【質問】春秋航空の成田-武漢の往復チケットを購入しました。でも999円セールで売り切れる前に予約しなきゃと焦ってたので、名前のスペルを間違って書いてしまいました。ただの書き間違いなのでチェックインするときにパスポートを見せれば大丈夫ですよね?
【回答】搭乗者の氏名と航空券に登録された氏名はつづりも含めて完全に一致しなければなりません。一致しない場合、航空会社は搭乗を拒否することができます。春秋航空の国内線は自動チェックイン機を使えば発覚しないし、カウンターも柔軟に対応してくれるので大丈夫などネットでよく書き込みがありますが、本当はそんな軽い話ではないのです。
予約時に登録した氏名の変更はチェックインカウンターで行います。春秋航空日本の運航便の場合、変更手数料は国内線は姓、名それぞれ2,000円で、両方間違えていた場合は4,000円です。国際線も2,000円ですが変更できるのはアルファベット2文字までです。また、姓の変更はできません。ですので今回の事例で「名前」というのが性のことであれば変更はできず搭乗を拒否される可能性が出ます。
ただ、春秋航空日本国際線の運送約款では航空券に書かれている名前の人物が自分であることを証明できない場合に春秋航空は旅客の運送を拒否できると定められています。これは証明できれば運送すると解釈することもできますので、もしかしたらそのまま搭乗させてもらえるかもしれません。
いずれにしても「ただの書き間違い」などと軽く考えるからそういったミスが出るのです。十分に注意すべきです。
春秋航空日本 国際運送約款
第12条第1項:会社は、会社の相当なる判断の下に、次の各号のいずれかに該当すると決定した場合には、旅客の運送を拒否し、又は、旅客を降機させることができます。
第12条第1項第6号:航空券を提示する人が、自らを航空券の「旅客氏名」欄に記載されている人であると立証できない場合。