣後出資比率

不動産クラファンでは一般に投資家と業者が共同で出資し、物件を取得します。

例えば、投資家が2,400万円、業者が600万円出資し、3,000万円のマンションを取得するといった感じです。

このとき、出資総額に対する業者分の出資額の比率を劣後出資比率といいます。

さきほどの例では20%です。

出資者 出資額 出資比率
投資家 2,400万円 80%
業者 600万円 20%
合計 3,000万円

そして、劣後出資比率が高いほど安全性が高まります。

右田さん
右田さん

数字が大きいほど安全だよ。

なぜ高いほど安全なのか?

詳しくは下記記事を参照してください。

優先劣後出資方式と劣後出資比率

償還

案件の運用が終わり、業者が元本を投資家に返すこと、業者から投資家に元本が戻ってくることを償還といいます。

クリック合戦

募集が先着方式の案件では、投資できる人が決まるのは早い者勝ちです。

このため、人気の案件では募集開始と同時に応募が殺到します。

この状態をクリック合戦といいます。

信託受益権

信託受益権とは信託財産から発生する利益を受け取る権利のことです。

詳しくは↓こちらの記事を参照してください。

信託受益権とは?(別タブで開く)

信託受益権とは?(今開いているタブで開く)

抵当権と根抵当権と極度額

抵当権とは借り手が返済できなくなった時に担保を売却し、その代金から他の債権者に優先して返済を受ける権利です。

抵当権は1つの借り入れに対して設定されるため、返済時点で消滅します。

これに対し根抵当権ではあらかじめ融資の上限額を設定し、その範囲内であれば何度でも融資と返済が可能です。

その都度、抵当権の設定登記を行う必要がないため、企業への融資などでよく利用されます。

極度額は根抵当権の融資上限額のことです。

債務履行

まず、「債務」とは他人に対し何らかの行動を行う義務のことです。

そして、債務を実際に行うことを債務履行といいます。

ソーシャルレンディングの場合、借り手(債務者)が利払いや元本の返済をすることや、連帯保証人が借り手に代わってそれらを行うことが債務履行にあたります。

逆に、借り手が経営悪化などに至り、利払いや元本返済をしない(できなくなる)ことが債務不履行です。

LTV

ソーシャルレンディングで使われる用語で、担保評価額に対する融資額の割合をいいます。

例えば、1億円の土地を担保に8千万円を融資する場合、LTVは80%です。

担保が評価額通りに売れるとは限らないため、LTVの数字が小さいほど安全性が高いとされます。

資金使途

ソーシャルレンディングで業者から借りたお金を借り手が何に使うかを資金使途といいます。

延滞

ソーシャルレンディングで借り手が期限内に返済できなくなることを延滞といいます。

また、ソシャレン、不動産クラファンで分配金の支払いや元本の償還が予定より遅れている状態を延滞と呼ぶことがあります。

業者や投資家によっては「遅延」という表現が使われることもありますが、意味は同じです。

案件

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで、募集される1つ1つの投資商品のことを案件と呼びます。

この用語は次のように使われます。

  • 〇〇業者から新しい案件が出た
  • 今度の案件は利回りが高い
  • 先週は△△案件に10万円投資した
  • □□業者は先月は3案件募集があった
  • ◇◇案件に応募したが抽選で落選した

すいません、上手く説明できなくて。

劣後出資比率

不動産クラファンでは一般に投資家と業者が共同で出資し、物件を取得します。

例えば、投資家が2,400万円、業者が600万円出資し、3,000万円のマンションを取得するといった感じです。

このとき、出資総額に対する業者分の出資額の比率を劣後出資比率といいます。

さきほどの例では20%です。

出資者 出資額 出資比率
投資家 2,400万円 80%
業者 600万円 20%
合計 3,000万円

そして、劣後出資比率が高いほど安全性が高まります。

右田さん
右田さん

数字が大きいほど安全だよ。

なぜ高いほど安全なのか?

詳しくは下記記事を参照してください。

優先劣後出資方式と劣後出資比率

先着方式と抽選方式

ソーシャルレンディングと不動産クラウドファンディングの募集方式は2つあります。

一つは募集開始と同時によ~いどんで早い者勝ちで投資できる人が決まる先着方式です。

もう一つは募集期間中に応募した人の中から抽選で投資できる人を決める抽選方式です。

分配と分配金

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで、運用で得られた利益を投資家に支払うことを分配といいます。

また、支払われる利益を分配金と呼びます。

分配原資

分配原資とは分配金の出どころのことです。

例えば、入居者から得る家賃から投資家に分配金を払う場合、分配原資は家賃です。

家賃はインカムゲインですので、分配原資はインカムゲインとも表現できます。

成立前書面

成立前書面(契約成立前書面、契約締結前交付書面)は、ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで案件に応募する前に確認する書類です。

確認することで応募できるようになります。

成立前書面の確認画面

案件の詳細情報や契約内容などが書かれており、契約書に相当するものだと考えてください。

多くの業者で募集開始前から確認が可能です。

サイトに書かれていない情報も多いので、事前に必ず確認することを強くおすすめします。

元本

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで、投資家が出資(投資)したお金のことを元本といいます。

優先出資と劣後出資

不動産クラファンでは一般に投資家と業者が共同で出資し、物件を取得します。

例えば、投資家が2,400万円、業者が600万円出資し、3,000万円の物件を取得するといった感じです。

出資者 出資額
投資家(優先出資) 2,400万円
業者(劣後出資) 600万円
出資総額 3,000万円

この時、投資家分の出資を優先出資業者分の出資を劣後出資といいます。

なぜ、そのような言い方をするのかなど、詳しくは下記記事を参照してください。

優先劣後出資方式と劣後出資比率

大島てる

大島てるは全国の事故物件情報を掲載するウェブサイト、及び、そのサイトを運営する会社の名称です。