このページでは重量制限を超える分の受託手荷物料の事前支払いについて、春秋航空日本と春秋航空(中国)に分けて説明します。
春秋航空を利用する際に空港のチェックインカウンターで預け入れできる受託手荷物の重量には上限があります。上限を超える分については超過料金を支払わなければなりません。大手航空会社のように目をつぶってくれたりしません。
もちろん重量オーバーしないのが一番良いのですが、荷物が多いなどオーバーすることが分かっている場合は、春秋航空のウェブサイトやコールセンターで超過料金を事前に払っておきましょう。なぜならば、事前に払う超過料金は当日チェックインカウンターで払う場合よりも大幅に割安に設定されているからです。(参考:重量オーバーの超過料金)
例えば春秋航空日本の国内線でチケットのクラスがスプリング(重量上限15kg)で機内に持ち込む手荷物が5kgですと、10kgまでの受託手荷物を預け入れることができます。ところが実際に預ける荷物が27kgだった場合、17kgオーバーですので当日のチェックインカウンターでは20kgまでの超過料金6,000円を取られます。ですが事前に超過料金を払う場合は3,000円で済むのです。
重量超過料金のオトクな事前支払いについて以下に説明します。
春秋航空のウェブサイトで航空券を予約をする際に受託手荷物の超過料金も一緒に予約する場合は、搭乗者情報を入力した次のページで予約する重量を選択します。往路、復路それぞれ分けて指定できます。
航空券を予約した後で追加で超過料金を事前支払いする場合は、春秋航空サイトトップページの「予約確認」から対象の搭乗便を選択し超過料金を支払います。
空港チェックインカウンターで預け入れる受託手荷物の重量超過料金を春秋航空ウェブサイトまたはコールセンターで支払えるのは、国内線、国際線ともに出発時刻の12時間前までです。これ以降は空港カウンターでの支払いですので、超過料金は上に挙げた金額の2倍となります。(参考:重量オーバーの超過料金)
超過料金を事前に支払えるのは1回だけです。例えば航空券を予約した際に10kg追加して、あとになってやっぱり足りないからウェブサイトまたはコールセンターでさらに5kg追加するということはできません。超過分は搭乗当日に空港カウンターで支払うことになります。
100kgでも200kgでも無制限にいくらでも追加できるわけではありません。事前支払いで追加できる上限はチケットのクラスによって異なります。スプリングプラスは10kgまで、スプリングは20kgまで、ラッキースプリングは30kgまでです。(参考:機内預け入れ手荷物のルール)
航空券を予約する際に重量超過料金も一緒に予約した場合は、ウェブサイトでの予約ではクレジットカード精算またはコンビニエンスストアでの現金払い、コールセンターでの予約ではクレジットカード精算または銀行振り込みです。航空券予約後に別途ウェブサイトまたはコールセンターで超過料金を予約した場合はクレジットカード精算のみとなります。
一旦予約した超過料金はキャンセルできません。支払い済みの超過料金の払い戻しもできません。
インターネットやコールセンターで事前に予約できる手荷物の重量の上限は35kgです。例えば、無料手荷物(受託手荷物+機内持ち込み手荷物)の上限が25kgのチケットを購入した場合、ウェブサイトまたはコールセンターで事前予約できる追加重量の上限は10kgです。
チェックインカウンターで預け入れる受託手荷物が30kgを超える場合、超える分の超過料金は国内線は1kg500円、国際線は1kg1,500円または90元です。ウェブサイトまたはコールセンターでの事前支払いはできず、搭乗当日に空港カウンターで支払います。
春秋航空(中国)の場合、手荷物の重量超過分を事前に支払う場合の料金は搭乗区間によって異なります。特に中国国内線は同じ一区間でも上海-青島もあれば瀋陽-三亜もあり距離の違いが大きいため、料金も路線によって大きく異なります。
国際線も基本的には距離によって異なりますが、春秋航空(中国)ウェブサイトで事前支払いする場合の上海(浦東)発の日本路線は到着地に関わらず下記の統一料金です。
春秋航空(中国)のウェブサイトで航空券を予約する際に同時に手荷物の重量超過料金を事前に支払っておく場合は、搭乗便を選択した次の搭乗者情報などを入力する画面で、事前支払いする重量を選択します。
航空券を予約したあとで足りなそうなのでやっぱり追加しておこうということもあると思います。この場合は、春秋航空ウェブサイト右上の「我的订单」から入り、予約済みのチケットを選択して重量を追加します。
受託手荷物の重量超過料金を春秋航空(中国)のウェブサイトで事前に支払うことができる期限は次のように決まっています。
一行程の渡航に対して春秋航空ウェブサイト、アプリ、旅行代理店、コールセンターで超過料金を事前払いできる回数は1回だけです。例えば、ウェブサイトで予約する際に10kg分の超過料金を事前払いし、その後やはり足りなそうなのでコールセンターに電話をしてさらに5kg追加するということはできません。
この場合、搭乗当日に空港の春秋航空チェックインカウンターで超過料金を払うことになりますが、通常料金ですので事前払いに比べて倍近い金額になります。超過料金の事前払いは1回しかできませんので、何kg分にするか慎重に判断してください。
事前に追加できる重量の上限は、中国国内線、国際線ともに1行程あたり40kgです。
春秋航空ウェブサイトなどで事前に支払った手荷物の超過料金は返金できません。例えば事前に30kg分を支払ったけれど実際には20kgしかなかったといった場合でも、差額の10kg分の返金は行われません。チケットごと丸々すべてをキャンセルすれば超過料金も含めて返金を受けることは可能です。