恐らく誰も必要としない情報だと思うのですが、兵馬俑博物館周辺のファストフード店があまりにも充実していたので紹介します。
兵馬俑博物館はアルファベットのPの字をイメージすると分かりやすいです。Pの縦棒の一番下で観光バスを降りると直進して途中で右に曲がり、ぐるっと兵馬俑を見てまわって縦棒の一番上からバスが待つ駐車場に下っていきます。
ファストフード店は右に曲がるところにKFCがある以外は、すべて左上から真ん中のエリアに集中しています。つまり、兵馬俑を見終わったあとにファストフード店を使ってもらおうという戦略です。
それではどんなファストフード店があるのか見ていきます。
まずはKFCです。ここが一番繁盛しています。バスに揺られて疲れた観光客が兵馬俑を見る前に一休みという需要を独占しているからだと思います。さすが中国ファストフード界の王者KFC。
次にマクドナルドです。兵馬俑を見終わって最初に出てきます。角にあって見つけにくいのもあるのでしょうが、あまり人は入っていません。
マクドナルドの斜向かいにあるのがサブウェイです。こちらはガラガラでした。サブウェイってサンドイッチのイメージが強すぎて、喫茶店的にコーヒーを飲んで一休みという需要をつかめないので昼食時以外はガラガラなのでしょう。
まさかハーゲンダッツがあるとは思ってもいませんでした。こちらもガラガラでしたが寒かったからでしょうね。夏場は混み合うと思います。逆に言うと、1年の半分はテナント代を捨ててるなと。
スターバックスです。スタバは中国でも強いです。しかも兵馬俑は欧米からの観光客が非常に多いですので。大繁盛と言うほどではないですがお客は入っていました。
最後はバーガーキングです。バーキンは中国では今ひとつ知名度が高くありません。マックとケンタが飛び抜けています。ここもあまりお客は入っていませんでした。
こんなレア情報でまとめもへったくれもないのですが。
兵馬俑博物館のファストフード店競争はKFCの圧勝、スターバックスが手堅く星を拾い、マクドナルドがギリギリボーダーライン、あとは惨敗という様相でした。
兵馬俑見学後の客だけでなく、見学前の客も取れる場所を押さえたこと、先に姿を見せることで、見終わったらケンタで食べようか?みたいに先に思わさせる。兎にも角にも場所取りの勝利だと思います。
しかし何よりもびっくりしたのが、これだけ多くのチェーンが集まってきていることです。マック、ケンタ、バーキンが揃い踏みしている観光地が日本にあるでしょうか?改めて中国の観光地のマーケットスケールを知らしめられました。