掲載日:2016年8月20日
春秋航空日本が8月20日に東京成田-札幌新千歳線に就航しました。1日1往復の運行で成田発は午前7時15分で札幌に8時55分に着き、折り返しの札幌発は午前9時40分で成田には11時15分に到着します。使用機材はボーイング737-800型機、座席はすべてエコノミークラスで189席を配置します。片道最低運賃は5,570円となっています。
春秋航空日本の親会社である春秋航空(中国)は上海から札幌、東京羽田、佐賀に就航しており、大阪関西発着路線は11に及びます。今回、中国人に人気の北海道の玄関口札幌と東京が結ばれたことで、札幌から入り春秋航空日本で東京に移動して東京から帰国するという日本観光ルートが春秋グループで完結します。
さらに、東京から大阪、佐賀を経由して帰国することで、北海道、東京、関西、九州など多彩な観光地を周遊することが可能となります。春秋グループの中核企業で中国最大の旅行会社である上海春秋国際旅行社がこのような周遊旅行商品を販売することで、中国人訪日観光客が更に増えることが期待されます。
一方、今回の春秋航空日本参入によって、東京-札幌線にはピーチアビエーション、ジェットスター、バニラエアを含む国内LCC4社すべてが就航したことになります。福岡線と並ぶドル箱ルートで今後、レガシーキャリアも交えた競合が激化するものと思われます。