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不動産投資型クラウドファンディングの仕組みや特長とリスク

左野くん
左野くん

不動産投資型クラウドファンディングって何?

右田さん
右田さん

興味はあるけど、投資して大丈夫か心配…

という方に、不動産投資型クラウドファンディングで1千万円以上を投資してきた現役投資家が、やさしく分かりやすく説明します。

この記事を読めば次のことが分かります。

  • 不動産クラファンの仕組みと流れ
  • メリット・デメリットとリスク
  • おすすめの不動産クラファン業者

初心者の方を対象に書いていますので、まったく知らないという方も安心して読んで下さい。

タロウさん
タロウさん

それではさっそくスタートです!

この記事の著者
投資家・ブロガー
タロウ

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファディング専門の投資家です。
2018年にソシャレン・クラファン投資を始め、これまで400件を超える案件に2億円以上を投資し損失ゼロ。
安全性を最重視した投資情報を発信しています。

不動産投資型クラウドファンディングの概要

まず最初に、不動産投資型クラウドファンディング(以下、不動産クラファン)の概要を説明します。

不動産投資型クラウドファンディングとは?

不動産クラファンは次のような投資です。

  1. インターネットを使って
  2. 手軽に
  3. 少額で
  4. 不動産に投資する
タロウさん
タロウさん

不動産クラファンはインターネットを使った手軽な少額の不動産投資です!

個人での不動産投資は難しい

個人が不動産に投資するのは簡単ではありません。

次のような問題があるからです。

  • 不動産を買うには大金が必要
  • 良い物件を探すのが大変
  • 不動産登記など手続きに手間がかかる
  • 入居者探しや家賃の徴収が面倒
  • 売却するのも大変
左野くん
左野くん

そもそも、不動産を買えるような大金、持ってないよ!

右田さん
右田さん

良い物件を探したり、毎月の家賃を集めたり、たしかに普通の社会人には難しいよね。

不動産投資型クラウドファンディングで手軽に不動産投資

不動産投資を難しくしている2つの問題、

  • 大金が必要
  • 手間がかかる

これらをインターネットを使って解決するのが不動産クラファンです。

不動産クラファンを使えば僕たちのような庶民でも、少額で手軽に不動産投資ができます。

タロウさん
タロウさん

スマホを使って1万円から投資できます!

不動産投資型クラウドファンディングの仕組みと流れ

それでは、不動産クラファンがどのように行われるのか、仕組みと流れを説明します。

タロウさん
タロウさん

ここからは徹底的にやさしく丁寧に説明します!

不動産投資型クラウドファンディングの仕組み

不動産クラファンの仕組みの説明

不動産クラファンは次のような仕組みで行われる投資です。

  1. クラファン業者が良いマンションを探してくる
  2. 投資家に出資を呼びかける
  3. 投資家が少額ずつお金を出す
  4. 集まったお金でクラファン業者がマンションを買う
  5. 入居者を募集して家賃収益を得る
  6. 最終的にマンションを売却して売却益を得る
  7. 家賃収益と売却益からクラファン業者が手数料を取る
  8. 残った収益を投資家に分配する
  9. 投資したお金を投資家に返済する
左野くん
左野くん

みんなで共同大家さんになるって感じ?

右田さん
右田さん

そして、入居者探しとかはクラファン業者に代行してもらうみたいな?

タロウさん
タロウさん

そうそう、その通りです!

不動産クラファンのポイント

上述したように不動産投資には2つの大きな問題があります。

  • 大金が必要 → 個人では難しい
  • 手間がかかる → 忙しい人には無理

この2つの問題を、次のように解決する。

  • 個人では無理なので、みんなで少しずつお金を出し合う
  • 手間がかかる面倒な作業はクラファン業者にやってもらう

これが不動産クラファンです。

左野くん
左野くん

これならばお金がない忙しい社会人でも不動産に投資できるね。

不動産投資型クラウドファンディングの流れ

まだイメージがイマイチつかめないと思います。

そこで、もう少し現実に落とし込んで不動産クラファンの流れを見てみましょう。

現実的な投資の流れ

数字を入れて現実的な流れを見てみます。

  1. クラファン業者が良いマンションを探してくる
  2. 投資家に次の条件で出資を募集する
    • 募集総額:3,000万円
    • 利回り:5%
    • 運用期間:12カ月
  3. 山田さんが10万円、杉山さんが5万円、森野くんが2万円など、投資家が少額ずつ出資する
  4. 集まった3,000万円でクラファン業者がマンションを買う
  5. 入居者を募集し月10万円で貸す
  6. 12ヶ月後にマンションを3,200万円で売却する
  7. 家賃収益120万円と売却益200万円が発生
  8. クラファン業者が手数料を取る
  9. 残った収益を投資家に分配
  10. 投資したお金を投資家に返済

これが不動産クラファンの流れです。

投資家が得る収益

投資家が得る収益も見ておきましょう。

さきほどの例では利回りが5%でしたので、各投資家の収益は次のようになります。

出資者 出資額 収益
山田さん 10万円 5,000円
杉山さん 5万円 2,500円
森野くん 2万円 1,000円
右田さん
右田さん

正直、大儲けって感じではないよね。

タロウさん
タロウさん

そうです。不動産クラファンは一発大儲けは狙わず、地道にコツコツ利益を積み上げるアリさんタイプの投資です!

不動産投資型クラウドファンディングの具体例

さらに理解を深めるため、不動産クラファン業者で実際に募集された具体例を紹介します。

案件の詳細

こちらは不動産クラファン最大手のCREALで募集された案件です。

募集総額 2,586万円
利回り 4.0%
運用期間 12カ月
物件名 ビバリーホームズ戸越公園Ⅱ
所在地 東京都品川区二葉3-3-9
最寄り駅 横須賀線 西大井駅 徒歩5分

ビバリーホームズ戸越公園Ⅱというワンルームマンションの1室に投資する案件です。

左野くん
左野くん

物件名や所在地も公開されるの?!

タロウさん
タロウさん

公開される情報量が多いのが不動産クラファンの特長です!

具体的な投資の流れ

この案件に投資した場合の投資の流れを見てみましょう。

  1. CREALが次の条件で出資を募集する
    • 募集総額:2,586万円
    • 利回り:4%
    • 運用期間:12カ月
  2. 山田さんが10万円、杉山さんが5万円、森野くんが2万円など、投資家が少額ずつ出資する
  3. 集まったお金でCREALがビバリーホームズを買う
  4. 入居者を募集し家賃を得る
  5. 12ヶ月後にビバリーホームズを売却する
  6. 家賃収益と売却益が発生
  7. CREALが手数料を取る
  8. 残った収益を投資家に分配
  9. 投資したお金を投資家に返済

投資家が得る収益

利回りが4%ですので、投資家の収益は次のようになります。

出資者 出資額 収益
山田さん 10万円 4,000円
杉山さん 5万円 2,000円
森野くん 2万円 800円

あなたが山田さんならば、12ヶ月後に10万4,000円を受け取るイメージです。

不動産クラファンの仕組みと流れ、理解できましたでしょうか?

右田さん
右田さん

バッチリ分かった。知らない人に説明できるよ!笑

不動産投資型クラウドファンディングの仕組みと流れのまとめ

復習のため、不動産クラファンの仕組みと流れをまとめます。

  1. 個人の不動産投資は難しい
    • 大金が必要
    • 手間がかかる
  2. 不動産クラファンのポイント
    • みんなで少額ずつお金を出し合う
    • 面倒な作業はクラファン業者が代行
  3. 不動産クラファンの流れ
    1. 投資家が出資
    2. クラファン業者がマンションを取得
    3. 入居者から家賃収益
    4. マンションを売却→売却益
    5. 収益を投資家に分配+元本返済
タロウさん
タロウさん

以上、不動産クラファンの仕組みと流れの説明でした!

不動産投資型クラウドファンディングのメリット

次に不動産クラファンのメリットを見ていきます。

1.法律に基づく事業なので安心

不動産クラファンは不動産特定共同事業法という法律に基づいて行われる事業です。

監督官庁は国土交通省で、事業を行うには国土交通大臣または都道府県知事の許可が必要です。

ですので、不動産クラファン自体は怪しい詐欺商法ではありません。

2.少額で不動産に投資できる

ほぼすべてのクラファン業者で最低投資額は1万円です。

現物不動産とは違い少額から投資できます。

左野くん
左野くん

貧乏な僕にピッタリ!

3.手間いらずで不動産に投資できる

不動産クラファンはとにかく手間いらずです。

面倒な作業はクラファン業者が代行

不動産投資では次のような作業が発生します。

  • 物件探し
  • 不動産登記などの手続き
  • 入居者探し
  • 家賃徴収などの管理業務
  • 売却作業
  • etc.

不動産クラファンではこれらの面倒な作業を、クラファン業者がすべて代行してくれます。

手続きはインターネットで完了

また、クラファン業者への会員登録から投資の申し込みまで、手続きはすべてインターネットで完了します。

パソコンだけでなくスマホでもでき、電話や書類のやり取りは一切ありません。

右田さん
右田さん

手間いらずなのは仕事がある人や子育て中の人にもありがたいよね。

4.値動きがないので簡単安心

値動きをチェックしなくて良い

不動産クラファンは株やFXのような値動きがありません。

ですので、株価や為替をチェックしたり、売り買いのタイミングを考えたりする必要はゼロです。

投資したら運用期間が終わるまで、途中でやる作業は一切ありません。

不動産クラファンは手間いらずで簡単です。

左野くん
左野くん

本当に途中の作業はゼロなの?

タロウさん
タロウさん

投資する案件を選んでお金を振り込んだら、運用期間が終わってお金が戻ってくるまで作業はゼロです!

投資時点で収益が確定

また、不動産クラファンでは最初に利回りが提示されます。

例えば次のような場合、分配金は5千円で確定です。

  • 利回り:5%
  • 運用期間:1年
  • 投資額:10万円
  • → 分配金=10万円×5%=5千円

日々の値動きで収益が毎日変わる株やFXと違い、一喜一憂せず安心できる投資です。

タロウさん
タロウさん

あとで説明しますが、空室などが発生した場合は収益が下がります。

5.情報量が多いので投資判断をしやすい

不動産クラファンは情報量が多い

不動産クラファンでは投資する不動産について公開される情報が非常に多いです。

例えば次のような情報が公開されます。

  • 所在地、物件名、最寄駅
  • 築年数、建物構造、専有面積
  • 区域区分、用途地域
  • 建ぺい率、容積率
  • 家賃、管理費、修繕積立金
  • 設備、共用設備
  • 入居状況、稼働率
  • 物件取得価格、諸税
  • etc.

公開される情報が多いため、投資して大丈夫か判断しやすいです。

右田さん
右田さん

融資対象の会社名さえ分からないソーシャルレンディングとは全然違うね。

不動産クラファンの人気が急上昇中

ソーシャルレンディングは情報の透明性が低く、それが原因で投資家の被害が続出しました。

このため、透明性が高い不動産クラファンの人気が急上昇中で、ソーシャルレンディングから不動産クラファンへ乗り換える投資家も増えています。

タロウさん
タロウさん

僕も不動産クラファンへの投資比率が高まっています!

6.投資家保護の仕組みがあるので安全性が高まる

不動産クラファンには投資家保護の仕組みが用意されています。

セイムボート出資方式

上の方で「買ったマンションの売却はクラファン業者が代行する」と書きました。

買ったときよりも高く売って売却益を出す仕組みです。

でももし、売却交渉が難航してクラファン業者の担当者が、

えーい、もういいや。2,500万円で売っちゃえ~!投資家のお金だからこっちは損しないしw

なんてことをすると、投資家が損しちゃいますよね?

左野くん
左野くん

3,000千万円出したのに2,500万円しか戻ってこなかったら500万円の損だよ!

そこで、不動産クラファンでは投資家と一緒にクラファン業者も出資します

例えば、次のように出し合って合計3千万円でマンションを購入します。

出資者 出資額
投資家合計 2,400万円
クラファン業者 600万円
合計 3,000万円

こうすれば、安く売るとクラファン業者も損をするので、もういいや!とはできませんよね?

このように投資家と業者が一緒に資金を出し合う出資の仕方を、セイムボート出資方式といいます。

不動産クラファンはセイムボート出資方式を採用しているので、投資家の安全性が高まります。

タロウさん
タロウさん

クラファン業者も損をしないように少しでも高く売ろうと頑張るので、安全性が高まるってことです!

優先劣後出資方式

ただ、クラファン業者が頑張っても2,500万円でしか売れないこともあります。

この場合、売却で得た2,500万円はまず投資家のお金の返済にあて、残った分がクラファン業者に返済されます。

出資者 出資額 返済額
投資家合計 2,400万円 2,400万円
クラファン業者 600万円 100万円
合計 3,000万円 2,500万円

このように、投資家分の返済が優先され、クラファン業者分の返済が後回しに(劣後)される出資の仕方を、優先劣後出資方式といいます。

不動産クラファンは優先劣後出資方式を採用しているので、マンションが安くでしか売れなかった場合の投資家の安全性が高まります。

右田さん
右田さん

いざというときはクラファン業者が損をかぶってくれるってことね。

劣後出資比率

ついでに劣後出資比率について簡単に説明します。

出資総額に対する劣後出資の比率を劣後出資比率といいます。

さきほどの例では、劣後出資比率は20%です。

出資者 出資額 出資比率
投資家(優先出資) 2,400万円 80%
クラファン業者(劣後出資) 600万円 20%
合計 3,000万円

詳しい説明は省きますが、劣後出資比率が高くなるほどクラファン業者がかぶってくれる損の金額が増えるため、投資家の安全性が高まります。

左野くん
左野くん

劣後出資比率の数字が大きくなればなるほど、投資家が安全になるってことだね。

不動産クラファンのメリットのまとめ

不動産クラファンのメリットをまとめます。

  1. 法律に基づく事業
    • 不動産特定共同事業法
    • 国土交通省が管轄
  2. 少額で不動産投資
    • 1万円からOK
  3. 手間いらず
    • 面倒な作業はクラファン業者が代行
    • 手続きはネットで完了
  4. 株のような値動きがない
    • 値動きチェックが不要
    • 最初に収益が確定
  5. 情報量が多い
    • 投資判断をしやすい
  6. 投資家保護の仕組み
    • セイムボート出資方式
    • 優先劣後出資方式
    • 劣後出資比率が高いほど安全
タロウさん
タロウさん

ここまで、不動産クラファンのメリットでした!

不動産投資型クラウドファンディングのデメリットとリスク

次は不動産クラファンのデメリットとリスクです。

1.収益は保証されない

上述した通り収益は最初に確定しますが、その金額で受け取れることは保証されません。

クラファン業者は家賃がどれくらい入るか、マンションがいくらで売れるかの計画を立てて、投資家に利回りを提示します。

しかし、空室が続いて家賃が入らなかったり、思っていたほど高く売れなかったり、計画通りにいかない場合もあります。

このような場合、当初の予定よりも投資家の収益が減ったり、ゼロになる可能性があります。

右田さん
右田さん

絶対に5%払いますって約束されているわけじゃないってことね。

2.元本は保証されない

また、元本も保証されません。

例えば、投資家とクラファン業者で合わせて3,000万円で買ったマンションが、2,000万円でしか売れなかったとします。

この場合、優先劣後出資方式ですので、2,000万円はまず投資家に返済されます。

しかし、出資した金額には届かず、投資家が400万円の損失を受けることになります。

出資者 出資額 返済額 損失
投資家合計 2,400万円 2,000万円 ▲400万円
クラファン業者 600万円 0円 ▲600万円
合計 3,000万円 2,000万円 ▲1,000万円

また、例えば地震でマンションが倒壊した場合、売却できないので出資したお金は1円も戻ってきません。

左野くん
左野くん

全損ってこと…

その通りです。

不動産クラファンは投資ですのでリスクがあります。

  • 元本は保証されない
  • 損をする場合がある
  • 全損の可能性もある

ノーリスクの美味しい儲け話ではありません

タロウさん
タロウさん

大切なことなので、しっかり理解して下さい!

3.担保がない

また、不動産クラファンにはソーシャルレンディングのような担保はありません。

出資者 出資額 返済額 損失
投資家合計 2,400万円 2,000万円 ▲400万円
クラファン業者 600万円 0円 ▲600万円
合計 3,000万円 2,000万円 ▲1,000万円

ですので、担保の土地を売却して損失の400万円を穴埋めするといったことはできません。

銀行の預金保険制度のような安全装置もありません。

右田さん
右田さん

損失が出たら逃げ道はないってことか…

タロウさん
タロウさん

現物の不動産投資と同じなので、損失はモロに被ることになります!

4.雑所得で総合課税なので税金面で不利

一般の不動産投資の場合、売却で得た利益は譲渡所得に分類され、税率は20%または39%です。

売却までの所有期間 所得税 住民税
5年以内 30% 9%
5年超 15% 5%

これに対し、不動産クラファンで得た利益は雑所得に分類され、給与などと合わせて総合課税方式で税率が決まります。

課税所得額 所得税 住民税
195万円以下 5% 10%
195万円超~330万円以下 10% 10%
330万円超~695万円以下 20% 10%
695万円超~900万円以下 23% 10%
900万円超~1,800万円以下 33% 10%
1,800万円超~4,000万円以下 40% 10%
4,000万円超 45% 10%

このため高所得者の場合、一般の不動産投資に比べて税金面で不利になります。

左野くん
左野くん

つまり、僕は不利にならないってことだね。笑

不動産投資型クラウドファンディングのデメリットとリスクのまとめ

不動産投資型クラウドファンディングのデメリットとリスクをまとめます。

  1. 利益は保証されない
  2. 元本も保証されない
    • 全損の可能性も
  3. 担保がない
    • 損失が出た場合の逃げ道がない
  4. 高所得者は税金で不利
タロウさん
タロウさん

以上、不動産クラファンのデメリットとリスクでした!

おすすめの不動産投資型クラウドファンディング業者

不動産クラファンについて、一通り分かったかと思います。

ここで初心者にオススメの不動産クラファン業者を紹介します。

ジョイントアルファ

投資対象物件 区分マンション
利回り 3~5%
運用期間 6~12ヶ月
劣後出資比率 30%

ジョイントアルファを運営する穴吹興産は東証一部上場企業です。

しかも、劣後出資比率は業界最高の30%!

東証一部+劣後出資比率30%の安心感、信頼感から、大人気の業者となっています。

募集と同時に応募が殺到する競争率の高さで、僕はまだ一度も投資できていません。

安全重視ならばジョイントアルファがダントツのイチオシです。

★公式サイト:ジョイントアルファ

【最新】ジョイントアルファの評判・口コミとリスク・デメリット
【2024年3月6日更新】累計投資額1億9千万円の現役投資家が、ジョイントアルファ(Jointo α)の概要、デメリットとリスク、評判と口コミ、注意点と対策などを解説。僕の投資実績も公開します。

CREAL

CREALのサイトの画像

投資対象物件 区分マンション
ホテル
保育所
専門学校他
利回り 3~5%
運用期間 4~24ヶ月
劣後出資比率 10~20%

CREALは不動産クラファン最大手で一番の人気を誇る業者です。

運営会社は不動産の運用管理を本業とする不動産会社で、運用資産は300億円を超えます。

不動産のプロが運営する不動産クラファンということで、高い人気を集めています。

投資対象物件の種類が多く分散投資がしやすいこと、募集額が数億円で確実に投資できる大型案件があることも人気の理由です。

不動産クラファンをやるのならば、CREALは外せません。

★公式サイト:CREAL

【最新】CREALの評判・口コミとデメリット・リスク
【2024年3月6日更新】累計投資額1億9千万円の現役投資家が、CREAL(クリアル)の概要、デメリットとリスク、評判と口コミ、他の業者との比較、注意点と対策などを解説。CREALでの僕の投資実績も公開します。

FANTAS funding

投資対象物件 中古空き家
区分マンション
利回り 3~8%
運用期間 3~12ヶ月
劣後出資比率 20%

FANTAS fundingはCREALと並ぶ人気業者です。

個人的にはFANTAS fundingがイチオシです。

理由は一度に複数の案件を募集するため投資家の応募先が分散し、競争率が下がって投資しやすいからです。

僕はほぼ毎回2~3つの案件に投資できています。

この記事を書いている時点で投資残高は350万円、今まで累計で1千万円近く投資しています。

★公式サイト:FANTAS funding

【最新】FANTAS fundingの評判・口コミとデメリット・リスク
【2024年4月6日更新】FANTAS fundingで1千万円以上を投資してきた現役投資家がホンネで解説します!FANTAS fundingの評判、口コミ、特長、デメリット、リスク、投資の際の注意点と対策も!
タロウさん
タロウさん

不動産クラファンをやるなら、この3社は会員登録しておいた方が良いです。登録は無料ですし!

この他におすすめの業者はこちらの記事で紹介しています。

【2024年4月更新】不動産クラウドファンディングおすすめ9社
【2024年4月1日更新】「どの業者が良いか分からない!」という方へ。累計投資額2億円の現役投資家が信頼性、安全性などを5段階で評価しオススメの不動産投資型クラウドファンディング(不動産クラファン)を紹介します。

不動産投資型クラウドファンディングのまとめ

長くなりましたので、最後に要点をまとめます。

  1. 不動産クラファンとは?
    • 1万円からできる不動産投資
    • 手軽で手間いらず
  2. 不動産クラファンの流れ
    1. 投資家が少額で出資
    2. クラファン業者が不動産を取得
    3. 月々の家賃収益
    4. 最後に売却して売却益
    5. 収益を投資家に分配+元本返済
  3. 不動産クラファンのメリット
    • 法律に基づく事業
    • 少額で不動産投資
    • 手間いらず
    • 値動きがない
    • 情報量が多い
    • 投資家保護の仕組み
  4. 不動産クラファンのデメリットとリスク
    • 利益保証なし
    • 元本保証なし
    • 担保なし
    • 税金で不利
  5. おすすめのクラファン業者

手軽に少額で不動産投資。

情報の透明性が高く、ソーシャルレンディングよりも人気が上がっています。

不動産クラファンでの投資、検討してみてはいかがでしょうか?

以上、不動産クラファンの説明でした。

タロウさん
タロウさん

みなさんの参考になればうれしいです!

コメント

上場企業系

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディングで「上場企業系」とは、運営会社やその親会社が上場企業であることを指します。

上場企業は信用力が高いことから、上場企業系の業者が運営するソシャレン、不動産クラファンは信頼性、安全性が高いと考える投資家が多いです。

ただし、「上場企業系=100%安全」とは限らないので注意が必要です。

貸付金利

ソーシャルレンディングでは投資家から集めたお金を企業などに貸し、得られた利益を投資家に分配します。

例えば、企業に7%で貸し、ソシャレン業者が利益を2%取り、5%を投資家に分配します。

ソーシャルレンディングの貸付金利の説明図

企業に貸す際の金利(上図の7%)が貸付金利です。

上場企業系

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディングで「上場企業系」とは、運営会社やその親会社が上場企業であることを指します。

上場企業は信用力が高いことから、上場企業系の業者が運営するソシャレン、不動産クラファンは信頼性、安全性が高いと考える投資家が多いです。

ただし、「上場企業系=100%安全」とは限らないので注意が必要です。

運用と運用期間

不動産クラウドファンディングにおいて運用とは、投資家から集めた資金で取得した不動産を、賃貸したり売却したりすることで利益を生み出すことをいいます。

運用を行う期間は案件ごとにあらかじめ決められており、これを運用期間といいます。

マスターリース契約

不動産クラウドファンディングでは投資家の資金で不動産クラファン業者が物件を取得し、入居者から家賃を得ます。

しかし、入居者が見つからなければ家賃が入らず、投資家が分配金を得られなくなります。

そこで、不動産クラファン業者が不動産業者と次のような契約を結びます。

  1. 不動産クラファン業者が不動産業者に部屋を貸す
  2. 不動産業者が入居者に部屋を貸す
  3. 入居者が見つからなくても不動産業者は毎月の家賃を不動産クラファン業者に払う

マスターリース

これがマスターリース契約です。

マスターリース契約により投資家は入居者が見つからないリスクから隔離され、投資の安全性が向上します。

部分当選

ソーシャルレンディングと不動産クラウドファンディングの募集には、早い者勝ちの先着方式の他に、応募した人の中から投資できる人を抽選で決める抽選方式があります。

抽選方式では、50万円で応募して当選したら50万円投資できるのが基本です。

しかし、50万円の内、30万円分だけ当選する(=30万円だけ投資できる)こともあります。

これが部分当選です。

当選者の最後の1人が残額を割り当てられて部分当選になる場合の他、多くの人を当選にするために業者が全員を部分当選にする場合などがあります。

借り手企業

ソーシャルレンディングでは投資家から集めたお金を、ソシャレン業者が企業に貸します。

ソーシャルレンディングの仕組み

案件の募集で集められた投資家のお金を借りるのが借り手企業です。

借り手企業が倒産したり返済不能になると、投資家のお金が戻ってこない場合があります。

ソーシャルレンディングのリスク

ですので、ちゃんと返済できるのか?ソーシャルレンディングでは借り手企業の見極めが非常に重要です。

満室賃料

満室賃料とは、その物件が満室の場合に得られる想定賃料のことです。

全4室の1棟アパートで、各部屋の賃料が以下の場合、

  • 101号室:4.5万円
  • 102号室:4.5万円
  • 201号室:5.5万円
  • 202号室:5.5万円

満室賃料は月間20万円、年間240万円です。

空室リスク

空室リスクとは投資対象物件に入居者がつかず、空室で家賃収入を得られなくなるリスクです。

匿名組合型と任意組合型

不動産クラウドファンディングを含む不動産特定共同事業は、主に匿名組合型と任意組合型に分かれます。

主な違いは一般に下表の通りです。

匿名組合型 タイプ 任意組合型
匿名組合契約 契約 任意組合契約
なし 物件の所有権 あり
少なめ 最低出資額 多め
短め 運用期間 長め
有限責任 責任 無限責任
雑所得 所得区分 不動産所得

物件が倒壊して隣接する建物に被害が及んだ場合、任意組合型では出資額を超えて賠償責任が発生します。

匿名組合型の場合は責任範囲は出資額が上限であり、最悪でも全損で済みます。

任意組合型は所得区分が不動産所得で有利なため、相続など節税対策に使われることが多いです。

不動産クラファンではほとんどの案件が匿名組合型です。

不動産特定共同事業

不動産特定共同事業は次のような事業です。

  1. 複数の投資家から出資を受け
  2. 集まった資金で不動産を取得、運用し
  3. 得られた利益を投資家に分配する

多くの場合、1億円の1棟マンションを100口の持ち分に分割し、1口100万円で販売するといった、不動産小口化商品の形を取ります。

不動産特定共同事業のうち、募集などをインターネットを使って行うのが不動産クラウドファンディングです。

不動産小口化商品

不動産小口化商品は不動産を小口の持分に分割して販売する不動産投資商品です。

例えば、1億円の1棟マンションを1口100万円の持分100口に分割し、1口単位で販売します。

仮にこのマンションで1,000万円の利益が出た場合、1口投資した人は10万円、5口投資した人は50万円を得るイメージです。

不動産クラファンの場合、持分には利益の分配を受ける権利が含まれますが、物件の所有権は含まれません。

 

デポジット口座

デポジット口座とは業者内で投資家ごとに設置されるお財布のようなものです。

デポジット口座方式の業者では、投資家は事前に銀行から業者にお金を振り込み、そのお金は業者内のデポジット口座で保管されます。

デポジット口座

そして、デポジット口座のお金で案件に投資します。

また、分配金や償還された元本はデポジット口座で保管され、投資家が必要なときに出金申請し、自分の銀行口座に引き出します。

デポジット口座

 

売却リスク

不動産において、物件が予定通りの価格で売却できない、もしくは、売却そのものができない可能性を売却リスクといいます。

売却リスクが現実化すると、投資家には次のような不利益が生じる場合があります。

  • 分配金が予定額を下回る
  • 分配を受けられない
  • 元本の一部が戻ってこない
  • 元本のすべてが戻ってこない

流動性

不動産において、売買のしやすさや、現金化のしやすさを流動性といいます。

都心の一等地など需要が高く売りやすい物件は「流動性が高い」、逆に農村の空き家など需要が低く売りにくい物件は「流動性が低い」です。

譲渡

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディングで自分の出資持分(利益の分配や元本の償還を受ける権利)を、第三者に譲り渡すことを譲渡といいます。

例えば、〇〇FUNDINGで10万円投資し、それを第三者(〇〇FUNDINGを含む)に10万円(もしくはそれ以外の金額)で買い取ってもらうイメージです。

入金と出金

投資するお金をソシャレン、クラファン業者の銀行口座に振り込むことを入金といいます。

運用が終わったお金が業者から投資家の銀行口座に振り込まれることを出金といいます。

元本

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで、投資家が出資(投資)したお金のことを元本といいます。

リフォームとリノベーション

リフォーム、リノベーションともに、住宅の改修や改築を指します。

両者の違いはリフォームは「元の状態に戻す」ことであり、例えば壁の張替えや外壁の塗替えはリフォームです。

対して、リノベーションはリフォームよりも大がかりな改修、改築を行うことで「住宅の機能や価値を高める」ことを指します。

例えば、床暖房の新設や、壁を撤去して広々としたLDKへの間取りの変更はリノベーションです。

リフォームが老朽化で800万円に下がった物件の価値を元の1,000万円に戻すのに対し、リノベーションでは機能を付加して1,200万円に高めるイメージです。

分配と分配金

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで、運用で得られた利益を投資家に支払うことを分配といいます。

また、支払われる利益を分配金と呼びます。

案件

ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで、募集される1つ1つの投資商品のことを案件と呼びます。

この用語は次のように使われます。

  • 〇〇業者から新しい案件が出た
  • 今度の案件は利回りが高い
  • 先週は△△案件に10万円投資した
  • □□業者は先月は3案件募集があった
  • ◇◇案件に応募したが抽選で落選した

すいません、上手く説明できなくて。

区分マンション

マンションを部屋単位で購入し投資する場合、「区分マンションに投資する」といった表現をします。

対して、1棟単位で購入、投資する場合は「1棟マンションに投資する」といいます。

独立した部屋1つ1つが区分マンションであり、面積や間取りを問いません。

ワンルームでも4LDKでも区分マンションです。

大島てる

大島てるは全国の事故物件情報を掲載するウェブサイト、及び、そのサイトを運営する会社の名称です。

先着方式と抽選方式

ソーシャルレンディングと不動産クラウドファンディングの募集方式は2つあります。

一つは募集開始と同時によ~いどんで早い者勝ちで投資できる人が決まる先着方式です。

もう一つは募集期間中に応募した人の中から抽選で投資できる人を決める抽選方式です。

成立前書面

成立前書面(契約成立前書面、契約締結前交付書面)は、ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングで案件に応募する前に確認する書類です。

確認することで応募できるようになります。

成立前書面の確認画面

案件の詳細情報や契約内容などが書かれており、契約書に相当するものだと考えてください。

多くの業者で募集開始前から確認が可能です。

サイトに書かれていない情報も多いので、事前に必ず確認することを強くおすすめします。

モニタリング

ソーシャルレンディングにおいてモニタリングとは、借り手が融資契約を守れるか、ソシャレン業者が監視することをいいます。

業者によって異なりますが具体的な作業としては、定期的な借り手企業の訪問、経営者などへのヒアリング、財務書類のチェックなどがあります。

定期的にモニタリングを行うことで借り手の異常などを早期に察知し、貸し倒れを防ぐことができます。

このため、業者のモニタリングの実施とその精度は投資家にとって重要です。

あと入金と事前入金

投資するお金を業者に入金する方法は2つあります。

一つは先着や抽選の結果、投資できることが決まってから業者の口座に振り込むあと入金方式です。

もう一つは募集開始前に業者のデポジット口座への入金が必要な事前入金方式です。

デポジット口座

デポジット口座のお金は応募した案件への出資に充当されます。

ただし、抽選に落選などで投資できなくなると、入金したお金がデポジット口座で寝ることになります。

さらに、このお金を自分の口座に出金する際の振込手数料が投資家負担の業者もあります。

投資家にとってはあと入金の方が有利です。

 

早期償還

ソーシャルレンディングで借り手が予定より早く返済したり、不動産クラウドファンディングで物件が予定より早く売れることがあります。

そういった理由で案件の運用が予定より短い期間で終わり、業者が元本を予定より早く投資家に返すことを早期償還といいます。

例えば、運用期間12カ月の予定が6カ月で早期償還になると、受け取る分配金は基本的に半分になります。

ネガティブに捉えられがちですが、業者が確実に返済できる借り手、売れる物件を選んで案件を組成した証でもあります。

分配原資

分配原資とは分配金の出どころのことです。

例えば、入居者から得る家賃から投資家に分配金を払う場合、分配原資は家賃です。

家賃はインカムゲインですので、分配原資はインカムゲインとも表現できます。

組成

案件を作ることを組成といいます。

  • 投資対象は緑町ハイツ102号室で
  • 利回りは4.5%で
  • 運用期間1年
  • 募集総額2,300万円の案件を作る

こうやって案件が出来上がります。

組成 → 募集 → 運用開始 → 運用終了 → 償還

ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディングの案件はこのような流れで運営され、その最初の段階が案件の組成です。

元本毀損

元本毀損(元本割れ)とは投資したお金の一部、または、すべてが戻ってこなくなることです。

例えば、不動産クラウドファンディングで2,000万円で取得した物件が1,500万円でしか売れなかった場合、元本の一部が戻ってこないことがあります。

また、取得した物件が地震で倒壊し売れなくなった、ソーシャルレンディングで借り手企業が倒産したなどで、元本の全額が戻ってこないこともありえます。

クラファン案件の管理手数料

不動産クラファンで区分マンションなどが投資対象になる場合、物件の入居者募集や家賃徴収といった管理業務が行われます。

これらの業務は業者または外部の不動産業者が代行し、そこでは管理手数料が発生します。

案件の利回りはこういった手数料や経費も差し引いた上で計算されたものです。

ですので、投資家が管理手数料を別途支払う必要はありません。

優先出資と劣後出資

不動産クラファンでは一般に投資家と業者が共同で出資し、物件を取得します。

例えば、投資家が2,400万円、業者が600万円出資し、3,000万円の物件を取得するといった感じです。

出資者 出資額
投資家(優先出資) 2,400万円
業者(劣後出資) 600万円
出資総額 3,000万円

この時、投資家分の出資を優先出資業者分の出資を劣後出資といいます。

なぜ、そのような言い方をするのかなど、詳しくは下記記事を参照してください。

優先劣後出資方式と劣後出資比率

キャピタルゲイン型

不動産クラファンの案件は大きくキャピタルゲイン型とインカムゲイン型に分かれます。

投資対象物件を売却した際の売却益を分配原資(分配金の出どころ)とする案件がキャピタルゲイン型です。

一方のインカムゲイン型は運用期間中の家賃収益を分配原資とします。

なお、売却益と家賃収益の両方を分配原資とする併用型の案件もあります。

自社買取

不動産クラファンでは運用期間の最後に物件を不動産投資家など第三者に売却するのが一般的です。

しかし、何らかの事情で売却できなかった場合、自社で物件を買い取ることがあります。

売却できずに元本が戻ってこないところが、業者が買い取ることで元本が戻ってくることになるので、自社買取は投資家にとってメリットです。

インカムゲイン型の案件では、最初から自社買取の予定で案件を組成することもあります。

劣後出資比率

不動産クラファンでは一般に投資家と業者が共同で出資し、物件を取得します。

例えば、投資家が2,400万円、業者が600万円出資し、3,000万円のマンションを取得するといった感じです。

このとき、出資総額に対する業者分の出資額の比率を劣後出資比率といいます。

さきほどの例では20%です。

出資者 出資額 出資比率
投資家 2,400万円 80%
業者 600万円 20%
合計 3,000万円

そして、劣後出資比率が高いほど安全性が高まります。

右田さん
右田さん

数字が大きいほど安全だよ。

なぜ高いほど安全なのか?

詳しくは下記記事を参照してください。

優先劣後出資方式と劣後出資比率

償還

案件の運用が終わり、業者が元本を投資家に返すことを償還といいます。

クリック合戦

募集が先着方式の案件では、投資できる人が決まるのは早い者勝ちです。

このため、人気の案件では募集開始と同時に応募が殺到します。

この状態をクリック合戦といいます。

信託受益権

信託受益権とは信託財産から発生する利益を受け取る権利のことです。

詳しくは↓こちらの記事を参照してください。

信託受益権とは?(別タブで開く)

信託受益権とは?(今開いているタブで開く)

抵当権と根抵当権と極度額

抵当権とは借り手が返済できなくなった時に担保を売却し、その代金から他の債権者に優先して返済を受ける権利です。

抵当権は1つの借り入れに対して設定されるため、返済時点で消滅します。

これに対し根抵当権ではあらかじめ融資の上限額を設定し、その範囲内であれば何度でも融資と返済が可能です。

その都度、抵当権の設定登記を行う必要がないため、企業への融資などでよく利用されます。

極度額は根抵当権の融資上限額のことです。

債務履行

まず、「債務」とは他人に対し何らかの行動を行う義務のことです。

そして、債務を実際に行うことを債務履行といいます。

ソーシャルレンディングの場合、借り手(債務者)が利払いや元本の返済をすることや、連帯保証人が借り手に代わってそれらを行うことが債務履行にあたります。

逆に、借り手が経営悪化などに至り、利払いや元本返済をしない(できなくなる)ことが債務不履行です。

LTV

ソーシャルレンディングで使われる用語で、担保評価額に対する融資額の割合をいいます。

例えば、1億円の土地を担保に8千万円を融資する場合、LTVは80%です。

担保が評価額通りに売れるとは限らないため、LTVの数字が小さいほど安全性が高いとされます。

資金使途

ソーシャルレンディングで業者から借りたお金を借り手が何に使うかを資金使途といいます。

延滞

ソーシャルレンディングで借り手が期限内に返済できなくなることを延滞といいます。

また、ソシャレン、不動産クラファンで分配金の支払いや元本の償還が予定より遅れている状態を延滞と呼ぶことがあります。

業者や投資家によっては「遅延」という表現が使われることもありますが、意味は同じです。