空港のチェックインカウンターで預けずに自分で機内に持ち込む手荷物の決まりについて、春秋航空日本と春秋航空(中国)とに分けて説明します。
春秋航空日本では機内に持ち込むことができる手荷物の重量は、国内線、国際線ともに最大5kgまでと決まっています。5kgを超える手荷物は追加料金などを払っても持ち込むことはできません。
春秋航空の機内に持ち込むことができるのは、国内線、国際線ともに春秋航空運送約款第11条第4項で定められた身の回り品(ハンドバッグ、ノートパソコン、カメラ、傘等)1個と、機内座席上部の共用収納棚、または、前の座席の下に納めることができる大きさの手荷物1個です。
手荷物には保安検査場通過後に購入した免税品なども含まれます。また、ハンドバック、手荷物、免税品などすべての重量の合計は5kg以内でなければなりません。
機内に持ち込むことができる手荷物の大きさは、国内線、国際線ともに手荷物を直方体に見立てた時の3辺の長さの合計が115cm以内で、なおかつ、各辺が23cm×36cm×56cm以内でなければなりません。高さが46cmなので幅は33cmまでOKとはなりません。
このサイズを超える手荷物は、受託手荷物としてチェックインカウンターで預け入れてください。また、このサイズ内の手荷物であっても、春秋航空スタッフが機内で安全に収納することができないと判断した手荷物は機内に持ち込むことはできません。
以下の手荷物は機内持ち込みに制限があります。詳細は国土交通省ホームページ「機内持込み・お預け手荷物における危険物の代表例」を参照してください。
日本国内線及び日本を出発する国際線では、喫煙用の使い捨てライターや、ZIPPOのように中に綿が入っているタイプのオイルタンク式ライター、マッチは1人1個まで機内に持ち込むことができます。青く強力な炎を出すターボライター、ジェットライターや、徳用サイズのマッチは持ち込めません。
中国国内線及び中国を出発する国際線では、ライター、マッチは機内に持ち込むことはできません。また、日本、中国のすべての路線において、ライター、マッチ、ライター用のガス、オイルを機内預け入れ荷物の中に入れることはできません。
折りたたんだ状態で長さが60cm以内のものに限って持ち込むことができます。
刃渡り6cm以上のもの、先端が尖っているものは持ち込めません。小型の眉毛切りはさみなどの化粧用はさみ、裁縫セットのはさみは持ち込むことができます。
国際線ではあらゆる液体物の機内への持ち込みは原則として禁止されています。持ち込むことができない禁止液体物には次のようなものも含まれます。
ベビーミルク、ベビーフード、医薬品、特別な制限食、出国手続き後に店舗で購入した液体物などは国際線であっても機内に持ち込むことができます。
ただし、それらの液体物が機内で必要であることが明示的に示される必要があります。具体的にはベビーフードを必要とする乳幼児が一緒に搭乗する、当該医薬品が必要なことを示す診断書を所持していることなどです。
上記の持ち込み禁止液体物は以下の条件を満たせば機内に持ち込むことができます。(ライター用のガス、オイルを除く)
非常口に面する座席では前の座席の下に手荷物を収納することはできません。
春秋航空(中国)では乗客が機内に持ち込むことができる手荷物の重量の上限は、ウルムチ線と国際線は5kg、ウルムチ線を除く国内線は7kgです。重量の上限を超える手荷物は機内に持ち込むことはできません。チェックインカウンターで受託手荷物として預け入れてください。
春秋航空(中国)の国内線及び国際線で機内に持ち込むことができる手荷物は乗客1人につき1個だけです。
機内に持ち込むことができる手荷物の大きさは、国内線、国際線ともに手荷物を直方体に見立てた時の各辺の長さが20cm×30cm×40cm以内でなければなりません。幅が15cmなので余った5cmを使って高さは45cmまでといったことはできません。
また、このサイズに収まる手荷物であっても、搭乗ゲート及び機内で春秋航空(中国)のスタッフが機内で安全に収納できないと判断したものについては、受託手荷物として預かり目的地に到着するまで貨物室で保管する場合があります。
中国国内線では上記のプラスチック製袋に入れることができる100ml以下の容器は1つだけです。また、ベビーミルク、ベビーフードの持ち込みは事前に春秋航空に申し込む必要があります。