春秋航空完全ガイド

搭乗サポートとお手伝い

春秋航空日本と春秋航空(中国)では傷病者、障害者、妊婦、1人で搭乗する子供などに対する搭乗サポートを行っています。以下にその内容を説明します。

搭乗サポートの基本

春秋航空日本

搭乗サポートの申し込み

春秋航空日本では国内線、国際線ともに各種搭乗サポートは事前の申し込みが必要です。申し込みは春秋航空日本コールセンター(0570-666-118)で行います。受け付けは年中無休で午前9時から午後9時までです。聴覚などに障害があり電話の利用が不便な場合はFAX(0476-27-5605)で対応します。

申し込み期限は搭乗日の5営業日前の午後9時までです。期限を過ぎた場合はサポート対応ができない場合がありますので余裕を持って申し込んでください。また、診断書など必要書類の提出期限も搭乗の5営業日前までです。

チェックイン時間

搭乗サポートを利用する場合は、搭乗便の出発時刻の1時間半前までに春秋航空日本チェックインカウンターに行き搭乗手続きを行ってください。

介助者の同行

障害などにより自身の安全を1人で確保することが難しい場合は、介助者の同行が必要です。また、搭乗サポートを利用する乗客は安全上の理由から非常口座席に座ることはできません。

春秋航空(中国)

子供の単独搭乗、高齢者、妊婦、障害者などが搭乗する場合は、春秋航空(中国)に所定の申請書などを提出した上で予約を行います。以下に明記のない詳細については春秋航空(中国)コールセンター(+86-21-95524)に確認してください。

病気や怪我をしている場合

春秋航空日本国内線

搭乗手続き時に安全に渡航できないと判断された場合には搭乗できない場合がありますので、事前に医師の相談を受けてください。また、内容によっては医師が記入した診断書や搭乗についての同意書の提出、介助者の同行が必要な場合があります。

なお、以下に該当する場合は搭乗できません。

春秋航空(中国)

1.以下に該当する場合は搭乗できません。

  • 伝染病に感染している
  • 精神的な病気を持ち精神が不安定で他の乗客及び自身に傷害をもたらす恐れがある
  • 他の乗客及び自身に危険をもたらす可能性がある健康状態にある

2.他の乗客及び自身に危険をもたらす可能性がないか判断できない場合、以下の条件を満たす医療診断証明書を春秋航空(中国)に提出する必要があります。

  • 町立以上またはそれに相当する医療機関が発行し、医療機関の捺印と医師のサインがある
  • 搭乗者の病状と診断結果が記載されている
  • 当該疾病または伝染病の拡散を防ぐための順守事項が記載されている
  • 出発時刻前96時間以内に発行されている
  • 症状が重篤の場合は出発時刻前48時間以内に発行されている

3.人命救助の必要があるなど春秋航空(中国)が事前に特別に同意した場合を除き、胸腹部の手術後48時間を経ていないなどに該当する患者、傷病者は搭乗できません。対象となる具体的な病状、症状等については搭乗拒否となる病状・症状一覧を参照してください。

4.担架を利用した搭乗については以下の制限があります。

  • 緊急援助の場合を除き担架利用の乗客が搭乗できるのは、春秋航空(中国)の拠点空港(上海虹橋、上海浦東、瀋陽、石家荘の各空港、及び、春秋航空(中国)のメンテナンススタッフが常駐している国内拠点空港)を始発する便に限ります。
  • 機内で担架を使って横になり固定する乗客は、出発時刻の72時間前までに担架利用の申請が必要です。エアバスA320型機に搭乗できる担架利用の乗客は1便あたり1人だけです。ショック状態の乗客は搭乗できません。
  • 担架利用申請時には、搭乗が可能であることを認める町立以上の病院が発行した医療診断証明書の提出が必要です。医療診断証明書には乗客の病状と診断結果が記載されており、医師の署名と病院の捺印がされている必要があります。
  • 緊急援助の場合を除き、春秋航空(中国)は機内で医療用酸素を使用する担架利用の乗客の搭乗を受け入れません。緊急援助の場合においては、乗客が必要とする医療用酸素装置を申請し、春秋航空(中国)が提供する医療用酸素設備のみを使用するものとします。
  • 機内では春秋航空(中国)が用意した担架だけを使用するものとします。

足に障害がある場合

春秋航空日本

搭乗サポートの申し込み

春秋航空日本コールセンターで搭乗サポートを申し込む際に次の項目について申告します。

  • 18歳以上で搭乗者の緊急脱出の援助ができ、12歳未満の同行者を伴わない介助者は同行するか
  • 歩行状況(歩行できるか、階段の昇降はできるか、長い距離を歩けるかなど)
  • 車椅子の有無
  • 車椅子のタイプ(手動か電動か、サイズ、重量、バッテリーの種類など)

車椅子を使用している場合は車椅子確認フォームをダウンロード、プリントアウトして記入し、搭乗日の5営業日前の午後9時までに春秋航空コールセンターにFAX(0476-27-5605)します。

搭乗手続き

搭乗当日は出発時刻の1時間半前までに春秋航空日本チェックインカウンターに行き搭乗手続きを行います。車椅子などの歩行補助器具は1人につき1点まで無料で受託手荷物として預け入れることができます。預け入れ後は空港の車椅子を搭乗口まで使用します。

なお、車椅子のサイズ、重量、ガススプリングや電動車椅子のバッテリーのタイプによっては受託手荷物として預け入れできない場合があります。詳しくは上記の車椅子確認フォームを参照してください。

春秋航空(中国)

車椅子使用の申請

春秋航空(中国)が運用するエアバスA320型機に搭乗できる車椅子を使用する乗客は1機あたり2名までです。車椅子を使用する乗客は出発時刻の48時間前までに春秋航空(中国)コールセンターに使用申請をする必要があります。

車椅子使用に対する介助サービス

車椅子使用者に対する搭乗介助サービスは搭乗者の歩行状況によって以下の3類に分かれます。

  • WCHR(Wheelchair Rump:機内での移動、階段の昇降はできるが長距離の歩行はできない乗客)…車椅子などを使って空港待合室と駐機場にある飛行機との間の移動を手伝います。
  • WCHS(Wheelchair Steps:機内での移動はできるが、階段の昇降はできない乗客)…車椅子などを使って空港待合室と駐機場にある飛行機との間の移動、及び、タラップの昇降を手伝います。
  • WCHC(Wheelchair Cabin:単独での歩行ができない乗客)…車椅子などを使って空港待合室と駐機場にある飛行機との間の移動、及び、タラップの昇降、及び、飛行機の出入り口と座席との間の移動を手伝います。

車椅子の機内預け

折りたたみ式の車椅子及び電動車椅子は受託手荷物として預け入れなければなりません。搭乗者が自身で使用する目的で車椅子を携行する場合は無料で預け入れることができ、無料受託手荷物の重量には含まれません。

電動車椅子に装備される蓄電池やリチウム電池は輸送における危険性を有します。受託手荷物として預け入れる際には、車椅子の電池が春秋航空(中国)の安全基準を満たす必要があります。

視覚、聴覚に障害がある場合

春秋航空日本

搭乗サポートの申し込み

春秋航空日本コールセンターで搭乗サポートを申し込む際に次の項目について申告します。

  • 介助者は同行するか
  • 補助犬(盲導犬・聴導犬)を同伴するか
  • 筆談用メモボードは必要か

搭乗手続き

補助犬を同伴する場合はチェックインの際に係員が下記を確認します。

  • 盲導犬使用者証、または、盲導犬のハーネス(白色または黄色の盲導犬用胴輪)
  • 身体障害者補助犬認定証、または、胴着などについている介助犬、聴導犬の表示

なお、機内で補助犬に与えることができるのは水だけです。

国際線利用時の注意点

  • 国際線では検疫照明などが必要です。
  • ハーネスだけでなく口輪の着用も必要です。
  • 機内では食べ物だけでなく水も与えることができません。

春秋航空(中国)

視覚障害者

視覚障害者の搭乗は次の3通りに分かれます。

  • 18歳以上の大人が同行する場合…一般の乗客と同様に搭乗できます。
  • 盲導犬を同伴する場合…搭乗できます。予約時に検疫注射証明書と検疫証明書を提出する必要があります。
  • 同行者がおらず盲導犬も同伴しない場合…独力で移動でき自分の世話ができる必要があります。また、同乗者の家族または介護者は特別お客様搭乗申込書を提出する必要があります。

聴覚障害者

聴覚に障害を持つ搭乗者が16歳以上である場合は一般の乗客と同様に搭乗できます。16歳未満である場合は1人での搭乗はできません。

盲導犬・聴導犬の扱い

視覚障害者、聴覚障害者が同伴する盲導犬、聴導犬は無料で搭乗することができます。以下の条件があります。

  • 1人の乗客が同伴できる補助犬は1頭まで
  • 搭乗時刻の48時間前までに春秋航空(中国)コールセンター(+86-21-95524)に申し込む
  • 予約時及び搭乗時に補助犬の登録証明と検疫証明を提示する
  • 出発時刻の2時間前までに空港チェックインカウンターに来る
  • 搭乗時には補助犬に口輪とハーネスまたはリードを装着する

妊娠している場合

春秋航空日本

妊娠32週目未満の場合

特殊な事情がある場合を除き、一般乗客と同様に搭乗できます。

妊娠32週目以降~35週目未満の場合

医師が記入した診断書と搭乗についての同意書を提出することで搭乗できます。ただし、診断書は以下の条件を満たす必要があります。条件不備等によって搭乗不可となった場合、航空券の払い戻し、返金は行われません。

  • 妊娠何週目であるか記載されている
  • 航空旅行が可能であると記載されている
  • 搭乗日も含めて国内線は7日以内、国際線は3日以内に発行されている

なお、当該妊婦が同伴できる小児は2歳以上である必要があります。2歳未満の幼児を同伴する場合は当該妊婦以外に1名以上の同行者が必要です。

妊娠35週目以降の場合

搭乗できません。往路が35週目未満であっても復路が35週目に当たる場合は復路の搭乗はできません。

国際線利用時の注意点

復路についても搭乗の際に搭乗日も含めて3日以内に発行された診断書の提出が必要です。

春秋航空(中国)

すべての妊婦は搭乗手続きの際に预产期证明(出産予定日証明書)を提出しなければなりません。春秋航空(中国)はその内容によって搭乗の可否を判断します。

妊娠32週目未満の場合

医師が搭乗不可と診断した場合を除き、一般乗客として搭乗できます。

妊娠32週目以降~35週目未満の場合

搭乗時に特別旅客搭乗申込書と、出発時刻72時間前以内に町立以上の公的医療機関で発行された診断書の提出が必要です。診断書には下記の内容が含まれていなければなりません。

  • 搭乗者の氏名、年齢
  • 出産予定日
  • 搭乗にあたっての特殊な配慮の要不要
  • 健康面から判断して搭乗に問題がないという趣旨の文言
  • 医療機関の捺印及び医師の署名

妊娠35週目以降の場合

妊娠35週目以降は搭乗できません。また、35週目未満であっても出産予定日4週間以内、または、予定日が不確定であるが近づいている、及び、出産後7日未満の場合も搭乗できません。

国際線搭乗時の注意点

一部の国・地域では外国人妊婦の入国に制限がありますので、航空券予約前に当該国大使館、領事館に確認をしてください。

子供が一人で搭乗する場合

春秋航空日本

国内線で6歳以上12歳未満の小児が12歳以上の同行者を伴わず単独で搭乗する場合、春秋航空日本のジュニアサポートサービスを利用することが必須となります。利用しない場合は搭乗できません。また、国際線は12歳未満の小児が単独で搭乗することはできません。

予約と提出書類

小児が単独渡航する場合の予約は春秋航空のウェブサイトでは行えません。春秋航空日本コールセンター(0570-666-118)への電話での予約となります。また、搭乗手続き時にジュニアサポートサービス申込同意書を提出します。

利用条件

当該小児の渡航について下記の条件を満たす必要があります。

  • 保護者が出発空港の春秋航空日本チェックインカウンターまで同行する
  • 出発時刻の1時間半前までにチェックインカウンターまで来る
  • 到着空港到着フロアの春秋航空日本が指定する場所に保護者が出迎えに来る

小児単独旅行手数料

ジュニアサポートサービスの利用には搭乗券代とは別に小児単独旅行手数料(1区間8,000円)が必要です。例えば子供が単独で成田-広島を往復する場合は往復運賃とは別に16,000円がかかります。また、ジュニアサポートサービス申し込み後に利用を取りやめた場合、支払い済みの小児単独旅行手数料は返金されません。

注意点

  • 上記の同意書には出迎えに来る保護者の署名が必要です。里帰りの際の利用などでは同意書を実家に送って署名して送り返してもらうなどが必要ですので、早めの準備をおすすめします。
  • 到着時に出迎え人が指定の場所にいなかった場合の対応は春秋航空日本に一任し、それによって生じた費用は全額申込者の負担となります。出迎え人には遅れないように余裕を持って空港に向かってもらいましょう。

春秋航空(中国)

搭乗条件

5歳以上12歳未満の子供は以下の条件をすべて満たす場合に限り、18歳以上の大人の同伴無しで春秋航空(中国)の中国国内線運航便に搭乗することができます。国際線及び香港、マカオ、台湾路線では搭乗できません。

  • 5歳未満でない
  • 視覚、聴覚に障害がない
  • 无成人陪伴儿童乘机申请书(児童単独搭乗申請書)を提出する
  • 保護者または代行者が出発空港まで子供に同行する
  • 保護者または代行者が到着空港まで子供を迎えに来る

申し込みと運賃

搭乗の申し込み、航空券の予約期限は出発時刻の48時間前までです。インターネット予約はできませんので、春秋航空(中国)コールセンター(+86-21-95524)に申し込んでください。運賃は同一フライトの成人普通運賃の半額です。セール価格などは適用されません。

注意点

  • 1つの便に搭乗できる大人を伴わない子供の人数は最大で5人までで申し込みは先着順です。
  • 申し込み後の変更、キャンセルは出発時刻の48時間前まで春秋航空(中国)コールセンターで受け付けます。
  • 変更、キャンセル後に子供の単独搭乗を再度希望する場合は、初回同様にコールセンターで申し込みます。
  • 非常時対応のため、出発空港まで子供に同行した保護者または代行者は出発後20分間は空港に留まることを要請されます。

医療用酸素ボンベを使用する場合

春秋航空日本国内線

酸素ボンベの使用申請

医療用酸素ボンベを春秋航空日本機内に持ち込むためには搭乗日の5営業日前の21時までに、下記3点を春秋航空日本コールセンターにFAX(0476-27-5605)で送る必要があります。

持ち込める酸素ボンベの条件

機内に持ち込む酸素ボンベは航空法等の定めにより以下のすべての条件を満たしている必要があります。

  • 容器証明済みである(高圧ガス保安法第45条、第48条、容器保安規則第8条の定めによるKHKマークが付いている)
  • 医療用ガス状酸素である(O2の表示がある)
  • 3年(一部5年)ごとの耐用証明検査を受けている
  • FRP容器(繊維強化プラスチック製容器)の場合は製造後15年を経過していない
  • 高さ70cm、直径10cm程度である
  • 1本あたりの総重量が5kg以下である
  • 十分な長さのチューブを携行している

搭乗手続き

出発時刻の1時間半前までに空港の春秋航空日本チェックインカウンターに来て搭乗手続きを行ってください。

注意点

  • 診断書は搭乗日も含めて14日以内に発行されたものが有効となります。
  • 搭乗者本人が酸素ボンベの操作方法に習熟していない場合は、習熟している介助者の同行が必要です。
  • 酸素ボンベを受託手荷物として機内預けする場合はケースに入れる必要があります。
  • 機内預け、機内持ち込みの際にキャリーを外すように求められる場合があります。
  • 液体酸素ボンベは機内預け、機内持ち込みともにできません。
  • 春秋航空日本では他の航空会社と異なり酸素ボンベを前方座席下に収納することができません。このため、ご自身が座る隣の座席を酸素ボンベ固定スペースとして購入する必要があります。
  • 機内に搭載してある酸素ボンベは緊急用なので使用できません。

自己注射器を使用する場合

春秋航空日本国内線

予約時の申し込み

糖尿病治療のためのインスリン投薬やアナフィラキシー治療などの目的で、自己注射器やエピペンを機内に持ち込み使用することができます。この場合、春秋航空日本に対して事前の申請や申し込み、診断書の提出などは必要ありません。

注意点

  • 保安検査場で持ち込み理由などを聞かれることがあるため、処方箋や医師の診断書、糖尿病患者用IDカード、糖尿病連携手帳など自己注射器及び医薬品の内容を明示できるものを携行することをおすすめします。
  • 使用済みの注射器、注射針、エピペンは機内及び空港内で処分せず、必ず持ち帰って適正な方法で処分しなければなりません。

人工透析について

春秋航空日本国内線

人工透析(CAPD)についての対応は航空会社によって異なりますが、春秋航空日本では機内での人工透析は認めていません。

70歳以上の乗客

春秋航空(中国)

70歳以上の高齢者は春秋航空(中国)のウェブサイトでのインターネット予約はできません。(生年月日を入力するとエラーになります。)下記の手順で予約を行います。

春秋航空(中国)を初めて利用する場合

下記3点を春秋航空東京支社にFAX(0476-27-5605)またはメール(info@sss-airlines.com)で送ります。

  • 特別旅客搭乗申込書
  • パスポートコピー(顔写真があるページ)
  • 搭乗予定日より180日前以内に搭乗した飛行機の搭乗券の半券、または、搭乗予定日より180日前以内に発行された診断証明書

春秋航空(中国)本社で内容を確認し搭乗に問題がないと判断されると、仮の生年月日とパスポート番号が送られてくるので、それらを使ってインターネットで予約をします。予約完了後、予約番号を春秋航空(中国)に連絡すると、春秋航空(中国)本社で生年月日とパスポート番号が正しいものに書き換えられ、これで予約が正式に完了します。

春秋航空(中国)利用が2回目以上の場合

過去に春秋航空(中国)を利用したことがあり、なおかつ、前回の搭乗から180日以内である場合は、パスポートコピーなどの提出は必要なく、代わりに前回搭乗時の予約番号を連絡します。

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