中国長春市の軌道交通、地下鉄、軽軌の乗り方や運賃、始発、終電時刻、路線図などについて紹介します。
長春軌道交通は1号線から10号線までが計画されています。現在運行されているのは3号線と4号線で、いずれも軽軌(ライトレール)と呼ばれる路面電車式のものです。
下記が長春軌道交通の路線図です。3号線、4号線とも長春駅から先への延伸計画があります。
各路線の始発と終電の時間は以下の通りです。各路線とも両端の駅の発車時刻です。
3号線
4号線
長春駅及び長春駅北から主な駅への所要時間と運賃は以下の通りです。
長春軌道交通4号線の長春駅北駅は国鉄長春駅北広場の地下にあります。現在建設中の地下鉄1号線の駅も同じ場所にできるようです。
こちらは有人のきっぷ売場です。中国の大都市ではきっぷ1枚買うのにも行列に並ばなければなりません。
ホームに入る前には荷物検査があります。小さなハンドバッグやスーパーのレジ袋も含めてすべて検査機に通します。
こちらは自動券売機です。まだ慣れていない人が多いのか、自動券売機よりも有人のきっぷ売場に人が集まる傾向があります。昔の日本みたいです。
自動券売機は液晶のタッチパネル式です。路線を選んで行き先の駅をタッチして指定します。
画面が変わりますのでお金を入れます。すると、きっぷとお釣りが出てきます。
長春軌道交通のきっぷはプラスチックのカード式です。降りる駅の自動改札機で回収して再利用します。上海の地下鉄などと同じシステムです。
こちらが自動改札機です。Suicaと同じように自動改札機にきっぷをタッチして通ります。
ホームに降りて列車を待ちます。地下の駅から路面電車に乗るのはなかなか新鮮な体験です。
こちらが長春軌道交通4号線の車内です。3号線も同じ車両です。ちょっと分かりにくいかもしれませんが、車両両端の連結部分が一段高くなっています。
そして低い部分にはロングシート、高い部分には対面式のクロスシートが配置されています。車内は非常にきれいです。
ただ、車内に上述の高低差があり、車両の半分がクロスシートですので、乗れる人数が限られています。駅の構造から車両の増結もできませんので、特に3号線のラッシュ時はかなり厳しい状況なのではないかと思います。
こちらは3号線の駅です。期間は標準軌です。
ホームの位置とドアの位置から分かれば良いのですが。路面電車ですのでホームは非常に低い位置にあります。50cmもありません。
跨線橋がない駅ではこのようにホームの端に向かい側に渡る通路が設けられています。まさに路面電車です。
4号線は新しい路線ですのですべて高架と地下ですが、かなり前に作られた3号線は道路との平面交差や踏切もあります。乗り鉄的にはけっこう楽しめる路線ではないでしょうか。