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グリフラ問題で行政処分勧告を受けたことにmaneoがコメントを発表

グリーンインフラレンディングを巡る一連の問題。

証券取引等監視委員会がmaneoに対する行政処分の勧告を行いました。

これを受けてmaneoがコメントを発表しましたので、その内容を説明します。

この記事の著者
投資家・ブロガー
タロウ

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファディング専門の投資家です。
2018年にソシャレン・クラファン投資を始め、これまで400件を超える案件に2億3千万円以上を投資し損失ゼロ。
安全性を最重視した投資情報を発信しています。

maneoがホームページで発表

この発表はmaneoが自社サイト上で行いました。

証券取引等監視委員会による勧告についてのお知らせ(重要)

発表内容はこちら(PDFファイル)です。

maneo発表文全文

以下、全文を掲載し解説します。なお、太字、赤字、カッコ書きの注釈は僕が付けたものです。

各位

2018年7月6日

maneoマーケット株式会社

 

証券取引等監視委員会による勧告について

 

表題の件につきまして下記の通りお知らせ致します。

 

 

本日、証券取引等監視委員会は、当社に対する検査の結果を踏まえ、当社に行政処分を行うよう、内閣総理大臣及び金融庁長官に対して勧告いたしました。

maneoに行政処分を課すように、監視委が金融庁に勧告しました。これでmaneoの行政処分は確定です。

ってか、主語が監視委なのに「いたしました」って謙譲語使って良いのかな?

今般の証券取引等監視委員会の勧告において指摘を受けた問題点は、グリーンインフラレンディング社を営業者とするファンドに関し、最終貸付先企業(JCサービス)が、ファンドの取得勧誘の際の事業とは異なる事業等に一部資金を使用していたこと、これにより取得勧誘画面が事実と異なる表示となっていたこと、上記の点を検証する態勢を当社において構築できていなかったことです。

ここがポイントです。JCサービスはグリフラを通じて投資家から資金を集めていました。そしてその実務はmaneoの親会社であるmaneoマーケットが行っていました。

JCサービス及びグリフラはmaneoマーケットに対して、集めた資金の用途を「太陽光発電所の建設」などと説明していました。

そして、maneoマーケットもサイト上で投資家に対して同じように説明していました。

ところが、投資家→maneoマーケット→グリフラ→JCサービスと流れてきた資金の一部を、JCサービスは事前に説明した発電所建設などとは異なる事業に使用していました。

この結果、3つの問題点が発生しました。

  • 集めた資金をJCサービスが事前説明とは異なる事業に使った
  • 結果的に、maneoマーケットが投資家に説明した内容がウソになってしまった
  • このような事態を未然に防ぐ体制をmaneoマーケットが構築できていなかった

監視委が問題としたのはこの3点だということです。

当社は、この度の勧告を厳粛に受け止め、業務運営態勢のより一層の強化に取り組み、再発防止に向けて全社をあげて取り組んで参ります。

グリーンインフラレンディング社を営業者とするファンドに関しましては、今後、全ての投資家の皆様の保護の観点から、グリーンインフラレンディング社及び最終貸付先企業(JCサービス)に対する要請や指導を実施するとともに、対応策の実施についての助言などのサポートを提供するなど、当社として実施しうる手段の限りを尽して参ります

すでにグリフラの案件に投資済みの投資家を保護するため、maneoマーケットがグリフラとJCサービスに対して、要請、指導を実施する。

投資済みの資金を無事に返済できるように、maneoサイドとしてもサポートを行っていくということです。

投資家の皆様をはじめ、関係者の皆様に多大なるご迷惑をおかけしましたことを、心よりお詫び申し上げます。

 

以上

どのような行政処分になるのか?

これで行政処分が行われることは確定しました。次の注目点は処分の内容です。

業務改善命令で済むのか、業務停止になるのか、停止ならばどれくらいの期間になるのか。

僕も数十万だけですがmaneoに投資しているので心配です。グリフラに投資している方々に比べれば屁みたいな心配でしょうが。

グリフラの一件でソーシャルレンディングは上場系、大手系が安心と思っていたのですが。

これでmaneoも業務停止となると、やはり上場系が安心となるのでしょうか?

ただ、まだmaneoマーケットが営業停止と決まったわけではありません。

希望を持って処分内容の発表を待ちましょう。まだ希望は残っています!

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