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【2020年1月度】ソーシャルレンディングの投資実績を公開!

僕はソーシャルレンディングと不動産投資型クラウドファンディングで1千万円以上を運用中です。

現役のソシャレン投資家がどのように投資しているのか?

2020年1月度の僕の投資実績をすべて公開します。

これからソシャレン、不動産クラファンを始める方の参考になれば幸いです!

タロウさん
タロウさん

全部オープンにするから参考にしてね!

この記事の著者
投資家・ブロガー
タロウ

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファディング専門の投資家です。
2018年にソシャレン・クラファン投資を始め、これまで400件を超える案件に2億円以上を投資し損失ゼロ。
安全性を最重視した投資情報を発信しています。

新たに投資したソーシャルレンディング案件

先月、新たに投資したソーシャルレンディングと不動産投資型クラウドファンディングの案件です。

2020年1月は4つの案件に170万円を投資しました。

SBIソーシャルレンディング

1月15日に最後の償還があり、投資残高がゼロになりました。

これでSBI-SLから無事卒業です。

  • 総投資案件数:11件
  • 累計投資額:550万円
  • 税引前分配金:22万円

十二分に儲けさせていただきました。

ありがとうございました!

公式サイト:SBIソーシャルレンディング

OwnersBook

1月は3つの案件が募集されました。

しかし、いずれも運用期間が12ヶ月を超えていたため、投資は見合わせました。

タロウさん
タロウさん

短いの待ってます~!

公式サイト:OwnersBook

Renosy

リノシーちゃんは1案件で募集が行われたのですが。

相場に比べてどうにもこうにも割高に感じたものでして。

Renosyなのでまず間違いなく大丈夫なはずではありますが。

少しでも不安を感じたら投資しないことにしていますので、今回は見送りました。

左野くん
左野くん

大丈夫。どっちみち、抽選でハズレたよ!笑

公式サイト:RENOSY

LCレンディング

ただただ涙です。

1月15日に最後の償還があり、投資残高がゼロになりました。

ついに来る日が来てしまいました。涙の卒業です。

  • 総投資案件数:40件
  • 累計投資額:939万円
  • 税引前分配金:20万円

さようなら、LCレンディング!

山中社長、右手の人差指を動かすだけの怠け者に、たっぷり儲けさせていただき、ありがとうございました。

LCレンディングのこと、ずっと忘れません!

グロームホールディングスの金子社長。

終了する事業のために、わざわざ中国からお金を借りてくださり、大変感謝しております。

おかげで元本全額回収できました。

本当にありがとうございました。

さようなら、LCレンディング!

タロウさん
タロウさん

LC関係者のみなさま、ありがとうございました!

クラウドバンク

長期お休み中です。その理由は、

  • チキンなので太陽光は手を出すのが怖い
  • 旧スマトレ案件は硬いけれど運用期間が20ヶ月と長い
  • 上場企業案件も硬いけれど短期はすぐになくなる
右田さん
右田さん

要は、小心者で選り好みしすぎってことね。

タロウさん
タロウさん

ひよこですがチキンです。

良い業者さんだとは思うのですが、無理して投資するのも変な話ですので。

自分に合った案件が出てくるまで気長に待ちます。

公式サイト:クラウドバンク

クラウドバンクで投資しても大丈夫?|現役投資家が解説
クラウドバンクで投資して大丈夫か?ソーシャルレンディングで4,000万円以上を投資してきた現役投資家が、クラウドバンクのメリット、デメリットとリスク、評判と口コミなどを分析し、投資して大丈夫かを判断、投資する上での注意点などを解説します。

FANTAS funding

1月は抽選1件、先着4件の合わせて5つの案件が募集されました。

で、

タロウさん
タロウさん

抽選はもちろん落選です!

左野くん
左野くん

読者の期待を裏切らないね。笑

抽選の案件はガチガチに固いと感じたのですが。

逆に先着の4案件はちょっと危険に感じたのでパスしました。

FANTASで投資しなかったのは半年ぶりですね。

まぁ、こういう時もあります。投資しないも投資のうち。

公式サイト:FANTAS funding

【最新】FANTAS fundingの評判・口コミとデメリット・リスク
【2024年4月6日更新】FANTAS fundingで1千万円以上を投資してきた現役投資家がホンネで解説します!FANTAS fundingの評判、口コミ、特長、デメリット、リスク、投資の際の注意点と対策も!

CREAL

久々に投資しました。実に9ヶ月ぶりです。

Q Stay and lounge上野

  • 運用期間:12ヶ月
  • 利回り:4.5%
  • 投資額:500,000円
  • 税引前利益:22,500円

大型案件中心にシフトか?

CREALは最近、区分マンション案件が出なくなりました。

大型案件中心にシフトするのでしょうか?

確かに大型案件はクリック合戦が起こりませんので、顧客満足度が向上します。

また、クリック合戦批判を避けることで、相対的に他社より評価が上がります。

他社との差別化という意味でもメリットがあるのでしょう。

右田さん
右田さん

投資しやすいって評価が上がるよね。

運用期間が短い案件もお願いします!

ただ、CREALの大型案件は総じて運用期間が長いです。

短期運用至上主義の僕は、大型ばかりになると正直つらい。

投資対象 運用期間
ホテル アマネク 24カ月
さくらさくみらい保育園 12カ月
ちくらつなぐホテル 24カ月
リノ西落合 18カ月
プレール南池袋 18カ月
SOLA沖縄学園 18カ月
Q Stay 12カ月
にじいろ保育園 16カ月

例えば、FANTASみたいに複数案件同時募集でクリック合戦を緩和させるとか。

短期の区分マンションもまた出していただければと願う次第です。

タロウさん
タロウさん

ヘルプミ~!

公式サイト:CREAL

【最新】CREALの評判・口コミとデメリット・リスク
【2024年3月6日更新】累計投資額1億9千万円の現役投資家が、CREAL(クリアル)の概要、デメリットとリスク、評判と口コミ、他の業者との比較、注意点と対策などを解説。CREALでの僕の投資実績も公開します。

Funds

こちらは2カ月連続です!

EL FAROファンド1号

  • 運用期間:5ヶ月
  • 利回り:4.0%
  • 投資額:500,000円
  • 税引前利益:8,333円

きっと早期償還!

今回の案件の借り手は明豊プロパティーズです。

明豊は前回のMIJAS案件で運用9か月の予定が2ヶ月で償還されました。笑

タロウさん
タロウさん

あれはさすがに膝から崩れ落ちました!

前回はMIJASシリーズ、今回はEL FAROシリーズの広告目的なので、今回も早期償還でしょう。

2カ月持てば十分かな?と思って投資しましたので、今回は早期でも大丈夫です。

戻ってこないトラレンやクラリに比べれば、戻ってくるだけ100億倍マシ!

左野くん
左野くん

期失が1年以上って人たちにすれば、うらやましくてしょうがないと思うよ。

Fundsサイトは見込み分配金額が分からない

Fundsのサイトは使いやすいのですが、分配金の見込額が分からないんですよね。

これ、ちょっと不便だと思いません?

下図はポケファンの簡易計算機ですが、他社はどこでも付いています。

Fundsがあえて付けないのは、何か理由があってのことだと思いますが。

分配予定表が出るまで分からないのは、正直不便に感じます。

他社さんはどこも投資前の時点で分かるだけに。

タロウさん
タロウさん

ご一考いただければ、これ幸い!

公式サイト:Funds

【最新】Fundsの評判・口コミとデメリット・リスク
【2024年2月6日更新】累計投資額1億9千万円の現役投資家が、Funds(ファンズ)の概要、デメリットとリスク、評判と口コミ、他の業者との比較、注意点と対策などをホンネで解説。僕の投資実績も公開します。

Pocket Funding

僕はポケファンの投資上限は100万円と決めています。

1月は上限に達していたので投資しませんでした。

2月は枠が空いたので投資します。

ポケファン大丈夫?

ポケファンでちょっと心配していることがあります。

最近、募集額が100万円とか300万円とか、小口の案件が増えている点です。

融資額500万円、ポケファンの手数料が10%で1年としても、利益は50万円です。

それで、融資審査して、毎月モニタリングして、採算は合うのでしょうか?

また、10%も手数料を取れる借り手って大丈夫なのか?

逆に硬い借り手で5%にすると利益がさらに下がるし。

無理に案件を増やしてリスクが上がったり、審査やモニタリングの質が下がったりしないか、いささか心配しております。

タロウさん
タロウさん

ポケファンの良さを失わないでください!

公式サイト:Pocket Funding

ジョイントアルファ

穴吹興産さん、サーバー強化してください!

募集開始と同時に固まって、申込画面にすらたどり着けない。

ソシャレン、クラファン業界で、そんなのはジョイントアルファだけです。

非上場のベンチャーでもできていることが、なぜ東証一部にできないのか?

オナブとSBIが少なからずサーバー強化した今、シーラカンスは貴社だけです。

改善期待しています!

右田さん
右田さん

サーバーの件はツイッターでも批判が出てるよ。

公式サイト:ジョイントアルファ

【最新】ジョイントアルファの評判・口コミとリスク・デメリット
【2024年3月6日更新】累計投資額1億9千万円の現役投資家が、ジョイントアルファ(Jointo α)の概要、デメリットとリスク、評判と口コミ、注意点と対策などを解説。僕の投資実績も公開します。

SAMURAI FUND

SAMURAI FUNDに変わって一気に人気化していますが。

過半数ルールが変更

目立たない小さなことですが、債権を簿価の8掛け以下で売る際に過半数の投資家の同意を得るというルールが、いつの間にか廃止されていました。

SAMURAIがこのルールを作ったのが2018年の12月で、年が明けて3月には他社に先駆けて匿名化廃止を宣言しました。

なのでこの頃はSAMURAIって投資家サイドに立った業者さんだなと、比較的良いイメージを僕は持っていたのです。

社長交代前後で同じ業者と見て良いのか?

ただ、6月の末に社長さんが変わって、ちょっとそこからは、う~ん。

さきほどのルール変更も社長交代後の7月からなんです。

なので、社長交代前後でSAMURAIの社風とか体質とか、かなり変わったのかな?と。

匿名化廃止の頃と同じイメージでSAMURAIを見るのは、もしかしたら危険なのではないか?

自分の中で結論は出せていませんが、若干の懸念を感じつつあります。

タロウさん
タロウさん

杞憂で済んでくれればとは思いますが…

公式サイト:SAMURAI FUND

J.LENDING

11号 F社

  • 運用期間:4ヶ月
  • 利回り:4.5%
  • 投資額:500,000円
  • 税引前利益:7,500円

J.LENDINGは3カ月連続です。

3カ月連続で同じ借り手なので、次も同じだったら1回休もうか?

でも、そろそろクリック合戦が激戦化っぽいので、今のうちに入れておくか?

良い業者さんはすぐに激戦化するので、たゆまず新規開拓しないといけませんね。

公式サイト:J.LENDING

X-Crowd

X-Crowdは第2号案件が出ましたが、運用期間が18ヶ月だったのでパスしました。

第1号の時とは打って変わって大激戦だったようです。

そして、システムに問題があったのか?応募が募集額を超える異常事態発生!笑

一瞬「あれ、X-Crowdって抽選制だったっけ?」と勘違いしました。

タロウさん
タロウさん

次回は12カ月以内の案件をお願いします!

公式サイト:X-Crowd

ASSECLI

都庁前駅1号

  • 運用期間:6ヶ月
  • 利回り:8.0%
  • 投資額:200,000円
  • 税引前利益:7,978円

初回から大激戦だったようですが、運良く投資できました。

利回りが高いですので、次からは超激戦で勝ち目がなさそうです。

公式サイト:ASSECLI

左野くん
左野くん

1回限りのお付き合いになりそうだね。

投資総額

以上をまとめると、1月の総投資は以下の通りです。(最下段の利回りと運用期間は単純平均、投資額と税引前収益は合計)

業者 タイプ 利回り 運用期間 投資額 税前収益
CREAL CF 4.5% 12ヶ月 50万円 22,500円
Funds 社債 4.0% 5ヶ月 50万円 8,333円
J.LENDING 不動産 4.5% 4ヶ月 50万円 7,500円
ASSECLI CF 8.0% 6ヶ月 20万円 7,978円
平均/合計 5.3% 6.8ヶ月 170万円 46,311円

ASSECLI効果で平均利回りが5%台になっていますが、実質的には4%台半ばです。

今後は4%台をキープできれば御の字ですね。

去年とはフェーズが変わったということで、我々も認識を改める必要があります。

現在のソーシャルレンディング投資状況

次は1月末時点での投資状況です。

こんな感じになっています!

業者別投資額

1月末時点でのソーシャルレンディングと不動産投資型クラウドファンディングの事業者別の運用中投資額は以下の通りです。

事業者名 投資額
OwnersBook 81万円
Funds 180万円
Pocket Funding 82万円
J.LENDING 150万円
SAMURAI FUND 60万円
CREAL 50万円
FANTAS funding 350万円
X-Crowd 100万円
ASSECLI 20万円
合計 1,073万円

ついにSBIとLCがなくなりました。

他の業者でカバーして、何とか1千万円台をキープです。

FANTASの金額は現状キープで、新規業者を増やしていく。

そうすることでFANTASのシェアを25%まで下げたいと思っています。

CREALもせめて今の倍までは上げたいです。

運用期間

運用期間 投資額
5ヶ月以下 502万円
6~10ヶ月 180万円
11ヶ月以上 411万円

運用期間は平均で7.3ヶ月です。

何とか12月と同水準をキープできました。

1月は短期のものを中心に投資したのですが、平均6ヶ月台への道は険しいです。

最近、不動産クラファンも運用期間が長くなる傾向にありますし。

短期至上主義の僕にはツライところですが、あきらめずに短期を探していきます。

タロウさん
タロウさん

安全第一ですので短期至上主義は譲れません!

利回り

利回り 投資額
4%未満 330万円
4%台 533万円
5%台 190万円
6%以上 40万円

利回りは単純平均で4.4%です。

なぁ、みんな、なんぼなんでも最近利回り下がりすぎやと思わへん?笑

11月は平均5.0%だったのに、2ヶ月で4%台前半にまでダウンです。

覚悟はしていましたが、現実に5%未満がメインになるとキツイですね。

SBI、クラバン、クラクレにみんながシフトするのも当然だなぁ。

平均で3%台突入だけはなんとか回避します。

右田さん
右田さん

2%台の利回りはマジ勘弁してほしいよ!

タイプ別

不動産とか再エネとかタイプでの分類です。

タイプ 投資額
不動産ソシャレン 333万円
社債型 240万円
不動産クラファン 390万円

不動産ソシャレンには不動産を担保にするソシャレン案件すべてを含みます。

また、社債型はFundsとSAMURAIの保証付き案件です。

不動産クラファンの比率が過去最高の48%。半分超えが間近です。

今年は不動産クラファン飛躍の年になりそうですね。

ただ、需要に供給がまったく追いついていない。

粗製乱造は望みませんが、クラファン業者さんにはここが勝負どころと奮闘していただきたいです。

タロウさん
タロウさん

全国1億2千万のクラファン投資家が応援してまっす!

ソーシャルレンディングの分配金

さぁ、お楽しみ、1月にゲットした分配金(税引前)です!

事業者名 分配金額
SBIソーシャルレンディング 1,944円
LCレンディング 4,144円
OwnersBook 5,635円
FANTAS funding 0円
CREAL 0円
Funds 3,780円
Pocket Funding 5,055円
SAMURAI FUND 0円
J.LENDING 0円
X-Crowd 0円
1月合計 20,558円
1月までの累計 782,978円

12月に引き続いて少額に終わりました。

毎月分配の業者が減り、満期一括の業者が増えたことが原因です。

まぁ、しょうがないですね。トータルでは一緒と割り切ります。

左野くん
左野くん

不動産クラファンが増えると月々のアップダウンが大きくなるよね。

投資信託の実績

僕はソーシャルレンディング以外に投資信託を2つやっています。

アクティブファンドで人気ナンバーワンのひふみ投信と、ロボアドバイザー最大手のウェルスナビです。

1月末時点での実績はこちらです!

累計投資額 評価額 損益
ひふみ投信 833,333円 865,032円 31,699円
ウェルスナビ 300,000円 325,584円 25,584円
合計 1,133,333円 1,190,616円 57,283円

3カ月連続で絶好調です!

特にウェルスナビ!現時点での利回りは8.5%です。すっげ~!

ソシャレン、クラファンやめて、ウェルスに全突っこみしようかな?笑

1月のソーシャルレンディング投資のまとめ

SBI、LCから卒業

1月はこれに尽きます。

リスク回避でSBIから、一方で泣く泣くLCから卒業しました。

投資先の顔ぶれも1年前とはガラッと変わりました。

【2019年1月】

【2020年1月】

左野くん
左野くん

7割近く変わってるじゃん!

ソシャレン、クラファンは新しいカテゴリーですので変化も速いです。

そもそも、先行者利益を取るために新しい投資商品を攻めているわけで、そこで新しい業者に手を出さないなど、まるっとまるまる自己矛盾です。

今後も変化に果敢に挑み、女神の前髪を右手でガッチリ鷲づかみし続けます!

タロウさん
タロウさん

ちぇいんじ、なんぼでもカモ~ン!

不動産クラファンにシフト

僕の不動産クラファンへの投資比率がまもなく半分を超えそうです。

さらに今月以降、トーセイ、FUEL、Rimpleなど、新規業者のデビューが続きます。

どんな業者さんかしっかり調べ尽くした上で、積極的に参入していきます。

ということで、今後も不動産クラファン強化です。

ソシャレンも強化

ただ、不動産クラファン=不動産投資です。

不動産クラファンの構成比が上がると、不動産市況の影響を大きく受けることになります。

ですので、安全度が高いといっても、不動産クラファンへの過度な偏りは逆にリスクを高めます

それを避けるために、Funds、J.LENDINGを中心にソシャレンも強化します。

右田さん
右田さん

で、結局どうするの?

タロウさん
タロウさん

全方位的に強化っす!!!

ということで、2月もソシャレン、クラファンともにアグレッシブに攻めていきます!

コメント

部分当選

ソーシャルレンディングと不動産クラウドファンディングの募集には、早い者勝ちの先着方式の他に、応募した人の中から投資できる人を抽選で決める抽選方式があります。

抽選方式では、50万円で応募して当選したら50万円投資できるのが基本です。

しかし、50万円の内、30万円分だけ当選する(=30万円だけ投資できる)こともあります。

これが部分当選です。

当選者の最後の1人が残額を割り当てられて部分当選になる場合の他、多くの人を当選にするために業者が全員を部分当選にする場合などがあります。

デビュー案件

業者が運営を開始後、初めて募集する第1号案件のことを、このブログではデビュー案件と呼んでいます。

このブログが独自に使っている用語であり、一般用語ではありません。

デビュー案件は一般に安全性、利回りともに高いことが多いです。

また、運営開始直後で会員がまだ少ないため、競争率が低く投資しやすいです。

デビュー案件はおすすめだと僕は思っています。

軍用地案件

軍用地案件はソーシャルレンディングのPocket Fundingが扱っている案件です。

担保が投資用不動産として人気が高い軍用地であるため、元本をほぼ確実に回収できることから、安全性が非常に高い人気の案件です。

なぜ、軍用地案件で元本をほぼ確実に回収できるのかは、この狭いスペースでは説明できません。

3分で読めますので、こちらの記事を参照してください。

軍用地案件の安全性が高い理由

1棟アパート、1棟マンション

不動産クラウドファンディングで「1棟アパート、1棟マンション」という表現を使う場合、アパートやマンション丸々1棟が投資対象であることを表します。

逆に投資対象が部屋単位である場合は「区分マンション」という表現を使います。

(区分アパートというのは聞いたことがありません)

海外案件

ソーシャルレンディングでは投資家のお金を借りるのが海外の企業であったり、借り手が日本企業であっても資金使途が海外企業への出資であるなど、投資家のお金の最終的な行先が海外である案件を海外案件といいます。

不動産クラファンでは投資家のお金で取得するのが海外の不動産である案件を海外案件といいます。

一般に海外案件は利回りが高い一方、海外ゆえにリスクが高くなることが多いです。

投資においてリターンとリスクはワンセットであり、ハイリターン・ローリスクはありえません。

初心者は海外案件には手を出さないことを強くおすすめします。

分散投資

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで分散投資とは、利用する業者や投資する案件、案件のタイプなどを集中させず、複数に分ける投資手法のことです。

例えば、ソシャレンで1つの業者だけを使っている場合、その業者が倒産するとすべての資産を失うことになります。

また、不動産クラファンで東京の物件だけに投資していると、東京の地価の下落が全投資額に影響を及ぼしますよね?

分散投資をすることで大きな被害を防ぎ、万が一の場合でも被害を小さく済ませることができます。

事故

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで分配金の支払いや元本の償還が遅れたり、元本が戻ってこなくなるなどのトラブルを、このブログでは「事故」と表現しています。

業者

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングの運営会社のことを、このブログでは「業者」と呼んでいます。

FundsやCREAL、バンカーズ、いずれも業者です。

Fundsのサイトの画像

「事業者」という表現を使っているメディアもあります。

満了

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで募集額満額の応募が集まることを、このブログでは「満了」と表現しています。

募集額1億2千万円の案件で、応募が1億2千万円集まった状態が満了です。

満了のイメージ画像

「完売」という表現を使っているメディアもあります。

担保順位

1つの担保に複数の貸し手がいる場合の、貸したお金を回収する優先順位のことです。

例えば、評価額1億円の土地を担保に3者が下のように融資したとします。

担保順位 貸し手 融資額
第一順位 悪徳銀行 6千万円
第二順位 腹黒信金 2千万円
第三順位 山田さん 1千万円

借り手が返済できなくなり担保を処分するも、8千万円でしか売れなかった。

この場合、まず悪徳銀行が6千万円を回収、次に腹黒信金が2千万円を回収します。

第三順位の山田さんは1円も回収できません。

ソシャレン業者の担保順位が低い場合は注意が必要です。

源泉徴収税

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングでは、業者が20.42%の所得税を引いてから投資家に分配金を支払います。

この20.42%の所得税のことを源泉徴収税といいます。

引かれた源泉徴収税は業者が税務署に納めます。

壁芯面積

マンションの部屋の面積を測る際に、壁の中心線を基準に出した面積を壁芯面積といいます。

一方、我々が普通に使う壁の内側の線を基準に出した面積は内法面積です。

壁芯面積と内法面積の説明図

1口単位と最低口数

1口単位とは投資できる金額の単位です。

例えば1口=10万円の案件では、20万円、70万円と10万円単位で投資できます。

ですが、13万円や99万円では投資できません。

最低口数とは投資する際に最低限必要な口数です。

例えば以下の案件の場合、

  • 1口単位:1万円
  • 最低口数:2口

最低2万円から1万円単位で投資できます。

右田さん
右田さん

2万円の次は3万円だよ。

こんな感じに別ウィンドウが開き、ここで用語の解説などをします。

右下の「close」か別ウィンドウの外の部分をタップすると、別ウィンドウが閉まり記事に戻ります。

不成立

不成立とは案件の募集を行ったが、事情により案件を実行できなくなることです。

例えば、応募が最低成立金額に達しない場合、案件を実行できず不成立となります。

また、不動産クラファンで応募は順調に集まっていたものの、取得予定だった不動産に不備が見つかったため取得が中止になり、案件が不成立となることもありえます。

逆に成立は応募が集まり案件を実行できるようになることです。

最低成立金額

例えば、ソーシャルレンディングで「投資家から5千万円集めて企業に貸す」という案件があるとします。

この案件を募集して10万円しか集まらなかったら、ぜんぜん足りないので貸せませんよね?

でも、不足が数百万円ならば、その分は業者が自社で資金を出して合計5千万円とし、企業への融資を実行できるかもしれません。

そこで、業者が募集の際に「4千万円以上集まれば、満額集まらなくても不足分は自社で負担して融資を実行します」と約束します。

この場合の4千万円が最低成立金額です。

つまり、最低これだけ集まれば案件を実行しますよというラインのことです。

貸付金利

ソーシャルレンディングでは投資家から集めたお金を企業などに貸し、得られた利益を投資家に分配します。

例えば、企業に7%で貸し、ソシャレン業者が利益を2%取り、5%を投資家に分配します。

ソーシャルレンディングの貸付金利の説明図

企業に貸す際の金利(上図の7%)が貸付金利です。

上場企業系

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディングで「上場企業系の業者」とは、業者自身やその親会社などが上場企業である業者を指します。

上場企業は信用力が高いことから、上場企業系の業者が運営するソシャレン、不動産クラファンは信頼性、安全性が高いと多くの投資家に認識されています。

ただし、「上場企業系=100%安全」とは限らないので注意が必要です。

運用と運用期間

不動産クラウドファンディングにおいて運用とは、投資家から集めた資金で取得した不動産を、賃貸したり売却したりすることで利益を生み出すことをいいます。

運用を行う期間は案件ごとにあらかじめ決められており、これを運用期間といいます。

マスターリース契約

不動産クラウドファンディングでは投資家の資金で不動産クラファン業者が物件を取得し、入居者から家賃を得ます。

しかし、入居者が見つからなければ家賃が入らず、投資家が分配金を得られなくなります。

そこで、不動産クラファン業者が不動産業者と次のような契約を結びます。

  1. 不動産クラファン業者が不動産業者に部屋を貸す
  2. 不動産業者が入居者に部屋を貸す
  3. 入居者が見つからなくても不動産業者は毎月の家賃を不動産クラファン業者に払う

マスターリース

これがマスターリース契約です。

マスターリース契約により投資家は入居者が見つからないリスクから隔離され、投資の安全性が向上します。

部分当選

ソーシャルレンディングと不動産クラウドファンディングの募集には、早い者勝ちの先着方式の他に、応募した人の中から投資できる人を抽選で決める抽選方式があります。

抽選方式では、50万円で応募して当選したら50万円投資できるのが基本です。

しかし、50万円の内、30万円分だけ当選する(=30万円だけ投資できる)こともあります。

これが部分当選です。

当選者の最後の1人が残額を割り当てられて部分当選になる場合の他、多くの人を当選にするために業者が全員を部分当選にする場合などがあります。

借り手企業

ソーシャルレンディングでは投資家から集めたお金を、ソシャレン業者が企業に貸します。

投資家のお金を借りるのが借り手企業です。

ソーシャルレンディングの仕組み

そして、借り手企業が支払う利息が、投資家が受け取る分配金となります。

一方で、借り手企業が倒産したり返済不能になると、投資家のお金が戻ってこないことも。

ソーシャルレンディングのリスク

ですので、ちゃんと返済できるのか?ソーシャルレンディングでは借り手企業の見極めが非常に重要です。

満室賃料

満室賃料とは、その物件が満室の場合に得られる想定賃料のことです。

全4室の1棟アパートで、各部屋の賃料が以下の場合、

  • 101号室:4.5万円
  • 102号室:4.5万円
  • 201号室:5.5万円
  • 202号室:5.5万円

満室賃料は月間20万円、年間240万円です。

空室リスク

空室リスクとは投資対象物件に入居者がつかず、空室で家賃収入を得られなくなるリスクです。

匿名組合型と任意組合型

不動産クラウドファンディングを含む不動産特定共同事業は、主に匿名組合型と任意組合型に分かれます。

主な違いは一般に下表の通りです。

匿名組合型 タイプ 任意組合型
匿名組合契約 契約 任意組合契約
なし 物件の所有権 あり
少なめ 最低出資額 多め
短め 運用期間 長め
有限責任 責任 無限責任
雑所得 所得区分 不動産所得

物件が倒壊して隣接する建物に被害が及んだ場合、任意組合型では出資額を超えて賠償責任が発生します。

匿名組合型の場合は責任範囲は出資額が上限であり、最悪でも全損で済みます。

任意組合型は所得区分が不動産所得で有利なため、相続など節税対策に使われることが多いです。

不動産クラファンではほとんどの案件が匿名組合型です。

不動産特定共同事業

不動産特定共同事業は次のような事業です。

  1. 複数の投資家から出資を受け
  2. 集まった資金で不動産を取得、運用し
  3. 得られた利益を投資家に分配する

多くの場合、1億円の1棟マンションを100口の持ち分に分割し、1口100万円で販売するといった、不動産小口化商品の形を取ります。

不動産特定共同事業のうち、募集などをインターネットを使って行うのが不動産クラウドファンディングです。

不動産小口化商品

不動産小口化商品は不動産を小口の持分に分割して販売する不動産投資商品です。

例えば、1億円の1棟マンションを1口100万円の持分100口に分割し、1口単位で販売します。

仮にこのマンションで1,000万円の利益が出た場合、1口投資した人は10万円、5口投資した人は50万円を得るイメージです。

不動産クラファンの場合、持分には利益の分配を受ける権利が含まれますが、物件の所有権は含まれません。

 

デポジット口座

デポジット口座とは業者内で投資家ごとに設置されるお財布のようなものです。

デポジット口座方式の業者では、投資家は事前に銀行から業者にお金を振り込み、そのお金は業者内のデポジット口座で保管されます。

デポジット口座

そして、デポジット口座のお金で案件に投資します。

また、分配金や償還された元本はデポジット口座で保管され、投資家が必要なときに出金申請し、自分の銀行口座に引き出します。

デポジット口座

 

売却リスク

不動産において、物件が予定通りの価格で売却できない、もしくは、売却そのものができない可能性を売却リスクといいます。

売却リスクが現実化すると、投資家には次のような不利益が生じる場合があります。

  • 分配金が予定額を下回る
  • 分配を受けられない
  • 元本の一部が戻ってこない
  • 元本のすべてが戻ってこない

流動性

不動産において、売買のしやすさや、現金化のしやすさを流動性といいます。

都心の一等地など需要が高く売りやすい物件は「流動性が高い」、逆に農村の空き家など需要が低く売りにくい物件は「流動性が低い」です。

譲渡

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディングで自分の出資持分(利益の分配や元本の償還を受ける権利)を、第三者に譲り渡すことを譲渡といいます。

例えば、〇〇FUNDINGで10万円投資し、それを第三者(〇〇FUNDINGを含む)に10万円(もしくはそれ以外の金額)で買い取ってもらうイメージです。

入金と出金

投資するお金をソシャレン、クラファン業者の銀行口座に振り込むことを入金といいます。

運用が終わったお金が業者から投資家の銀行口座に振り込まれることを出金といいます。

元本

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで、投資家が出資(投資)したお金のことを元本といいます。

リフォームとリノベーション

リフォーム、リノベーションともに、住宅の改修や改築を指します。

両者の違いはリフォームは「元の状態に戻す」ことであり、例えば壁の張替えや外壁の塗替えはリフォームです。

対して、リノベーションはリフォームよりも大がかりな改修、改築を行うことで「住宅の機能や価値を高める」ことを指します。

例えば、床暖房の新設や、壁を撤去して広々としたLDKへの間取りの変更はリノベーションです。

リフォームが老朽化で800万円に下がった物件の価値を元の1,000万円に戻すのに対し、リノベーションでは機能を付加して1,200万円に高めるイメージです。

分配と分配金

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで、運用で得られた利益を投資家に支払うことを分配といいます。

また、支払われる利益を分配金と呼びます。

案件

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで、募集される1つ1つの投資商品のことを案件と呼びます。

この用語は次のように使われます。

  • 〇〇業者から新しい案件が出た
  • 今度の案件は利回りが高い
  • 先週は△△案件に10万円投資した
  • □□業者は先月は3案件募集があった
  • ◇◇案件に応募したが抽選で落選した

すいません、上手く説明できなくて。

区分マンション

マンションを部屋単位で購入し投資する場合、「区分マンションに投資する」といった表現をします。

対して、1棟単位で購入、投資する場合は「1棟マンションに投資する」といいます。

独立した部屋1つ1つが区分マンションであり、面積や間取りを問いません。

ワンルームでも4LDKでも区分マンションです。

大島てる

大島てるは全国の事故物件情報を掲載するウェブサイト、及び、そのサイトを運営する会社の名称です。

先着方式と抽選方式

ソーシャルレンディングと不動産クラウドファンディングの募集方式は2つあります。

一つは募集開始と同時によ~いどんで早い者勝ちで投資できる人が決まる先着方式です。

もう一つは募集期間中に応募した人の中から抽選で投資できる人を決める抽選方式です。

成立前書面

成立前書面(契約成立前書面、契約締結前交付書面)は、ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで案件に応募する前に確認する書類です。

確認することで応募できるようになります。

成立前書面の確認画面

案件の詳細情報や契約内容などが書かれており、契約書に相当するものだと考えてください。

多くの業者で募集開始前から確認が可能です。

サイトに書かれていない情報も多いので、事前に必ず確認することを強くおすすめします。

モニタリング

ソーシャルレンディングにおいてモニタリングとは、借り手が融資契約を守れるか、ソシャレン業者が監視することをいいます。

業者によって異なりますが具体的な作業としては、定期的な借り手企業の訪問、経営者などへのヒアリング、財務書類のチェックなどがあります。

定期的にモニタリングを行うことで借り手の異常などを早期に察知し、貸し倒れを防ぐことができます。

このため、業者のモニタリングの実施とその精度は投資家にとって重要です。

あと入金と事前入金

投資するお金を業者に入金する方法は2つあります。

一つは先着や抽選の結果、投資できることが決まってから業者の口座に振り込むあと入金方式です。

もう一つは募集開始前に業者のデポジット口座への入金が必要な事前入金方式です。

デポジット口座

デポジット口座のお金は応募した案件への出資に充当されます。

ただし、抽選に落選などで投資できなくなると、入金したお金がデポジット口座で寝ることになります。

さらに、このお金を自分の口座に出金する際の振込手数料が投資家負担の業者もあります。

投資家にとってはあと入金の方が有利です。

 

早期償還

ソーシャルレンディングで借り手が予定より早く返済したり、不動産クラウドファンディングで物件が予定より早く売れることがあります。

そういった理由で案件の運用が予定より短い期間で終わり、業者が元本を予定より早く投資家に返すことを早期償還といいます。

例えば、運用期間12カ月の予定が6カ月で早期償還になると、受け取る分配金は基本的に半分になります。

ネガティブに捉えられがちですが、業者が確実に返済できる借り手、売れる物件を選んで案件を組成した証でもあります。

分配原資

分配原資とは分配金の出どころのことです。

例えば、入居者から得る家賃から投資家に分配金を払う場合、分配原資は家賃です。

家賃はインカムゲインですので、分配原資はインカムゲインとも表現できます。

組成

案件を作ることを組成といいます。

  • 投資対象は緑町ハイツ102号室で
  • 利回りは4.5%で
  • 運用期間1年
  • 募集総額2,300万円の案件を作る

こうやって案件が出来上がります。

組成 → 募集 → 運用開始 → 運用終了 → 償還

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディングの案件はこのような流れで運営され、その最初の段階が案件の組成です。

元本毀損

元本毀損(元本割れ)とは投資したお金の一部、または、すべてが戻ってこなくなることです。

例えば、不動産クラウドファンディングで2,000万円で取得した物件が1,500万円でしか売れなかった場合、元本の一部が戻ってこないことがあります。

また、取得した物件が地震で倒壊し売れなくなった、ソーシャルレンディングで借り手企業が倒産したなどで、元本の全額が戻ってこないこともありえます。

クラファン案件の管理手数料

不動産クラファンで区分マンションなどが投資対象になる場合、物件の入居者募集や家賃徴収といった管理業務が行われます。

これらの業務は業者または外部の不動産業者が代行し、そこでは管理手数料が発生します。

案件の利回りはこういった手数料や経費も差し引いた上で計算されたものです。

ですので、投資家が管理手数料を別途支払う必要はありません。

優先出資と劣後出資

不動産クラファンでは一般に投資家と業者が共同で出資し、物件を取得します。

例えば、投資家が2,400万円、業者が600万円出資し、3,000万円の物件を取得するといった感じです。

出資者 出資額
投資家(優先出資) 2,400万円
業者(劣後出資) 600万円
出資総額 3,000万円

この時、投資家分の出資を優先出資業者分の出資を劣後出資といいます。

なぜ、そのような言い方をするのかなど、詳しくは下記記事を参照してください。

優先劣後出資方式と劣後出資比率

キャピタルゲイン型

不動産クラファンの案件は大きくキャピタルゲイン型とインカムゲイン型に分かれます。

投資対象物件を売却した際の売却益を分配原資(分配金の出どころ)とする案件がキャピタルゲイン型です。

一方のインカムゲイン型は運用期間中の家賃収益を分配原資とします。

なお、売却益と家賃収益の両方を分配原資とする併用型の案件もあります。

自社買取

不動産クラファンでは運用期間の最後に物件を不動産投資家など第三者に売却するのが一般的です。

しかし、何らかの事情で売却できなかった場合、自社で物件を買い取ることがあります。

売却できずに元本が戻ってこないところが、業者が買い取ることで元本が戻ってくることになるので、自社買取は投資家にとってメリットです。

インカムゲイン型の案件では、最初から自社買取の予定で案件を組成することもあります。

劣後出資比率

不動産クラファンでは一般に投資家と業者が共同で出資し、物件を取得します。

例えば、投資家が2,400万円、業者が600万円出資し、3,000万円のマンションを取得するといった感じです。

このとき、出資総額に対する業者分の出資額の比率を劣後出資比率といいます。

さきほどの例では20%です。

出資者 出資額 出資比率
投資家 2,400万円 80%
業者 600万円 20%
合計 3,000万円

そして、劣後出資比率が高いほど安全性が高まります。

右田さん
右田さん

数字が大きいほど安全だよ。

なぜ高いほど安全なのか?

詳しくは下記記事を参照してください。

優先劣後出資方式と劣後出資比率

償還

案件の運用が終わり、業者が元本を投資家に返すことを償還といいます。

クリック合戦

募集が先着方式の案件では、投資できる人が決まるのは早い者勝ちです。

このため、人気の案件では募集開始と同時に応募が殺到します。

この状態をクリック合戦といいます。

信託受益権

信託受益権とは信託財産から発生する利益を受け取る権利のことです。

詳しくは↓こちらの記事を参照してください。

信託受益権とは?(別タブで開く)

信託受益権とは?(今開いているタブで開く)

抵当権と根抵当権と極度額

抵当権とは借り手が返済できなくなった時に担保を売却し、その代金から他の債権者に優先して返済を受ける権利です。

抵当権は1つの借り入れに対して設定されるため、返済時点で消滅します。

これに対し根抵当権ではあらかじめ融資の上限額を設定し、その範囲内であれば何度でも融資と返済が可能です。

その都度、抵当権の設定登記を行う必要がないため、企業への融資などでよく利用されます。

極度額は根抵当権の融資上限額のことです。

債務履行

まず、「債務」とは他人に対し何らかの行動を行う義務のことです。

そして、債務を実際に行うことを債務履行といいます。

ソーシャルレンディングの場合、借り手(債務者)が利払いや元本の返済をすることや、連帯保証人が借り手に代わってそれらを行うことが債務履行にあたります。

逆に、借り手が経営悪化などに至り、利払いや元本返済をしない(できなくなる)ことが債務不履行です。

LTV

ソーシャルレンディングで使われる用語で、担保評価額に対する融資額の割合をいいます。

例えば、1億円の土地を担保に8千万円を融資する場合、LTVは80%です。

担保が評価額通りに売れるとは限らないため、LTVの数字が小さいほど安全性が高いとされます。

資金使途

ソーシャルレンディングで業者から借りたお金を借り手が何に使うかを資金使途といいます。

延滞

ソーシャルレンディングで借り手が期限内に返済できなくなることを延滞といいます。

また、ソシャレン、不動産クラファンで分配金の支払いや元本の償還が予定より遅れている状態を延滞と呼ぶことがあります。

業者や投資家によっては「遅延」という表現が使われることもありますが、意味は同じです。