掲載日:2016年8月20日
春秋航空日本が東京成田-大阪関西線を開設すると発表しました。就航日は2016年9月28日で1日1往復を運行します。基本となる運行スケジュールは成田→関西が12時00分発13時30分着で日曜日は10分の早発着、関西→成田は14時35分発16時00分発で木曜日は5分、日曜日は35分のそれぞれ早発着となります。
使用する機材はボーイング737-800型機で、座席はエコノミークラス189席を配置します。片道最低運賃は3,470円を予定しています。
大阪関西空港は春秋航空(中国)の海外初の拠点空港で、上海、西安、武漢など中国11都市との間に路線を開設済みです。また、春秋航空グループ全体で東京羽田、成田、茨城の各空港と上海、武漢、重慶との間に路線があります。
今回の東京成田-大阪関西線の開設は日本の国内線開設という側面以上に、春秋航空グループが発着する首都圏各空港と関西空港が結ばれるという意義が大きいです。これにより東京から入り大阪から帰国するという春秋航空で完結する周遊ルートが形成でき、中国人インバウンド客のさらなる獲得が期待されます。
なお、東京成田-大阪関西線には現在、ピーチアビエーションとジェットスターが就航しており、春秋航空日本で3社目となります。東京成田-札幌新千歳線ほどではないでしょうが、国内LCC3社による競合も激化するものと見込まれます。