高倍率の抽選が続いている人気の不動産クラファン、えんfunding。
今回、初の2案件同時募集を行います。
今日取り上げるのは、その内の第5号案件です。
この案件に投資すべきか?
内容を分析し、投資の是非を判断します。
福岡のベッドタウンです!
タップできる目次
えんfunding第5号案件の概要
それではまず、えんfunding第5号案件の概要です。
えんfundingとは?
えんfundingは福岡に特化した不動産クラファンです。
サービス名 | えんfunding |
---|---|
運営会社 | えんホールディングス |
運営開始 | 2021年6月 |
最低投資額 | 1万円 |
利回り | 6~9% |
運用期間 | 3カ月 |
詳しくはこちらの記事で解説しています。
●公式サイト:えんfunding
えんfunding第5号案件の基本情報
えんfunding第5号案件の基本情報は以下の通りです。
- 案件名:えんfunding第5号
- 利回り:7.8%
- 運用期間:3カ月
- 劣後出資比率:20%
- 分配:満期一括
- 募集総額:1,000万円
- 最低投資額:1万円
- 出資単位:1万円
- 出資上限:100万円
- 募集方式:抽選方式
- 募集期間:2021年11月29日18時~12月6日23時59分
えんfundingは第1号案件から高利回りを連発しています。
前回、初めて6%台まで下がりましたが、今回再び8%近くに戻っています。
案件 | 利回り |
---|---|
第1号 | 9% |
第2号 | 8.1% |
第3号 | 8.3% |
第4号 | 6.9% |
第5号 | 7.8% |
いずれ徐々に下がってくるでしょうから、今のうちに高利回りをゲットしておきましょう。
高利回りは最初のうちだからね。
えんfunding第5号案件の投資対象物件
次に今回の案件の投資対象物件です。
- 物件名:エンクレスト香椎
- 所在地:福岡市東区千早5丁目4-1
- 築年:2007年10月
- 構造:鉄筋コンクリート造12階建て
- 専有面積:24.96㎡(壁芯)
- 最寄り:JR・西鉄千早駅 徒歩8分
昔、国鉄の操車場があったところでして。
再開発でマンションが立ち並び、福岡都市圏の新たなベッドタウンとなったエリアです。
最寄りの千早駅からはJRで博多、西鉄+地下鉄で福岡の中心地である天神にラッシュ時は電車が多数出ます。
また、徒歩1分のところにバス停がありまして、むしろこっちの方が便利じゃないかな?
福岡は東京、大阪では想像がつかないようなバス王国でして、西鉄バスがイナゴの大群のように走っています。
マンションの真ん前が国道3号線なのでちょっとうるさいかもしれません。
ここまで案件の概要でした!
えんfunding第5号案件の分析
それでは、案件を詳しく見ていきましょう。
分配金は売却益次第
まず、分配金を受け取れるかです。
必要な分配金は19.5万円
今回の案件で必要な分配金は19.5万円です。
- 利回り:7.8%
- 運用期間:3カ月
- 募集額:1,000万円
- → 分配金:1,000万円×7.8%÷12カ月×3カ月=19.5万円
なんとでもなりそうだね。
家賃だけでは難しい
それがですねぇ…
今回の分配金の原資は家賃収益+売却益です。
で、家賃ですが不動産サイトを見る限り月額5.6万円が相場っぽいです。
しかし、運用期間が3カ月ですので家賃は16.8万円しか入ってきません。
- 家賃収入:5.6万円×3カ月=16.8万円
ここからさらに経費が引かれますので、家賃だけで分配金をカバーするのは不可能です。
空室の可能性を考えると、売却益で分配金すべてをカバーするつもりで考えた方が良さそうです。
元本回収は微妙
それでは物件がいくらくらいで売れそうかを見ていきます。
分配金満額に必要な売却額は1,353.7万円
仮に物件の取得額が出資総額と同じ1,250万円、運用期間中の経費率を20%とすると、
- 物件取得額:1,250万円
- 運用中経費:16.8万円×20%=3.4万円
- 分配金:19.5万円
- → 必要売却額:1,250万円+3.4万円+19.5万円=1,272.9万円
分配金を満額受け取るのに必要な売却額は1,273万円です。
さらに、物件に抵当権が設定されていないとしても以下の売却経費がかかりますので、
- 仲介手数料:(1,273万円×3%+6万円)×1.1=48.6万円
- 印紙税:1万円
- → 必要売却額:1,322.6万円
トータルで1,323万円以上で売れる必要があります。
間違ってたら教えて下さい!
売却価格は1,054~1,195万円
ではいくらで売れるか?
毎度毎度のド素人鑑定です。
家賃、経費率は上述の通り、5.6万円と20%とします。
還元利回りですが、えんfundingのこれまでの案件は天神とか博多駅とか中心部なので4%台前半も可能でした。
でも今回は郊外ですので良くて4.5%、最悪だと5.1%くらいまでいくような気が。
以上より収益還元法で算出すると、
- 家賃:5.6万円
- 経費率:20%
- 還元利回り:4.5~5.1%
- → 評価額:5.6万円×80%×12カ月÷4.5~5.1%=1,054~1,195万円
評価額は1,054~1,195万円となります。
全然足りないじゃん!
経費が分からない
う~ん、さすがに取得価格の1,250万円を下回っているので、僕の間違いだと思います。
経費率を悲観的に見過ぎなのかなと。
もう少し楽観的に見ると、
- 家賃:5.6万円
- 経費率:10%
- 還元利回り:4.4%
- → 評価額:5.6万円×90%×12カ月÷4.4%=1,375万円
分配金満額をクリアします。
ただ、余裕の楽勝ではないな気が。
つくづくネガティブな性格。
えんfunding第5号案件の投資判断
以上をもとに今回の案件に投資するかを判断します。
成立前書面を読んでから考えます
情報が足りない
現時点では経費率も含めて情報が足りず、判断できません。
このあたりの確認をしたいです。
- 抵当権の有無
- 入居者の有無と賃貸借契約期間(家賃収入)
- 経費額
- 現在の所有者(自社買取の可能性)
- 自社買取できる契約内容か(同上)
福岡で不動産屋を30年以上やっている会社ですので、おそらく大丈夫だとは思います。
ただ、「おそらく」で投資判断しちゃったらどうしようもないわけで。笑
募集が始まって成立前書面を読んでから判断します。
成立前書面を早めに公開してほしい
できれば成立前書面は早めに公開していただきたいなと。
遅かれ早かれ公開するわけですし。
Rimpleやジョイントアルファのように案件公開と同時に書面も公開していただけると助かります。
お願いします!
複合案件は出るか?
えんfundingの今後について。
抽選倍率が上昇中
これまで4案件を募集し、抽選の倍率が着実に上ってきています。
案件 | 募集額 | 応募額 | 倍率 |
---|---|---|---|
第1号 | 1,344万円 | 6,561万円 | 4.9倍 |
第2号 | 1,184万円 | 5,151万円 | 4.4倍 |
第3号 | 1,024万円 | 7,095万円 | 6.9倍 |
第4号 | 1,504万円 | 8,535万円 | 5.7倍 |
今回は募集額が1,000万円ですので8倍前後までいくはずです。
出資上限を下げるべきでは?
倍率が上がって喜ぶ投資家は1人もいません。
これ以上上がると「えんはどっちみち投資できない」と某掲示板で酷評されかねません。
まずは1人あたりの出資上限を現在の100万円から20万円程度まで下げては?
募集額1,000万円で上限100万円はさすがに高すぎでしょ。笑
10人で満額もあり得る。
複合案件は出るか?
あと、えんfundingとしても募集額を引き上げたいのはやまやまなのでしょうが。
福岡は不動産相場が首都圏のように高くはありません。
なので、1案件1物件では募集額を上げるにも限界があります。
その解決策として、Rimpleのような複数の物件を組み合わせた複合案件を募集ってダメかな?
それができれば募集額アップ、倍率ダウンで助かるんですけどね。
可能性あるかも!
えんfundingの今後に期待
運営開始以来、えんfundingは高利回りの案件を出しています。
毎月募集というのが良いですよね?
案件 | 募集時期 | 利回り |
---|---|---|
第1号 | 2021年7月 | 9% |
第2号 | 2021年8月 | 8.1% |
第3号 | 2021年9月 | 8.3% |
第4号 | 2021年10月 | 6.9% |
第5号 | 2021年11月 | 7.8% |
第6号 | 2021年11月 | 6.8% |
そして、今月はついに2案件です。
12月以降もコンスタントに案件が出てくることでしょう。
えんfundingの今後に期待しましょう。
- 案件名:えんfunding第5号
- 利回り:7.8%
- 運用期間:3カ月
- 劣後出資比率:20%
- 分配:満期一括
- 募集総額:1,000万円
- 最低投資額:1万円
- 出資単位:1万円
- 出資上限:100万円
- 募集方式:抽選方式
- 募集期間:2021年11月29日18時~12月6日23時59分
以上、えんfunding第5号の解説でした。
6号はまた別に記事にします!
えんfundingはスマホで会員登録すれば、最短2日で投資できるようになります。
今回募集の2案件、今からでも大丈夫です。
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