中国長沙市の地下鉄の乗り方や運賃、始発、終電時刻、路線図などについて紹介します。
長沙地下鉄は12路線が計画されており、そのうち1号線と2号線が営業運転されています。
下記が長沙地下鉄の路線図です。4号線まで描かれていますが、営業中なのは赤の1号線と青の2号線だけです。
各路線の始発と終電の時間は以下の通りです。各路線とも両端の駅の発車時刻です。
1号線
2号線
長沙駅から主な駅への所要時間と運賃は以下の通りです。
長沙地下鉄の郊外の駅の入口は日本のものに比べるとかなり大きめです。写真には写っていませんが、入り口の奥の方にエレベーターもあり、駅にもよりますがバリアフリー化も進められています。
駅には総合窓口のようなものがあり、行き先を聞いたりする他、この場できっぷを買うこともできます。
きっぷ売場に入る前の段階で手荷物の安全検査があります。写真を撮っているのが見つかると怒られます。笑
長沙地下鉄の自動券売機は中国の他の地下鉄と同様にかなり大型のものです。
タッチパネル式の液晶画面で、路線を選んで降りる駅をタッチして選択します。
お金を入れるときっぷとお釣りが下から出てきます。例えばお釣りが7元だと、1元硬貨が7枚出てくることもありますし、1元硬貨2枚と5元紙幣1枚が出てくることもあります。
きっぷは天津地下鉄と同じような丸いプラスチック製のものです。中にICチップが入っています。
次に改札を通ります。日本と同じように改札機がずらっと並んでいます。
最近の中国の地下鉄はほとんどがこのような羽根式の改札になりました。上海地下鉄のような鉄柵回転式はあまり見られません。
緑の円弧が描かれている部分に先ほどのコイン式のきっぷをタッチすると改札が開きます。
降りる時はここにきっぷを入れます。きっぷは回収されて再利用されます。
エスカレーターでホームに下ります。エスカレーターで片側に並ぶのは中国では上海で徐々に普及しつつあるくらいです。スペースのムダですのでこのまま普及しないことを望みます。
ホームは最近の中国地下鉄標準タイプのガラス壁タイプです。
ホームの天井から液晶モニタが下がっていて、次の列車が来るまでの時間やニュースなどが流れているのも他の都市の地下鉄と同じです。このような標準化でノウハウ蓄積とコストダウンを図ると海外輸出の強みになります。
ホームドアも標準装備です。列車が多少ずれて停まっても良いように余裕を持った幅になっています。このあたりも日本ほど厳密ではない世界のスタンダードに対応させています。
列車が来るとホームドアが開き乗車です。
パッと見は日本の地下鉄とほとんど変わりません。違いと言えば写真を撮られていることを誰一人として気にもしていないところくらいでしょうか。
ドアの上には次に停まる駅やどちらのドアが開くかなどが表示されています。
車内のあちこちにモニタがあり、ニュースや生活情報などが放送されています。このあたりも日本と同じです。
ですが細かく見ていくと日本の地下鉄との違いもあります。まずシートですが最近の日本のように1人のスペースごとにくぼみが付けられてはいません。
そして材質が金属です。メンテナンスをしやすくするためなのですが、最近の中国の地下鉄ではプラスチック素材のほうが増えています。写真は長沙地下鉄で最初に開通した2号線のものですので、もしかしたら1号線以降では変わっているかもしれません。
写真の奥の方になりますが、連結部分にドアがありません。スッキリしてますし連結部分にも人が乗れます。中国の地下鉄はすべてこのタイプです。日本もこうした方が良いと個人的には思っています。
そして床から天井まで伸びたポールですが、吊り革の縦バージョンと言いましょうか、立っている乗客がこれにつかまります。特にドア周辺はつかまるものが乏しいですので、日本でもこれは真似しても良いのではないでしょうか。
吊り革と言えば日本だと広告が入る部分ですが、政府のスローガンが入っているあたりにお国柄が出ています。乗客は誰も読んでないでしょう。日本と一緒でみんなスマホをずっと見てますから。笑