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成都地下鉄

中国成都市の地下鉄の乗り方や運賃、始発、終電時刻、路線図などについて紹介します。

成都地下鉄の概要

路線と路線図

成都地下鉄は計13路線が計画されており、1号線から4号線までが営業運転されています。

路線名
区間
距離
1号線
昇仙湖-広都
23.9km
2号線
犀浦-龍泉驛
42.4km
3号線
軍区総医院-太平園
20.0km
4号線
非遺博覧園-万年場
22.4km

下記が成都地下鉄の路線図です。

成都地下鉄 路線図

始発と終電

各路線の始発と終電の時間は以下の通りです。各路線とも両端の駅の発車時刻です。

1号線

駅名
始発
終電
昇仙湖
06:20
22:50
広都
06:20
22:50

2号線

駅名
始発
終電
犀浦
06:20
22:30
龍泉驛
06:10
22:30

3号線

駅名
始発
終電
軍区総医院
06:30
22:30
太平園
06:30
22:50

4号線

駅名
始発
終電
非遺博覧園
06:30
22:30
万年場
06:30
22:40

主な区間の運賃と所要時間

成都北駅から主な駅への所要時間と運賃は以下の通りです。

目的地
時間
運賃
昇仙湖
2分
2元
天府広場
8分
2元
省体育館
14分
3元
成都南駅
21分
3元
広都
43分
5元
人民公園
14分
2元
中医大省医院
14分
2元
茶店子客運駅
29分
3元
犀浦
44分
4元
春熙路
14分
2元
成都東駅
29分
3元
龍泉驛
54分
5元
軍区総医院
32分
4元
市二医院
14分
2元
太平園
27分
3元
清江西路
23分
3元
非遺博覧園
36分
4元
万年場
21分
3元

乗り方

きっぷを買う

中国の地下鉄の駅は入り口がムダに巨大なのですが、成都地下鉄は一部の駅を除いて写真のようなポールが立っているだけです。簡素で良いのですが見逃しがちです。

成都地下鉄 錦江賓館駅

自動券売機です。写真は3号線の駅ですが、券売機も3号線のイメージカラーのピンクに塗装されています。

成都地下鉄 券売機

券売機の画面はタッチパネル式になっています。降りる駅のあたりをタッチすると画面が拡大表示されます。その中から降りる駅を探して選択します。

成都地下鉄 券売機

思わぬところが拡大されて目的の駅が表示されておらず、画面をスワイプしようとする乗客が続出していますが、画面を左右に動かすことはできません。キャンセルで元に戻りましょう。

成都地下鉄 券売機

改札を通過する

改札機が並んでいます。こちらもピンクに塗装されています。

成都地下鉄 改札機

成都地下鉄のきっぷはクレジットカードサイズのプラスチック製のものです。これを丸の部分にタッチすると改札が開きます。

成都地下鉄 改札機

降りる時は丸の下の四角い部分にきっぷを差し入れます。きっぷは回収されて何度も再利用されます。

成都地下鉄 改札機

列車に乗る

エスカレーターでホームに下ります。最近の中国の地下鉄はどれもこのタイプですね。線路の部分とはガラスの壁で仕切られ、上部には駅名などが表示されています。

成都地下鉄 ホーム

次発と次々発の列車の到着時刻が表示されています。非常にシンプルな表示で上海地下鉄に爪の垢でも飲ませたいです。英語と中国語が交互に表示されます。

成都地下鉄 ホーム

すべての駅にホームドアが設置されています。

成都地下鉄 ホーム

車内は日本の地下鉄とそれほど大きな違いはありません。

成都地下鉄 車内

成都地下鉄のスゴイところ

成都の地下鉄は中国の他の都市の地下鉄と少し違います。単に地下鉄を導入するのではなく、他国(恐らく日本)をよく研究しています。負けられませんねぇ。

車内の液晶表示

ドアの上の液晶モニタで路線図や次の駅などを表示しています。日本ではおなじみのものですが、中国でこれをやっている地下鉄は少ないです。

成都地下鉄 液晶モニタ

イメージカラーの統一

路線ごとにイメージカラーを決めるのはどの地下鉄でもやっていますが、色んな部分で色の統一を徹底しているケースはあまりありません。上の方でも述べましたが成都地下鉄はかなり徹底しています。

成都地下鉄 つり革

写真は3号線ですが、液晶モニタや改札機、ホームの駅名表示、さらにつり革の色までピンクで統一しています。下の写真は1号線ですが、つり革の色は1号線のイメージカラーのブルーです。

成都地下鉄 つり革

路線表示の方向

これは中国で初めてじゃないかな?下の写真は進行方向左側のドアの上の路線表示です。ちょっと見にくいのですが、左から2番目が火车北站、次が人民北路、2つ空けて天府广场です。

成都地下鉄 路線表示

次に進行方向右側のドアの上です。右から2つ目に火车北站、次が人民北路、2つ空けて天府广场。この列車は天府广场方面に走っています。つまり、左右のドア上の路線表示の駅の並びと実際の列車の進行方向とを合わせているということです。

成都地下鉄 路線表示

中国の地下鉄は進行方向左側でも右側でもドア上の路線図の駅の並びは同じです。なので、どちらか片方で路線図の並びと列車の進行方向が逆になっていました。成都地下鉄は日本のやり方に合わせてきました。この向上意欲、侮れません。

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