ビッグニュースが飛び込んできました。
東証一部上場で不動産大手の飯田グループホールディングスが不動産クラファンに進出です。
超大物が不動産クラファンにやってきます。
ボスキャラ登場です!
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飯田グループHD直営の不動産クラファン
新登場の不動産クラファンは実質的に飯田グループHDの直営になるようです。
新登場の不動産クラファンの概要
時事通信によると、新登場の不動産クラファンの概要は以下の通りです。
大型案件が中心になる
- 株式会社リビングコーポレーションが不特事業許可取得
- 投資用マンションの開発業者
- 東京・名古屋・福岡エリア中心
- 飯田グループHDのグループ会社
- 3月10日に不特事業許可を取得
- 電子取引業務を含む
- 不動産クラファンを行う
- 自社で専用サイトを開設
- 自社開発物件を中心に供給
リビングコーポレーションは主に富裕層を対象に、投資用マンションを1棟単位で販売しています。
新登場の不動産クラファンでは恐らく、
- 東京、名古屋、福岡エリアの
- 投資用マンションを
- 1棟単位で案件組成
することになるでしょう。
1棟単位、つまり大型案件が中心になることが期待されます。
投資しやすいぞ!
飯田グループホールディングスが進出
それ以上に大きいのが飯田グループホールディングス(以下、飯田グループHD)が不動産投資型クラウドファンディングに進出することです。
今回、不動産クラファンの運営開始を発表したリビングコーポレーションは、飯田グループHDの子会社である一建設の子会社です。
ん?
こういうことです。
- 飯田グループHD
- 一建設
- リビングコーポレーション
- 一建設
リビングコーポレーションは飯田グループHDの孫会社にあたります。
つまり、新しい不動産クラファンは飯田グループの不動産クラファンということです。
飯田グループHDってすごいの?
すごいのなんの!
飯田グループホールディングスとは?
飯田グループHDは東証一部上場の大手不動産業者です。
国内第2位の大手不動産業者
どれくらい大手かと言うと、グループ売上高で三井不動産に次ぐ国内第2位です。(2020年度)
会社名 | 売上高 |
---|---|
三井不動産 | 1兆9,056億円 |
飯田グループHD | 1兆4,020億円 |
三菱地所 | 1兆3,021億円 |
住友不動産 | 1兆135億円 |
東急不動産HD | 9,632億円 |
三菱地所より上!
売上高1兆4千億円、従業員数9,700人。
戸建分譲住宅では国内シェアトップです。
上場6社の持株会社
飯田グループは2013年に6つの不動産会社が統合して誕生しました。
飯田グループHDはこの6社の持株会社です。
HDの東証一部上場で6社は上場を廃止しましたが、統合以前はいずれも上場企業でした。(売上高は2013年度末)
- 一建設
- 売上高:2,787億円
- 旧上場市場:ジャスダック
- 飯田産業
- 売上高:1,564億円
- 旧上場市場:東証一部
- 東栄住宅
- 売上高:1,128億円
- 旧上場市場:東証一部
- タクトホーム
- 売上高:874億円
- 旧上場市場:東証一部
- アーネストワン
- 売上高:2,034億円
- 旧上場市場:東証一部
- アイディホーム
- 売上高:689億円
- 旧上場市場:ジャスダック
東証一部がズラッと並ぶ。
その6社が合体したのが飯田グループHDです!
- 飯田グループHD
- 一建設
- リビングコーポレーション
- 一建設
一建設はどんな会社なの?
一建設とは?
建売住宅の建設会社
一建設(はじめけんせつ)は建売住宅やマンションの分譲業者です。
社名 | 一建設株式会社 |
---|---|
本社 | 豊島区南池袋2-25-5 |
設立 | 1967年2月13日 |
資本金 | 32億9,850万円 |
代表者 | 代表取締役 堀口忠美 |
グループ売上高4,028億円の大手建設会社です。
飯田グループHDの中核企業
一建設の前身は1967年に飯田一男氏が設立した飯田建設工業です。
2013年の統合に参加した6社の内、一建設以外の5社はいずれも一建設の子会社でした。
また、飯田グループHDの初代代表は飯田一男氏です。
つまり、一建設は飯田グループの中核企業であり本家にあたります。
一建設の現社長である堀口忠美も、飯田グループHDの取締役を務めています。
飯田グループの中心は一建設なんだ。
- 飯田グループHD
- 一建設
- リビングコーポレーション
- 一建設
最後にリビングコーポレーションです!
リビングコーポレーションとは?
そして、一建設の子会社であり不動産クラファンを始めるのがリビングコーポレーションです。
投資用物件の開発業者
リビングコーポレーションは投資用の不動産物件の開発業者です。
社名 | リビングコーポレーション |
---|---|
本社 | 渋谷区渋谷4-2-12 |
設立 | 2015年8月10日 |
資本金 | 1億円 |
代表者 | 代表取締役 鈴木英樹 |
主に投資用のマンションやアパートを開発し、富裕層などに1棟単位で販売しています。
お金持ちの資産運用サービスね。
前身の企業は1990年に設立され、2006年には東証マザーズに上場しました。
その後、SBIグループ、レオパレス21の子会社を経て、2019年に一建設の子会社になりました。
一建設と同体
リビングコーポレーションは一建設の完全子会社です。
また、一建設の堀口社長がリビングコーポレーションの取締役を務めています。
ですので、リビングコーポレーションは一建設と同体であり、一建設の投資用不動産部門と考えて良いでしょう。
リビング=一建設だよと。
飯田グループの本家が運営する不動産クラファン
ここまで見てきたことから、リビングコーポレーションが独自に不動産クラファンを始めるとは考えにくい。
一建設の不動産クラファン部門をリビングコーポレーションが担当すると考えるべきです。
- 飯田グループHD
- 一建設
- リビングコーポレーション
- 一建設
そして、一建設は飯田グループの中核企業であり本家です。
つまり、新登場の不動産クラファンは飯田グループHDの直営と見なして良いでしょう。
新たな東証一部上場系の不動産クラファンの誕生です。
上場系キタ-!
飯田グループHDの参入に期待
飯田グループHDの不動産クラファン参入に大いに期待します。
5社目の東証一部系不動産クラファン
これで、東証一部上場系の不動産クラファンは5社目となります。
しかも、これまでの4社と比べても大物の参入です。
会社名 | 売上高 | 時価総額 |
---|---|---|
飯田グループHD | 1兆4,020億円 | 7,911億円 |
穴吹興産 | 954億円 | 207億円 |
トーセイ | 639億円 | 529億円 |
インテリックス | 379億円 | 55億円 |
プロパティエージェント | 227億円 | 139億円 |
売上高でこれまで最大手だった穴吹興産の14倍。
時価総額も一桁違います。
超大物の新規参入です。
格が違う…
不動産クラファンは上場系が主流に
この1年、不動産クラファンでは上場系業者の参入が続いてきました。
東証一部だけで4社です。
また、最近案件の募集を増やしている大家どっとこむも東証二部上場系です。
今後、不動産クラファンは上場企業系が主流になっていくでしょう。
信用度が高い上場系の業者が増えるのは投資家として大歓迎です。
なんだかんが言って安心。
飯田グループHDの不動産クラファンに期待
東証一部上場で三井不動産に次ぐ国内第2位の不動産業者。
新たに誕生する飯田グループHDの不動産クラファンに期待します。
1棟マンションの大型案件が来る。
クリック合戦なしで上場系。
期待してます!
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