このページでは春秋航空の変更、キャンセル・払戻しと手数料について説明します。
春秋航空日本の購入済み航空券の運賃タイプがスプリングプラス及びスプリングの場合、変更、キャンセル・払戻しが可能です。変更、キャンセル・払戻しには手数料が必要です。手数料の額は運賃タイプ、変更、キャンセルの時期によって異なります。具体的には以下の表に示す通りです。ラッキースプリングの航空券は変更、キャンセルともにできません。ただし、燃油サーチャージと空港利用料の払戻しを受けることはできます。(参考:春秋航空のチケットの種類)
以下の表に示すのは「運賃」に対する手数料割合です。ここでいう運賃には燃油サーチャージ、空港利用料、座席指定手数料、機内食代などは一切含まれません。例えば、運賃が10,000円、燃油サーチャージが1,000円、空港利用料が1,000円、座席指定料400円、支払い手数料430円で、支払総額が12,830円だとします。ここで変更手数料率が15%だった場合、手数料は運賃10,000円に対する15%の1,500円です。
また、手数料は1区間ごとに発生します。例えば1回の予約で往復のチケットを購入し往復ともに変更、キャンセルを行う場合、行き、帰りそれぞれに対して手数料がかかります。
春秋航空日本ウェブサイトでインターネット予約した航空券の変更、キャンセル・払戻し手続きは、ウェブサイトトップページ右上の「予約確認」から行います。
春秋航空日本コールセンター(0570-666-118)で予約した航空券の変更、キャンセル・払戻しはコールセンターで行います。コールセンターでの変更、キャンセル・払戻し手続きはコールセンター営業時間内(午前9時から午後9時まで)のみ対応します。変更可能期間であっても営業時間外は対応しません。
インターネットで予約した航空券の変更、キャンセル・払戻し手続きをコールセンターで行う、また、コールセンターで予約した航空券の変更、キャンセル・払戻し手続きをインターネットで行うことはできません。
春秋航空(中国)も購入済みの航空券の変更、キャンセル・払戻しには手数料が必要です。変更等が可能な期限、手数料などはチケットの種類とクラスによって異なります。(このあとの「チケットの種類とクラス」で説明します。)
春秋航空日本の場合と同様に、以下に示すのは「運賃」に対する手数料の割合です。運賃には燃油サーチャージ、空港利用料、各種手数料は含まれません。運賃が1,000元で、燃油サーチャージその他を含めた支払総額が1,500元であり、手数料率が5%の場合、手数料は1,000元×5%=50元です。1,500元×5%=75元ではありません。
また、手数料は1区間ごとにかかります。例えば一度の予約で大阪→上海→天津→大阪と3区間のチケットを購入し、すべて変更ないしキャンセルする場合、3区間それぞれに対して手数料が発生します。
春秋航空(中国)のウェブサイトで予約した航空券の変更、キャンセル・払戻しはトップページ右上の我的订单から行います。コールセンター(+86-21-95524)、営業所でも可能です。
変更、キャンセル及び払戻しの手数料はチケットの種類とクラスの2つによって決まります。ややこしいですので詳しく説明します。
まずチケットの種類とは商务经济坐、绿翼自由飞、轻松特价行の3つのことです。(参考:春秋航空のチケットの種類)これら3つはそれぞれ春秋航空日本のスプリングプラス、スプリング、ラッキースプリングに相当します。ただし、春秋航空日本のウェブサイトで春秋航空(中国)の運航便を予約する場合はスプリングプラス、一般クラス、特典クラスと表示されます。こういう用語の統一はきっちりして欲しいのですが、要は次のような用語の対応になっているということです。
以下このページでは春秋航空(中国)の用語に従い、商务经济坐、绿翼自由飞、轻松特价行を使って説明します。
次にチケットのクラスとは春秋航空(中国)や春秋航空日本のウェブサイトで予約をする時に、購入する価格を選択すると下図のように画面に表示されるアルファベットまたはアルファベットと数字の組み合わせのことです。
同じチケットであれば、日本、中国どちらのウェブサイトで予約してもクラスは同じです。
さてここからですが、チケットの種類とクラスの組み合わせです。チケットの種類として商务经济坐、绿翼自由飞、轻松特价行の3つがあります。そして、チケットのクラスとしてY1からP2まで20段階あります。このため種類とクラスによって商务经济坐チケットのSクラスや、绿翼自由飞チケットのEクラスといった組み合わせが生まれます。
ちょっとややこしいのですが、CoCo壱番屋のカレーと同じだと考えてください。ライスの量と辛さの組み合わせで、400gの7辛とか600gの3辛とかありますよね。あれと同じです。
そして、500gの3辛と500gの8辛では値段が違うように、商务经济坐のSクラスと商务经济坐のEクラスでは同じ商务经济坐でも変更やキャンセルの手数料は違います。同様に400gの5辛と700gの5辛では値段が違うように、商务经济坐のEクラスと绿翼自由飞のEクラスでは同じEクラスでも手数料は違います。このことを頭に入れた上で以下を読み進めてください。
変更すると航空会社内で作業が発生し人件費などのコストがアップします。日本航空など普通の航空会社はあらかじめそういったコストもチケット代に組み込んでいますが、春秋航空などLCC(格安航空会社)は組み込まず、実際に変更が発生した時点で手数料として請求します。
またキャンセルをすると、キャンセルされたチケットが売れ残り、その分の収益がダウンする場合があります。普通の航空会社はそのリスクも加味したチケット価格にしていますが、LCCではその分は加味せず、実際にキャンセルされた時点で手数料を請求します。
つまり、普通の航空会社があらかじめチケット代に組み込んでいるコストをカットすることで、LCCは安いチケット代を実現しているということです。変更やキャンセルのコストをあらかじめチケット代に入れるのではなく、変更などをする際に手数料を払ってもらう。そうすることでチケット代を安くしているのです。ですので、安いチケットを買っておきながら、変更やキャンセルで手数料を取るのはズルいとか言うのはお門違いです。
ただ、春秋航空は他のLCCに比べると変更やキャンセルのハードルが低いですし、手数料も安い方なのですが、それでもせっかく安いチケットを買ったのにプラスの出費になってしまうのは事実です。
ですので、春秋航空のチケットを買うとき、特に変更不可、キャンセル不可の超特価チケットを買うときは、絶対に変更もキャンセルもしないつもりで買うべきです。そうしないと必ず後悔することになります。変更やキャンセルの可能性がある場合は、普通の航空会社のチケットを買うことをおすすめします。