中国成都市の地下鉄の乗り方や運賃、始発、終電時刻、路線図などについて紹介します。
成都地下鉄は計13路線が計画されており、1号線から4号線までが営業運転されています。
下記が成都地下鉄の路線図です。
各路線の始発と終電の時間は以下の通りです。各路線とも両端の駅の発車時刻です。
1号線
2号線
3号線
4号線
成都北駅から主な駅への所要時間と運賃は以下の通りです。
中国の地下鉄の駅は入り口がムダに巨大なのですが、成都地下鉄は一部の駅を除いて写真のようなポールが立っているだけです。簡素で良いのですが見逃しがちです。
自動券売機です。写真は3号線の駅ですが、券売機も3号線のイメージカラーのピンクに塗装されています。
券売機の画面はタッチパネル式になっています。降りる駅のあたりをタッチすると画面が拡大表示されます。その中から降りる駅を探して選択します。
思わぬところが拡大されて目的の駅が表示されておらず、画面をスワイプしようとする乗客が続出していますが、画面を左右に動かすことはできません。キャンセルで元に戻りましょう。
改札機が並んでいます。こちらもピンクに塗装されています。
成都地下鉄のきっぷはクレジットカードサイズのプラスチック製のものです。これを丸の部分にタッチすると改札が開きます。
降りる時は丸の下の四角い部分にきっぷを差し入れます。きっぷは回収されて何度も再利用されます。
エスカレーターでホームに下ります。最近の中国の地下鉄はどれもこのタイプですね。線路の部分とはガラスの壁で仕切られ、上部には駅名などが表示されています。
次発と次々発の列車の到着時刻が表示されています。非常にシンプルな表示で上海地下鉄に爪の垢でも飲ませたいです。英語と中国語が交互に表示されます。
すべての駅にホームドアが設置されています。
車内は日本の地下鉄とそれほど大きな違いはありません。
成都の地下鉄は中国の他の都市の地下鉄と少し違います。単に地下鉄を導入するのではなく、他国(恐らく日本)をよく研究しています。負けられませんねぇ。
ドアの上の液晶モニタで路線図や次の駅などを表示しています。日本ではおなじみのものですが、中国でこれをやっている地下鉄は少ないです。
路線ごとにイメージカラーを決めるのはどの地下鉄でもやっていますが、色んな部分で色の統一を徹底しているケースはあまりありません。上の方でも述べましたが成都地下鉄はかなり徹底しています。
写真は3号線ですが、液晶モニタや改札機、ホームの駅名表示、さらにつり革の色までピンクで統一しています。下の写真は1号線ですが、つり革の色は1号線のイメージカラーのブルーです。
これは中国で初めてじゃないかな?下の写真は進行方向左側のドアの上の路線表示です。ちょっと見にくいのですが、左から2番目が火车北站、次が人民北路、2つ空けて天府广场です。
次に進行方向右側のドアの上です。右から2つ目に火车北站、次が人民北路、2つ空けて天府广场。この列車は天府广场方面に走っています。つまり、左右のドア上の路線表示の駅の並びと実際の列車の進行方向とを合わせているということです。
中国の地下鉄は進行方向左側でも右側でもドア上の路線図の駅の並びは同じです。なので、どちらか片方で路線図の並びと列車の進行方向が逆になっていました。成都地下鉄は日本のやり方に合わせてきました。この向上意欲、侮れません。