中国青島市の地下鉄の乗り方や運賃、始発、終電時刻、路線図などについて紹介します。
青島地下鉄は3号線北区間のみが営業運転されています。地下鉄ができたら渋滞がなくなるとの触れ込みだったのですが、複数路線の建設工事を市内各地で開始したためかえって渋滞が激しくなり、なおかつ5年以上かけて開通したのは1路線の半分だけということで、多くの市民のひんしゅくを買っています。苦笑
下記が青島地下鉄の路線図です。青島北駅-双山間が開通済みで、双山-青島駅間が建設中です。
各路線の始発と終電の時間は以下の通りです。各路線とも両端の駅の発車時刻です。
3号線
青島北駅から主な駅への所要時間と運賃は以下の通りです。3号線南区間が開通すると青島駅までつながりますのでかなり便利になります。
青島北駅に入ってみます。青島に限ったことではなく中国の地下鉄は駅の入口をかなり立派に作っています。それだけまだ地下鉄が特別なものなのでしょう。
こちらは改札口です。青島北駅は青島市の新しいターミナル駅で多数の乗客が利用する見込みなのでしょう。スペースはかなり広く取られています。
空港と同じ手荷物の安全検査機です。青島地下鉄ではきっぷを買って改札機に向かう手前で手荷物検査があります。
横一列に並ぶ自動券売機できっぷを買います。
中国の自動券売機は日本に比べると巨大です。その代わり壁に埋め込みではなく、券売機単体で任意の場所に置くことができます。
券売機のタッチ式液晶画面で自分が降りる駅を選びます。
次の画面で必要な枚数を選択します。1枚だけ買う場合は選択する必要はありません。お金を入れるときっぷとお釣りが出てきます。
青島地下鉄のきっぷはクレジットカードサイズのプラスチック製です。行き先などは印刷されていません。
このカードタイプのきっぷを改札機の緑の丸の部分にタッチすると改札が開いて中に入ることができます。
ちなみに降りるときは改札機の四角い部分にきっぷを差し込みます。回収されたきっぷは繰り返しきっぷとして使われます。
青島地下鉄のホームはガラスの壁で線路の部分と隔てられています。このスタイルは中国全土の地下鉄のスタンダードタイプとなりつつあります。
天井には液晶モニタが取り付けられています。画面には次の列車が来るまでの時間などが表示され、右側はテレビでニュースなどが流れています。
車両の扉の部分はガラスのホームドアとなっています。中国の新規開業の地下鉄は最近ではほぼすべてホームドア対応になっています。
青島地下鉄の車内は日本の地下鉄と大きくは変わりません。シートはロングシートです。
座席はプラスチック製です。硬いしヒヤッとするのですが、掃除などメンテナンス面では非常に便利でしょう。
天井からはプラスチック製の吊革がぶら下がっています。
ドアの上には今どこを走っているかを示す電光掲示板があります。これも日本の地下鉄とよく似ています。
ドアの横には液晶モニタがあり、ニュースなどの番組がずっと放映されています。
日本の地下鉄と違う部分もあります。まず、縦方向のポールです。立っている乗客がつり革の代わりにこのポールを握ります。これは便利です。
車両の連結部分には扉がなくフル開放になっています。ドアを開け閉めしなくて良いですし、連結部分にも乗客が乗れるのでこれも非常に良いです。
つり革の上ですが吊り棚がありません。中国人だと下手に吊り棚があると忘れ物が続出するような気がします。
車両の天井に監視カメラが付いています。これは珍しいですね。置換でも監視するのでしょうか?